スラッシュアックスとは、ゲーム「モンスターハンター」シリーズに登場する架空の武器である。初出はMH3。
概要
剣士 | |
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スラッシュアックス
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ガンナー |
斧モードと剣モードの2種類の形態に変形する高機能機械武器(MH3説明書より)。
"剣斧"とも呼ばれる。公式の読み方は不明だが、"けんぷ"又は"けんふ"だと思われる。
特殊なビンを内蔵しており、剣モードではこの効果を使って攻撃する(斧モードでは効果なし)。
斧モードはリーチの長さから尻尾などの高所への攻撃に優れ、剣モードは斧モードに比べてリーチはないが同じ軌道の連続攻撃が可能でビンの特殊効果を活かした一点への集中攻撃に優れる。
また、攻撃後の左右の回避がステップなのも特徴である(前に入力すると前転)。
ガードはできないが回避がしやすい武器で、納刀、抜刀歩行が遅いため移動も回避が主体となる。
この武器には長らく、斧モードの役割付けに問題を抱えており、更にMHXやMHRiseで各モード特化向けの技や変形主体向けの動きが入ったり、MHWやMHWildsでコンセプトの見直しレベルの修正が発生したりしたことで、毎回別武器レベルの変貌を遂げる状態になっている。
MH4からはこの武器の醍醐味である「変形」から派生した「合体」をテーマにしたチャージアックスという新武器が登場する。こちらについては該当記事を参照のこと。
斧モード
攻撃方法として「縦斬り」「横斬り」「斬り上げ」の3つと「斬り上げ」から派生する「振り回し」更に派生した「なぎ払いフィニッシュ」移動中に行える「突進突き」そして「変形」「変形斬り」「リロード」がある。
「振り回し」ラッシュ攻撃でスタミナを少しずつ消費しながら大きく∞字にスラッシュアックスを振り回す。スタミナが続く限りボタン連打で振り続ける事ができる。ここからMHP3から「縦斬り」MH4から「振り回しフィニッシュ」に派生できる。
Rボタンで剣モードへ変形させる事ができる。また「突進突き」の後のみ、剣モードに変更しながらの攻撃「変形切り」が可能で、スムーズな剣モードへの移行が可能。
剣モード
剣モード中はスラッシュアックスに内蔵された特殊なビンの効果が適用される。変形抜刀斬り、斧モードからの変形でこのモードに移行する。
ビンの種類は武器によって決まっており、攻撃力が強化される「強撃ビン」、武器の属性効果が強化される「強属性ビン」、攻撃に龍属性を追加する「滅龍ビン」、毒属性が追加される「毒ビン」、麻痺属性が追加される「麻痺ビン」、減気効果があり、スタンさせる事もできる「減気ビン」が存在する。
これらの効果があるため、全体的な性能は斧モード時より高いものの、斧モードの時より抜刀時の歩行速度が低下する他、攻撃の際には「スラッシュゲージ」を消費するという特徴がある。
このゲージがなくなると自動的に斧モードに戻ってしまい、その際に多大な隙が生じるが、その前に納刀、任意で斧モードに変形をする事で回避できる。また、スラッシュゲージが一定値以下(ピンクゲージ)の場合、変形する事が出来ない(この際にRELOADの表示が出る)。
スラッシュゲージは納刀、斧モード時に時間経過で回復するが、斧モードでRELOADと表示されている状態で変形or抜刀変形斬りを行うとリロードし、スラッシュゲージが一定値回復する。
剣モードでも斧と同様に基本的に「縦斬り」「横斬り」「斬り上げ」で攻撃する事になる。斧モードに比べて攻撃が素早く、畳み込む事ができる。「横斬り」は斧モードはの変形切りが可能。やや後退する。
MH4では新モーション「2連斬り」が追加、後述する。
剣モードの一番の特徴として「弾かれ無効(自動心眼)」がある。ウラガンキンの顎や希少種の頭などの堅い部位でも
弾かれる事なく攻撃できるため、これらの部位を破壊する場合にはかなり便利である。
