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こちらはFlash対応のお絵かきツールについての記事です。 HTML5版については以下を参照してください。 |
ニコニコ大百科の掲示板には「お絵カキコ」という機能があり、様々なイラストをニコニコ動画会員ならば誰でも描けるようになっている。
この記事は、そのお絵描き機能に関するヘルプである。
「お絵描きとかほとんどやったことない!」という人は下記の初心者向けチュートリアルを参照のこと。
機能・特徴
グニャラ印のお絵カキコFLASH、正式名称グニャラペイント(略称グニャペ)。現在、Flash Playerのバージョンは10.0.12以上が必要。
ver.20101001の機能・特徴は以下の通り。
お絵描き仕様
- ペンは常にアンチエイリアスがかかる。そのため、ドットを打つ際にはドット絵ペンを使う。
- キャンバスサイズは最小サイズ8×8から最大サイズ600×600ピクセルまで。なお、一度描き始めると変更はできないので事前にしっかり検討しておく必要がある。
- ペンタブレット使用時でも筆圧入力はできない。これはFlashの仕様のため。
- マスクはまだない。
- レイヤーは背景(初期レイヤー)を含め8枚まで。
ただし仕様として、(キャンバスの縦サイズ)×(レイヤー数)が2880を超える場合は投稿できない。
例えば縦サイズ500の絵を描くとき、投稿できるレイヤーは5枚までである。作業中にはそのような制限はなく、投稿時にレイヤー統合すればよい。 - デフォルトの背景色は白。新しく追加したレイヤーは背景は透明になる。
可視/不可視、レイヤーロック(上書き防止)の切り替えが可能。 - 消しゴムも使える。消しゴムを使うと透過色になる。
- ハンドツールを用いると、スクロールバーが出ているときにキャンバスの位置をぐりぐり動かせる。微妙にがくがくする。
- 下のショートカットキーが使える。日本語入力はオフに。
うまく効かないときはグニャラペイント内にフォーカスしてないのかも?一度FLASH部分をどこかクリックしてみるべし。
z 最後に行った作業を取り消す(アンドゥ) y 取り消した作業をやりなおす(リドゥ) + キャンバスを拡大 - キャンバスを縮小 0 キャンバスの拡大率を100%に戻す Shift+0 キャンバスの回転角度を0°に戻す Ctrl 押しながらクリックでスポイト Space 押しながらドラッグでハンドツール i ウィンドウを初期状態にする m 全レイヤーを左右反転 1~9 ペン先のサイズをキーの数値に変更する r 直線ツールまたは円ツール使用時に押しっぱなしにすると終点固定(繋がった直線の描画が可能) t 直線ツールまたは円ツール使用時に押しっぱなしにすると始点固定(集中線や同心円の描画が可能) q 円ツールの中心点を、始点と終点を含む正方形(時計回り側)の、始点の対角に変更する a 円ツールの中心点を、始点と終点を含む正方形(反時計回り側)の、始点の対角に変更する x 現在のキャンバスをPNG形式で名前を付けて保存(デフォルト名はランダムな数字) - ver.2008101901でページ遷移対策が強化。マウスジェスチャでうっかり「戻る」や「閉じる」の操作を行ってしまったというような場合にも、確認ウィンドウが出るため絵が消える心配が無くなった。
描画画面関連
- ペンの太さは1ピクセル単位で1~30ピクセルから選択可能。
また、極細・細・中・太・極太ペンボタンから、それぞれ1・3・10・20・30ピクセルのペンが使える。 - 色パレットは21箇所。
- 不透明度は5%単位で5~100%から選択可能。レイヤーの透明度も同様。
- ペンモードは手描き・直線・ペイント(塗りつぶし)。線のアンチエイリアス処理の影響で、線の周りは塗りつぶされない。
- 描画モードは通常・比較(暗)・乗算・比較(明)・スクリーン・覆い焼き・オーバーレイ・ハードライト・差の絶対値・除外・反転が用意されている。→描画モードについて
Flash Playerのバージョンアップに伴い、通常以外の描画モードでもゴミが出なくなった。 補助線はガイドラインとして用いる。「分割」と「px指定」の2種類があり、「分割」の場合は指定した数値(2~16)で縦横それぞれを等分した線が引かれ、「px指定」の場合は指定した数値(4~80)のピクセルごとに線が引かれる。指定した数値は種類ごとに保持される。線は「縦横」をチェックすると縦横に、「斜」をチェックすると斜めに引かれる。
