「フォーミダブル、イラストリアス級の3番艦ですわ。お見知りおきくださいませ?」
フォーミダブル(アズールレーン)とは、STGアプリゲーム「アズールレーン」に登場する、第二次大戦時のイラストリアス級航空母艦3番艦『フォーミダブル(HMS Formidable, R67)』をモチーフにしたキャラクター、KAN-SENである。
指揮官、今日は時間を守っていますわね
KAN-SEN名 | |
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フォーミダブル HMS Formidable,R67 |
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基本情報 | |
所属 | ロイヤル |
艦種 | 航空母艦 |
レアリティ | SSR |
CV | 釘宮理恵 |
イラスト | KIn |
艦歴 | |
国籍 | イギリス(イングランド) |
出身地 | アントリム州, ベルファスト |
造船所 | ハーランド・ウルフ社 |
艦級 | イラストリアス級航空母艦3番艦 |
進水日 | 1939年8月17日 |
就役 | 1940年-1947年(イギリス軍) |
最期 | 1956年11月(解体) |
備考 | |
姉のイラストリアスたちと同じく、優雅(?)で可憐なるロイヤルレディ。 ――のように振る舞っているが、時々ちょっと素が出てくるのはご愛嬌。
ロイヤル陣営に所属する航空母艦であり、イラストリアス級姉妹の三女。2019年9月に新勢力「サディア帝国」の登場に伴い、実装が予告された。
発表時から属性てんこ盛りの大型新人として、指揮官の間で大きな話題を呼ぶことになったキャラクター。KAN-SENの中でも人気が高いイラストリアスの妹、容姿がゴスロリ系銀髪巨乳少女、イラストレーターがぽんこつエロメイドシリアスでも有名なKIn、そしてCVを釘宮理恵が担当ということで、「希少な巨乳な成熟女性のくぎゅキャラ」として新たな釘宮病の発生源となるのではとも言われた。
入手方法は当該イベントの期間限定建造でのみ建造が可能。もう片方の期間限定SSRである爆乳ムチムチお姉さんザラとは二択になるが、どちらも甲乙付け難いので是非とも両方手に入れたいところである。
♪~し、指揮官!ご機嫌麗しゅうですわ
黒基調のゴシック調ドレスに、ツーサイドアップにしても地面についてしまうほどの長い銀髪、そして姉二人と同じく強烈な「たゆたゆ」ぶりの胸部装甲を持つ。ええいロイヤルの装甲空母は化け物か!胸の谷間に布らしきものが挟まっているが、その用途は謎。一説には谷間にかいた汗を吸い取るためとも言われているが、真相は布の下に隠されたままである。間接的乳挟示唆…?と思ったら「アズールレーン びそくぜんしんっ!」にてネクタイのようなものであることが判明した(作者のホリ氏曰くおっぱい布)。水をこぼして濡れた布を谷間から引っ張り出し、水気を絞っている描写がされている。間接的挟射示唆我射爆了謝謝茄子!
性格は姉二人と同じようにお嬢様らしい振る舞いを見せる……のだが、実のところこれは演技らしく、人の目が無かったり感情が高ぶったりすると俗っぽい素が出ることがある。指揮官がいないところで仕事をさぼろうとしたり、戦闘で敗北すると「こんちく…」と言いかけたりと、本来はお転婆な性格のようだ。なおエイジャックスは初見で彼女の本性を見破っていた。
ケッコンする前と後でセリフが変わるキャラの一人であり、彼女の場合はその半分以上が変更される。指揮官に対して素を隠すことがなくなり、更には人前では決して見せない(or見せることができない)一面も露にするようになるため、所持している指揮官には是非とも頑張っていただきたい。
なお「重い」という言葉は彼女にとって禁句であり、その言葉を口にされると話の流れがどうであれ激昂する。イベントストーリー内ではカラビニエーレの「重たい空母(※動きが遅いという意味)」という発言にブチ切れてスキル「じっとしてなさい!」を発動。一喝して怯ませた後にバラクーダ隊で吹き飛ばした。これには流石のウォースパイトもドン引きである。
また、実装と同時の水着着せ替え「ロイヤルレディの海」の販売もされている。胸部装甲を全然カバーしきれてないマイクロビキニである。2周年記念でショップのダイヤ2倍サービスがリセットされるので、ここぞと思う指揮官はいらっしゃいにゃ。
2021年6月3日には、大陸版4周年記念のドレス着せ替え「クラシック・ドレスアップ!」の販売もされている。ロイヤルメイドたちに手伝わせて白いドレスにお着替えの真っ最中の姿である。コルセットで胸部装甲の膨らみはいやが上にも強調され、両腕を上げているので腋も見えまくりとフェチポイントも高い。このドレス姿に直撃弾を受けた指揮官はショップに突撃あるのみにゃ。
敵に情けをかけないのが、ロイヤルレディの作法ですわ!
