ニコニコ大百科

>>1730
契約に不備はないとしても自国で規制されてる危ないもの売りつけといて「契約違反だ金払え」は企業にも責任はあると思うがどうだろうか。

>>1740
ルール作りに参加は時間的にほぼ不可能になったよ。
交渉に入れるのは半年後だって。日経新聞に載ってた。
>>http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C81818A9993E2E2EAEB8DE3E1E3E3E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2

まずいくら論点があるといったって、ルール作りに関与できない時点で日本はＴＰＰに参加するべきではないわな。

>>1734
許可を与えたら最期、危険性が問題視されても撤回はできないのか。
一般国民の側からしたらめちゃくちゃリスクが高いぞ。
しかも記事にあるようにＩＳＤ条項があったおかげで、自国の裁判でももう覆せないようだし。

>>1742
はっきり言っておこう。
たった半年でルールが全部決まるはずがないだろう。
WTOのラウンド交渉が毎回どれだけ難航していることか。だいたい関税撤廃交渉だって現状問題山積みだというのに、その先にあるISD条項の内容についてたった半年で決まるわけがないだろう。
それに非公式な形で他国に根回しすることは出来るんだぞ？
ルール作りに参加できない何て事はない。絶対。

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>>1730
＞この記事にISDにおける裁判の結果は当事国の法解釈と違っていても覆せないと書いてあるね。
＞この事案は「MMTが有害か確証がない」ことを根拠としているのに、「MMTが有害である」
＞ことを理由とする規制をカナダがまた作れると？
ええと、お前は根本的に勘違いしているのだが。

１．裁判時点でカナダ最高裁により違憲判決が下され、規制は撤廃されている
２．この裁判は違憲とされた規制で被った損害の補償を求めるものである
３．判決が出る前に和解金を支払って和解しており、判決は出ていない
４．ISD条項は賠償を求めることしかできず、そもそも法律の撤廃などは訴えられない

だからMMT規制をしないのはカナダの勝手。国内石油企業との折り合いもあるんだろ。

>>1739
「国民健康保険以外にもアメリカの保険会社も自由に選べますよ」となる可能性はあるが、
国民健康保険廃止とか言われることはない（非関税障壁ではないのでTPPで扱えない）。
ってのは理解できてるよね？

>>1745
この場合協議を行うのは政治家じゃなく、各省の官僚な。一応訂正しておくけど。
そして官僚が信用できるかどうかであるが…これはもう、各人の意見だな。主観的な問題だから。
ただ、官僚にとって主要な天下り先である医療保険事業(関連団体に沢山天下っている)を潰す可能性のある条項を鵜呑みにするか？とだけは言えるな。

ISD条項（投資家対国家訴訟制度）
ラチェット規定（自由化不可逆規定）
とか日本語訳を併記する方が良い。

>>1744
「全てが決まるわけではない」というが、著しく遅れた状況で交渉に挑まなければならず、それは交渉において不利ではないのか。しかも不利になっても途中離脱できない。

一体どんな具体的にどんなメリットがあって、交渉にのぞまなければならないのか。
そして予想されるデメリットに対し、そのメリットとやらはそれを確かにカバーできるものなのか。
野田首相もその肝心な事を言わない。

官僚も利権のために戦うというが、相手にするのはそうそうたる多国籍企業の利益を背負った代理人達、
果たして確実に勝てるのか。

>>1746
ＩＳＤ条項に置いて、メキシコとかの事例を見ても、一度決めた事は変えられない、もしくは難しいという事がわかれば反対する理由には十分かなぁ。リスクが高すぎる。
さらにＴＰＰと比較され、推進派が引き合いに出して煽ってきたという韓国ＦＴＡはＩＳＤ条約が
片務的で韓国でもすごい問題になっているというし。

>>1749
「不利になっても途中離脱できない」ってのは真っ赤なウソ。
そもそもアメリカが自国だけが著しく有利な条項を強引に押し通そうとするのなら他国も反対するだろうし、「自国の利益にならないなら」と降りることだってできる。アメリカだって似たようなことしている。
（京都条約　アメリカあたりでググれ）

>>官僚も利権のために戦うというが、相手にするのはそうそうたる多国籍企業の利益を背負った代理人達、果たして確実に勝てるのか。
日本にも多国籍企業はある。ホンダやトヨタが海外にどれだけ工場とか子会社を持っているのか知らないのか？
ISD条項には、そうした日本の企業が外国で不当な差別を食らった時の対抗措置にもなる。別にアメリカだけが使える条項ではない。
>>ＩＳＤ条項に置いて、メキシコとかの事例を見ても、一度決めた事は変えられない、もしくは難しい
一度決められたことは変えられないのが問題なのなら、上告する制度を設ければいい。というか、現在のISD条項にも不服を申し立てる制度はあるぞ？あくまでも判決が「確定」した場合に他に申し立てできない、というだけであって。

