伊達朱里紗(だて ありさ)とは、日本の女性声優・プロ雀士である。声優としては81プロデュース所属、雀士としては日本プロ麻雀連盟所属。愛称は「伊達プロ」「伊達ちゃん」
概要
1991年5月10日生まれ。兵庫県出身。漫画家の恩田ゆじとは同級生であった。大空直美は大学の学部の先輩にあたる。
趣味は麻雀、水彩色鉛筆画、デジタル画等。咲なま(関連動画参照)でかなり麻雀をやりこんでいる姿が放映され、以降「伊達プロ」と呼ばれることも。
2019年4月から日本プロ麻雀連盟所属雀士(第35期入会)となり、名実ともに「伊達プロ」となった。2021年よりKONAMI麻雀格闘倶楽部から指名を受けてMリーグに参戦。プロ雀士の約1%しかなれないMリーガーとなる。
2023年2月6日にオフィシャルファンクラブ「あさりとだてまき」を開設した。
麻雀
高校生のとき、アニメ『咲-Saki-』がきっかけで麻雀を始める。2014年には『咲-Saki- 全国編』で上重漫役で出演したことで麻雀に本腰を入れ始めた。
小山剛志が経営していた麻雀店「渋谷オクタゴン」に通い詰め、めきめきと上達。
2019年4月、日本プロ麻雀連盟(第35期入会)でプロデビュー。なお、連盟の毎年発行する卓上カレンダーには2021年版から登場。2021年の1月は、先にプロ入りしていた大亀あすかとのツーショットであった(参照先)。
2021年3月開催の第1期桜蕾戦(29歳以下の女子選手限定タイトル戦)にて優勝し、初タイトルを獲得した(キンマwebの自戦記・インタビュー記事)。
2022年9月時点で、連盟プロリーグ(鳳凰戦)はC3(第39期後期)、女流リーグ(女流桜花)はAリーグ(2期目:第16・17期)に在籍中。
2022年開催予定の「eMAH-JONG 麻雀格闘倶楽部 プロトーナメント第1回大会」参戦プロ8名のうちの1人として参戦が決定している。(大会サイト)
「日本プロ麻雀連盟 投票選抜戦2022」にてファンから300万超えの票を集めて1位を獲得、その結果シードとなった「麻雀格闘倶楽部 第5回プロNo.1決定戦」にて優勝してファンの応援に最高の形で応えた。
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Mリーグ
2021年8月2日、Mリーグドラフト会議にてKONAMI麻雀格闘倶楽部より1巡目(全体3位)で指名を受け、2021-22シーズンよりMリーグに参戦する。Mリーグでの二つ名は「朱きヴァルキュリア」。
2021年11月18日、Mリーグ2021・レギュラーシーズン27日目の第2試合にて、105,500点での大勝利を挙げ、Mリーグ史上初の10万点越え&歴代最高スコア(+125.5p、現在は歴代2位)を記録した。twitterでは「Mリーグ」「伊達ちゃん」「伊達さん」「伊達プロ」がトレンド入りする盛り上がりとなった。(ABEMAの動画:番組全編・第2試合・南3局4本場の跳満ツモ・同5本場の満貫ツモで10万点突破・勝利者インタビュー・同卓者インタビュー、ABEMA TIMESの記事、キンマweb:観戦記その1・観戦記その2)
この記録でそのまま同シーズンの最高スコア賞を獲得した。チームはファイナルに進出し4位に終わったが、伊達はチーム内でただ一人、3ステージ(レギュラーシーズン・セミファイナル・ファイナル)全て個人ポイントをプラスで終えた。
2022-23シーズンはレギュラーシーズン開幕日(2022年10月3日)の第2試合に登板すると役満四暗刻を和了り、またしても大きな盛り上がりをみせた(余談だがこの時の和了り手牌で刻子が3筒、4筒、5筒、6筒だったのでMリーグでは不採用だがローカル役満の四連刻も達成していたことが更に話題を呼んだ)。その後も着実にトップ獲得を重ね続け、最終的に個人スコアは+320.2ptを記録してレギュラーシーズン個人スコア賞(MVP)を獲得した。所属チームであるKONAMI麻雀格闘倶楽部は+592.2ptでレギュラーシーズンを首位通過し、伊達は2年連続チームのレギュラーシーズン突破の大きな原動力として結果を残した。セミファイナルシリーズではチームメイトの高宮と滝沢と同じように不調に苦しんだが、最終日の第1試合でトップを獲得し、ファイナルシリーズ進出に貢献した。
2023-24シーズンはチーム開幕戦を勝利してから快進撃、チームメイトの佐々木寿人の記録を抜きMリーグ史上初の個人開幕4連勝を達成。この連勝後2ヶ月近く勝利から遠ざかり、体調不良に見舞われた1月末~2月は1ヶ月近く登板が空くなど順風満帆とはいかない時期もあったがポイントは着実に積み重ね、リーグ5位のレギュラーシーズン+215.3ptを記録。中盤以降勝ち星が伸びなかったチームをセミファイナル進出へ押し上げる原動力となった。また20戦2ラスと抜群の安定感で4着回避率1位(.900)のタイトルを獲得。Mリーグが設ける個人3タイトルを全て獲得した史上初の選手となった。
