『咲-Saki-』スピンオフ企画第⑥弾は、
雀荘×グルメ!?染谷まこの実家の雀荘「roof-top」は
今日も明るく元気に営業中☆「対局中に○○が食べたい…」
そんなお客様の要望を染谷まこが
アイデア即席レシピで見事に解決☆
染谷まこの雀荘メシとは、原案:小林立、作画:めきめきの漫画作品である。公式の略称は「まこメシ」。
概要
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スクウェア・エニックス発の麻雀漫画「咲-Saki-」シリーズのスピンオフ作品で、近年流行している飯テロ系。また連載が終了した咲日和に代わる日常系でもある。掲載雑誌のヤングガンガンは隔週刊だが、本作は月一連載の形式をとっている。作画のめきめきは同じスピンオフ作品の怜-Toki-の連載も並行しているため、負荷軽減のためと思われる。
2019年の咲-Saki-シリーズ単行本一斉発売の際に帯に連載開始の告知がついていた。その際のイラストは本編の代表的なご飯ネタの一つ、藤田靖子とカツ丼であった。ヤングガンガン2019年Vol.12より連載開始。2022年Vol.10発表の30話で約3年間の連載を終了した。
「咲-Saki-」の主人公宮永咲が通う清澄高校の麻雀部員、染谷まこの実家である雀荘roof-topを舞台に、様々なオーダーや持ち込まれた食材、シチュエーションからまこが腕を振るって料理を作る料理漫画。原案として咲-Saki-シリーズの設定が提供されているだけで、本作中のストーリーはめきめきのオリジナル。小林立も監修はしているが目が届かないことがあるとのこと。時系列は県予選終了後~全国大会前。公式に言及された咲日和と違ってこちらの話の内容を公式設定にするかどうかは現状のところ未定。
基本的に料理を作るのはまこだが、話によっては他のキャラクターが作ったり料理に参加することもある。本編設定で宮永咲と原村和は日頃から料理をしており、須賀京太郎も料理(主にタコス)の経験値を積んでいる。出来上がったメニューを出して「お和了りんさい(おあが-)」と告げるのがお約束。
雀荘の常連客や清澄高校の面々、長野県内各高校の麻雀部員が訪れ、様々なメニューでもてなす。本編で常連である藤田靖子も登場し、彼女の好物であるカツ丼が出前先の跡継ぎ問題で注文できなくなったことを嘆くところから物語は始まる。
それまで清澄高校のメンバーの中では影が薄くなりがちだった染谷まこと実家の雀荘roof-topにスポットを当てた作品。本編では竹井久が藤田靖子をけしかけるために咲と和を送り込み、特製のメイド服を着せて麻雀を打たせる場で終わったが、本作ではその後も麻雀部員が出入りしており、部活の一環でスタッフとして打っている。清澄麻雀部を始め強い高校生と打てるというのも雀荘が人気の理由らしく、お手伝いをしたメンバーにはねぎらいも兼ねてまこから料理が振る舞われたり、お土産を渡すこともある(きちんとバイト代も払っている模様)。
料理漫画となった都合なのか、本編でそのような素振りを見せないキャラクターまでも腹ペコキャラになっている。本編ではメイド服姿で接客していたが日によってそのような衣装を着ることがあるらしく、大抵は学校の制服のままで、たまにコスプレをするのは集客手段の一つ。本編で登場したメイドデーの他にはチャイナデーがあり、この日は中華料理を注文すると対局料が割引になる。
登場人物
清澄高校
- 染谷まこ
高校生ながら雀荘roof-topを切り盛りしている。簡易なメニュー程度であれば自ら作って提供していたが、第1話でカツサンドを作って以降キッチンを拡張して本格的な料理を出すようになる。雀荘メニュー以外にも弁当など日常的な食事も作る。料理漫画らしく既成の混合調味料などは一切使用していない。県予選決勝次鋒戦の対戦相手だった沢村智紀、吉留未春、妹尾佳織とグ・ライス秘密クラブを結成し、度々会合を開いてご飯のお供の探求をしている(クラブメンバー以外には内緒の活動)。 - 宮永咲
本編の主人公ということもあり、まこ以外の登場人物の中ではroof-topに登場する機会が多い。家で料理をしているという設定が本編以上に強調されており、和やまこに料理を振る舞ったこともある。得意料理は肉じゃが、独自研究をしたその味は和も驚かせた。 - 原村和
久からリアルな牌に触れる機会を増やすよう指示されていることからよくroof-topに出入りし、牌のメンテナンスやスタッフとして手伝っている。和も日常的に料理をしているため、一緒にキッチンに立つこともある。 - 片岡優希
基本的に食べる専門だが、話によっては料理に参加することもある。普段料理をしないため、咲や和と比べるとおぼつかない面がある。日常的な食に関する知識だけは豊富。本編でもそうだが、京太郎との絡みが描かれることがある。 - 竹井久
優希同様基本は食べる側。まこに甘えて料理を作ってもらうことが多い。美穂子と仲がいいことを華菜に嫉妬されている。 - 須賀京太郎
本編や咲日和と比べてスポットが当たる機会に恵まれており、主役の回もある。学食の人気メニューである生姜焼き定食の争奪戦に日ごろから勝利しているらしく、クラスメイトや他の部員からは羨ましがられている。咲と知り合ってからは彼女の料理を日常的に食べる機会もあったらしく、咲の料理にアドバイスもしていた。なお、咲と京太郎が知り合ったのは中2の頃(小林立のブログで言及されている)。優希に付き合ってタコスを研究しているうちにタコス愛好家になり、家でタコスを作るための専用器具一式を揃えるまでになった。 - 内木一太
