So Sorry(公式日本語訳:ゴッゴメン)とは、Toby Fox(トビー・フォックス)氏が開発したRPGインディーズゲーム『Undertale』に登場するキャラクターである。本作の隠しキャラの1人。
概要
「Ahhhh!!!I'm late!!!I'm late!!!I'm so sorry!!!(たいへんだあああ! ちこくだ ちこくだ… ちこくだああぁぁ!! ゴッ… ゴメンッ!!)」
Hotlandの一定のエリアで特定の方法でのみ出会える隠しモンスター。事前にMTT Resortの隠し通路で看板を読み、装備アイテム「Stained Apron」を拾えるエリアの上にあるT字路エリアから透明な道を進むと進入出来るArt Club Room(おえかきクラブ)において、10月10日午後8時の間に立てかけられている看板を読むと出現し戦う事になる。パソコン・ハート機の時刻を弄っても可であり、Switch以降の機種ならば日数さえ合っているならば時刻は関係なく会えるようになっている。
Genocide Routeの条件を満たしている場合はHotlandの一部エリアが封鎖している為、会うことは不可能。なお、フラグ等の調整やチート等ができるPC版でGルートのままチートマップ移動しておえかきクラブの部屋に行っても看板に(おえかきクラブは ちゅうしです!)と書かれていて会えないという調整をなされている。
画家を自称しており(本人曰く中々の芸術家)、Art Club Roomにておえかきクラブを開いている。また、MTT Resortにも隠し通路にはクラブの宣伝看板が立てられている。
開催日に遅刻して大急ぎで駆け付けた所、勢い余って主人公とぶつかり、そのままなし崩し的に戦闘に突入する(本人は絵を描いているだけで攻撃している自覚は無い)。攻撃し続けるとEXPとLVについて言及してくる数少ないモンスター(後記)。また、自分を殺した事で得られるEXPを知っている・逃れるために見逃し料を提案する唯一のキャラでもある。
外見
太めの怪獣のような姿をしている。手足は短めで、大きな尻尾が生えている。耳は大きく垂れ下がり鼻は顔の先端に付いている。髪型は首までの長さの茶髪で、後髪は跳ね上がっている。常に両手の指を音が鳴るほどカチ当てている。
被ってくる帽子のパターンはカウボーイハット・ベレー帽・パーティ帽子・ソフト帽子・ピエロ帽子の5種類。
性格
ナーバスで気弱な性格。ぶつかってしまった主人公に対して気遣いお詫びに絵をプレゼントしようとする優しさの持ち主だが、その際もオドオドした感じで空回り気味。名前と違わず謝り癖があるようで、とにかく腰が低い。
気弱な性格に合わさってか攻撃=殺気に非常に敏感であり、主人公が攻撃をし続けると必死の命乞いをし、最終的に死神の幻影に命乞いをしだす。トドメを刺すと主人公の時間を無駄にした事を謝罪して消滅する。
戦闘
「This creature is defintely in the wrong time and space!(そんざいすべき じくうを かんぜんに まちがえている。)」
戦闘BGMは専用BGM"Wrong Enemy!?"(日本名"おかしな敵")で全体を通してコミカルな曲調。
立体表現されてる尻尾(おしりフリフリ3Dさいみんアタック)を使った、枠内を薙ぎ払う攻撃をしてくる。尻尾はオレンジ色と青色の2種類の色を纏い、オレンジは動き続ける・青色は止まりやり過ごすと被弾しない。So Sorryを倒す場合は100ダメージ固定となるものの、この攻撃しかしてこないので、見逃すよりも倒す方が難易度が下がる事になる。特にLVを一切上げられないPルートの場合は隠しモンスターとはいえ鬼門レベルに難易度が高い。
攻撃しないで戦闘を続けると主人公に絵を描いてあげる事になり、攻撃方法も変化していく。クシャクシャに丸めた紙を次々と投げ捨てる攻撃に移る。紙は枠内下にどんどん溜まっていき自機の動きを妨害する。
これをやり過ごすと「魔法のペン」で「Doodlebog(ラクガキマ)」というモンスターを2体描き、この2体が攻撃を仕掛けてくる。「Doodlebog」はACTコマンドの「Draw(描く)」を選ぶと描かれた船でどっかに行ってしまう。「Doodlebog」2体を処理し、直後の尻尾・紙の複合攻撃をしのぎ切ると和解完了となる。
