ニコニコ大百科

改めてみるとドラえもん復活後から投げやりっぷりが尋常じゃない
・ブリキの迷宮→道具で即効クリア
・敵の本丸に侵入→クジラとオモチャであっさり成功
・ウイルス→全く警戒されず正面から一発で挿入成功
・牢獄への爆撃→爆撃シーン数秒＆なんの問題もなく全員脱出
ここまで敵勢との決戦が消化試合状態なのも珍しい
人間に対して警戒を怠らなかったナポギストラーが
警備もなしの状況でバカみたいに笑い出して
ウイルス丸のみするシーンは特にぶん投げ感が漂ってると思う

だってナポギストラー軍はロボットだけの軍隊、チャモチャ星人は人間だけの反乱軍
ドラえもんのび太は人間ロボットの連合軍だし
チャモチャ星人は堕落したけどロボットも壊れたら直してもらえないポンコツになり下がってる

中学生でコロコロ連載見ていた身としては、ブリキの迷宮、夢幻三剣士、創世日記は先生の体調思わしくなくて尺が足りないのかな、って感想だったなぁ。
連載ベースで2-3回あればどれもきっちり終わってたのを無理矢理終わらしたのかなぁって。大長編は全6回って決まってたしね。
雲の王国とかで体調思わしくないのも聞こえていて心配だったなぁ。

ドラえもんを拷問にかける、地上人を皆殺しにする為に
収容所爆撃を平然と行うなど
ドラえもん映画の中では史上最悪の敵キャラだった。

ロボット達は収容場の人間達を生かすために、食品工場で食糧作ってたけど、その材料とか一連の生産システムはどう構築したのだろうか。
元は人間が作った生産システムを、そのままロボット達が維持していたとか？

あと、ロボット軍の大量の戦車・航空機・艦船など、あの膨大な軍事力はどこからきたのか。

その辺りを考えるとおぞましい。

オモチャと称した兵器を大量に作り上げ社会に浸透、行き渡った頃を見計らって一斉蜂起で一網打尽…

という前日談があるのだろうか。バイオハザードのようなパニック映画の状況が繰り広げられたのかと思うと微妙に怖い。ロボット軍隊が要所要所で稚拙だったりオモチャ同然なのが混じっているのは虚弱化したチャモチャ星人相手にはそれで充分だったのだろうかな。取りこぼした人間も虚弱化で戦えない以前にまともに動けないだろうし。

…終盤の「雑居房には何千人の人間がいる」という発言が怖い。いち惑星に住む人間が数万人しかいないというのは考えづらいから相当数の人間が逃げ延びたはいいけどカプセルか食料を失って衰弱死したか、収容所で亡くなったか、それともオモチャ軍隊に…？

>>65
のび太が100点取った時にのび太のママがテレビと会話してたから、
のび太のパパ「ホテル予約したよ。テレビで。」
みんな「なんだ夢か」
ってなった時、何？ドラえもんの世界ではテレビと会話できるのではないのか！？って思った。

>>91
突然サンタさんが出てきて助けてくれたりなｗ
シリアスな題材だっただけに、終盤は余りにも幼年層寄りになってしまったのが残念

リメイクされたら、
ナポギストラーは「愛も無く、何故作った」系の哀しき復讐者として描いても面白いかも(声:福山潤辺りで)

ブラッシュアップだけしてくれれば個人的には敵側に重々しい設定とかは欲しくない、悪党は悪党らしくいて欲しい

中盤までの鬱々しい展開と絶望感からの、ドラえもん復活で一転攻勢がめっちゃ好きだわ
当時観ててかなりスカッとした思い出、ドラ映画で一二を争うぐらいには好き

うろ覚えだけど、ドラえもんは本当に何も知らないのに「白状しろ！」と逃げ場のない場所で延々拷問
↓
ぶっ壊れてドラえもんの機能停止
↓
「壊れたからごみ捨て場（海の底）に捨てよう」

というむごい仕打ちコンボもきつかったけど、その後かろうじて意識だけは戻ってのび太と再会する夢を見て、「なんだ、夢か…もうぼくの体はボロボロのガタガタ…せめてもう一度（だけ会いたかった）……のび太くん…」のシーンで私の涙腺もボロボロだったなぁ。

拷問パートはドラえもんが本当は知ってたら「もう白状しよ！ドラえもん壊れちゃう！あの子達守るためにそこまで体を張るの！？やはり主人公！」って思えるけど、何にも知らないから子供心ながら理不尽さとどうしようもない絶望感を味わったトラウマシーンでしたわ。
あとドラえもんが電気喰らうの痛すぎて全力で走り回る（もちろん逃げられない）とか生々しくてエグかった

ここで以前例の「糸まきまき」の曲が産業革命の糸織りからの連想、という考察が書きこまれていたが
実はあのオチでは、機械技術の発達により職人達が追いやられ工場勤務者が爆発的に増えた産業革命とは、全く逆の事が起きてるんだよな

時代遅れの役立たず＝チャモチャ星人やサンタのおもちゃ
工場の機械技術＝ロボット
強権的な特権階級＝ナポギストラー

もちろん機械に頼って怠ける人々は作中では大いに批判されているけど
一方で、大規模な機械技術により生まれた「より多くより早く」という科学技術の方向性の危険性も「役立たずの人間を侮蔑するナポギストラー＝数々の独裁者の要素を併せ持つ暴走ロボット」という象徴を使ってここでは指摘されているわけだ
だからこそ、産業革命を一度無かった事にして、「また一からやり直そう」「石器時代に戻ろう」と提案しているわけだな

