Q. 『 上X下BLYRA 』
A.
『ドラゴンボールZ 超武闘伝』とは、バンダイが販売、トーセが開発した、『ドラゴンボールZ』原作の2D対戦型格闘ゲームである。
スーパーファミコン用ソフトとして発売した『超武闘伝』シリーズ3作について説明する。
概要
これまで『神龍の謎』を除くファミコン版と、スーパーファミコン版『超サイヤ伝説』ではRPG(カードバトル)で人気を博したゲーム『ドラゴンボール』シリーズ。この『超武闘伝』では、当時ブームだったジャンル・格闘ゲームとして登場。第1,2作はミリオンセラーとなった。当時はイベントの体験ソフトとしても使われるなど多くの少年を虜にした。
この作品以降ドラゴンボールのゲームは対戦アクションが作られることが多くなり、後のゲーム展開に大きな影響を与えたシリーズである。
基本システム
1対1のシンプルな対戦型格闘ゲーム。ラウンド制の無い、一本勝負。
操作は十字キー左右で移動、上で普通のジャンプ、下でしゃがむ。Yボタンがパンチ、Bボタンがキック、Aボタンが気弾や必殺技コマンド、Xボタンが舞空術(着地)、Lボタンが画面左へ高速移動、Rは右。ゴチャゴチャと書いたが、意外とシンプルなのですぐ慣れる。
必殺技コマンドは、説明書やゲーム画面でコマンド表が掲載されているのでここでは割愛する。
お互いのキャラが離れると画面が分割し、遠距離から気弾で攻撃もできる。
徐々に蓄積される気は、気弾や必殺技で消費する。気が足りない状態で撃ってしまうとフラフラになって操作が一時できなくなり隙を作ってしまうので注意。
また、気は自発的に溜める事も可能。第1作では空中限定(↓押し)、う●こをふんばってるようなブルブルモーションでわかりづらく隠し技的な存在だった。第2作以降はY+B同時押しで原作のようにオーラを纏いながら溜められるようになった。
本シリーズといえば原作でもおなじみの必殺技。かめはめ波などの大技ではデモ画面となり、当時のスーパーファミコンでも迫力ある攻撃が可能。撃たれた側もカウンターやガードをコマンド技で応戦できるので、基本は接近戦で気絶させてから距離を離して必殺技を放つのがセオリーと思われる。
ドラゴンボールZ 超武闘伝
ストーリーモードは、原作でのマジュニア編~サイヤ人編~フリーザ編~人造人間編~セル編まで。
ゲームとしての基本システムはこの時点でほぼ完成されており、ワンボタンで気弾を放ったり空を飛べたりと気軽にドラゴンボールらしい動きを楽しむことができる。
キャラクターボイスもSFCとしてはとてもクリアな音質で豊富な数のボイスを喋ってくれる。
2018年発売のSwitch版『ドラゴンボールファイターズ』の早期購入特典として本作が遊べるダウンロードコードが同梱された。
登場キャラクター
孫悟空、ピッコロ、ベジータ、フリーザ、人造人間20号、人造人間18号、セル、人造人間16号、(トランクス)、(孫悟飯)、(セル完全体(キャラセレではPセルと表記))、(スーパーサイヤ人孫悟空)、(スーパーサイヤ人ベジータ)
括弧付けのキャラは難易度「普通」以上でストーリーモードをクリアするか、下記のコマンドを使うと使用可能となる。
隠しキャラ+同キャラ対戦
電源を入れてデモ画面が始まったら、上、X、下、B、左、L、右、Rと続けて入力する。成功すると決定音が鳴り同キャラ対戦が可能になる。さらに続けて同じコマンドをもう一度入力すると、悟空が「できた!」と叫ぶ。これにより、隠しキャラを使用可能になる。
なお、一応コマンドとあるが実際はボタンを押す順番は関係ないのでガチャガチャ適当にやってもおk。
メテオハメ
悟空の隠し技であるメテオスマッシュ(左から上へ4分の3回転+キックボタン)は回避不可能。コマンド投げの扱いなので、起き上がりにタイミング良く重ねてやると、相手は何もできないまま終わってしまう。対人戦ではリアルファイトにならない程度に加減すべき。
関連動画
ドラゴンボールZ 超武闘伝2
前作から演出面、グラフィック面、BGMなどあらゆる面で進化。
キャラのドット絵は頭身が上がりより描きこまれている。固くもっさりしていた動きもスムーズになりデモ必殺技などのエフェクトも派手になってより白熱した戦いが楽しめるようになった。
ストーリーモードでは、孫悟飯、ベジータ、トランクス、ピッコロの4人の中から1人を選んで闘う。
「恐怖!セルゲーム」編~「復活!銀河戦士」編or「激突!ヘルタワー」編~「伝説の超サイヤ人?」編。一本道であった前作と違い選んだキャラ、選択肢、勝敗、難易度でストーリーが変化する。
劇場版のボージャックとザンギャ、そして、昔も今も根強い人気を誇るブロリーが登場するだけあって、彼に絡んだネタ動画もある。
シリーズ中で一番の人気を誇る為か移植の機会も多く、2013年発売の3DSソフト『バンダイナムコゲームス PRESENTS Jレジェンド列伝』に収録され、2015年発売の3DSソフト『ドラゴンボールZ 超究極武闘伝』には初回購入特典として本作のダウンロードコートが同梱されている。
