Fortniteとは、Epic Games開発のサードパーソン・シューティングゲームである。
概要
Fortnite | |
基本情報 | |
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ジャンル | アクション TPS バトルロイヤル |
対応機種 | PC PS4 XB1 Switch iOS Android |
開発元 | Epic Games |
発売元 | Epic Games |
発売日 | 2017年7月21日 |
価格 | $$$$円 |
対象年齢 | CERO:C |
通信 | |
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その他 | |
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ゲームソフトテンプレート |
Epic Gamesが配信中のF2Pゲームで、2011年のSpike Video Game Awards 2011にて発表された。通常のサードパーソンにクラフティング要素を追加したユニークなシステムが特徴。2017年7月21日に初リリースされた。
流血描写などのどぎつい表現も無いため(CERO:C)、「PUBGを始めたいけどリアルすぎる表現はちょっと…」というユーザーや親御さんにお勧め。国内では小学生など低年齢層のプレイヤーも多く、あのコロコロコミックにも掲載されているほどの人気である。
対応プラットフォームはPC/PS4/XboxOne/Nintendo Switch/iOS/Android。日本語版はXboxOneを除く全機種が対応。なお、PS4版ではPlus会員でなくともオンラインプレイが可能。今後はPS5、Xbox series Xなどの次世代コンソールにも対応予定。
ゲームモード
Fortniteには、PvEモードである「Save the World」とPvPモードの「Battle Royale」の二種類のゲームモードが存在し、どちらもクラフティング要素が攻略において重要な鍵を握るモードとなっている。
「Save the World(世界を救え)」
- 手にしたつるはしで周囲に存在する岩石や樹木、果ては街灯から車両まで、様々なものから資源を回収し、迫りくる怪物から身を守るために要塞を作り上げ防衛しよう。
このモードには「ニンジャ」「アウトランダー」「ソルジャー」「コンストラクター」の四つのキャラクタークラスが存在し、レベルアップすることで能力が強化される。
イメージとしてはCoopタワーディフェンスシューターといったところだろうか。 - こちらのモードは現在、有料版の購入のみでプレイが可能だが、2018年内にFree-to-Play化と日本語の実装を予定している。
「Battle Royale(バトルロイヤル)」
- 敵は最大百人。島に存在するすべての物を駆使し、最後の一人になるまで戦い抜け。
バトルロイヤル形式の対戦モード。ソロ以外にもデュオとスクワッド(四人)を選択でき、他メンバーを用意できなくても自動でメンバーをマッチングしてくれるため、友人がFortniteをプレイしていなくても安心である。
プレイヤーはゲーム開始時、なぜかノリノリの音楽が音漏れしている魔改造された気球付きバスに乗り、上空からフィールドである島へ降下することから始まる。プレイヤー降下後は時間経過とともにプレイ可能範囲が狭まってゆくので注意しよう。 - すべての物を駆使して戦い抜くとは誇張ではなく、配置された武器はもちろんのこと、戦いの鍵を握るクラフティングには各種資源が必要となるため、付近にある樹木や岩石、建造物や車両をつるはしで破壊し、資源を入手しなければならない。
入手した資源を使い、通常では登れない高台を確保したり、遮蔽物のない場所に建造物を築き上げることが勝利を掴むために必要となる。 - 過去に期間限定で50vs50の対戦モードや、"Solid Gold"と呼ばれるドロップ武器が全てレジェンダリーになるモードが追加されていたが、現在はプレイできない。
今後、正式に実装されるかどうかは不明。 - 通常のバトルロイヤル以外では、バトルが発生しない「パーティーロイヤル」が搭載されている。同モードのメインステージではゲーム内で映画やアーティストのライブといったショーイベントが定期的に行われており、過去にはMarshmelloのライブをワンタイムイベントで開催し大きな話題となった。国内アーティストでは米津玄師がパーティロイヤルでのイベントを予定している。
PUBGとの違いは?
