ワイルドハント芸術学院(Wildhunt Art Academy)とは、スマホゲーム『ブルーアーカイブ』に登場する学園である。
概要
キヴォトスにある数千の学園のうちの一つ。2024年11月現在、実装された生徒が一人もいないため謎多き学園。2025年8月17日の『ブルアカらいぶ!みに♪』にて、遂にワイルドハント生徒の白尾エリ、板垣カノエの実装が発表された。
桐藤ナギサ曰く、「芸術の都」と呼ばれるほど芸術分野に長けた学園であり、ワイルドハントの生徒が絶賛すれば、価値のあるものだとして周りも評価するなど、一般人に対する影響力も大きい。ユウカの絆ストーリーでは、ミレニアムに借金をしている事業家が、ワイルドハントの天才画家マツモトが描いたとされる1億円の抽象画を担保として渡してきた描写がある。しかし先生の指摘によりマツモトという生徒はいない事が判明、結局その絵画は偽物で無価値だった。後のイベント『白亜の予告状』の背景にてその絵画が再登場している。
絵画だけでなく演劇や音楽に精通した者も在籍している。ちなみに小塗マキはワイルドハントに進学できるだけの芸術肌だったにも関わらず、何らかの事情でミレニアムに進学したという。
お祭り運営委員会のグループストーリーによると全学園が参加する大規模かつ特別な学園祭が開催されている。ただ演劇部の場合、「リアリティが命」を標榜としており、舞台ではMG5の実弾100発全てを発射するとともに反対側からは焼夷弾を発射、最後は舞台ごと爆破してしまうのだという。他の部活も各々の分野で芸術性を発揮した後、最後は一ヵ所に集まって「芸術は爆発だ」と言わんばかりに爆破で締めくくる。やはりキヴォトス人だった。調査してきたウミカ曰く「ワイルドハントは少し特殊だそうです」。ただし、情報源はインターネットなので、シズコが「ネットには信用できない情報がたくさんあるから、あまり鵜呑みにしないでね!?」と釘を刺している。
イベント『新春狂想曲第68番』では、先生や便利屋68、セリカによって正体が露見した黒亀組のボス亀島五郎が「次はどこにしましょう?百鬼夜行?ワイルドハント?」と逃走先の候補地に挙げていた。『Serenade Promenade』においては正義実現委員会の演劇を見に来たり、ナギサが開いたロールケーキの絵しかない奇怪な展覧会に足を運んでいたりと、モブ生徒が集団でトリニティ総合学園を訪れている模様。描写が少ないだけで他学園との交流はしっかりあるようだ。
2024年4月24日より開催されたイベント『-ive aLIVE!』でワイルドハント初の名前付きNPCである椎名ツムギが登場。2周年アンケートではイベントとして扱いたい学園の中にワイルドハントが入っていた他、5th PVでは学園祭について言及され、先述の通り、エリとカノエの実装で正式参戦と相成った。
学院内では
まさに、芸術家の、芸術家による、芸術家のための学院。
三大学園ほどの規模はありませんが、歴史はトリニティやゲヘナに引けを取りません。
『我らオカルト研究会!』にてワイルドハントの内情が描かれた。
生徒会に相当する組織は評議会と呼ばれ、現会長は雲類鷲マナミ。指揮下に治安維持組織の寮監隊を置く。学科の学びがそのまま芸術活動に繋がっている関係上、部活動は必要ない方針らしく、したがってオカルト研究会やバンド部といった部活っぽいものは全て非公認扱いとなっている。とはいえ、別途許可を取れば学外での部活動は可能で、学内で同好の士が集まって部活動っぽい事もしているため、取り締まっている訳ではない様子。
ワイルドハントは全寮制であり、厳しい寮生活を送りながら芸術活動に励む。他の学園でも、生徒が寮生活を送っている事が示唆されているが、寮での暮らしが本格的に描写されたのは、実はワイルドハントが史上初。少なくとも第5寮まである模様。生徒は何かしらの芸術分野を専攻し、例えば板垣カノエは声優、衣斐レナはファッションデザイン、桜井ミヨは文学を専攻している。