そして、特殊かつ高火力の攻撃として「属性解放突き」がある。前後の隙が多く、ゲージを大きく消費するため連続して使う事はできないが、モンスターの隙に合わせて要所要所でタイミング良く使って行くとダメージを稼ぐ事が出来る。ガンランスでいう所の竜撃砲のような攻撃。
大きく溜めつつスラッシュアックスの機構が開き、正面に突き出す。ボタン連打で攻撃時間を延長しヒット数を上げる事ができ、最後まで出し切るとスラッシュゲージを大きく消費し、大きな反動を伴った爆発のような強力な攻撃が発生、強制的に斧モードに変形する。
途中でボタンを連打しなかったりA(○)ボタンで横斬りに派生して攻撃をキャンセルする事が可能(この場合は剣モードのまま)。
属性解放突き→フィニッシュの直前で横斬りに派生→属性解放突きというループさせる事が可能。MH4からはクイック解放突きがあるため、横斬りの後に二連斬りを挟む場合が多い。
「縦斬り」「斬り上げ」を繰り返すループ行動は狭い部位への攻撃に優れ、仲間を巻き込みにくい。
MH4、MH4Gでのスラッシュアックス
MH4では斧の「振り回し」中にRボタンで新モーションの「なぎ払いフィニッシュ」に派生が可能に。
さながらチャージアックスの属性解放斬りⅡのような大きく力任せに斧を振るって文字通り振り回しループの〆となる技で、威力も高く、さらにそこからRで剣への「変形攻撃」に、MH4GからはAでそのまま斧の「横切り」に派生しフィニッシュ後のスキを減らす事ができる。
剣モードには新たに「二連斬り」が追加。剣の「横切り」からXで派生で出せる技。その名の通り右→左と二回連続で斬る少し長めのモーションで比較的高い威力を誇るが、その分ほんの少し前進してしまう。ちなみに「二連切り」からXAで属性解放突きを繰り出すと、解放突き前の「ぐっ」という溜めを省略して以前よりもかなり素早く発動が可能。さらにMH4Gからは「横切り」につながるようになり「横切り」「二連斬り」のループ攻撃は非常に高いダメージ効率を誇る。
しかし、ここ最近のスラアクは作品を追うごとに少しずつ技の威力を下方修正されがちなようで、MH4ではそれが顕著化。特に斧モードは風当たりがだんだん厳しくなり、主力だった「縦切り」はMH3の時と比べて約75%程度の威力まで下げられてしまった。対して剣モードは各技の威力こそわずかに従来より抑えられつつあるものの、比較的高威力な「二連斬り」の追加とMH4Gでの横・二連ループの強力さが注目される。
MHXでのスラッシュアックス
事前評価は芳しくなかったものの、体験版で評価が一変。斧縦の火力が戻った事はスラアク民を大いに喜ばせた。
スタイルはブシドーでのぶん回しフィニッシュの爽快さとエリアルでの踏みつけ斬りあげの火力が高評価。不安視されていたトランスラッシュも火力自体は良好である事、方向転換が可能である事からまずまずの評価を受けた。ビン調整への不安は依然残ったものの、『使って楽しいスラアク』を予感させた。
発売後、体験版では未公開だったエネルギーチャージが剣鬼中にゲージを充填できてしまうほどの高性能である事が発覚。剣モードの維持が可能になった。とはいえ、スタイル毎のバランスは良好。まだ未検証な部分も多いので、今後に期待したい。
狩技
- トランスラッシュ
- 斧と剣で斬り付け、最後に属性解放で〆る大技。火力は高い半面、発動時間が長く、攻撃のたびに前進する(方向転換は可能)ため弱点に当て続けるにはコツが必要。下記の剣鬼状態で繰り出すとフィニッシュ技が変化するギミックも。なお、最後のフィニッシュ時にスラッシュゲージが足りないと不発する。
- 剣鬼形態
- 属性エネルギーを高め、剣状態の火力を高めるバフ技。時間制ではなく、スラッシュゲージの残量分だけ持続する。
- エネルギーチャージ
- スラッシュゲージを大きく回復した後剣で斬り付ける技。要はリロードなのだが、剣モードでも発動できるのがポイント。効果は地味だが、ゲージ量は上記2つの狩技にも関連するだけにMHXでのスラアクの生命線といえるかもしれない。
