東方邪星章とは、東方邪星章製作チームによって製作された、東方projectの二次創作STGである。
正式名称は東方邪星章 ~ TheLastComer。
東方弾幕風を使用したフリーソフトであり、現在は公式ページより無料でダウンロードが出来る。
2013年8月31日にバージョンアップ版が配布。
システム面に変更は無いものの、インターフェース部分が洗練された。
長い厳冬が終わりを告げ、幻想郷に目覚めの季節が訪れた。
微かに雪が残る中、ようやく咲き始めた桜の花は、明日にも大宴会の御供を務めるに相応しい姿となるだろう。
博麗神社の巫女・博麗霊夢は、間もなく境内で騒ぎ出すであろう不届き者達を想起して頭を痛めながらも
桜が舞い、暖かい春がやって来る事に心を躍らせていた。空から幻想郷に隕石が落下し、森や桜の木を燃やし始めたのは、その翌日の未明である。
霊夢「確かに桜の舞う暖かい春を望んだけどさぁ、これって舞い過ぎだし暖か過ぎだと思うのよ」
魔理沙「いよいよ天香香背男命が本気を出したんじゃないか? 今度は本当に」いつの間に来ていたのだろう。霧雨魔理沙は白み始めた空を指して言った。
普段であれば年初めに霊夢が天照の力を借り調伏する天香香背男――明けの明星が
その夜は燦々と輝いていた。どう見ても昼です本当にありがとうございました。
そしてそれは、夜の闇による太陽の超克――妖怪達の力が強まる前兆を意味していた。――悪魔の棲む館・紅魔館。
夜の世界の住人達は、同じころ、歓喜を以てこれを迎えていた。レミリア「今度こそ! 今度こそ明けの明星(ルシファー)の勝利だ!」
パチェ「今度こそ夜の時代が訪れるのね! …げほっげほっ!」
咲夜 「どうでしょう、以前は阿呆共のせいでぬか喜びでしたが」我を忘れて喜びを表現する二人の主とは対照的に、紅魔館のメイド長・十六夜咲夜は
あくまで冷静に天空の邪星に懐疑的な目を向け続けていた。
それもその筈、かつて魔理沙と妖精達の悪戯で、同じような事が起きた年があった。
あの時は、真実を知って落胆するレミリアの機嫌を直すのに大いに苦労したものである。レミリア「大丈夫よ、今回は隕石も落ちて来たでしょう。これは人間如きの悪戯で出来る事ではないわ」
言われてみればと感心する咲夜に、意外にも冷静さを保っていた主は命令を下した。
日光の下で活動出来ない自分に代わり、異変の正体を突き止める事。
そして昼と太陽の力を取り戻そうとする博麗の巫女達を阻む事を。太陽の巫女、星天の魔法使い、そして満月のメイド。
三人の人間は先を争うように、隕石が落ちた森へと飛び立った。――暗黒の世界が、星の光で満たされようとしている。
その光は目の前の闇を駆逐し、同時に新たな影を彼方に生み落としていた。
陰と陽は、分かつ事の出来ない一対の混沌だった。
光有る所に闇は有り、闇の世界にも光は必ず来たる――。「彼女」は、それを知っていた。
全6面+EXステージが完成済み。
自機以外の登場人物は(ほぼ)全てオリジナルキャラクター。
スペルプラクティスやプラクティスモードも実装済み。
公式ページにて立ち絵やBGMもお持ち帰り可能、と色々大盤振る舞いである。
本作では"P"アイテムが存在しない。
自機は常にフルパワーで攻撃が出来る。
また、本作の特徴的なシステムとして"結界"が存在する。
星型のアイテムを集める事で発動し、「ほぼ全ての敵弾消滅」という強力極まりない効果を発揮。
公式に「チート級の防御手段」「完全無敵を誇る」とまで言われている。
しかし、「敵弾が消滅する事で相手の弾幕が見えない」=「弾幕を楽しみづらい」 という欠点もある。
自機として選択可能なのは霊夢・魔理沙・咲夜の3人。
ショット、ボムも1人につき1つだが、霊夢のみ2タイプ存在する。
連射追尾装備。いわゆるホーミング巫女。
いちいち正面まで行かなくとも、自動で敵を弾が追尾してくれる。
道中・ボス戦に特化した下記の2人に対し、わりと平均的な性能。
高威力装備。紹介文では
ショットが強いです
ショットが強いです
ショットが強いです
ショットが強いです
と四回も書かれてしまっている。実際強力である。
貫通レーザーを放つ事が出来る唯一のキャラクター。
広範囲装備。
大量の弾を広範囲に撃ちだす特性から、結界orボムなど無敵状態時に張り付き攻撃をすれば大概の敵は死ぬ。
ボムで全画面攻撃が可能で(弾消しは自機周辺のみ)、ショットが広範囲なので道中でも強い。
※ネタバレ注意!