So Sorryは戦闘中はずっと主人公にプレゼントする絵を描くべく奮闘しており、その成果はSo Sorryの攻撃をしのぎ切ると確認出来る。その絵は紙にハートが描かれただけだが、主人公の深い本質を丹念に描いたという言葉を見る限りSOUL(タマシイ)を描いたと思われる。なお、主人公からの評価は悪かった模様。
本人が言う通り、So Sorryを倒して貰えるEXPは1と怖ろしく少ない。貰えるGoldは戦闘中にプレイヤーがとった行動によって変わり、攻撃しないと100・攻撃しSo Sorryの見逃し提案を受け入れると200・更に攻撃した後に提案を受け入れると220・倒すと300Goldを入手可能。
戦闘後に看板を調べると、見逃すと「Let's meet again someday!(またいつか会おう!)」・倒した場合は「Art of died.(芸術は死んだ)」と表示される。
ただのおかしな敵…?
So SorryはMuffetとGlydeとともにKickstarterにてUndertaleの開発資金を募集していた際に一定資金を支援して導入されたゲストモンスターの1人である
当時のKickstarter支援金額に応じた報酬は以下である。
「500ドル以上の支援であなたの考えたオリジナルキャラクターがゲーム内に戦闘可能な敵モンスターとして登場(先着2名)
「1000ドル以上の支援であなたの既存オリジナルキャラクターがUndertale内に公式で登場(先着1名)」
一見すると「メインシナリオでボスモンスターを務めたMuffetが1000ドル以上のほうだろ」と思われがちだが、So Sorryが後者のほうである。しかし隠しモンスターとはいえ、専用BGMだけでなく和解ルートと撃破ルートで豊富な台詞があったり彼独自の攻撃や演出などを使われていたりとかなり凝った演出があるユニークなゲストモンスターである。
…と一見するとただのUndertaleらしい個性的なモンスターと思われがちだが上記で所々に書かれている内容をよくよく確認し、またDeltaruneで判明した要素も照らし合わせると途端に異端なモンスターと思われる要素が持ち合わせている。
※この項目の先は、リンク先等も含めてネタバレ成分を多く含んでいます。これからUndertaleをプレイしようとする人は見ないのが推奨です…
まず主人公のSo Sorryへ「ぶんせき」で表示される「そんざいすべき じくうを かんぜんに まちがえている。」は何故か主人公に即座に断言されている。当初は単に3D攻撃を使う場違いな存在・ゲストモンスターだからと思われていたが、Deltaruneでは一部に3D要素を使っている為にDeltaruneの住民ではないか?と考察が上がり始める。また、ターン経過の文章にて「てき」と書かれるがUndertaleにて「敵」と扱われるのはSo SorryとSansのみである。何故、GルートでのSansと同様に彼が敵と扱われるのかは不明ではあるがおそらくはSansと同様に本来のモンスターなら認識できないUndertaleの「外部の要素」を認識している存在だからではないかと思われる。実際にSo Sorryに攻撃する展開時に口にするEXPとLVは彼以外だとSansとCharaのみが認識しており、それ以外にもSo Sorryが描いた主人公の絵である「ハートの絵」はこちらも当初は「主人公のタマシイ」を描いてたと思われていたがDeltaruneが展開されてからは「ハート=プレイヤー」のほうを描いてたという説が浮上した。ちなみにUndertale時点で確実にプレイヤーを認識していたのはCharaであり彼はGルート完遂時にプレイヤーに語りかけてきた人物である。
とSo Sorryの言動やらで見過ごしやすいが、台詞などをよくよく見てると途端に異端なモンスターに見えてくるのである。この重要要素をしれっとユニークなゲストモンスターに仕込んでたTobyFoxパネェよ
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