Alphysとは、Toby Fox(トビー・フォックス)氏が開発したTPGインディーズゲーム『Undertale』に登場するキャラクターである。シャイでオタクな地下世界の科学者で、主人公の旅を手助けしてくる。公式日本語訳版での名前は「アルフィー」。
ネタバレ注意。ゲーム未プレイかつこれから遊ぶ予定のある人は引き返す事をお勧めする。
概要
Hotlandに建つLab(研究所)に住むモンスター。SOULを宿したロボット・Mettatonを開発した功績によりAsgore直属の科学者としての地位を手に入れた。研究所で遭遇した主人公と遭遇、さらに自身が開発した対人戦用ロボットMettatonが暴走し主人公にエンタメと称した攻撃をしてくる場面に遭遇する。このイベントで主人公を助けて以降主人公をサポートし地下世界の旅を助けてくれる。
人間である主人公のファンらしく、地下世界の至る所に設置されている隠しカメラで今までの旅を観察していた。活躍は超巨大スクリーンで視聴していたようだ。旅の一部始終を見続けているため、プレイヤーの行動しだいでは軽蔑し殺意まで抱いてくる。
シャイかつ内向的で漫画とアニメを何よりも愛する典型的なオタク気質で、普段の会話は吃音がちでしどろもどろなのだが、自分の好きなジャンルの話題になるとイキイキし興奮気味に長文をペラペラ語る。ネット上ではやけに強気で饒舌。研究所には大量の真面目な本に偽装されたオタクコレクションが陳列され、巨大タペストリーまで飾られている。食事は即席麺などの簡単な食事で済ませているようだ。
それらオタクアイテムは地上からGarbage Dumpという滝エリアに流れ着いたゴミから入手している模様。そのため、ゴミ漁りは彼女の日課であり、ゴミ漁り中に出会い意気投合した事がUndyneと親友になる切っ掛けだった。ゲーム開始時点ではUndyneに友の域を超えて恋愛感情を抱いており、自分とUndyneメインの恋愛小説を書いた事もあるらしい。また、Asgoreに好意を持たれるためにMettatonを対人用ロボットとして製作した。
昔はオタクながらも近所に住むBratty and Cattyを連れてゴミ漁りの術を教えるなど面倒見が良い所もあり、外に出る機会も今よりも多かった。しかし、ある出来事を期により殻に閉じこもるようになり、今ではゴミ漁り以外はほとんど研究所に閉じこもっている。また、自分の気持ちなどを隠し偽るようにもなっており、デートイベントではそれを解き放つ事が鍵となっている。
外見
恐竜のような外見で、やや小柄。後ろには尻尾があり、靴は履いていない。普段は白衣を着てメガネを掛けている。棚には白衣に混ざって1着だけドレスが掛けられており、デートイベント時にドレスを着た姿を拝められる。True Pacifist Route(通称Pルート)のEDでは水着を着ている。
秘密その1
↓
今まで通り主人公にCORE突破のサポートを行おうとするが、誰もいない筈のエリアでモンスターに襲われ、ハッキングが上手くいかず、内部もAlphysが把握する構造とは全く違っていた。そして、CORE最奥にて対峙したMettatonから真実を明かされる。
Mettatonが暴走したというのは真っ赤なウソ。Alphys主人公を観察しているうちに惹かれ、冒険に自らの存在を加えたいと考えるようになった。そこでMettatonに演技で主人公に襲い掛かるように仕向けさせ、それをAlphysが助ける、という芝居を打つことにしたのだ。クイズの答えを知っている・Mettatonが行う殺人ショー攻撃はクリアに失敗してもAlphysが罠を解除するという形で攻略出来る・クリア成否に関わらずやけにAlphysを持ち上げるMettaton・説明下手なAlphysに代わって内容を代弁するMettatonなど、これらは全て主人公にAlphysに対するイメージを良くするため。しかし、途中でMettatonが主人公のSOULで地上に出るという目的を持ったため、COREではAlphysが把握していない事態が起こったのだ。
Mettatonとの戦闘後に姿を現したAlphysは「結界を通り抜けるためには人間とモンスターのSOULの両方が必要」という事実を告白しその場を去る。以降デートイベントが発生するまで研究所に入る事は出来なくなる。
秘密その2
↓
デートイベントでUndyneに自身の本当の気持ち(とアニメは現実ではないという事実)を告白したAlphysは自身の過去と決着を付けるべく地下施設へと向かう。主人公も地下の「True Lab」(真研究所)へと向かい、そこでAlphysの過去の過ちを知る事になる。
AlphysはAsgore指示の下ソウルの本質についての研究をしていた。
