羽衣ララとは、『スター☆トゥインクルプリキュア』の登場人物である。CV:小原好美
概要ルン
星空界(宇宙)にある惑星サマーン出身の宇宙人の少女。地球での年齢に換算すると13歳なのだが、故郷ではこの年齢は大人として扱われるとか。まあでも地球、少なくとも日本では中学生にあたる年齢なので、第12話で地球在住が認められたことで、ひかるたちと同じ観星中に通うことになったのだが。誕生日は七夕の7月7日。宇宙で地球の暦が通用するのか?と言われれば疑問なのではあるが。
性格は責任感が強く真面目。しかし抜けているところもある。後述の件も含め宇宙人という事も考えると、今期のぽんこつ枠確定か?
メッシュが入った緑色のボブカットと触角のように飛び出ているセンサー、瞳の中の星ととんがり耳が特徴。センサーは自由自在に動かせ、尖端の球体からは電流が流れる。右手には青緑色の指無しグローブを装着。このグローブにはロケットに搭載されたAI(CV:伊藤美紀)へリモートアクセスできる端末が内蔵されている。
ちなみに、当初エンドクレジット上では名字無しの「ララ」としか明記されていなかった。後に正式に地球で生活するに当たって、便宜上の名字として、ひかるが提案した「羽衣」姓を名乗ることになる。
星空界の中心にあるスターパレスがノットレイダーの襲撃を受け、調査のためにスターパレスを訪れていたララはフワ・プルンスと共に伝説の戦士プリキュアを捜す旅に。その時突如フワがいなくなるわ、ノットレイダーの攻撃を受けて猛スピードで逃げる羽目になるわ、さらにフワが生成したワープホールで辺境の地地球に来てしまうわ。着いたときには乗り物酔いでまさかのリバース(後に判明した所によるとホバーボードですら乗ったら乗り物酔いを起こすとか。なので歩くことが多くなり足腰も他のサマーン星人より強くなった)。よもやニチアサで、しかも新シリーズ開始早々ゲロインが誕生するとは……。
その時現れたのは好奇心の塊である地球人の少女、星奈ひかる。宇宙人に遭遇して大興奮の彼女に戸惑うが、追ってきたノットレイダー達から再び逃げることに。しかしひかるがプリキュアに覚醒しキュアスターとして守ってくれたのを見て驚きを隠せないようであった。……のだが、ノットレイダーの攻撃で破損したこともあり、直後にロケットが地球に落下。その修理もあって地球に留まることとなった。
とはいえ、ララは宇宙人。地球の言葉なんか理解できるわけもないし、話そうにもサマーン語というか「ルン」「ルルルルル」だけで喋ることに。しかし、フワが不思議な力を発揮し、ひかるの言葉だけではあるが地球の言葉も理解でき話せるようになった(その後スターカラーペンダントが翻訳機となって誰の言葉も分かるようになっている。さすがに文字は読めずAIに翻訳して貰うことに)。でも宇宙人なので妖精のように語尾に「~ルン」とつけて喋るのだが。それとトラブったときや驚いたとき、がっくりきたときには「オヨ~」と言ったりもする。ちなみにこの特徴のある口癖と語尾から放送開始前よりネット上では「オヨルン」と呼ばれてしまっている。
で、ララが疑問に思うのは「なぜひかるがプリキュアになれたか」ということ。ロケット修理中にAIに分析してもらったところ、ひかるにしてもララにしても極度な低確率。だが、ひかるは「データだけが全てじゃない。思い描くの、なりたい自分を」と告げた。そしてカッパードが襲撃しフワを守ろうと意思を強くしたとき、ペンダントとペンが現れ、ララは変身、こうしてプリキュアとして戦うことになる。
ところでサマーン星人にとっては学習という概念がないようである。というのも、生まれてからずっと知識面はAIから教わり、それ以外でも計算や分析を始めAIがあらゆる生活や行動をサポートしてきたため。なのでAIというマニュアルさえあればその指示通りにこなせる(事実AIもララをそう評している)が、逆に言えばそれがなければ何も出来ないマニュアル人間だと言うことになる。
高度な文明の発達ゆえの行き着いた先なのだろうが、それでも転入初日に授業中ひかるたちが計算しているのを見て、「2桁の計算出来るルン!?」と、羽衣に電流走る・・・!な驚き方はどうしたもんか。それ以外にも最初はAIに頼らずにいたら勝手が行かずに失敗だらけ、翌日は異星人というコンプレックスゆえかAIの指示通りでやったらやったで今度はララらしくなくなる。だが、ひかるは「失敗したっていいし、クラスのみんながララを受け入れてくれている。普段通りのララでいればいい」と励まし、ララもそれを受け入れることとなった。
こうして仲間たちの支えやクラスメイトとの交流を交えて、ララは自分らしい学校生活を送りはじめる。さて、AIに頼らず自ら考えるようになり、地球での生活や様々な星々での体験、プリキュアとしての戦いを経て、物語終盤でどのような成長を見せるのだろうか。あ、クラスメイトからは語尾から「ルンちゃん」という愛称で呼ばれるようになりました。オヨルン言ってる俺らと変わんねーな。
一方で、サマーンにおいてはマザーAIによって能力適正が示され、父のトト(CV:関俊彦)はAI研究員、母のカカ(CV:平野文)はロケット工学の博士、双子の兄ロロ(CV:斉藤壮馬)はクラス1の優秀な調査員なのに対し、ララは最下位クラス8のデブリ調査員で、家族がAIを使いこなし適正にあった優れた仕事も行っていることにコンプレックスを抱いている。しかし逆から見ればある意味AIによって全て効率化された社会となっており、視聴者の中には管理国家ラビリンスのようなある種のディストピアを想起する人も。多様性を歌った作品ではあるが、今後外界との交流を経て成長したララがサマーンでどのような役割を果たしていくかもキーポイントになるかもしれない。
キュアミルキールン!
