概要
『○○が多すぎる』という作品タイトルは、近年だと雨森たきびのライトノベル『負けヒロインが多すぎる!』のヒットが記憶に新しいところだが、もともとはミステリー作品に多すぎるタイトルである。
これはミステリーの古典名作に、レックス・スタウト『料理長が多すぎる』(原題:Too Many Cooks、1938年)、ランドル・ギャレット『魔術師が多すぎる』(原題:Too Many Magicians、1966年)といった作品があり、そのパロディタイトルが多すぎるため。スタウトには他にも『女が多すぎる』および「探偵が多すぎる」という作品がある。
また同様にタイトルがパロディされやすい古典名作に、ハリイ・ケメルマン「九マイルは遠すぎる」(原題:The Nine Mile Walk、1947年)があり、こちらのパロディタイトルが「○○は多すぎる」になることもある。
どちらが元ネタかは、「[名詞]"が"多すぎる」ならスタウトもしくはギャレット、「[数量]"は"多すぎる」ならケメルマンだと思っておけば多分合ってると思う。もちろんそれ以外(ウェストレイク「悪党どもが多すぎる」とか)が元ネタだったり、あるいは特に元ネタを意識していない場合もあるだろう。
「多すぎる」で終わるタイトルが多すぎる
小説
- 悪党どもが多すぎる(ドナルド・E・ウェストレイク)
- あぶない奴が多すぎる(愁堂れな)
- アリバイが多すぎる(鈴木空論)
- エリートが多すぎる(愁堂れな)
- 多すぎる(釈聾瞽掌編妖精没子富士見英次郎耳目)
- おかしな奴が多すぎる(トニー・フェンリー)
- 女が多すぎる(レックス・スタウト)
- 怪事件が多すぎる(清水義範)
- ギャンブラーが多すぎる(ドナルド・E・ウェストレイク)
- 九冊は多すぎる(緑川聖司)
- 九枚目は多すぎる(北森鴻)
- キラキラネームが多すぎる 元ホスト先生の事件日誌(黒川慈雨)
- 恋人がなぜか多すぎる(神奈木智)
- 坂本龍馬が多すぎる(粟生こずえ)
- 死体が多すぎる(エリス・ピーターズ)
- せつない奴が多すぎる(愁堂れな)
- 双生児が多すぎる(森晶麿)
- 続 スパイダーマン/デッドプール デップーが多すぎる(ロビー・トンプソン)
- 探偵が多すぎる(レックス・スタウト)
- 超能力者が多すぎる(パトリック・A・ケリー)
- 登竜門が多すぎる(有栖川有栖)
- 七皿は多すぎる(北森鴻)
- 七つの棺 密室殺人が多すぎる(折原一)
- なにもないことが多すぎる(片山恭一)
- 一人だけ多すぎる(ドロシー・L・セイヤーズ)
- フクロウが多すぎる(シャーロット・マクラウド)
- プリティが多すぎる(大崎梢)
- 負けヒロインが多すぎる!(雨森たきび)
- 魔法使いが多すぎる 名探偵倶楽部の童心(紺野天龍)
- 満場一致が多すぎる(森絵都)
- 名探偵が多すぎる(西村京太郎)
- ユーチューバーが多すぎる(里見蘭)
- 幽霊が多すぎる(ポール・ギャリコ)
- 幽霊が多すぎる(天野頌子)
- 容疑者が多すぎる(ジャック・リッチー)
- リスクが多すぎる(ボブ・バーガー)
- 料理長が多すぎる(レックス・スタウト)
- 料理長が多すぎる(沢上水也)
漫画
- 逆行悪女はやることが多すぎる(原作:道草家守、作画:高松翼)
- この世はガマンが多すぎる!(御眼鏡)
- シルバーアロー スキャンダルが多すぎる(牧あけみ)
- できないことが多すぎる。(ゆーなぎじゅん)
- モテない理由が多すぎる!!!!!(真己京子)
映画
- カラスが多すぎる
舞台
アニメ
エッセイ・ノンフィクション
- 科学研究とデータのからくり 日本は不正が多すぎる!(谷岡一郎)
- 人生複線の思想 ひとつでは多すぎる(外山滋比古)
- 外れ馬券が多すぎる(藤代三郎)
- 「品格バカ」が多すぎる(島村洋子)
- 本が多すぎる(酒井順子)
- 無理難題が多すぎる(土屋賢二)
- 腰痛あまりにも多すぎる 自分で治すバラコン法(五味勝)
楽曲
- 愛が、多すぎる。(田原俊彦)
- 浦和にゃ駅が多すぎる(ブカブカ)
- 推しが多すぎる(SEIGI)
- 数が多すぎる(高木洋)
- 知らないことが多すぎる(森山直太朗)
- チョット一言多すぎる(植木等)
- 失くした歌が多すぎる(なぎら健壱)
- なにもないことが多すぎる(ボブ・ディラン&ザ・バンド)
- 美少女(ヒロイン)が多すぎる!(美羽(折笠富美子)&アナ(能登麻美子))
- 夢をこわすような事が多すぎる(金子和宏)
コンピューターゲーム
ボードゲーム・カードゲーム
「多すぎる」で終わらないタイトルも多すぎ……るほどではない
小説
- 多すぎる証人(天藤真)
- 多すぎる罠(海渡英祐)
- 主人公の多すぎる世界で(空乃下)
- 時計屋探偵と多すぎる証人のアリバイ(大山誠一郎)
- 謎の多すぎる高級寿司店(斎藤千輪)
- 魔王が多すぎる世の中に告げる(甘宇井白一)
ノンフィクション・エッセイなど
- アフターソーシャルメディア 多すぎる情報といかに付き合うか(法政大学大学院メディア環境設計研究所)
- 多すぎる!国産アプリのバグ退治(栗本泰司・松本公三)
- グリッドロック経済 多すぎる所有権が市場をつぶす(マイケル・ヘラー)
- 誤解が多すぎる「脳死」の時代(藤田真一)
- 小学館の図鑑NEO 昆虫の多すぎるゲーム(佐々木隼)
- 知らない人が多すぎる建築社会学者と住宅のプロが教える本物の住まい(樫野紀元・長井克之)
- 注文の多すぎる患者たち 野生動物たちの知られざる診療カルテ(ロマン・ピッツィ)
アニメ
楽曲
コンピューターゲーム
ボードゲーム・カードゲーム
関連項目
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