ギルドスタイル
- ギルドスタイル
- 基本的に従来の操作、モーション。
- ストライカースタイル
- なぎ払いフィニッシュ・2連斬りが使用不可。
- ブシドースタイル
- なぎ払いフィニッシュ・剣斬り上げが使用不可。
- ジャスト回避後に(剣)2連斬り上げ/(斧)なぎ払いフィニッシュに派生。
- 斧モード斬り上げから変形攻撃に派生、2連斬り上げから縦斬りに派生。
- エリアルスタイル
- 突進切りが使用不可。
- 斧モード斬り上げから変形攻撃に派生。
- 剣モードでは踏みつけ跳躍時に自動で乗り蓄積攻撃が発動する(手動で追撃が可能)。
- 属性解放突きは空中のみ使用可能。
MHWのスラッシュアックス
今作では、スラッシュゲージの仕様や変形斬りの仕様も含めかなり大幅にテコ入れされた。そのため、項目に分けて紹介する。
斧モード
今作では、初段で「振り下ろし」は出せなくなり、「横斬り」、「振り上げ」、「振り回し」、「突進突き」が初段で出せるモーションとなった。また、「振り回し」も初段で出せるだけでなく、「振り上げ」以外のモーションからも派生するようになり、他のモーションから繋ぎやすくもなった。
初段で出せなくなった振り下ろしはβ時点では、「振り回し」の1段目や振り上げから出すことが可能になり、「振り下ろし」から「振り回し」と「振り上げ」が出せるため打点の高い定点ループ攻撃も可能になった。
全体的な技のスピードも少し向上している。
また、少し下がりながら斬りつける「斬り下がり」も追加された。
そして坂滑りからの攻撃が変形なしの斧の攻撃の中で一番高い威力を誇る。
剣モード
今作では、大きくモーションが見直されリーチも長くなり、今まで△ボタンに相当するものに割り振られていた「縦ループ」は削除され、「縦斬り」→「右斬り上げ」→「左斬り上げ」になった。
また、〇ボタンに相当するものに割り振られていた、「横斬り」、「二連斬り」も大きく変わり、「二連斬り」、「飛天連撃」と変更された。二連斬りは「左斬り上げ」から派生すると一度横斬りを挟む仕様である。
全体的に大振りで、定点攻撃がしづらくなったため、剣モード上では「属性解放突き」が貴重な定点攻撃要因で、「属性解放突き」も味方を吹っ飛ばさないようになった。
高出力状態
剣攻撃でスラッシュゲージの後ろにある青い高出力ゲージが溜まり、MAXにするとビンが覚醒し、「高出力状態」となる。
高出力状態は45秒間、剣攻撃にビン効果を持つ追加ヒットが付与されるため、DPSが向上する。また、「属性解放突き」も強化され、張り付いた場合の「零距離属性解放突き」は威力あっても使う状況の少なさや剣のコンボのループも威力あったため使われにくかったが、ver2.0以降では技の使用時に耳栓4もつき威力が上昇したため、かなり実用的になった。
「二連斬り」、「飛天連撃」はこの高出力ゲージが溜まりやすく、必要に応じてこの技を選択することで覚醒ゲージの上昇を早めることが出来る。
また、乗り全体の仕様が変更となり、この武器種では斧からでも剣からでも乗りフィニッシュ攻撃は「属性解放突き」になり、こちらは高出力状態でない場合で、高出力ゲージが9割くらいまで溜まり、高い威力が出せる。
変形斬りとスラッシュゲージ
今作ではスラッシュゲージが大幅に調整され、自然回復量が従来の倍どころじゃないスピードで回復するようになった。ただし、リロードでのスラッシュゲージ回復量が若干低下し、リロードラインも下げられたため、実質的にリロードが出しづらくなった。また、剣モードでのスラッシュゲージ消費量が大きく増加したため、剣のみで立ち回ることが困難になった。
変形斬りはほとんどの攻撃から派生可能。また、剣→斧変形斬りでゲージが回復するようになり、その回復量は斧→剣の変形斬りのゲージ消費量を上回り、連続して変形斬りが出せるため、剣モードのゲージ調整として使うことも可能である。
斧モードの「薙ぎ払いフィニッシュ」は「薙ぎ払い変形斬り」に変更され、強制的に変形(リロード)入るようになるが、こちらは威力が非常に高い