学生議会副会長で2ページだけ登場。祖母の退院祝いのため学生議会の早退を久に頼み、貸し一つということで承諾された。
龍門渕高校
- 天江衣
麻雀で見せる姿をこちらで出すことはなく、もっぱら普段の様子で登場している。自分の舌には正直。 - 龍門渕透華
衣の保護者や龍門渕のお嬢様としての立場が多く、本編で見せるようなどことなく抜けているキャラクターを出すことは少ない。各高校とroof-topにお中元を自ら手渡しで配って回った。 - 国広一
龍門渕家のメイドとしての登場が多い。フルーツは加工するより生で食べる方が好み。自分より他人のことが気になる性格。 - 沢村智紀
グ・ライス秘密クラブのメンバー。クラブの集まりが日々の楽しみの一つであるようで、その日が近づくと気持ちが浮ついてしまう模様。一緒にご飯をめでる仲間の大切さを説いた。 - 井上純
龍門渕麻雀部メンバーでクルーザー遊びをしていたところ、約7kgのカンパチを釣り上げる。しかし捌くのにも苦労するため、全国大会への激励も兼ねてまこのところへ持ち込んだ。
風越女子高校
- 福路美穂子
一度久とroof-topを訪れた際はナポリタンをまこ、久と一緒に食べた。以降roof-topを部員にお勧めしているようで、風越麻雀部員が度々訪れている。彼女も久に甘えられて料理を振る舞うことがある様子。 - 池田華菜
久が美穂子と仲良くしているのを快く思っていない。そのためroof-topに来店したときも頑なにナポリタンを頼まず、一緒に店を訪れた未春と別のメニューを食べた。その味とまこの人柄に若干態度は軟化した模様。 - 吉留未春
日常系スピンオフ作品で華菜のブレーキ役になっているのは相変わらず。グ・ライス秘密クラブのメンバーでもある。ご飯のお供として削りたての鰹節を紹介、メンバーにその美味しさを知ってもらうために鰹節削り器まで購入した。 - 深堀純代
あんこ系の甘味が好物という設定がつき、見かけるとついつい食べ過ぎてしまうことが悩み。その思いを断ち切るべく、一度思いっきりまこ特製のおはぎを食べてすっきりするという作戦に出る。彼女のコンディションの変化は本人と美穂子にしかわからない。 - 文堂星夏
華菜と一緒に深堀のコンディションを気にしており、影ながらroof-topまでついていく。深堀がおはぎをドカ食いする影でちゃっかりご相伴に預かった。プロ麻雀せんべいに付いているカードの収集は相変わらず続いており、シークレットレア狙いのため30箱を購入、なんとかカードを引き当てることには成功したものの部員総出でせんべいを処理した。 - 久保貴子
藤田プロに振り回されているのは相変わらず。彼女に付き合わされて日本全国いろんな場所のカツを食べてきている。その中でもまこが振る舞ったカンパチカツは歴代でトップスリーに入る程美味しかったとか。
鶴賀学園
- 加治木ゆみ
麻雀部を既に引退しているため、桃子と日常を過ごす場面が多く描かれる。咲日和同様、智美の勉強にも付き合っている。一度スタッフとしてroof-topで麻雀を打った。その日はチャイナデーだったためチャイナ服での対応だったが、本人の性格故かチャイナドレスではなかった。 - 東横桃子
ゆみと日常を楽しんでいるが影の薄さは相変わらずで、ゆみと一緒にいても気づかれないことが多い。roof-topの麻婆豆腐の刺激で輪郭がくっきりしてしまい、対局中なかなか消えることができなかった。 - 妹尾佳織
麻雀の練習のために雀荘に行こうとするも「鶴賀の団体戦メンバー」という色眼鏡で見られてしまうことを恐れ、地元を離れてroof-topまで遠征する。グ・ライス秘密クラブのメンバーでもあり、ジャンクフードなどワイルドな料理を好むという意外な一面が描かれた。 - 蒲原智美
地元の雀荘で練習できない佳織にroof-topを紹介する。本人も度々出入りしているが、ゆみに受験勉強を優先するように言われているためか作中では来店できていない。 - 津山睦月
文堂とのプロ麻雀カード交流は続いており、咲日和や本編で描かれた以外にもカードのトレードをしている模様。前述の箱買いの結果文堂が引き当てたシークレットレアカードをプレゼントされた。ちなみに出たのは愛宕雅枝のサイン入りカード。
その他
- 藤田靖子
咲-Saki-シリーズの飯テロ代表格でもあるプロ雀士。カツ丼好きは相変わらずだが、作中で数少ない成人でもあるのでお酒に合うメニューを食べることもある。仕事を頼まれると断れない性格らしく、あまりの多忙さに昼食を簡素に済ましているところを久保に見られ心配されている。最終話直前で遂に馴染みのカツ丼屋が閉店してしまい、土下座してまでまこにカツ丼を頼んだ(カツ丼屋への配慮のため、roof-topでカツサンドは出しているがそれまでカツ丼は提供していなかった)。 - まこの母親
度々roof-topのスタッフとして登場する女性。まだ公式に名前が確定していないためこの表記。娘と一緒にroof-topを切り盛りしている。既に40前後の年齢のはずだが全くそれを感じさせない程若々しい容姿をしており、下手をすれば娘と同年代に見えてしまうかもしれない。なお咲-Saki-シリーズの母親たちはなぜか外見が年齢不相応に若いことが多い。 - ハギヨシ
こちらでも衣の付き人として登場している。衣に苺の潰し方を伝授した。 - 高鴨穏乃、新子憧
小学校時代の回想のみで登場。和に半夏生について教えた。
話一覧
※ゲストには回想などで食事に参加していないキャラクターも含む
関連項目
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