余談だが、西洋風の雰囲気だからか本家と違って横文字の名前が多い。
◆メリーシェパード
二つ名:楽しき森の羊飼い
テーマ:妖星に踊る羊精
能力:羊を数える程度の能力
日本で栄えようとしたが、いつの間にか忘れ去られた牧場と羊たちの具現。
普段は羊たちと戯れる平和な生活を送っていたが、いつかは羊毛製品で一山当てたいと思っていた。
そんな所に今回の異変である。
「羊を大切にしない人間め、私達の絆を思い知れ!」
「目覚めた時には貴方は既に一回休みさ! 」
「悪魔の手先が私の羊達に適うもんか!」
◆コリン・シャーリット
二つ名:夜霧に過(よぎ)る影
テーマ:フィリニオンの復活
能力:血を吸わない程度の能力
血を吸わず、それでも生きていけるというある意味驚異的な能力を持った吸血鬼。
人間に例えれば「飲まず食わずで生きていける。しかも不老不死」と言ったところか。
あれ?結構たくさんいるんじゃ…
腐っても吸血鬼なので、2ボスとしては中々強い。
「撃ちまくるしか脳が無い巫女なんて早々に燃料切れで落ちてしまえ!」
「ちょっと頭の血を減らして正常な思考を取り戻してあげるわ! 」
「聞き分けの悪い侍従には、吸血鬼の力を思い知らせてやらなきゃねえ! 」
二つ名:星夜見の預言者
テーマ:エンシェントスターゲイザー
能力:星を見ると未来が分かる程度の能力
占星術に長けた魔法使い。ちなみに彼女は種族が魔法使いである。
元ネタの人と同じ頃から生きているらしく、某紅魔館の魔女や人形使い、更には某僧侶よりも遥かに先輩に当たるとか。
外の世界の古い書物にも彼女らしき人物の活躍が記されていると言う。
最近の環境汚染に嘆き、ひっそりと幻想郷の山間部に観測所を構える事にした。
回転したり、分身したり、反射する弾幕を使ったり、H/L以上は串刺しにしてきたりと割と多芸。
「あらゆる星を知り尽くした小生の弾幕宇宙、いかな巫女とて簡単には敗れまい!」
「もうひとつ警告する、オタクの趣味を馬鹿にすると痛い目に遭うぞ!」
「だが良かろう、星を読み未来を知る力を持つ小生に、生半可な弾幕など当たらんぞ!」
二つ名:背徳の星帝
テーマ:明朝(あす)を覆う明星
能力:終焉に導く程度の能力
そんな弾幕で大丈夫か?