- アンドゥ・リドゥは16回まで。レイヤー操作(追加・削除等)も回数に含まれる。ドット絵ペン使用時は1ドットごとに1回となるので注意。
- キャンバスを自由に傾けて書くことが出来る。「角度」ボタンを押すと一発で角度0に戻る。
ただし投稿は角度0の状態で固定される。ときどき逆さまの状態で書き始めてしまったらしい投稿が見られる。 16.67%(1/6)~1600% の範囲で拡大・縮小が可能。単位は100%以上なら0.1倍(10%)ずつ、100%未満なら分数の分子1に対して分母0.1ずつの増減となる。「拡大」ボタンを押すと一発で原寸に戻る。
- 「ウインドウ初期状態」ボタンを押すと、キャンバスやペンなど各種ウインドウを移動・回転させていた場合に初期状態に戻せる。
「全レイヤー左右反転」ボタンを押すと、全てのキャンバスが左右反転され、「全レイヤー上下反転」ボタンを押すと、全てのキャンバスが上下反転される。なお、これらの処理は単独では描画履歴に含まれないため、アンドゥ・リドゥ時には注意が必要である。
- レイヤーウインドウの「目」は可視/不可視切り替え。「ロ」はレイヤーロックの切り替え。「新」は新規レイヤー、「複」はレイヤー複製、「削」はレイヤー削除、「統」は今見えている状態で下のレイヤーと統合(レイヤー名は下のレイヤーのものになる)。
- レイヤーの重ね合わせモードは、描画モードと同様に指定可能。
- やたらと気になる人が多い「ふっかつのじゅもん」は、要するに途中保存機能(未実装)である。
投稿されたお絵カキコについて
オープンソース化
グニャラペイントはAction Script3.0というSWFファイル開発用のスクリプト言語で書かれている。
初心者向けのチュートリアル
ver.2009090902対応版。チュートリアルってことで、ここだけなんとなくフレンドリーな見出しと敬語になります。
とにかく描いてみよう
掲示板の「お絵カキコする」ボタンを押すと、お絵カキコツール「グニャラペイント」が別窓で現れます。
ツール上の「キャンバス」と書いてある小窓内にポインタを合わせてマウス左ボタンを押すと、ペンの状態に合わせて描画されます。
マウス左ボタンを押したままポインタを動かすと、ポインタの動きに合わせて黒い線が引かれます。
絵を描き終えたら、「投稿者名」欄と「絵のタイトル」欄、「書き込み」欄へ入力し、「お絵カキコする!」ボタンを押してみましょう。
これで、描いた絵が掲示板の最新レスとして投稿されているはずです。
ペンを設定してみよう
ペンの太さ
「太」と書いてある箇所の横にある△を動かすとペンの太さが変わります。左へ動かすと細く、右へ動かすと太くなります。
その下にある「細」や「太」、「極」などと書かれたボタンを押すと、それぞれに設定された太さに切り替わります。
ペンの色
ペンの太さを設定する箇所の下に、色のついた箱が3×7個あります(以降、「パレット」と呼びます)。このどれかをクリックすると、その色がペンの色になります。どれかを選択した状態でパレットの下にある「色選択画面」ボタンを押すと、その色を詳細に変更する事が出来ます。
「R」、「G」、「B」と書いてある箇所の横にある△を動かす事で、直接RGB値を指定する事も可能です。ちなみに「R」は赤、「G」は緑、「B」は青の事で、光の三原色となっています。
スポイトのアイコンが描いてあるボタンを押すとポインタがスポイトの形に変わり、その状態でキャンバス上をクリックすると、ペンの色がその部分の色に変更されます。
なお、変更対象のパレットを使って既にキャンバス上に描いた色が変わることはありません。
ペンの透明度
「透」と書いてある箇所の横にある△を動かすと、ペンの色の透明度が変わります。左へ動かすとより透明に、右へ動かすとより不透明になります。
透明度を高くして描くと、キャンバス上の色に対するペンの色の反映が緩やかになります。例えばペンの描画モードが通常の場合、キャンバス上の色にペンの色が薄く混じり、水彩のようなぼやけた色合いで塗る事が可能です。
ペンモード