Mリーグ公式解説者の土田浩翔からは「彼女は天才」「麻雀を打つために生まれてきたような人」と評されている。
人物
『芯が強くて、負けず嫌いで、努力家で、気になったことは追求しないと気がすまない、ちょっと人見知りで、好きなことにはド真っすぐな、とても可愛い声』(襟川麻衣子談)
「やりたくない事はやりたくない」というスタンスがあり、例えお金が無くてもアルバイトはあまりやらなかったため、1日に食パン1枚といちご牛乳1本で生活していた時期もあったという。
洋菓子は好きだが和菓子、特に餡子が苦手。香水の香りは苦手だが入浴剤は好き。
麻雀プロと言う事で誤解されがちだがギャンブルは大嫌い。その手の仕事は原則断っているとの事。
祖父の影響で麻雀は知っていたが、本格的に興味を持ったのは高校生の時に見たアニメ『咲‐Saki‐』の影響。声優の養成所仲間と打っている間にハマっていった。そして初めてアニメに出演するのも『咲‐Saki‐ 全国編』であり、麻雀に運命を感じ出したと言う。
真剣に麻雀が好きでも「声優さんが芸能活動の一環でやってるんでしょう?」といった目で見られるのが嫌で、結果で示すためにプロを目指した。その結果、プロ2年目にしてタイトル獲得という形で証明した。
現在でも日曜にライブ出演→次の日(月曜)夜にMリーグ出場、という鬼のようなローテをこなす、どころかライブに出演した翌日の登板では今のところ全てトップ(2023年2月現在3戦3トップ)である。ライブ後の次の登板まで広げると何と5戦5トップ(2023年10月現在)。
アイドルマスターSideMのP(プロデューサー)であり、担当ユニットは Beit。スマイル・エンゲージは踊れる。ラジオで伊達が歌った「MOON NIGHTのせいにして」は「手の込んだ自殺」等と言われ、ファンの間に爆笑をもたらした(関連動画参照)。大地葉とはP仲間。
イラスト
画力が非常に高く、twitterで時折イラストを投稿している。ワンドロに参加することも。
以下彼女の作品をいくつか紹介する。
咲-saki-
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アイドルマスター
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俺タワー
その他
デレステ
自身の出演作でもある、音楽ゲーム「アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ」のヘビープレイヤー。
プレーのレベルも課金編成も強く、2016年9月16日現在のPRPは1005(本人Twitter)。シンデレラ一門きってのゲーマーである青木瑠璃子に負けずとも劣らぬ実力である。デレステの生放送に呼ばれるのはまだですか?
主な出演作品
アニメ
- アイドルタイムプリパラ(夢川ゆい)
- アイドルマスター シンデレラガールズ(難波笑美)
- キラッとプリ☆チャン(夢川ゆい、激川ゆい)
- VENUS PROJECT -CLIMAX-(河藤勇)
- 咲-Saki- 全国編(上重漫)
- 百錬の覇王と聖約の戦乙女(ジークルーネ)
- ビーストサーガ(ヒラリーズ)
- ヲタクに恋は難しい(桃瀬成海)
ゲーム
- アイドルマスター シンデレラガールズ(難波笑美)
- アクション対魔忍(フェリシア)
- アズールレーン(海天、海圻)
- 俺タワー(オフセットスパナ、ローディングショベル、デモリションマシン、クラムシェル)
- 逆転オセロニア(カルディア)
- クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ(ザビーネ・クーン、キューズ・クイーズ)
- 白猫プロジェクト (ミューレア)
- ドラゴンクエストモンスターズ3 魔族の王子とエルフの旅(アリスレシア)
- ブラウンダスト(アラナ)
- ブレイブソード×ブレイズソウル(フラベルム)
- 崩壊:スターレイル(青雀)
- 麻雀格闘倶楽部(伊達朱里紗) ※プロ雀士本人として登場
ラジオ・配信番組
- 伊達朱里紗の本気!アニラブ(超!A&G+:2015年10月5日 - 2016年9月22日)
- 伊達朱里紗・本泉莉奈のMIXボイスガレッジ(ニコニコ・ボイスガレッジチャンネル)
- 超!A&G+マンスリースペシャル 伊達朱里紗のありっちゃありさ!(超!A&G+・2022年5月)
ドラマ
その他
関連動画
関連項目
外部リンク
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