明けの明星、天香香背男命と言った名で呼ばれる異国の星神さま。
何で4面にいるんだアンタ
霊夢たちとの戦いでは力を抑えてくれているらしい。
能ある鷹は爪を隠す、とは少し違うかも知れないが、本当に強い者は無闇に拳を振るったりしない。
本気を出せば口から水を吐き洪水を起こすとか、天空の星を落とすとかやりたい放題だとか。
「さあ、今年は少し早く勝負と行こう!もはや天照如きで余は倒せんぞ!」
「星を模す事しか出来ぬ人間よ、星に牙剥く愚かさを知れ!」
「本質の見えぬその濁った目は我が光で潰してしまった方が良かろう! 」
5面中ボス
二つ名:弓無き弓使い(オルレアン奪還専用天使)
能力:応援する程度の能力
生前は民衆を率いて大活躍した有名な女傑。
死後はミシェルに拾われ、部下の指揮を担当しているらしい。
5面ボス
二つ名:神に最も似たる者
テーマ:燦々サン・ミシェル
能力:啓示を下す程度の能力
天使達の中でも最も高い地位を持つ天使長。
主である神ヤハウェに近付く事を許された数少ない天使であり、神より授かった剣に斬れない物など滅多に無い。
さらに前述の甕星無々夢の妹。超エリート様である。
人間たちに啓示をして霊的な力を与えたり、燃える剣を振り回して戦ったりと史上でも大活躍の大天使さま。
「身の程を弁えなさい、天主様の作り給うたものの中で、最も優れたるは天使であるッ!」
「ただし罪深き貴方をただでは救えない、天国へ昇る前に、煉獄の火で罪を焼き払え!」
「サタンに心奪われし者め!これ以上天の山には登らせまい! 」
◆東風谷早苗(こちや・さなえ)
6面中ボス
何で私が中ボス扱いなんですか!
何で私がボムキャリア扱いなんですか!!
何で私が自機として使えないんですか!!!
何で私が上の二人にあっさり負けた事にされているんですか!!!!
絶対に許しませんよ!!!!!
◆イシュア・ナザレヌス
6面ボス
二つ名:総てを赦した神の子(聖☆おねえさん)
テーマ:人類救済計画 ~The Greatest Salvation
能力:水をワインに変える程度の能力
西の国の神ヤハウェの子にして、仏陀と並ぶ世界で最も有名な聖人。
現実世界で幻想入りをするのは果たして何世紀後になるのやら。
シンプルにしてたった二文字の教えである「赦し」を持って、苦しみを抱える多くの人々を導いてきた。
異変の原因の一端を担うミシェルや、神と和解出来ずにいる無々夢、そして自らを陥れたことを悔やみ続ける弟子
その総てを「赦す」為に幻想郷へと降臨する。
6ボスの割に能力がショボく見えるが、ここで言うワインというのはイシュアの聖なる血であり
死者復活、傷病人の治療、水上歩行といったイシュア自身の伝説に残る数々の奇跡を可能とする
神に祝福された血であるため、バカにできない代物である。
「私はあなたを赦そう、何故なら其の手は父の子である我が頬には届かぬのだから!」
「私が生まれたのは、善い人ではなく罪人を苦しむ人を導く為なのだ! 」
「嗚呼、人の子を裏切る者は災いだ、ならば生まれて来ない方がその者の為に良かった!」
二つ名:冥府の薄幸薄荷
テーマ:神話世界の生き証人 ~ The Lost Comer
能力:落ち着かせる程度の能力
イシュアの伝説が伝わる西の国より更に北の大地に存在する妖精。
かつて女神の怒りを買い醜い雑草にされてしまうが
それを哀れんだ冥王の手によって良い香りを持つ可憐な花へと変わる。
「――忘れられたく――ない」
その想いを胸に世界中に子孫を広め、人間に好かれる芳香を生み出し続けてきた。
そして彼女は最終目的である冥王との再会の為に、彼と同じ名を冠する
惑星ではなくなった「第9の惑星」が落下した幻想郷へと赴く。
「そして何者にも、想い人にも過去の記憶にも心を乱されない、無念無想に私も至りたい!」
「この焼けた森も、魔法のキノコも全てをミントで覆い尽くす! そしてそこが、私達の終の棲家となるのだ!」
「1本から始まったミントが2本に、2本が4本に、それが数千年続いた今、さあ、どんな天文学的数字になるかな!」
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最終更新:2025/12/05(金) 19:00
最終更新:2025/12/05(金) 19:00
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