良くこの作品のテーマが「機械技術への警鐘」と言われるが個人的にはそうじゃなくて「人と機械の付き合い方」だと思う
ドラえもんは「良い付き合い方」のモデルケースになってるからこそ、終盤に無双して終わったんだろうな（壊れてすらのび太を心配するほどだし）

機械との付き合い方ってのは時代が経つごとに現実感が増していくね
イメコンだって100年以内にはもう出来てるんじゃないのかな。
どんどん色んな常識が崩れていくんだろうな。
人間は動物だということを自覚して最低限のことを怠らないのは大事だよな。長寿大国でも認知症になる老人がどんどん増えていくのがまさに今の日本の課題だし

ふと思い出したけど、原作の収容所爆撃シーンにいるモブキャラが凛々しかったなあ。
普通のおっさんなのに、奥さん？娘さん？を先に脱出させて、自分はキッと眉を吊り上げてる。

>>100
夢オチは普段のパターンならのび太がドラえもんやパパママの夢を見てぬか喜びするんだよね
それが逆になってたのが子供心にすごく印象に残った

ラストに「いとまきのうた」によってナポギストラーたちロボットが壊れるシーンがあるけど、なんでドラえもんやサピオの執事たちは壊れず無事だったんだろう？感染力を持つってサピオ父が言ってたけど、すぐ感染エリア外に逃げたから大丈夫だったのかな・・・

>>105
そらメカポリスのロボは全部ナポちゃんの影響下にあるからでしょ。
ナポちゃんがテレパシーで全軍に指示を与えているシーンがあるけどあれ多分イメコンの技術を応用したものだと思うんだよね。発信機と端末回路があるモノだと思う。それを逆手にとってサピオの父が作ったんだろう。
ドラえもんは地球のロボットだから関係ないし、ブリキンやタップはメカポリスが機械に支配された当時からブリキン島にいたのでその影響下にないんでしょ。ナポちゃんが独裁した後でないと一般のロボット全てに「皇帝用イメコン」が実装されたりはしないだろうし。

鉄人兵団とかもだがドラえもんは同じロボットには容赦ないよな
というかあの終わり方で本当にあのあと生き残れるんだろうか

本当に素晴らしい作品、映画館で貰えた
オモチャと一緒に見た印象も強烈に残ってる

色々と挑戦的な組み合わせの中でオリジナリティを高めながらも
世界観が綺麗に統一されていて、こうくるかーと
まったく展開がダレさせなくて気持ちいい
新しい世界を見せてもらった感じが強く驚きが多かった

ブリキの迷宮のラスト付近が
消化試合っていってるけど
藤子先生曰わく
この作品や次回作はタイトルだけ決めて
展開は全く考えてなかったらしいよ
だから厳密には結末を知らないまま描いてた

堕落した人類からロボットたちを解放した偉大なる指導者ナポギストラー一世

・・・と逆張りロンダリズム。こうして書くと銀英伝のラインハルトみたいだ。
しかし解放されたロボットたちは自由と平和を謳歌しているところから（少なくとも徴兵や重税のような描写やディストピアは見られない、むしろテレビ番組が普通に流れている）、ピリカ星のような圧政を敷いているようには見えないんだね。弾圧しているのは人間と人間に与するロボットだけであって、シロクマやクジラを誤認したりする辺りも人間以外の生物を手にかけていないよね。

・・・だからといってチャモチャ星を放っておいたらナポギストラーは外征するのだろうか？
本人が人間などこの世から消滅させてやると豪語しているからどっちみち倒さなければならないかもしれない。

久しぶりに見た感想は「ドラえもんが電撃で壊されるシーンは何回見てもマジでつらい」
「サピオくんメッチャ綺麗な声してるな…」だった
あと主題歌最高だな…

子供向けでありながら主人公(F先生はドラえもんが主人公でのび太は副主人公と明言してる)が死んでしまう衝撃的な映画
このブリキの迷宮といのちの星のドーリィは何度見ても胸が痛む

「ロボットに頼らず自分たちの力でがんばろう」＝「イメコンの対象をロボットから人間同士に変えれば良い」
と勝手に解釈して妙に納得してたあの頃が懐かしい

正直、自分の中ではそんなに存在感のある作品ではなかったんだけど、大人になって最近久々に観たら、何この傑作。
人間と人間、人間と機械の付き合い方についていろいろ考えてしまった。

かつて介護職に従事してた者だが、今こうして見るとチャモチャ星の人って欲に言う「要介護」が当たり前の状況なんだなと感じさせられる。
ロボットや機械に関しての話がメインになる本作だが、実は福祉・介護の未来へのメッセージとも捉えてもいいと俺は思う。

>>100
ほんそれ
あのシーンはホントトラウマ
ドラえもんの悲鳴が可哀想すぎて…
最終的に白目向いて破壊されて海にポイ
もう10年以上前の記憶なのに覚えてる

中盤までの不条理さと謎の不気味さはトップクラスだなあ上手くリメイクされたら化けそう
他でもあった気がするけど逆転のきっかけがスペアポケットの存在に気付くってのが個人的に結構好き。この映画は特にドラえもん抜きで頑張る話だしね

のび「しずかちゃん、これ何だと思う？」
しず「パンツ！？」
が作中で一番好きなシーン

久々に見直して、「あれ？サピオくんの声どこかで？」と思ったら皆口さんと知ったときの驚き。
そりゃ当時の自分の年齢じゃ、中の人まで気にしてないからなぁ。
サピオくん＝ノラミャーコさん、って当時の自分にタイムマシンで伝えに言ったら何て反応するかな...ｗ

ボスのロボットは完全な悪役だけど、最後の終わり方は切なかった。
あのロボットも人間が作ったものと思うと、可愛そうにも感じた。