「ファンのみんなにスペシャルな夢、届けますっ!」
スペシャルウィーク(ウマ娘)とは、「ウマ娘 プリティーダービー」の登場キャラクター。
実在の競走馬、スペシャルウィークをモチーフとするウマ娘である。CV:和氣あず未
誕生日 5月2日 身長 158cm 体重 微減(レース前で緊張気味) 3サイズ B79/W57/H81
作品としての「ウマ娘」シリーズの主人公的位置づけ。アニメ版においても主人公として活躍する。
北海道生まれの元気いっぱいなウマ娘。母親と生後間もなく死別し、人間の女性に母親代わりに育てられたという少し悲しい過去を持つが、実に素直で純真な娘に育った。苦しい時も決して諦めぬ努力家である。
北海道からはるばるトレセン学園に編入してきた。東京に出て最初に見たレースで、サイレンススズカの姿に感動し、大きなあこがれを持つようになる。そして、同じ時に出会ったトレーナーにその才能を見染められ、チーム「スピカ」に拉致同然で連れて来られて加入することになる。ハルウララ、セイウンスカイ、エルコンドルパサー、グラスワンダーらクラスメイトたちとも仲良くなる。デビュー戦で見事初優勝を飾るが、知らずに壇上に上がることになったウイニングライブではろくに歌えず、今後の課題となった。歌を踊りを教えてくれたトウカイテイオーも仲間に加わり、セイウンスカイやエルコンドルパサーをライバルとして、三冠ウマ娘を目指してスペシャルウィークは駆け抜ける…!
性格面は極めて明るく、前向きな頑張り屋。仲間からは「スペちゃん」「スペ」「スペ先輩」などと呼ばれている。ケガしやすいわけではない。むしろ逆に頑丈。食いしん坊で食事はいつもてんこ盛りである。食べ過ぎでよくお腹が膨れてしまう。もちろんレース本番では一部レースを除きしっかりと絞れているようだが。
幾多の戦いを経て、第12R(12話)では、エルコンドルパサーを下したフランス生まれの凱旋門賞ウマ娘、ブロワイエとジャパンカップで対峙。エルのアドバイスを受けてフランス語で「良いレースをしましょう」と挨拶しようとするが、そのためにエルが吹き込んだセリフは…
La victoire est moi!(調子に乗んな!)
一応フォローしておくと、これは直訳するなら「勝利は我にあり」であるのだが、あの場で言えば「勝つのは私だもんね~」というニュアンスになり、もっと言えば「勝てると思ってんの?調子に乗んな!」という煽り文句になるのだ。フランスへ長期遠征していたエルがその辺をわかってた上で確信犯的にスペに吹き込んだわけである。
ブロワイエのみならず他の外国ウマ娘たちにも片っ端から言い放ってしまった結果、周囲はスペをぶっ潰す気満々でレースが開始されることになる。そしてその結果は…。
Season2でも引き続き登場しているが、基本的に終始ポンコツ・ギャグ要員の地位に収まっている。
決して2期が楽天的な展開というわけではなく、むしろ1期よりずっとシビアな展開が続くのだが、先輩らしさを見せるようなシーンはほぼない。ゴルシですらあるというのに…
前期主人公なのにこの体たらくというか、前期主人公だからもうやることがないのでこうなっているというか……
| ステータス | |||||||||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| スピード | スタミナ | パワー | 根性 | 賢さ | |||||||||||||||
| 83 | 88 | 98 | 90 | 91 | |||||||||||||||
| バ場適性 | |||||||||||||||||||
| 芝 | ダート | ||||||||||||||||||
| A | G | ||||||||||||||||||
| 距離適性 | |||||||||||||||||||
| 短距離 | マイル | 中距離 | 長距離 | ||||||||||||||||
| F | C | A | A | ||||||||||||||||
| 脚質適性 | |||||||||||||||||||
| 逃げ | 先行 | 差し | 追込 | ||||||||||||||||
| G | A | A | C | ||||||||||||||||
| 成長率 | |||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||
| ウマ娘テンプレートボックス | |||||||||||||||||||
初期☆3育成ウマ娘[スペシャルドリーマー]として初期実装。
中・長距離、先行・差しに万全のわかりやすい適性を持つ。スタミナに+20%の成長率を持つため、長距離戦に向けた育成は難しくない。
固有スキルのシューティングスターは適正な位置で1人でも抜けば発動できるので非常に使いやすい。とはいえ先行だと抜ける相手がいない(先頭に飛び出てしまう、先行のライバルに最後まで追いつけないなど)可能性もあるので、(スキルは先行の方が目立つが)先行より差しの方が向いていると言える。
性能はソツがないのだが、目標レースが史実に則ってクラシック級では三冠路線、シニア級では天皇賞(春)、ジャパンカップ、有馬記念とグレードが高く中距離長距離が混在していて育成方針を定めにくいことに加え、菊花賞のセイウンスカイや、有馬記念のグラスワンダーなど個性豊かなライバルが次々と立ちはだかるため、主人公にもかかわらず初心者向けとは到底言えない難度になっている。主人公になるような経歴だからこうなった、とも言える。
その分最後まで育て切ることができれば、中距離長距離両刀の非常に強力なウマ娘になるであろう。
また、固有スキルが発動してぐんぐん加速、最後の直線で他のウマ娘をごぼう抜きにして一着に飛び込むさまは非常にアツく、差しの魅力に取りつかれること請け合いである。
