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非公式新聞部 部員Aとは?
- D.C.II.5D'sの作者として、他の作者の方々、及び、その他の方々に大変迷惑をかけてきた張本人。
(al fine名義)
常に正々堂々な戦いを好む敵側の人間とは思えないほどの真人間。
エースモンスター:E-HERO ブラッディウィング(エクシーズモンスター)
【闘封神鬼共通切り札】
闘封神鬼
自分フィールドの特定モンスター1体をリリースする事で、決められたモンスターをエクストラデッキからダークシンクロ召喚扱いで特殊召喚する。このカードの発動に対してチェーンをする事はできない。
封:封神(ホウノガミ)
【ゼロ】手札が0枚の時効果を発動する事ができるモンスター群。
【芳乃家にて集合】
鬼柳「…で、聞かせてもらおうか。さくら学園長。さっきの奴は一体何者なんだ?」
さくら「うん…彼…インドラは秘密結社『ダークフラワー』の幹部だよ。」
杏「何故…学園長がそんなことを…?」
さくら「実は理事長が彼らのことを追っていてね。僕もよく情報を交換したりするんだ。」
遊星「それで…そいつらについて他に分かっていることは?」
理事長「そこからは私がお話しましょう。」
一同「ご、ゴドヴィン?!」 「理事長!?」
さくら「あ、ゴドヴィン長官理事長。来てくれたんですね。」
理事長「はい。こちらも、先ほどの男による被害は最低限に抑えることができました。」
杉並「…当然、俺も協力させてもらった。」
鬼柳「す、杉並…おまえ、いないと思ったら…。」
理事長「…それで、彼らのことについて知りたいんでしたね。…まずは彼らの目的から話していくとしましょう。」
音姫「目…的?」
ゴドヴィン「the root of destraction(ザ・ルート・オブ・デストラクション)…それが彼らの計画です。」
渉「な…なんだって?」
遊星「…日本語訳で破滅の根源…それが奴らの計画というわけか。」
鬼柳「おお、さすがだな遊星。」
ゴドヴィン「今わかっている重要なことはもうひとつ。組織の重要人物について。」
ななか「そ、そんなところまで分かってるんですか?!」
由夢「一体何処でそんな情報を…。」
杉並「まあ、俺が色々動いたといえば説明の必要はあるまい。」
ゴドヴィン「…それで、組織の超重要人物である4人。彼らは闘封神鬼と呼ばれています。」
クロウ「とーほーしんき?」
ゴドヴィン「今話すべきことはそれくらいでしょう。では、私は失礼させていただきます。」
さくら「え?もう帰っちゃうの?」
ゴドヴィン「申し訳ありません。私も間でしなければならないことが山ほどあるので…それでは。」
ゴドヴィンは芳乃家を去っていった。
・・・・・・・・・
鬼柳「こんなところまで黒い桜が・・・。」
???「ん?貴方は...。どうやらインドラをやった彼とは別物のようですね。」
鬼柳「!!お前が闘封神鬼って奴なのか・・・?」
???「ほぉ...闘封神鬼の存在を知っているとは。その通り。私は闘封神鬼リーダー・封魔輪廻(ふうまりんね)と申します。」
鬼柳「いきなりリーダーのご登場ってわけか。」
封魔「どうせ貴方も『ザルートオブデストラクション』の復活を妨げようとしているのでしょう?」
鬼柳「当然だ!そんなわけの分からない計画は根元から刈らなきゃ満足できねぇんだよ!デュエルだ!!」
封魔「いいでしょう。...残念ながら私はD・ホイールを使ったライディングデュエルはしない主義です。故にスタンディングでお願いできますか?」
鬼柳「関係ねぇよ。結局デュエルができりゃ同じなんだからな。」
封魔「では...行きましょうか...。」
・・・
封魔「私の先攻でいきます。ドローカード。...『封印の使い魔』を守備表示で召喚。」
封魔「カードを2枚セットして、ターンエンド。」
鬼柳「(エクゾディアデッキか?)オレのターン!オレは、インフェルニティデーモンを召喚!バトルだ!」
封魔「封印の使い魔の効果。手札1枚を除外し、『右腕』を手札に加えます。」
鬼柳「カードを3枚セットし、ターンエンド。」
封魔「私のターン。手札から『壺の中の魔術書』を発動。お互いに3枚ドローします。」
鬼柳「3枚だと?」