「B」の下に、文字(初期状態なら「手書き」)と▼の描かれたボタンがあります。これをクリックするとリストが現れ、その中から選択したペンモードへ変更することが出来ます。ペンモードは以下の4種類です。
「手書き」を選ぶと、フリーハンドで線を引けるようになります。
「直線」を選ぶと、マウス左ボタンを押した箇所からボタンをを離した箇所までの直線を引く事が出来ます。
「円」を選ぶと、マウス左ボタンを押した箇所を中心点としてボタンを離した箇所までを半径とする円を描く事が出来ます。
「ペイント」を選ぶと、クリックした箇所とそれに隣接する同色の部分がペンの色に変更(塗りつぶし)する事が出来ます。
ペンの描画モード
ペンモードの下に、文字(初期状態なら「通常」)と▼の描かれたボタンがあります。これをクリックするとリストが現れ、その中から選択した描画モードへ変更する事が出来ます。様々なモードがありますが、これは色々試してみたほうが早いです。ご興味のある方は、「描画モードについて」に簡単な解説をまとめたので、こちらをご参照下さい。
レイヤーについて
レイヤーとは、セルアニメーションのように複数の絵を重ね合わせる事が出来る機能です。背景<色塗り<輪郭<効果、というように重ね合わせて塗り分けるのが一般的な利用法になっています。描画モードの設定により、フォトレタッチのような加工をする事も出来ます。グニャラペイントでは同時に8枚まで重ね合わせる事が可能です。初期状態では、「背景」という白で塗りつぶされたレイヤーが1枚ある状態で開始されます。
新規レイヤーの追加
「新」ボタンを押すと、現在選択しているレイヤーの下に新規レイヤーが追加されます。なお、レイヤーの数が8枚の場合は追加できません。
レイヤーの複製
「複」ボタンを押すと、現在選択しているレイヤーの下に複製レイヤーが追加されます。なお、レイヤーの数が8枚の場合は複製できません。
レイヤーの削除
「削」ボタンを押すと、現在選択しているレイヤーが削除されます。なお、レイヤーの数が1枚の場合は削除できません。
レイヤーの統合
「統」ボタンを押すと、現在選択しているレイヤーと、その一つ下のレイヤーを統合します。なお、透明度や描画モードは統合するレイヤーにのみ反映されるため、2つを超えるレイヤーを統合したい場合、一番下から順番に統合していく必要があるのでご注意下さい。
レイヤーの名前変更、表示・非表示の切り替え、ロック
レイヤー一覧の名前欄をダブルクリックすると名前を変更する事が出来ます。名前欄の左についている2つのチェックボックスのうち、1つ目のチェックボックスのチェックをはずすと、そのレイヤーを非表示にする事が出来ます。2つ目のチェックボックスをチェックすると、そのレイヤーに描き込めないようにして保護する事が出来ます。
レイヤーの重ねあわせモード
下記「描画モードについて」を参考にしてください。キャンバス上の色を下レイヤーに、ペンの色を上レイヤーに読みかえてください。
描画モードについて
ここではグニャラペイントにおける描画モードについて簡単に解説します。
以下はペンの描画モードを想定した記述になっていますが、レイヤーの重ね合わせでも基本的に同様です。「ペンの色」を「描画レイヤー」に、「キャンバス上の色」を「下のレイヤー」に読みかえて下さい。
これら処理は「R」(赤)、「G」(緑)、「B」(青)ごとに別々に行われますのでご注意下さい。また、ペンの透明度を高めると変化が緩やかになります。
通常
キャンバス上の色をペンの色に変えます。直感的でわかりやすい描画モードです。
比較(暗)
キャンバス上の色よりもペンの色のほうが暗い場合のみ、ペンの色に変えます。黒い線を消さずに色を塗るなどの応用法があります。「比較(明)」の逆です。
乗算
キャンバス上の色の暗さにペンの色の暗さを掛け合わせ、更に暗くします。暗くなるほどに変化が緩やかになります。ペンの色を変えずに階調をコントロール出来るので、なめらかな陰影をつける際に利用します。「スクリーン」の逆です。
比較(明)
キャンバス上の色よりもペンの色のほうが明るい場合のみ、ペンの色に変えます。「比較(暗)」の逆です。
スクリーン
キャンバス上の色の明るさにペンの色の明るさを掛け合わせ、更に明るくします。明るくなるほどに変化が緩やかになります。ペンの色を変えずに階調をコントロール出来るので、なめらかなハイライトをつける際に利用します。「乗算」の逆です。
覆い焼き