ワイルドハントの特徴の一つとして校則の厳しさが挙げられる。「芸術は爆発だ」を物理的に実践しようと爆発事故を起こしたアホ生徒や、とある音楽科の生徒が高出力の拡声器を持ち出して学院中の窓ガラスを粉々にしたり、意見の対立から銃撃戦に発展するなど、キヴォトスらしい治安の悪さを内包する一方、これら問題児に対抗するためか、息苦しさを覚えるほどのガチガチの校則があり、加えて各所では寮監隊が目を光らせ、校則を破った者を発見すると屋根裏部屋の反省室に送られる。
外部から来た者、あるいは登校する生徒は、まず最初に寮監隊から手荷物検査を受ける。しかし校則の厳しさゆえに持ち込める物は少なく、もし禁制品を持っている事が露呈すると没収されてしまう。このため、どうしても持ち込みたい物品がある生徒は、麻薬の密輸の如く、あの手この出で検問をすり抜けようとするが、あえなく寮監隊に摘発、密輸に使われた道具まで発禁されるので、日に日に禁制品が増えていく悪循環に陥っている。ただ、先生のように一時滞在の場合は帰る時に押収物が返還され、「差し入れ」の形であれば飲食物の持ち込みも許可される模様。
禁制品には陶器類や一部の絵の具など、ごくありふれた物も含まれているため、特殊交易部と呼ばれる密輸組織に依頼して、禁制品を仕入れる生徒も多い。
ロケーション「ワイルドハント総合芸術地区」実装に伴って敷地内の構造が判明。それによると五稜郭のような西洋式城郭(星形要塞)となっており、外部に通じる道は1本の橋のみ、加えて出入口が一ヵ所しかなく、周囲には脱走及び侵入防止のためか、高い壁と堀が十重二十重に張り巡らされているという、もはや学校より城塞の類である。
カノエの絆ストーリーによると外出許可は苦労しなければ得られないものらしい。桜井ミヨのような文学を専攻する者は、外出しなくても作品が書けるという事で、特に許可が下りづらいのだと言う。このような背景からか、自由外出部と呼ばれる部活が存在。自由外出部が求める品を買ってくる条件で外出(無許可)の手引きをしてくれる。
学院内には美術館があり、時代を超えて愛される傑作の数々が展示。また評議会長個人が博物館を所有し、中には伝説的な芸術品があるとされているが、会長以外に入った者はおらず、あの慈愛の怪盗ですら未だ侵入出来ていないという。
2025年9月24日よりスケジュールにロケーション「ワイルドハント総合芸術地区」が追加。ワイルドハントそのものが実装されてから日が浅いためか、解放に必要な所属生徒は1名だけで済むのだが、初期のワイルドハントイベには配布生徒がおらず、ガチャを引かなかったor引いても得られなかった場合、長らくお預けを喰らう事になってしまう。
余談
元ネタ
ワイルドハントとはヨーロッパの全域に古くから伝わる伝承である。狩猟道具を持った伝説上の猟師の一団が、馬や猟犬等とともに、空や大地を大挙して移動していくという差し詰め欧州版百鬼夜行。リーダーはオーディン、ケルヌンノス、フランシス・ドレイク、アーサー王など地域ごとに異なる。
この一団を目にすると戦争や疫病、もしくは大きな災害に見舞われて目撃者は全員死んでしまう。一団を妨害もしくは追跡したりすると冥府に連れていかれて死ぬ。運悪く出会ったら、通り過ぎるのを待つしか生き延びる術は無いとされる一方、ワイルドハントは塩を渡す事が出来ないため、塩をねだれば助かるとも言われる。
モデルとなった国はおそらくイタリア。根拠として所属生徒が携行する銃がイタリア製で占められている事、ルネサンス文化が栄え、ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエロなど著名な芸術家を輩出した国である事、イタリアにもワイルドハントの伝承が残っている事が挙げられる。
関連項目
親記事
子記事
兄弟記事
- アビドス高等学校
- アリウス分校
- オデュッセイア海洋高等学校
- カイザーコーポレーション
- ゲヘナ学園
- トリニティ総合学園
- ハイランダー鉄道学園
- 百鬼夜行連合学院
- ブロロロ疾走連合
- ヘルメット団
- ミレニアムサイエンススクール
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