3歳ダート三冠開幕戦・ダート優駿への登竜門
羽田盃
大井競馬場・ダート1800m
羽田盃(はねだはい)とは、4月下旬に大井競馬場3歳限定・ダート1800mで施行されるダートグレード競走である。「3歳ダート三冠」第1戦。格付けはJpnI。1着賞金は5000万円(2024年)。
概要
1956年に「大井盃」として創設、1964年にかつてあった競馬場の羽田競馬場に由来する「羽田盃」と名称変更する。
1964年の東京王冠賞の創設以来、長年「南関東三冠」の第1冠として親しまれた。1967年から1995年までは2000mで行われていた。なお、創設以来、2023年まで南関東所属馬限定戦であり、全国交流競走ではなかった。
ダートでは牡牝の力量差が大きい事もあり、南関東限定時代から勝ち馬は牡馬が大半を占める。牝馬の羽田盃馬はロジータとクラーベセクレタの2頭のみである。
2024年の全国的なダート路線改革に伴い、JpnI格付けのダートグレード競走として中央馬にも開放され、「3歳ダート三冠競走」の初戦となった。芝クラシックと異なり体制移行前はセン馬も出走可能だったが、2024年からは芝同様に牡馬、牝馬のみとなり出走不可となる。1着賞金は5000万円に増額。
主な前走・前哨戦
競走名 | 格付 | 施行競馬場 | 施行距離 | 間隔 | 優先出走権 |
---|---|---|---|---|---|
ブルーバードカップ | JpnIII | 船橋競馬場 | ダ1800m | 中10週 | 地方1頭 |
雲取賞 | JpnIII | 大井競馬場 | ダ1800m | 中9週 | 中央地方各2頭 |
スターバーストカップ | 準重賞 | 大井競馬場 | ダ2000m | 中8週 | 地方1頭 |
京浜盃 | JpnII | 大井競馬場 | ダ1700m | 中5週 | 中央地方各2頭 |
「3歳ダート三冠競走」の施行に際して、南関東三冠時代から羽田盃の前哨戦であった雲取賞がJpnIII、京浜盃がJpnIIのダートグレード競走に昇格となり、本競走のトライアルとなった。
2024年の出走枠は、フルゲート16頭に対し中央4頭、地方12頭。中央馬の優先出走権は、雲取賞・京浜盃(それぞれ中央馬の出走枠は3頭)のそれぞれ上位2頭(5着以内)ずつ。そのため、中央馬が羽田盃に出るためには雲取賞か京浜盃のどちらかの出走が事実上必須となる。中央馬の枠が狭いのは、「ダート三冠を目指すのであれば地方から」とダート強豪馬の地方デビューを推進したい意図があるようだ。また、中央の芝馬が芝の収得賞金で乱入してくるのを防ぐ意図もあると思われる[1]。
地方馬の優先出走権は、雲取賞・京浜盃の上位2頭に加え、JpnIIIのダートグレード競走となるブルーバードカップの1着馬と、大井の準重賞・スターバーストカップの1着馬に与えられる。
また、中央馬・地方馬とも、羽田盃の上位3頭(中央馬は5着以内に限る)に二冠目となる東京ダービーへの優先出走権が与えられる。
歴代優勝馬
関連コミュニティ
関連項目
脚注
- *同様にダートで賞金を獲得した馬が芝に向かうことを防ぐために、2025年から「桜花賞・皐月賞・NHKマイルカップ・優駿牝馬・東京優駿の3歳春GI5レースにおける出走馬決定方法で、ダートによる収得賞金を計算に含まない」ルールが適用されることになる。
親記事
子記事
- なし
兄弟記事
- ジャパンダートクラシック
- フェブラリーステークス
- 帝王賞
- JBC(競馬)
- 川崎記念
- かしわ記念
- ブリーダーズゴールドカップ
- 平安ステークス
- アンタレスステークス
- ダービーグランプリ
- 名古屋グランプリ
- TCK女王盃
- 東京スプリント
- 東京ダービー
- クラスターカップ
- 白山大賞典
- 京浜盃
- とちぎマロニエカップ
- さくらんぼ記念
- グランシャリオカップ
- 群馬記念
- サラブレッドチャレンジカップ
- 全日本サラブレッドカップ
- 朱鷺大賞典
- 兵庫女王盃
- 北海道2歳優駿
▶もっと見る
- 2
- 0pt