- 上記にもあるが最大の違いはクラフティング要素。資源には木材、石材、鉄の三種類があり、フィールド上の対応するオブジェクトを破壊したり、アイテムとして配置されているものを拾うことで入手可能。
クラフティングでは屋根、床、壁、スロープが作成可能で、上記の三種の資源を使い分け強度の違う建造物を作成できる。さらに壁や床は編集が可能で、扉や抜け穴を開けることも可能。 - 武器にはレアリティが存在し、下から、コモン、アンコモン、レア、エピック、レジェンダリーとなり、レアリティごとに性能が違う。レアリティとは別に、ユニークな武器もあり、敵を踊らせ行動不能にするグレネードや植木に偽装するギリースーツのような装備が存在する。
- 余談だが、FortniteはPLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS(以下PUBG)の後発でその類似したシステムからPUBGデベロッパーBlueholeが両作品の類似性に懸念を表明している。今後の両者の動向に注目である。
とはいえ、バトルロワイヤルゲームの中ではPUBGも後発なので、あまり強く言える立場にないような気もするが……。 - Epicゲームアカウントと連動することで、他機種とのクロスバイ、クロスプレイに対応。プレイ状況も全て共有される。但しXBOX ONEとPS4のクロスプレイは未対応。PS4と一度でも紐付けしたアカウントが対象になるので注意が必要である。
事件・問題
Steam情報コピー問題
2019年3月、EPICが自社のゲームランチャー「Epic Games Launcher」によって、Valve社のゲームランチャー「Steam」のクラウドと同期するデータをコピー + 暗号化して自社ソフトのデータに書き込んでいたという問題。 [1]
有志ユーザーたちがランチャーの挙動を調べたところ、Steamがどこにあるか調べる動作があったとのこと。加えて、収集したデータを送信するトラフィックが検出されたことも報告されている。
Epic Games副社長のダニエル・ヴォーゲルはReddit上においてコメントし、「CPUやGPUなどのハードウェア調査を定期的に送信する」「明示的な許可を得てデータをインポートしている」「Steamのフレンドをインポートすることを選択した場合にのみEpic Gamesに送信され、その後フレンドのハッシュIDのみが送信され、ファイルからその他の情報は送信されない」との主張をしている。
手数料回避問題
2020年8月、EPICが直接決済できる独自のサービス「Epic Direct Payment」を実装・展開したことによる問題。 [2]
以前からEPICはモバイル版でAppleやGoogleを通しての手数料が高額(30%)であるとして対立しており、今回のサービスもこの両者を迂回することによる手数料の回避が目的だといわれている。Appleは規約違反だとしてストアページからFortniteを削除。続いてGoogleも自社のストアから削除した。
EPICはこれに対して、AppleのCM『1984』[3]のパロディと思われる動画を公開し、連邦地裁に対し独占禁止法上の訴訟を提起している。[4] [5]
音楽サイトのSpotifyはEPICの行動を支持することを発表。Facebookなども賛同の動きを見せているという。EUのスポークスマンもアップルのApp Storeに関する懸念を認識しているとの声明を発表している。 [6]
関連動画
関連商品
関連リンク
関連項目
- Epic Games
- TPS
- PlayStation4 / Xbox One / Nintendo Switch
- バトル・ロワイアル
- Marshmello/米津玄師 - 同ゲームのワンタイムイベントでライブを開催
- ゲームのタイトル一覧
脚注
- *人気バトルロイヤル「フォートナイト」の起動ソフトがSteamのデータをこっそり収集していたことが判明 (GIGAZINE 2019年03月15日 13時00分)
- *『Fortnite』が課金方法の変更でApp Storeから削除 運営会社がAppleを即提訴、パロディ映像で痛烈批判 (Yahooニュース 8/14(金) 14:11)
- *Apple社が1984年に、IBMのコンピュータ業界支配を皮肉・風刺するため、「自由」を掲げて公開したTVCM。
- *アップルがフォートナイトをストアから削除、iPhoneは新シーズンのプレイ不可。Epicは訴訟で反撃 (Engadjet 2020年08月14日, 午前 07:37)
- *公開された動画「1984」は、削除された後の公開スピードがあまりに早かったことから、最初から消されることは織り込み済みだったのではないかとも言われている。
- *フォートナイトのApp Store削除につき、SpotifyもEpic支持でアップル批判 (2020年08月14日, 午後 01:30)
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https://dic.nicovideo.jp/t/a/fortnite