スキル1:フォロワーウィング
自身の航空が5.0%(MAX15.0%)アップする。自身が「フェアリーアルバコア」を装備している場合、下記の効果が適用される
①「フェアリーアルバコア」を装備している兵装枠の威力補正が5.0%(MAX15.0%)アップする
②自身が航空攻撃を行う場合に70.0%(MAX100.0%)で発動、フェアリーアルバコアによる特殊航空攻撃を展開し、命中した敵を80%で9秒間浸水させ浸水ダメージを与える(特殊航空攻撃と浸水のダメージは自身の航空ステータス・スキルレベルによる)
スキル2:じっとしてなさい!
自身が航空攻撃を行うときに50.0%(MAX80.0%)で発動。0.5(MAX1.5)秒間全ての敵の速力を0にする。その後、このスキルの効果は2.5秒間で無効になるまで減衰し続ける(このスキルは戦闘開始1回目の航空攻撃時に必ず発動する)
スキル3:ボックスハンガー
自身の受けるダメージを3.5%(MAX8.0%)軽減する
自身が航空攻撃を行う場合、10秒間、自身以外の味方主力艦隊の受けるダメージを3.5%(MAX8.0%)軽減する
ユニオンのエセックスと同じく、最初から3種ものスキルを所持している空母。その中でも特に相手の速力を強制的に0にする「じっとしてなさい!」が非常に強力。他のスキルも攻守ともに優れた効果を発揮するため、空母の中でも上位に入る強さを秘めている。
ステータスは姉二人と似たような傾向を持ち、対空が低い代わりに航空が高いという攻撃よりのものとなっている。一方で他の空母の例の漏れず、装填が低めに設定されていることから、ある程度育つまでは攻撃速度がネックとなる。彼女の場合所持するスキル全てが航空攻撃を発動トリガーとしているため尚更気になるかもしれない。また制空値がかなり低いため、制空権が重要となる海域での起用には難しいものがある。
完凸後は戦闘機のスロットに爆撃機を装備可能になる。敵航空機が来ない海域であれば(=制空権不要)そちらを装備して打撃力を上げるのも手。
スキル1「フォロワーウィング」は3種類の効果を併せ持った複合スキル。事実上の専用艤装である「フェアリーアルバコア」を装備しているか否かで発動する効果が変わる。装備していない場合は単に航空にバフがかかるだけだが、装備している場合その兵装枠の威力補正がアップし、更には発艦時にフェアリーアルバコアによる特殊航空攻撃を発動、命中すると浸水の状態異常を与える航空魚雷を発射する。スキルレベルが上がるごとに魚雷の本数が増えるうえ、後述のスキル「じっとしてなさい!」の効果でまず間違いなく当たるので、装備枠の一つが固定されてもさほど気にはならない。
スキル2「じっとしてなさい!」は敵艦の速力にデバフを与えるスキル。1回目の航空攻撃では確定で発動、2回目以降は最大80%の確率で発動する。デバフの効果は相手の速力を強制的に0にするというかなりぶっ飛んだもの。敵艦だけでなく、突進してくる自爆ボートすらもザ・ワールド!されたかのようにその場で停止する。1.5秒間だけであるが相手を釘付けにするため、手動発艦で相手を停止させたうえで戦艦の主砲攻撃や空母の重桜魚雷、駆逐艦の魚雷攻撃で大ダメージを叩き込む、といった戦法をとることも可能。
スキル3「ボックスハンガー」は自陣に防御バフを与えるスキル。常時自身の被ダメージを減らすことに加え、航空攻撃と同時に自分以外の主力艦隊にも同じ効果を与えることができる。
進水のときは、まあ……そうでしたわね…ちょっとだけやらかしてて…
もう!過ぎたことですわよ?