剣モードの「変形斬り下がり」は機動力の低い剣モードにとっては非常に重要な存在で、位置調整として利用可能である。そのモーションの威力は通常の剣→斧の変形斬りの倍近くあり、これは斧の「振り下ろし」よりも高い威力である。
また、前転回避からも変形斬りを行うことが出来、モンスターとの距離調整や剣→斧変形の離脱の利便性が向上している。
ビン
高出力のゲージのたまりやすさは「滅龍ビン>強属性ビン・減気ビン>強撃ビン・状態異常系」である。また、集中の影響も受け、集中lv3状態の滅龍ビンは殴り続けられた場合、△〇△で覚醒する。また、今作では様々なビンが仕様変更になっており、今作で見られる特徴は以下の通りである。
強撃ビン:攻撃力を1.17倍に変更
強属性ビン:属性値1.3倍に変更
減気ビン:スタン値が確定蓄積化するようになり、スタン値も十分スタン取れるようになる
滅龍ビン:高出力状態の時の出力が一番高く、高出力ゲージも最速。
また、無属性武器であればビン効果で属性ついていようが今作のスキルである、「無属性強化(無撃珠)」が剣にも適用される。
総評
スラッシュゲージや変形斬りの仕様が見直され、リロードの必要性も低下したため、剣と斧を切り替えながら火力の高いラッシュを組み込むことも可能になった。
また、斧モードの場合「振り回し」のループや「変形斬り下がり」や「薙ぎ払い変形斬り」などの特殊変形を挟む場合などの威力自体は高出力状態ではない状態の強撃剣モードより高い(β時点)ため、積極的に高出力にしたり、状態異常のビン入れる場合は斧を主力に立ち回ることが必要であると思われる。(製品版待ち)
また、剣モードの位置づけが大きく定義され、かなりの仕様が変更になったため、斧を経由する必要も出てきている。
MHW:アイスボーンからの変更点
大型追加コンテンツ、「アイスボーン」からの変更点を紹介する。今回は斧中心に多くのテコ入れが行われ、剣のモーション値も一部修正された。また、スリンガーを利用した新要素による新技・新派生も追加されている。
剣モードの変更点
スティック倒した場合の縦斬り時の前方向の移動距離が伸び、今までより剣で一撃を入れやすくなっている。また、後述する斧強化状態や斧のモーション値修正に伴い、「飛天連撃」・「△△△〇コマンド」のモーション値にも上方修正が入り、属性解放突きや零距離属性解放突きも更にモーション値アップの修正が入っている。
零距離でない状態の「属性解放突き」から後述するクラッチクローに派生出来、このモーションでも剣の高出力ゲージを蓄積することが可能なため、高出力状態に繋がりやすくなった。
また、変形斬り下がり後の硬直が緩和されるため、これも剣の立ち回りやすさにも一つ貢献している。
また、斧との差別化やビンの差別化にも一つ手を加えるためか強属性ビンの属性値補正が「1.3倍」から「1.45倍」に変更された。
斧モードの変更点
まず全体的に斧の威力にも手を加えられ、縦斬りや斬り上げの威力上昇も行われる。また、振り回し3発目から振り回しの威力が上昇するようになっており、薙ぎ払い変形しか選択肢がなかった振り回しにも手を入れられているようだ。
また、変形斬り下がりから振り回しに派生可能になったり、突進突きから縦斬りを行えるようになったりなど派生ルートも改善されている。
また大きく特徴づけるのが、MHWでは使いどころが微妙だった斬り下がりがモーションごと一新され、今まで以上に大きく後ろに下がり、縦に1発斬り上げるようなモーションになっている。この一新が大きく斧の立ち回りに影響を与えており、「一撃離脱」のような動きがしやすくなっている。(ベータ時点)
ただし、この変更に合わせて剣と斧の差別化のためか、一部の斧攻撃の属性補正が下がる調整も行われる。
斧強化状態
斧モード時に振り回し3発目以上の状態で、叩きつけをすることで、上から下に回転斬りを刻み2回斬って叩きつける「強化叩きつけ」という新モーションになる。ヒットしなくても使うことで45秒間斧強化状態に変化する。その姿はMHXXのテンペストアクスを彷彿とさせる。