羽衣ララが変身するプリキュア。オールスターズ方式で57人目(オールスターズ映画のキュアエコーを含むと58人目)のプリキュアになる。
これまで異世界人や妖精や敵幹部、異国の王女やぬいぐるみやアンドロイドが覚醒してきたプリキュアでとうとう宇宙人もプリキュアとなった。そして2番手キャラとしては珍しい緑色のプリキュアとなる。もっとも、ミントグリーンあるいはターコイズ系の青緑なので青っぽいとも言えるんだが。ちなみに初期メンバーに青キュアがいないのでそれを補完する意味合いもあるそうな。
天の川のプリキュアでサブモチーフは夏。容姿は大きな変化は無いものの、髪はセミロングとなり、大きな星のついたカチューシャを装着、透明なパフスリーブとカボチャパンツ状のバルーンスカートが特徴のコスチュームを着用、キュアスターとは対になるように左足のみタイツを着用している。また、センサーが変化し尖端の球体が大きな星に。このセンサーから発せられる電流によって敵を攻撃したり、バリアを貼ることができる。もしかして:ラムちゃん、とか言ってたらララ母役が狙った人選じゃねーか!
決め技
- ミルキーショック
- ミルキーの個人技。ブローチが光ると共にカチューシャの星飾りにエネルギーをチャージ、センサーからチャージした高出力の電流を発射し、電撃によって周囲の敵にダメージを与える。
しし座のプリンセススターカラーペンを用いると獅子型の、ふたご座のペンを用いると双子型の、それぞれより強力な電撃を発射できる。
関連静画ルン
関連項目ルン
- プリキュアの一覧
- スター☆トゥインクルプリキュア
- 星奈ひかる / キュアスター
- 天宮えれな / キュアソレイユ
- 香久矢まどか / キュアセレーネ
- ユニ / キュアコスモ
- フワ
- プルンス
- 紅城トワ / カナタ王子(とんがり耳の兄妹。ただしこちらはホープキングダム王族という異世界人。トワは便宜上の名字名乗りつながり)
- 相田マナ(乗り物酔いでゲロイン未遂に陥った同キャラデザの生徒会長)
- 天ノ川きらら(作品タイトルがらみで散々名前がネタにされているきらめく星のプリンセスで、天の川(ミルキーウェイ)繋がり)
- 秋元こまち / 緑川なお(歴代の初期メンバーの緑キュア)
- キラ星シエル(緑系で双子キャラ。こちらは弟が姉に対してコンプレックスを抱いていたが)
- 美々野くるみ(ミルキィ繋がり)
- 黄瀬やよい(電撃攻撃繋がり)
- 十六夜リコ(こちらも故郷に名字という概念がなく、こちらの世界で暮らすため便宜上の名字を名乗る)
親記事
子記事
- なし
兄弟記事
- 星奈ひかる
- フワ
- プルンス
- キラリ☆彡スター☆トゥインクルプリキュア
- パペピプ☆ロマンチック
- 天宮えれな
- 香久矢まどか
- ユニ(プリキュア)
- スターカラーペンダント!カラーチャージ!
- スター☆トゥインクルプリキュア 星のうたに想いをこめて
- 教えて...!トゥインクル☆
- アイワーン
▶もっと見る
- 17
- 0pt