イラストリアス級3番艦フォーミダブルは、いわゆる第1グループ3艦の最後の艦であり、これに続くインドミタブル以降は格納庫の大幅拡張などの変更が行われている。
フォーミダブルは1939年8月17日進水、1940年10月31日に就役した。就役時に配備された航空機は、戦闘機のフェアリー・フルマーと、攻撃機のフェアリー・アルバコアである。
進水式のときはちょっとした……どころではないトラブルが起こっている。式典の真っ最中にドックの中で船体を支えている台座(クレードル)を緩めて進水の準備をしていたところ、まだ全部の部材が外されていないのに勝手に船体が滑り出してしまった。当然クレードルの部材を引きずり、周辺の設備を破壊しながらフォーミダブルは進んでしまう。彼女が何事もなかったかのように水上に浮かんだ後、ドック内は瓦礫で凄惨な状況になっていた……。
1人の死者を含む多数のけが人を出したこのトラブルにより、フォーミダブルは「The Ship That Launched Herself(自身を打ち上げた船:意訳すれば式典から逃げ出したご令嬢)」というあまりありがたくないあだ名をいただくことになってしまった。ちなみに、名前のフォーミダブル(formidable)とは「恐ろしい、恐るべき」という意味だったりする。まさに恐るべきお転婆お嬢さんであったのだ。
就役間もないフォーミダブルは、アフリカの西海岸を南下、南アフリカのケープタウンに寄港した。今度は東海岸に沿って北上、イタリア領ソマリランド(現在のソマリア共和国)への空爆を行った。
地中海艦隊に加わるべく、機雷の除去に悩まされながらもスエズ運河を通過、アレクサンドリアに拠点を構えた。
1941年3月、打って出てきたイタリア艦隊を迎撃すべくフォーミダブルは出撃。3月28日、マタパン岬沖海戦が始まった。イギリス側は戦艦ウォースパイト、バーラム、バリアントを主力とした艦隊。一方のイタリア側は戦艦ヴィットリオ・ヴェネトとザラ級重巡洋艦4隻が主な戦力であった。
フォーミダブルの艦載機による魚雷攻撃がヴィットリオ・ヴェネトに命中したのを切っ掛けに、イタリア側は守勢にまわることになり、さらに薄暮れにクレタ島からの陸上機も加わっての雷撃が行われて、ザラ級のポーラが航行不能となった(後にイギリス駆逐艦によって撃沈)。その後にはウォースパイトによるレーダー射撃が行われ、ザラとフューメの重巡2隻が撃沈された。たまらずイタリア側は逃げ散り、ロイヤルネイビーのワンサイドゲームに終わったのである。
その後も地中海内での各種作戦に参加していたが、1941年5月にドイツ軍機の爆撃により大破。アメリカのノーフォーク海軍工廠で修理を受け、艦載機も戦闘機が英国製のフルマーから米国製のマートレット(F4Fワイルドキャット)に更新された。
1942年には一時的にインド洋での任務につくものの再び地中海に戻り、北アフリカ戦線やイタリア上陸作戦の航空援護を行う。それが一段落付くと今度は北方へ向かい、北極海のシーレーン護衛に従事することになった。
1944年7月、8月とオスロフィヨルドに潜むドイツ戦艦ティルピッツに攻撃を加えたが、大きな効果を上げることはできなかった。この頃には戦闘機はF4Uコルセアに、雷撃機はバラクーダに更新されている。11月には艦載機がドイツ潜水艦U-311を撃沈している。U-311はかつて戦艦バーラムを沈めた戦歴を持ち、図らずもその仇を討つことになった。
1945年、フォーミダブルは太平洋に転向し、日本を相手に戦うことになる。艦載機は、ついに雷撃機も米国製のアベンジャーとなっていた。沖縄戦では一度特攻機による突入を受けたが、重装甲が幸いして致命的損害にはならなかった。終戦直前には東北の女川への空爆に参加している。
戦後は、大戦中に受けた損傷に対する本格修理を行おうとしたが、これらが思ったよりも深刻で多額の予算が必要とされた。特に1941年の地中海での爆撃による大破のダメージが未だに尾を引いていたのだ。
フォーミダブルは1947年に一旦予備役とされて本格修理の機会を待ったが、結局それは行われず、彼女が現役復帰することはなかった。
関連動画
「The Ship That Launched Herself(自身を打ち上げた船)」の理由がわかる実艦動画
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関連項目
- アズールレーン
- アズールレーン(陣営)/ロイヤル
- アズールレーンのKAN-SEN一覧
- 航空母艦 / 装甲空母
- イラストリアス級航空母艦
- イラストリアス(アズールレーン)
- ヴィクトリアス(アズールレーン)
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