封魔「『ダークバースト』。『封印の使い魔』を手札に加え、再び召喚。カードを1枚セットして、ターンエンド。」
鬼柳「(まずいな...もう手札に何枚かはパーツがあるだろうし。)オレのターン。」
封魔「リバースカードオープン!『仕込みマシンガン』!計2000ポイントのダメージです。」
鬼柳「(バーンカード?!)リバーストラップ、『全段発射!』発動!手札は6枚。よって、1200ポイントのダメージを与える。」
封魔「手札を0に...?!」
封魔「(この戦術...まさか?!)」
鬼柳「残念だったな、ダメージが減って。」
封魔「そういえば貴方...名前は?」
鬼柳「チームサティスファクションリーダー、鬼柳京介だ。」
封魔「鬼柳・・・やはりそうでしたか。」
鬼柳「何を言ってる?」
封魔「何故貴方がそちら側の人間にいるのですか?」
鬼柳「?話が見えないぞ。」
・・・
杉並「長官...これは一体?」
ゴドヴィン「いつもどおり試作カードで構築したデッキです。」
杉並「こんな緊急事態である今でも構わず試せと...?」
ゴドヴィン「いえ、今だからこそそれは試せます。本気で立ち向かってくる相手にどれだけそのカードたちが通用するか...。」
杉並「なるほど・・・緊急事態の有効活用というやつですか。」
ゴドヴィン「まあそんなところです。...引き受けてくれますね?」
杉並「オレが今まであなたにさ逆らったことはありませんよ?」
ゴドヴィン「そうでしたね・・・。では、頼みます。」
・・・
???「己の心の闇に打ち勝ったか…。さすがだな。」
闇鬼柳を倒した鬼柳だったが、その空間から出ることが出来なかった。
鬼柳「?!何者だ?」
???「ふっ…まずはこの空間から出ることにしよう。」
男は『次元の裂け目』のような切れ目を作り、その中に入っていった。鬼柳もつられるようにその裂け目に入っていった。
??????
鬼柳「こ…ここは?」
???「京介くん?!」
鬼柳「その声…さくらさん?!」
鬼柳が抜けた先にいたのは芳乃さくらだった。まわりは枯れたはずの桜色の花びらをつけた桜に覆われている。鬼柳たちはその中で一際大きく咲き誇っている桜の前にいた。
???「彼女はキミを消すまいとずっとここにいたのだ、京介。」
鬼柳「!!てめぇは…何もんだ…?」
???「話を円滑に進めるためには最初に明かしておいたほうがいいか…。貴様もそう思うだろ?封魔。」
封魔「その通りですね。」
鬼柳「!!てめぇ、封魔!!」
封魔「お久しぶりですね・・・。」
???「まずは我が正体を明かそうか…。」
男は着ていたローブを脱ぎ捨てる。
???「我が名は鬼柳零(ぜろ)。貴様の父だよ。……京介。」
・・・
―――この男がオレの父親…?!
鬼柳「そんなバカな…。オレの父はゼロリバースで死んだはずじゃ…。」
零「ほう…そんな事誰から聞かされた…?」
さくら「…ボクだよ。京介くんには…ボクがそう教えたんだ。」
零「そうか貴様か…芳乃さくら。まあいいだろう。だがそんな嘘をつかれてしまったら、事実と矛盾してしまうではないか。」
―――事実と矛盾するような…真実?
零「京介。お前の“記憶の始まり”はなんだ?」
鬼柳「記憶の…始まり?」
封魔「つまり、あなたが覚えている最も古い記憶はいつのですか?」
…オレが覚えている一番古い記憶…。それを想像して一番最初に浮かび上がったのは、音姫と由夢のパジャマ姿だった。…まあアレは結局夢で、実際の記憶はホームルームでクリパの出し物を考えているときの記憶だろう…。
鬼柳(…思ったより最近の記憶だな…。)
零「なるほど。それが第2のお前の始まりか…。」
鬼柳「第…2の…?」
零「どうやらお前は生涯のほとんどの記憶を失ってしまっているようだな。…仕方が無い。私がその記憶を呼び戻してやろう。」
さくら「!!!そ、それだけはやめて!!」
零「邪魔をするな。芳乃さくら!」
さくら「ぐっ…それ…だけは…。」
オレの父を名乗る男はオレの前まで近づいてきて、俺の頭に触れる。その間、オレもさくらさんも何かに縛られたように動くことが出来ない。
零「見せてやろう…これが…お前の記憶だ!!」
・・・
気が付くと俺は、よく分からない空間の上空に浮かんでいた。上空と理解できたのは、地面がオレのはるか下にあるからだ。
―――――ここが…俺の記憶の世界?