固有の二つ名「日本の総大将」は、日本ダービーを1番人気かつ5バ身差以上で勝利+天皇賞春秋・ジャパンカップを勝利、という史実再現系。勝ち方が求められるのがダービー一つであり、特別なことをする必要が全くないので達成難度は低め。
1期主人公だけあってサポートカードでもSSRで初期実装されている。得意項目は根性。
魅力は優秀なスキルを無凸状態でもヒントLv2をつけて渡してくれる点。ただし差し・中距離・先行と教えてくれるスキルのカテゴリが絞られていないのでハズレを引くことがあるのが玉に瑕。そして一番の利点がレアスキルの中でも屈指の汎用性を持つ「末脚」上位の速度アップスキル「全身全霊」をくれること。ただしランダムなので「あ゛げ゛ま゛せ゛ん゛っ!」されることもある。他のキャラよりもらえない気がするともっぱらの噂
また、配布ゆえに所持率が非常に高い↓のスペとの併用ができないという弱点もある。
ゲーム最初のイベント「キミの夢へと走り出せ!」はアニメ1期序盤をなぞるような内容であるためスペが主役。報酬でもらえるサポートカードもこのスペであった。
得意項目はスピードであり、突出した部分はないが全体的に良好なトレーニング性能を備え、そしてこちらは先行用だがその条件さえクリアすれば非常に使いやすい回復レアスキル「食いしん坊」を貰える(こっちも時々「あ゛げ゛ま゛せ゛ん゛っ!」される)。それがイベントプレイだけで最大上限解放まで入手できるとあって、編成をガチャ産完凸で固められるようなプレイヤーでもなければ確実にお世話になれる1枚である。
しかし入手方法の一つ、いわゆるイベント内ガチャにあたる「ルーレットダービー(ビンゴゲーム)」が底なし(状況としては往年のコンプガチャみたいなもの[1])であったため、イベントポイント報酬を総ざらいできるほどプレイし続けても完凸できなかったプレイヤーも一部存在したという。中には「20万pt稼いだのにビンゴカードは1枚目」なんていう恐ろしい話も……。ここでもやっぱり「あ゛げ゛ま゛せ゛ん゛っ!」。
ルーレットダービー自体は次のイベントでも行われたが、「1枚につき25回転させたら以後は開いてないマスのどれかに確定」という天井システムが設けられ、今後の悲劇は避けられるようになった。とはいえ、悲劇の起点となった初回ビンゴへの救済などは特に発表されていない。有能なカードであり救済措置を求める声もある。
エルコンドルパサー
セイウンスカイ
キングヘイロー

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スペシャルウィークは1990年代後半を代表する名馬。
父はサンデーサイレンス、母はキャンペンガール。母はレースを走ることがないまま、スペシャルウィークを産んで程なく亡くなってしまった。その後は乳母に育てられたという。
あの武豊が初めてダービーを勝った時の馬でもある(98年ジャパンカップは騎乗停止に伴う代打として岡部幸雄、99年アメリカジョッキークラブカップはオリビエ・ペリエが騎乗。それ以外は武豊が一貫して騎乗)。
なお、もちろん北海道生まれだが、そもそも日本の競走馬はほとんどが北海道で生まれるものである。なので、競走馬スペシャルウィークのそれは特筆するような経歴ではない。
1997年11月に鮮烈デビューし、翌年のGII弥生賞を制してクラシックに挑戦。しかし、最初の皐月賞(と後の菊花賞)はセイウンスカイに敗れた。だが日本ダービーでは5馬身差を付ける圧倒的勝利をあげ、武豊騎手にとって悲願のダービー初勝利ともなった。
1999年にはこの年限りの引退を決め、天皇賞(春)、天皇賞(秋)、ジャパンカップを制して1年でGI3勝を挙げた。引退レースとなった有馬記念では、同年の宝塚記念で叩きのめされた「ヒットマン」的場均が騎乗するグラスワンダーをゴール直前で捉え、さらには若武者・和田竜二が騎乗する「世紀末覇王」テイエムオペラオーにも迫られる中、勝利を確信した武豊騎手はガッツポーズ。しかし、実際はハナ差でグラスワンダーが勝っており、歴史に残るぬか喜びとなった。
17戦10勝、王道路線を歩みながら戦績の安定性は高く、十分すぎる勝ち星を上げているが、少ない負け星の中でセイウンスカイ・エルコンドルパサー・グラスワンダーといった面々に印象的な敗北を喫しているため、いわゆる最強論争的な側面では評価の難しい馬でもある。
引退後は種牡馬として、ブエナビスタ・シーザリオという歴史に残る名牝や、リーチザクラウン・トーホウジャッカルといった後継ぎにも恵まれ、2017年に種牡馬としても引退した。
その矢先、2018年4月27日に死去した。享年23歳。CVの和氣あず未も追悼コメントを発表しており、その中で、スペシャルウィークに逢いに行った事を明かしている。
一方、孫であるサートゥルナーリアが、ミルコ・デムーロとのコンビで12月28日のホープフルステークスに出走。セイウンスカイの孫ニシノデイジーらを撃破し優勝。祖父に捧げる2歳G1タイトルを獲得し、2019年の3歳G1戦線に名乗りを挙げた。
詳細は当該記事へ→スペシャルウィーク
(08:05〜)
| 1999年11月28日 東京競馬場 第19回 ジャパンカップ 実況:三宅正治(フジテレビ) 解説:吉田均(競馬エイト)、東信二(元騎手) |
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最終更新:2025/12/09(火) 07:00
最終更新:2025/12/09(火) 07:00
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