登場キャラクター
孫悟飯、ベジータ、トランクス、ピッコロ、セル、セルジュニア、ザンギャ、ボージャック、(孫悟空)、(ブロリー)
括弧付けのキャラは隠しキャラ。なお、サイヤ人は全てスーパーサイヤ人の状態で闘う。
原作のセルゲーム編あたりがメインとなることもあってか、まさかの悟空が隠しキャラ扱いになっている。
前作では悟空の専用技であったメテオスマッシュがセルジュニア以外の全キャラにも実装。気の消費無しで大ダメージを与えられるのは変わっていないがガードができるようになり前作のようにハメられることはほぼ無くなった。
隠しキャラ
ゲームを起動し、孫悟空の「お前の出番だぞ!悟飯」が聞こえたら、上、X、下、B、L、Y、R、Aを入力、成功すると「カカロット…」とブロリーのボイスが流れ隠しキャラの孫悟空とブロリーが使用できる。
タイトルロゴが出るまでは何度もコマンドを受け付けるので、「カカロット」を連続で何回出せるか競うのが流行った。
ミニキャラクター
対戦前の掛け合いの画面で1P・2Pコントローラーの十字キーの下を5回押す。キャラクターが小さくなる(体力下にあるレーダーに表示されるキャラと同じグラフィックになる)。
ターボモード
2PコントローラーのLボタンかRボタンを押しながらゲームを起動すると、ゲームスピードが1.2倍になるターボモードに変化する。成功するとオープニングのBGMが変化しタイトル画面の「超武闘伝2」のロゴがピンク色に点滅する。
同様にLRボタンを同時に押しながら起動すると、ゲームスピードが1.5倍になるスーパーターボモードに変化する。こちらも成功するとBGMが変化しロゴがピンクと青の点滅になる。
関連動画
BGM集
プレイ動画
カカロット
FC版…?そんなものはない
ドラゴンボールZ 超武闘伝3
1994年9月29日発売。シリーズとしては最終作の位置づけである。このシステムの一部は、後に『Ultimate Battle22』や『HYPER DIMENSION』で受け継がれていく。
ゲームバランスやシステムを調整し、ブウ編のキャラが登場。しかし、原作進行中での開発だったため、ストーリーモードが無い。EDのスタッフロールは天下一武道会モードを優勝すると見る事ができる。
システム面では、今まで分割線が出るまで相手と離れていないと使えなかった舞空術が距離に関係なく使えるようになり、端に追い込まれても抜け出せるようになった。それに伴ってか、空中が無い特殊なステージも追加された。
各動作もよりスピーディになり全体的にゲームのテンポがアップしたが、前作と比べて演出が簡素になっているところもあり、ストーリーモード廃止や操作キャラ数減少と合わせてボリューム不足を惜しむ声も多い。
登場キャラクター
孫悟空、孫悟飯、ベジータ、孫悟天、トランクス、18号、界王神、ダーブラ、魔人ブウ、(青年トランクス(ゲーム内ではTRUNKS表記))
括弧付けは隠しキャラ。キャラセレ画面が金髪(スーパーサイヤ人+18号)に偏った。チチが見たら不良だらけの構成に号泣しそうである
メテオスマッシュは18号と界王神以外が所持。前作のように派手にぶっ飛んで岩に激突したりといった演出は無くなったが、敵を打ち上げて真上に気弾を連発したり剣で斬り付けたりといった専用のモーションを持っている技が多い。
隠しキャラ
ゲームを起動し、オープニングデモ画面で、上、X、下、B、L、Y、R、Aと入力。成功すると瞬間移動のSEが鳴り青年トランクスが使用可能となる。BGMが心音が流れるだけのデモ画面の静けさと相まって2のカカロットに比べるとちょっと地味である
ターボモード
2PコントローラーのXボタン+LボタンかRボタンを押しながらゲームを起動すると、ゲームスピードがアップするターボモードになる。
Xボタン+Lボタン+Rボタンを押しながらゲームを起動すると、更に速くなるスーパーターボモードになる。
成功するとタイトルロゴの「3」の球体の色が、ターボモードは緑から青に、スーパーターボモードは緑からオレンジに変化する。
関連動画
関連コミュニティ
関連項目
親記事
子記事
- なし
兄弟記事
- ドラゴンボールZ 超サイヤ伝説
- ドラゴンボールZ Sparking! METEOR
- ドラゴンボールZ 舞空闘劇
- ドラゴンボールZ 舞空烈戦
- ドラゴンボールZ 超究極武闘伝
- ドラゴンボールゼノバース
- ドラゴンボールゼノバース2
- ドラゴンボール ファイターズ
- ドラゴンボールZ KAKAROT
- ドラゴンボール Sparking! ZERO
- ドラゴンボールZ Sparking!
- ドラゴンボールZ Sparking! NEO
▶もっと見る
- 9
- 0pt