この斧強化状態となることで斧モードでの攻撃で怯みやすさが大きくアップする。MHの根本的な仕様としてこの「怯み値」と「部位破壊」は連動しており、実質破壊王を乗せているような状態になる。(更に破壊王を乗せることも可能)
ただし、高出力状態とは別の強化形態になるため、ビンの性能やモンスターとの相性で相談して選択出来るようにした方が良いだろう。
スリンガーを利用した新要素
今作では、L2+○で繰り出せる「クラッチクロー」が追加され、クラッチクローの攻撃で肉質軟化を起こせ、スラッシュアックスでは1発で起こすことが出来る。また、スラッシュアックスは属性解放突き中にL2を押すことでクラッチクローに派生可能になっている。
クラッチクローでは全武器共通の傷付け、ぶっ飛ばし、クロー以外にも零距離解放突きを行えるようになり、これまで剣で密着して攻撃しなければ出せないものを中距離からクラッチクローを入れることでも繰り出せるようになっている。
また、抜刀中に一部の技からL2を押すことでスリンガーの弾を使って「強化撃ち」を使うことが出来る。スラッシュアックスでは一部の斧モードでの攻撃が該当する。この強化撃ちから更に武器のモーションへ派生し、縦斬りを即座に出すことも出来る。
また振り回しから強化撃ちをした場合大きく後ろに下がるようになっており、そこから更に斬り下がることも可能で、別の選択として薙ぎ払い変形が出来るようになっている。
総評
今作のスラッシュアックスはワールドで整えたベースを更に磨きをかけたものになっており、斧と剣の明確な差別化やコンボルートの改善が行われたり、細かい修正点等も見られた。また、有用なスキルとして「破壊王」も候補にあげられるようになった。
また、斧の斬り下がりや斧強化状態により、モンスターとの相性問題が大きく緩和されており、
それだけでなく、「零距離属性解放突き」を運用しまくることで相手が動いている状態でもダメージが与えやすく、ほぼ終始この技を使う運用が多く見られるようになった。
しかし、この運用の注意点として怯み値にマイナス補正がかかっているためそれ以外の攻撃を絡ませずに終始この技のみを運用すると部位破壊に対しては逆効果となってしまい、「破壊王」つけているのにも関わらず部位破壊がしきれない状態になってしまう。
そのため、剣ラッシュで攻撃するか斧で部位破壊を加速させることを重点に置いた方が部位破壊においては効果的である。
また、そう簡単にクラッチずっとさせてくれるモンスターだけであるとは限らないため、整備等で補強したり、「零距離属性解放突き」以外でも立ち回れるのが理想。勿論、「零距離属性解放突き」の簡易フィニッシュで中断も手。
MHRise
斧状態の縦斬りが再度攻撃派生なしから直接発動可能になっている。
斧の縦斬り・強化叩きつけから剣への強変形が可能で剣縦の2発目3発目をスピードアップしたようなモーションとなり、元のモーションと同じくそのまま二連斬りで横斬りを挟む。今作ではMHWから存在している、横斬りを挟む二連斬りのモーションは「三連斬り」の名称がついた。
剣の二連斬り・飛天連撃からは斧への強変形が可能でこちらはやや隙は大きいが威力の高い斧の二連斬りとなる。
また、ステップから通常変形がスムーズにつながるようになり、歩行状態からの変形攻撃が可能。また、変形斬りの方向もかなり自由が効くようになった。
変形自体に更に強化するスキルとして「高速変形」が登場。速度1.3倍、威力1.2倍という破格の数値で元から高い威力はしていた剣から斧への強変形である斧変形二連が更に威力が上昇し、かなり高DPSを誇るモーションになる。勿論そのほかの変形攻撃にも強く影響する。
斧の薙ぎ払い変形は強制変形にならない仕様へと戻り、威力が低下した。こちらは変形攻撃ではなくなったことで「高速変形」が適応されない。
同じく変形斬り下がりも威力低下したが、恐らく「高速変形」込みの調整だろう。
チャージアックスと共に斧斬り上げで味方を宙に飛ばさなくなった。えぇ!?今日はカチ上げてもいいのかい!?