?『チームサティスファクション、いくぜ!!』
これは…オレと遊星とジャックとクロウがサテライト初音島のはずれの方にある廃墟で、チームサティスファクションとして暴れてた頃の記憶…?
―――――冗談だろ?オレはこんな大切なことまで忘れてたってのかよ?
いや、多分当たり前のこと過ぎて思い出すにも至らなかった…多分そうだろう。いや、そう信じよう。
?『楽しそうだな…俺も混ぜてもらっていいかな…?』
あれは…杉並?…そうか、これは杉並との出会いの記憶か…。オレ達がチームサティスファクションとして暴れていた時、一緒になって暴れてた。
?『一緒のクラスだな。オレ板橋渉。よろしくな。』
これは…風見学園に入学して、渉との出会いの記憶か。確か席が隣で…いつもよく一緒に馬鹿やってたな。
?『あなたが…鬼柳京介?』
?『思ってたよりもイケメンだねぇ。』
これは…雪月花との出会いの記憶…。杏と初めて話したのもこの時だったな。この頃は…まさか今のような関係になるなんて考えもしなかったな…。
?『鬼柳君、おはよう。』
?『鬼柳先輩、おはようございます。』
これは…朝倉姉妹との記憶か。よく3人で登校してたな…。ただ、この3人の内のもう一人は…オレじゃない。記憶の中のオレは、朝倉姉妹と一緒に登校している一人の男に視線を移した。
『鬼柳、おはよう。』
これが…桜内義之との…記憶。
・・・
…これは、付属1年の時の体力測定の記憶か…。
杏『茜、小恋があんたの事名前で呼び捨てにしたいって言ってるけど?』
茜『そんなの全然オッケーだよ』
小恋『そ、そう。よ、よろしくね…あかね』
小恋がおずおずと茜を呼び捨てにしたとたん、杏がプッっと噴き出して笑った。小恋と茜もつられるように笑い、周囲は女の子の笑い声に包まれた。
渉『なんだよ、女子全員で一斉に笑いやがって…。』
鬼柳『こうなったら、オレたちもいっせーので笑うぞ!遊星!ジャック!クロウ!渉!杉並!義之!』
クロウ『張り合うなよ、バカ。』
渉『ああ、でもバカっていうんだったら、ここにいる10人全員バカだ!』
杉並『ふ…全くだ。』
杉並の相槌を合図に、今度は男7人の笑い声が響き渡った。それを見て、女子3人も一緒になって笑った。
―――こいつらは最高だ!
そんな風に考えたら、笑いが止まれなかった。
…そうか、この時からだ。オレたちがつるみ出すようになったのは…。何もかも懐かしい。今でもよく思う……こいつらは…最高だと。
次が…最後の記憶みたいだな…。桜公園での記憶…みたいだな。
鬼柳『!!義之!』
義之『?!鬼柳?!…お前…なんでオレのことが…』
鬼柳『ひでぇじゃねぇか。横を素通りしようとして行くなんてよ。』
義之『あ、ああ、悪い。こっちにもちょっと事情があってな。』
鬼柳『そうか…まあ、野暮用はとっとと済ましたほうが得だぜ。』
オレはそういって義之の下を去ろうとする。…だが、
義之『待て鬼柳!…その…なんだ。』
珍しく歯切れの悪い義之。…なんだか様子がおかしいな…。
義之『鬼柳。…ちょっと話していかないか?』
…?なんだ?義之は野暮用があるんじゃなかったのか?