モンスター達を地下世界に閉じ込めている結界を破るためにはソウルの力が必要である。しかしモンスターのソウルは生きているモンスターから取り出そうとすれば立ち所にモンスターの身体が崩壊してしまうし、モンスターが死亡するとソウルは間もなく消滅してしまう(一方で人間のソウルは"強力"なため死後も残留し続けるが、そもそも地下世界には基本的に人間が現れることがないため現実的な話ではなかった)。
だが死亡したモンスターのソウルを取り出すことが出来れば(寿命や事故などで)死亡したモンスターから結界を破壊するのに必要なだけのソウルを集めることができるようになる。
そこでAlphysは人間のソウルとモンスターのソウルの違いを考えた時に人間にはモンスター達にはない「生きようとするための力」即ち"determination(決意)"があるという事実を発見し、そのdeterminationこそが死後もソウルを残留させる事ができる為の力であると結論づけた。
そのため、モンスターの魂にもdeterminationを注ぎ込めば死後もソウルを残留することが出来るのではと思った彼女は、地下世界のモンスター達から"延命の余地なく間もなく死んでしまうであろうモンスター"を募り実験体とした。
早速実行に移したAlphysであったが、思惑とは異なりモンスター達はいつになっても身体が崩れ去る様子がなく、それどころか瀕死であったはずの彼らは目を覚ましかったかのように動き回っていたのである。目指す結果では無かったもののとりあえず生き返ったということで家族にも生還を伝え、引き渡す予定であった。
しかし、人間よりも遥かに不安定な身体を持つモンスター達は純度の高いdeterminationの力に耐えきれなくなり、体が溶けてその体同士が融合してしまった。Asgoreや実験体の家族から研究の進捗や家族の引き渡しについてなど追求される中Alphysはその事を伝えられず隠していた。この研究での出来事はAlphysの心に暗い影を落とし、以降は引き籠るようになり心を隠して生きるようになった。
(Alphysが極度の電話、手紙嫌いになった原因がコレである)
また、道中で調べる事が出来る報告書には実験の過程でモンスターの魂を入れる容器(計画では死亡したモンスターの身体のみ消滅しソウルが残る予定であったため)を模索し王様のお気に入りであった"黄色い花"を実験体にしたこと(実験の結果花はソウルの器にできなかった事が判明する)や、王様を驚かせるために"命を持たない対象にdeterminationを注入したらどうなるか"を実験したことが分かる。
determinationを注入した花こそが最初に咲いた黄色い花であり、この花は元々外から入り込んできた花である。後にその「花が逃げた」とも記述されているため、その花がどうなったかは想像に難くないが、彼女が一連の出来事の根幹に関わる存在であることが分かるだろう。
この本作最大のホラー要素のTrue Labを攻略する事がPルートへと向かう道である。
True Labを探索した主人公にAlphysはここでの研究の結果と被験者の成れの果て"Amalgamates"を公表する事を伝える。AlphysはTorielから科学者解任という形で過去に決着を付け、Amalgamates各個体はそれぞれの家族の下へと帰っていった。
なお、上記の記述は「True Lab」内で読めるレポートの内容を元にしているが、「このレポートの著者が全てAlphysである」と仮定した場合のものである。このレポートは文の特徴が異なる複数のものが入り混じっているため、彼女の前任者等の複数の著者が居るのではないかと考察するプレイヤーらも居る。もしこの考察が正しかった場合、上記の記述のうち一部はAlphysが実行したものではなくなる。
関連項目
親記事
子記事
- なし
兄弟記事
- Ice Cap
- Astigmatism
- Asgore
- Asriel Dreemurr
- Amalgamates
- Undyne
- Aaron
- Whimsalot
- Whimsun
- W.D.Gaster
- Woshua
- Annoying Dog
- Gerson
- Chara(Undertale)
- Gyftrot
- Clam Girl
- Glyde
- Grillby
- Greater Dog
- Sans
- Shyren
- Jerry
- Gルート
- Snowdrake
- So Sorry
- Tsunderplane
- Temmie
- Toriel
- Dogamy and Dogaressa
- Doggo
- Nice Cream Guy
- Knight Knight
- Napstablook
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- Pyrope
- Papyrus
- Final Froggit
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