キャンバス上の色の明るさにペンの色の明るさを足し合わせ、更に明るくします。ペンの色を変えずに階調をコントロール出来るので、なめらかなハイライトをつける際に利用します。
オーバーレイ
キャンバス上の色とペンの色が双方とも暗い場合は暗さを掛け合わせて更に暗くし、双方とも明るい場合は明るい掛け合わせて更に明るくします。暗く、もしくは明るくなるほどに変化が緩やかになります。暗い場合は「乗算」、明るい場合は「スクリーン」に近い処理になります。
ハードライト
キャンバス上の色に関わりなく、ペンの色が暗ければ暗く、明るければ明るくします。暗い場合は「乗算」、明るい場合は「スクリーン」に近い処理になります。
差の絶対値
キャンバス上の色とペンの色を比較し、明るい方から暗い方の明るさを取り除きます。
除外
キャンバス上の色の明るさからペンの色の明るさを取り除きます。
反転
キャンバス上の色をペンの色と関係なく反転します。透明度は影響します。
お絵カキコ初心者におすすめの記事
初めてお絵カキコをするなら以下の記事がおすすめです。
- お絵カキコ
- 自分でうpした動画に自分でお絵カキコしまくってみる (旧名称:ニコニコ大百科でお絵カキコやらないか?)
- 【ニコニコ大百科】初心者向けお絵カキコ講座【グニャラペイント】
- チラシの裏
- らくがき
- スケッチブック
Tips
ver.2008060201対応版。思いついた人が記名で追記していきましょう。編集出来ない方はスレで追記依頼をして下さい。なお、記名なので(?)書式は自由です。増えてきたら分離したほうがいいですね。
キャンバスの移動とサイズ変更
キャンバスとペンの設定窓は移動したり大きくしたりすることが可能です。
キャンバスの上端をドラッグすると移動、左・右・下端をドラッグするとサイズが変更されます。
また、キャンバスを移動して「お絵カキコする!」ボタンの上に重ねると間違えて「お絵カキコする!」ボタンを押さないようにすることが出来ます。
私はキャンバスを左上ギリギリに移動し、右端はアンドゥに半分かかる程度、下端は下ギリギリまで広げています。なお、ペンは右側(拡大スライダの下)に移動します。
それと、お絵カキコの外にあるリンクなどを間違って押さないように(間違って押した事がある・゚・(つД`)・゚・)、ウィンドウはツールだけが表示されるようにギリギリまでせばめています。
(はくはく)
なめらかな線
線をひくとギザギザな線になってイラッとすることがあります。
そんな時はギザギザが気になる部分に透明度を高めた同色をしつこく重ねていきましょう。すると、とてもなめらかになります。
なお、マウスの方にはこの方法はおすすめしません。とても大変です。
(はくはく)
投稿時のサーバ状態確認
投稿時、サーバがどうなっているかとても不安になります。長時間をかけて描いたお絵カキコならなおさらです。
そんな時は、同一プロセス内(セッションとの兼ね合いもあるかもなので)のウィンドウやタブで「マイページ」を表示するのが手っ取り早いです。
ログアウトしていればログイン画面になるし、サーバが落ちていれば表示されませんからね。
なお、「同一プロセス」は説明しません。ググって下さい。
(はくはく)
アンチエイリアスの中をきっちり塗る方法
2009年2月24日および3月3日のニコニコ大百科de絵コーナイトの中で説明された、領域の中をペイントできっちり塗る方法のまとめ。
- 線画で領域を作る。とりあえず円ツールでもなんでもいいので閉領域を作る。
- 線画を描いたレイヤーを複製する。
- 1. のレイヤーを不可視にする。
- 2. のレイヤーの透明度をいっぱいに下げる。
- そのレイヤーの下に新規レイヤーを作る。
- 複製したレイヤー(4. )を下の新規レイヤー(5. )と統合する。
- 統合したレイヤーの透明度を下げる。
- その下に新規レイヤーを作ってまた統合する。
- 統合したら内側をペイントで塗る。
- 3. で不可視にしたレイヤーを見えるようにする。
- まだ灰色が気になるようであれば、ちょっと戻って 7. と 8. を適当に繰り返す。あんまりやると線が途切れるので注意。
あるいは3. の線画レイヤーを複製→統合して多少濃くする。(ただし線が滑らかでなくなる)
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