今作の零距離解放突きはデフォルトでアーマー付与状態となり、咆哮や攻撃で中断されなくなった。ただしダメージは受けることには十分注意が必要。
ビン・高出力状態の仕様変更
今作は全体的に高出力ゲージのチャージがしづらくなっているが、斧強化が怯み強化から高出力ゲージの蓄積のブーストに変わり、剣で覚醒させた高出力状態時はMHWでは剣の攻撃に追加ヒットが行われたが、斧にも同様に適用されるようになった。
高出力ゲージの蓄積のしやすさが変更され
「毒ビン・滅龍ビン>強属性ビン・減気ビン>麻痺ビン>強撃ビン」
となった。
全体的にMHWと比べ、高出力ゲージが溜まりづらくなり、毒・滅龍ビンがMHWの強属性ビンくらいである。また、更に蓄積のしやすさのランクの変更により、特に強撃ビンがかなり溜まりにくい状態になったため、強撃ビン自体に特別使いやすいという利点はなくなり、補正倍率も1.15倍と更に低下し、武器の性能面でもかなり警戒されているため、毒ビンや減気ビン、強属性ビン等が注目を集めている。
ver1.0環境では、氷強属性ビンである、「ゴアフロストアンバー」は高い物理値と会心率を誇り、モンスターの属性肉質が氷10以上であれば高い火力を発揮する武器となった。それ以降のverや環境の推移により、よりバリエーションが増加し、強撃ビンや減気ビン等の武器も活躍を見せている。
(武器自体の性能の重要性が高まったとも言える。)
そして、高出力状態の追撃の数値に変更があり、属性補正が等倍となり、斧状態であっても追撃は剣モード扱いのため、高いダメージを期待できる。また、追撃の物理値も9から10に強化された。
また、強属性ビンはMHWでは状態異常武器に存在していなかったが、状態異常+強属性ビンの組み合わせが復活した。
MHRise:SB
斧斬り上げの範囲拡大や斧振り回しの不具合修正等の細かい調整がメイン。
斧振り回しには左からと右からで派生の挙動が異なる等の仕様も追加され、斧強化叩きつけが初回の左から振り回した攻撃以降に派生する形へ緩和されている。(右から始めた場合は2回)
新鉄蟲糸技「属性充填カウンター」は高出力モードの維持に最適かつ、スラッシュアックスの攻撃的な特性に噛み合うものとなっている故か、剣モードや変形攻撃を絡めた上限火力の上方修正はされていない。
また、この技の登場により、強撃ビン一強に戻るかと思いきや火力理論値で言えば強撃ビンは強いと言えるが、高出力ゲージの蓄積と火力を両立させた強属性ビンの選択肢は消えていない。むしろMHRiseで構築されたビン環境をより強めたものになっている。
強属性ビンや減気ビンといえど、カウンターさえ決めることが出来る状況ならば積極的には使いたい。特にマルチプレイでは剣攻撃や二段変形で高出力ゲージを蓄積させていくか、カウンターを成功させるかの判断が大きく火力に影響与える。
そのため、高出力状態の維持手段をその都度、適切な選択していくことで火力向上に繋がるだろう。
入れ替え技
- 1:突進縦斬り(元の攻撃:突進斬り)
斧モード時、前方に大きく移動しながら威力の高い縦斬りを行う。ちなみに、コンボルート的にそのまま更に縦斬りを振ることが出来る。また、斧抜刀攻撃がこのモーションに変更される。
この技から剣への変形派生を行うと、強変形になる。 - 2:圧縮解放フィニッシュ(元の攻撃:属性解放フィニッシュ)
アーマー付与状態となり、斬撃と爆発のダメージが両方ともある程度入る技。高出力状態の有無による変化がなく、簡易解放が出来ない。吹き飛ばし判定が存在するため、マルチプレイでは注意が必要。
(サンブレイクでは吹き飛ばし判定が削除された。) - 3:二段変形斬り連携(元の攻撃:なぎ払いフィニッシュ)
剣に変形する時にスラッシュゲージを回復させ、そこから剣攻撃か斧変形に派生できる。斧変形に派生した場合は攻撃がヒットすることで覚醒ゲージを上昇させ、まるで剣と斧を入れ替えたかのような効果を持ち、そのゲージ上昇量も大きい。
斧振り回しから派生するが、左から振った攻撃からの派生だと最後は剣斬り上げとなり、三連斬りに派生できる。
鉄蟲糸技
- 金剛連斧(消費1 CT13:1)
スーパーアーマーを持ちながら斧で三連撃しながら突進する技。その特性上、多くの状況でDPS維持に優れており、汎用性が高い。