義之『お前には打ち明けておきたいんだ…全てを。』
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鬼柳が少しずつ過去の記憶を思い出す←2130はここ
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過去の記憶の中で音姫√を進んでいった義之と桜公園で出会う
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そこで、義之から「自分が桜から生まれた存在で今日消える」ということが告げられる
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義之は消える直前に枯れてしまった桜に「俺が消えてもみんなが今までどおりの幸せな生活を送れますように」と願う
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枯れない桜は最後の力を振り絞り、世界を「元々義之がいた位置に鬼柳がいる世界」へと変える
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これにより、鬼柳は音姫や由夢と姉弟になり、元々義之が存在しなかった世界へと姿を変える(超展開)
私は、とりあえずこんな風に考えていました。ちなみに、その世界に義之が実体化できたりしたのは「桜内義之がいない…それが幸せになれない唯一の理由だから」という漫画版に基づいています。
これに関する解答を忘れてたんだぜ…。
「ここでの記憶しか思い出せていない」のは、現在の鬼柳が第2の鬼柳だったからです。ちなみに、第1の鬼柳とは>>2130で思い出されていたあの鬼柳です。さらに言うなら「元々義之がいた位置に鬼柳がいる世界」になる前の鬼柳です。
なお、他のみんなは元々義之のいた位置に鬼柳がいるという記憶を持っています。鬼柳だけが、本編スタートから現在まで(+チームサティスファクション時代)の記憶しか持っていません。
さて、これから話す内容は鬼柳についてです。
まず、鬼柳自身も義之同様に鬼柳零の願いから生まれた存在です。しかし、桜が枯れても鬼柳が消えないのは、義之と鬼柳が誕生するために使用された桜が別の桜だからです。
鬼柳を生み出した桜は、現在小説内の騒ぎの権化となっている「闇桜」のモデルとなっている桜です。
ある日、闇桜のモデルとなった桜(以後モデル桜)を見つけだした零は、ある一つのことを願いました。
「私にも…子供が欲しい。絶対に裏切らない…我が跡取りとなる息子が…。」
そして、鬼柳は生まれました。しかし、モデル桜が不完全だった故に、鬼柳は精神的に不安定な状態で生まれてしまいました。仕方が無いので、零は風見学園に通っていた頃に知り合った芳乃さくらに鬼柳を預けました。
そして数年後、モデル桜を完全にした零は再び願ったのです。
「我が大いなる計画の手助けとなってくれる子供を授けたまえ。」
そして、闘封神鬼の4人が生まれたのです。彼はそれぞれに「闘」「封」「神」「鬼」をモチーフとした名前を授けました。
鬼柳を生み出した頃の彼なら、その子供たちを素直に可愛がっていたのですが、モデル桜の研究を重ねている内に、今度は彼の心が「破滅」していました。
そして彼はモデル桜の研究を重ねているうちに、ある一つの存在を知ってしまいました。
“The loot of destoraction”(破滅の根源)
この世を破滅させる魔の生命体…それを復活させるために、彼はダークフラワーを結成したのです。
>第2の鬼柳って?
まず、第1の鬼柳とは、現在私が複数回書いている鬼柳の記憶の時に生きていた鬼柳。この時はまだ普通に義之もいます。枯れない桜も咲いています。そしてこの時代の鬼柳こそが“「元々義之がいた位置に鬼柳がいる世界」になる前の鬼柳”です。
第2の鬼柳とは…文章で説明するのが難しいです。
「頭が混乱するのは文章のみで説明されているから…と思いたい…」
まさにその通りですね。
理解していただけない前提で説明しますと、第2の鬼柳とは動画本編に登場する鬼柳のこと。鬼柳さんが辿った経緯を紹介しますと、
第1の鬼柳として日常を過ごす。(過去編で過ごした日常)→桜の木が枯れることにより義之消滅→義之の願いにより鬼柳のみ別次元に飛ばされる。(記憶がなくなる)→
鬼柳が飛ばされた別次元での鬼柳のポジションは義之と同じ(つまり、ダカーポⅡで義之が過ごした経緯と全く同じ道を進んでいるという設定でその次元に飛ばされる・ちなみに、第2の鬼柳の始まり。)→そのまま動画本編の道を辿る→現在に至る
…うん、複雑。というか、わかりづらい。ちなみに、「鬼柳が2人?」に対して。鬼柳は一人です。
>闇桜のモデルとなった桜
ん?いや、だからあくまでもモデルで…しまった、サンプルって言った方が良かった…(ぇ
闇桜(サンプル)から鬼柳は生まれました。しかし、枯れない桜(魔法の桜)が二つある必要はありません。一つは枯れない桜(魔法の桜 作・さくら)でもう一つは闇桜(作・零)です。つまり、全くの別ものです。
小説本編で登場する枯れない桜=闇桜(枯れない桜が変貌した姿)と闇桜(鬼柳と闘封神鬼を生み出した)は同じ種類ですが、別の者です。鬼柳達を生んだ闇桜は今もゼロの庭で生えています。
>“The loot of destoraction”(破滅の根源)
はい。GXでいうダークネスです。ちなみに、闘封神鬼のリーダーは封魔ですが、それを統べるのは鬼柳零です。
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