「あせってもいいことないよー。トレーナーさんもマイペースマイペース♪」
セイウンスカイ(ウマ娘)とは、「ウマ娘 プリティーダービー」の登場キャラクター。
実在の競走馬「セイウンスカイ」をモチーフとするウマ娘である。CV:鬼頭明里
誕生日:4月26日 身長:155cm 体重:申告漏れ スリーサイズ:B77/W55/H80
いつもフワフワと、やる気が行方不明なのんびり娘。しかし結構な策士で、怠惰なのは油断させるためのポーズだったり、本当に怠けているだけだったりする。趣味は昼寝と釣り。猫好きでもあり、よく野原で猫と一緒に丸くなっている。スペシャルウィークらと同期。
緑がかった銀髪とふにゃっとした笑顔が印象的なウマ娘。勝負服は白地にモデルと同じ緑と黄色をアクセントに配し、ショートパンツや耳に雲の意匠がある。前髪には特徴的な菊のヘアピンをつけている。
生まれが良くないことから周囲に期待されてこなかったといい、大らかな性格に見えて少しひねくれたところがある。
ゲーム版で最初に公開された18人以外の追加組としては唯一キービジュアルに登場。
菊花賞のレース展開は残念ながら再現されないが、史実通り主人公スペシャルウィークの最初のライバルとして激闘を繰り広げる。
トレセン学園ではスペシャルウィークのクラスメイト。スペシャルウィーク、エルコンドルパサー、グラスワンダー(と、ハルウララ)と一緒に話していることが多い。普段はマイペースだが熱いものを秘めており、レース中はガラリと表情が変わる。
ゲート入りを嫌がる癖があり、キングヘイローに窘められたり誘導員に無理やり押し込められたりしている。史実でもこのようなゲート難を抱えていたのだが、人間で再現されるといささかシュール。
アニメBlu-ray BOX第1コーナーの封入特典「ウマ本」には、彼女が主役の小説「ウマ話 〜セイウンスカイ編〜」が収録されている。
育成ウマ娘としては未実装。サポートカードとしては初期からSSR[待望の大謀]会長並の激ウマギャグが登場している。
サポートの所持スキルでは、「トリック(前)」に「先行ためらい」「差し駆け引き」と、先行~差しを主戦術とするライバルたちを史実の如く陥れんとばかりのデバフ祭りが特徴的。ただ「先行ためらい」以外は使いにくい部類で、他のも含めて総合的にはあまり良いスキル構成とは言えない。
所持スキルは何気に戦術指定が緩いが、SSRのレアスキルは逃げ専用の「脱出術」(不確定。「急ぎ足」上位)、スタミナ得意なのでやはり長距離逃げ向きのサポートである。得意率アップが高く友情倍率も十分で、体力回復つきのイベントが複数あるというアドバンテージも持っており総合的にはなかなかの性能。
他の同期組4人は揃って初期実装されており、1人置いてけぼりになってしまっているが必然的に育成シナリオでしばしば登場する。また逃げウマなのでレースではよく目立ち、シナリオ上のライバルとして出走している場合はもちろん脅威となる。
小説「ウマ話」の好評を受け、同作を元にした新コミカライズ『ウマ娘 プリティーダービー BLUE SKY』(漫画:渡辺義彦)がサイコミで連載開始予定と2018年10月に発表されたのだが、以降全く音沙汰がない。






1995年生まれ。父シェリフズスター、母シスターミル、母父ミルジョージ。父系は当時既に衰退していたハイペリオン系で、父は産駒の成績の悪さからセイウンスカイのデビュー前に種牡馬を廃用になっていた。
「セイウン」は西山牧場が用いる主な冠名の一つで、実に爽やかな名前を与えられた彼だが、競馬ファン間ではもっぱら中間を取って「ウンス」と略されている。
そのマイナーな血統故に期待は低かったセイウンスカイだが、予想に反して早くから頭角を現す。新馬戦とジュニアカップを圧勝すると、98年のG2弥生賞ではスペシャルウィークの2着に敗れるが、皐月賞では徳吉孝士に代わって新たにパートナーを組んだ横山典弘とのコンビでキングヘイローとスペシャルウィークの猛追をかわして逃げ切り勝ち(既に一流騎手として名を馳せていた横山だが、これが初のクラシックタイトルとなった)。日本ダービーでは4着に敗れたが、G2京都大賞典では古馬のG1馬メジロブライトを下して勝利し、迎えた菊花賞では横山の奇策とも言えるレース運びが完璧に嵌り、結果3000mを悠々と逃げ切って当時の世界レコードを叩き出し、クラシック二冠を達成する。
しかし以降は振るわず。とはいえ日経賞、札幌記念とG2を2勝、G1でも勝ち切れないとはいえ5着以内を保っていたが、4歳時の99年天皇賞(秋)の後に屈腱炎を発症。1年以上の休養の後、復帰戦となる6歳時の天皇賞(春)を最下位に敗れたのを最後に引退した。
種牡馬としては血統の悪さに加え引退時期を見誤る形となった影響からまるで人気が出なかった。どのくらいかというと、9年活動した合計の生産頭数がスペシャルウィークの全盛期の1年分に遠く及ばない程度。キングヘイローやグラスワンダー、早逝したがエルコンドルパサーも軒並み人気種牡馬となりG1馬を輩出したのとは対照的に、相手の量も質も恵まれない状況下ではやはり結果も出ず、重賞勝ち馬もゼロだった。
2011年8月16日未明、馬房で亡くなっているのが発見された。16歳没。
牝馬の質に恵まれないと言ったが例外もあり、セイウンスカイに並ぶ西山牧場の名馬、ニシノフラワーとの交配を行っている。希少な一級品の牝馬に低評価の牡馬を宛がうという、言ってしまえば採算度外視な配合で生まれた娘ニシノミライは未勝利に終わるが、牝系として血筋は残り、曾孫にあたるニシノデイジーが2018年に2歳G3を勝利している。
ちなみに、2020年に亡くなったニシノフラワーの墓は、西山牧場にあるセイウンスカイの墓の隣に建てられている。まあ、同じ牧場の馬の墓を同じく敷地内に建てたのだから自然なことではあるのだが。
多士済々の黄金世代、二冠馬ながら古馬のG1を勝てなかったセイウンスカイは世代の一番手に挙げられることは多くないが、あの菊花賞のセイウンスカイは他のどんな馬よりも強かったと語るファンも少なくない。
あの日の京都競馬場の上空と同じ青空を。新たな伝説はトレーナーの手に委ねられている。
詳細は当該記事へ→セイウンスカイ
| 1998年4月19日 中山競馬場 第58回 皐月賞 実況:堺正幸(フジテレビ) 解説:吉田均(競馬エイト) 解説:東信二(1987年皐月賞・菊花賞[サクラスターオー]勝利騎手) |
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最終更新:2025/12/07(日) 08:00
最終更新:2025/12/07(日) 08:00
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