この技からの剣変形はほぼ任意に方向転換出来、斧攻撃にも派生する。 - 飛翔竜剣(消費1 CT16:1)
「金剛連斧」と交換して使用可能な、剣撃しながら高く上昇してから突進攻撃する技。突進攻撃のヒットから起こる爆発による追撃は肉質無視。
零距離解放突きの後隙を消しながら発動することが出来、高出力ゲージの増加量が多い。
着地後に剣攻撃や斧変形に派生可能で、追撃の起動前の処理中(?)に変形攻撃を行うと追撃部分に「高速変形」が適応される。 - スラッシュチャージャー(消費1 CT17:1)
剣ゲージを回復し、維持効果を持たせながら移動する技。発動の直後に無敵時間がある。
この技は剣関係の技だが、発動後は斧になる。この技からの剣変形はほぼ任意に方向転換出来る。
(体験版では開始の無敵時間がもっと長かったがナーフされた。また、斧状態時と剣状態時で無敵発生タイミングが異なっていた仕様も修正された。) - ワイヤーステップ(消費1 CT4:1)
「金剛連斧」と交換することで使用可能な移動技。
右か左に回り込むようにして移動し、スティック入力でどちらかを変えることが出来る。長めの無敵時間が発生し、回避関係のスキルほぼすべて適応される。スキル「刃鱗磨き」を使って、斬れ味回復にも使える。 - 属性充填カウンター(消費2 CT5:1)
下記にて別項目で解説。
属性充填カウンター
「スラッシュチャージャー」と交換することで使用可能なカウンター技。
発動後に待機状態となり、ZRの追加入力で「属性解放バースト」に派生する。この追加入力可能なまでの時間が絶妙に長く、攻撃の予備動作を見てからでは間に合わないケースも多い。また、待機状態でいる間はスラッシュゲージが減少し続ける。
「属性解放バースト」に派生した後から攻撃の終わり際までカウンター判定が持続し、属性解放バーストの爆発によってカウンター成功。
この場合に「高出力フィニッシュ」という2連撃に派生し、高出力状態に移行する。この状態になると3秒ほどのハイパーアーマーが付与され、ダメージ軽減にもなる。既に高出力状態になっている場合は高出力状態の継続時間延長となる。
待機状態も「属性解放バースト」も回避でキャンセルが可能で、「属性解放バースト」そのものもハイパーアーマーが付与されていてかつ、かなり高い怯み値とそれなりの威力を持っており、攻撃のヒットによって高出力ゲージの蓄積にはなるため、失敗によるリスクが少なく比較的手軽に出しやすい。
MHWilds(暫定)
※gamescomや先行プレイ等の情報が基になっているため、後から変更の可能性があります。
今回のスラッシュアックスもまた大きな変更点が見られた。
スラッシュゲージのシステムそのものに変更が加わり、斧モード抜刀時の自然回復がなくなり、斧モードでの攻撃によってスラッシュゲージを回復させる仕様に変更された。これはMHFに登場するスラッシュアックスFの地ノ型のスタイルに近いものだ。
更に斧強化の効果もそれに準じたものに変更され、ダメージアップとスラッシュゲージ回復量増加になっており、強化叩きつけに必要な振り回し回数が2回に緩和された。
また、高出力状態になった際にもスラッシュゲージが回復し、高出力状態になった直後に燃料切れを起こすことが少なくなっているようだ。
これらの情報と以下のいくつかの詳細から察するに、斧モードと剣モードの使い分けに焦点がおかれた調整がされていることが伺える。
相殺とカウンター
斧モードでは「相殺」、剣モードでは「カウンター」が行えるようになった。
どちらもある程度のダメージは受ける場合がある。
斧モードの「相殺」になるモーションは「斬り上げ」であり、「相殺斬り上げ」に名前が変更されている。
「相殺」成功後、強化叩きつけか変形斬りに派生出来、斧強化か剣へ変形して攻撃に繋がると言った具合になる。
剣モードの「カウンター」は成功後、斬り上げや特殊な二連斬りに繋がり、カウンター斬り上げから変形二連斬りが出来る。
派生ルートの変更
ライズにあった突進縦斬りと今までの突進斬りの両方が使えるように斧モードの派生ルートが変更されている。また、抜刀攻撃も縦斬りに変更されている。
剣モードでは、属性解放突きの後に圧縮解放斬りに派生出来るようになっている他、高出力状態の零距離解放突きは長押しに変わっており、通常と零距離で使い分けることが出来るようだ。
変形二連斬りに派生出来るルートの条件が変更になり、ライズと同じループコンボは出来なくなった。
斧→剣は強化叩きつけ限定になり、剣→斧も右斬り上げ(カウンター斬り上げ)からになっている。
その他新モーション
- 螺旋充填斬り
「斧:横斬り」のモーションか「フルリリーススラッシュ」から派生可能のようで、スラッシュゲージを多めに回復する二連斬りとなり、ゲージ回復量が二発目に集約されている。 - 圧縮解放斬り
剣モードでの新技。過去作にあった圧縮解放フィニッシュとは名前が似ているだけの別物。
溜めて横に振り回すようなモーションになっており、斧:螺旋充填斬りに派生可能。
素だしも出来て属性解放突きからも派生出来る。 - フルリリーススラッシュ
高出力状態で圧縮解放斬りから切り替わる技で、二段階に分かれている。ビンの出力で剣のリーチを伸ばしぶった斬るようなモーション。 - 集中弱点攻撃
スラッシュアックスの集中弱点攻撃は二段階に分かれており、それぞれで斧と剣の攻撃が存在する。
剣スタートはMHFの天ノ型や極ノ型の「無限乱斬」を彷彿とさせるモーションになっており、斧フィニッシュは強化叩きつけになり、斧強化状態へと移行できる。
変形機構
スラッシュアックスの変形機構は基本的には軸となるパーツに斧モードの刃になる大きい刃(以下 斧刃)と剣モードの先端になる小さめの刃(以下 剣刃)の三つで構成されている。ビンは武器により多少位置は異なるが軸パーツの柄の上部に装着されており、ギルドのマークが描かれている。
納刀状態では軸パーツの根元斧刃、先端から柄の方向に先端が向くように剣刃が収納されている。
抜刀(斧モード)すると斧刃が先端の方へ平行移動する。
「変形」すると斧刃が元の位置に戻り、剣刃が先端を軸に半回転し、下にスライドして斧刃の上の位置で止まる。
なお、加工屋のプレビューは斧モードで表示されるのでいざ作ってみると剣モードが思ってたのと違った。なんて事になったりする。
スラッシュアックスの中には刃が伸縮する"ペキスパンダー"系統や、
剣刃がなく、代わりに先端から幾つもの棘が飛び出す"ヘビィディバイド"系統などの特殊な変形機構を持つものもある。
MHO
中国サービスで提供されたMHOのスラッシュアックスは下記のMHFに登場した「スラッシュアックスF」の地ノ型からステップや属性解放突きのMHFだけの特性を削除したものがベースになっているため、そちらと合わせて読むのを推奨。
MHXの狩技に相当する奥義に斧振り回しのような動きから変形攻撃を織り交ぜることが出来るトランスラッシュのような技と天ノ型のダッシュ行動と同じ技が追加されている。
また、スタイルとしてMHOスタイル(ギルドスタイル相当)と激斗スタイル(ブシドースタイル相当)が存在し、MHOスタイルでは、MH4以降の斧振り回しフィニッシュとこの作品で初となるステップからの変形攻撃が可能で、ステップの変形攻撃は専用のモーションで、斧→剣では前に進みながら横に斬り払いし、剣→斧では前に進みながら斧で前方を斬り上げるモーション(斧斬り上げとは異なるモーション)となっている。
また、武器の根本として、MHFの変形モーションそのままに変形攻撃→変形攻撃が可能なため、剣斬り上げ斧縦斬りのループという禁断行動を行える。また、ステップリロードやリロードからの変形攻撃等の利便性の強化も見どころ。
なお現在、サービス終了しているためこのスラアクは体験できない。
スラッシュアックスF
MHF-G10から登場した武器種。
本項のスラッシュアックスを基にしている。
スラッシュアックスらしさを意識しつつ新しい武器と言っていいほどの改良が加えられている。
詳しくは“スラッシュアックスF”を参照。
関連動画
関連コミュニティ
関連項目
- モンスターハンター3
- モンスターハンターポータブル 3rd
- モンスターハンター3G
- モンスターハンター4
- モンスターハンター4G
- モンスターハンタークロス
- モンスターハンターダブルクロス
- モンスターハンター:ワールド
- 斧
- チャージアックス(所謂兄弟武器、派生武器)
- スラッシュアックスF
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