>>1750
そしてメリットがデメリットを上回るのか？ということだが、結論から言うと
「デメリットよりメリットの方がはるかに上」といえる。
TPP、というか自由貿易協定の最大のメリットってなんぞや？というと、「貿易収支の総額が増えること」にある。
簡単にいうと、「輸出も輸入も活発になる、すなわち経済規模が増大する」ってことだ。
そしてこれは絶対に、というか確実に経済全体にとってメリットなんだ。なぜなら経済規模が増える＝消費が増える＝供給も増えるってことだから(経済学の理論上、この3つは絶対に＝になる)
もっと身近な話題で言うと、バター等の乳製品とか小麦・大豆など、現在ほとんど輸出に頼っている製品の価格が大幅に安くなる。そしてそれを原料にしている商品（醤油とか）の価格も安くなる。海外のゲームとかCDとかの輸入価格も安くなる。
消費者にとってはいいことづくめな訳。

>>1750
確かに離脱できるな。日米関係のさらなる悪化と引換に。

>>1751
これを生産者側からみるとちょっと複雑。
まず、生産者全体からみると＋になる。経済規模増大＝供給量増大なので、全体の供給量が上がる。また、比較優位の原則（リガードという経済学者の理論。学校で絶対に習っているはず）の結果として生産全体が効率化されるので、同じ労働から得られる利益が上昇する。結果として生産全体から得る利益の総量は増大する。

ただここで問題になるのは、他国に比べて「相対的に」生産性の低い（この相対的ってのが重要だったりする。詳しくは比較優位論でググれ）産業（日本の場合、農業がこれに当たる）に関してのみ抜き出した場合、TPPによって競争に勝てずに損をすることになる。
ただ、こうした「損をする」産業に対しては、政府が補助金とかを出したり、他業種への転職を促したりすることで受ける損害を最小限度にすることが出来る。
補助金とかを出すことによって政府にとっては費用は発生するが、経済全体から
見れば補助金分消費が増えることいなるのでとても良いこと。政府も経済規模の拡大による税収のアップで補てんすることができる。

>>1750
アメリカは途中離脱してそれを非難されてなかったか。
強気で超大国なアメリカだからこそできた事じゃないのかね。
それを現実的に、周りの顔をうかがう習性のある日本人にできるという保障はあるのか。
「途中離脱はありえない」と反対派も、野田首相のけつを叩いている経団連の会長も言っていた事だぜ。

＞＞日本にも多国籍企業はある。ホンダやトヨタが海外にどれだけ工場とか子会社を持っているのか知らないのか？
ISD条項には、そうした日本の企業が外国で不当な差別を食らった時の対抗措置にもなる。別にアメリカだけが使える条項ではない。

そもそもＴＰＰに合わせた国内の法改正等、日本に多大な影響がある中で多国籍企業が中心になって、国の形を変えてしまう交渉はおかしくないか。
それに勝てるという保障はない。
引き合いに出される韓国ＦＴＡのようにＩＳＤ条項が片務的になる恐れもあるし。

＞一度決められたことは変えられないのが問題なのなら、上告する制度を設ければいい。
国民に方針を全然明らかにしない野田首相や官僚たちがどう考えているのかね。なにをネガティブリストにするのかも公開しないし。

それでＴＰＰのメリットは？そしてそのメリットは予想されるデメリットを確実にカバー出来て、党内や各野党の反対の声を押し切ってまでやる価値はある事なの？

>>1751
世界中の需要が縮小してるのに輸出、輸入が増えるとは思えない。
供給だけ増やしたって需要がないならどうなるか？デフレが加速すると思うが。

まあ長々と語ったが、要するに
「生産性の低い産業では損をするかもしれないが、経済全体からすると消費者にとっても生産者にとってもメリットが多い、美味しい条約だよ」と言える。
だからこそアメリカも含めた10カ国以上が参加を表明しているんだから。
>>1752
たしかに日米関係は悪化するかもね。
でも、離脱の原因がアメリカ側の過失、要するにアメリカが無理を言ってきたせいであるのなら日本の威信は守られる。そして、アメリカの信用は落ちる。
信用がなくなればアメリカは経済大国ではいられなくなる。アメリカがこれまで世界経済の中心でいられたのは、自国にたいして協力してくれる国（日本とか）に対して恩恵を与え続けてきたから。要するに、「アメリカについて言った方がお得」だと他国に信じさせてきたから。
それを破るような行為を、よりにも寄って50年以来の同盟国である日本に対してするわけがない。そんなことしたらアメリカは世界的な信用を失う。世界はアメリカと日本で出来ているわけじゃないんだから。

>>1753
「自由貿易の罠」読んでみてくれ。比較優位なんてあんなもん机上の空論の最たるもんだぞ。前提条件が現実と乖離してる。

>>1756
プラザ合意とか金融ビックバンとか郵政民営化等から推察してアメリカが押し切ってこようとするのは確実だと思うんだが。それに現政権がホイホイついていくと。

>>1754
身も蓋もない言い方をしてしまうが、米韓FTAで韓国産業が被害を受けたのは、韓国が「経済的に弱かったから」。
そんなの、日本と韓国のGDP総額を比べてみれば分かること。多少落ちたとはいえ現状でも世界トップクラスの経済力を持つ日本と比べること自体が間違い。
そして何度も言っているが、TPPで法律が改正されるにせよ、協議自体に10年単位で時間がかかる。さらにいうなら、保険だの著作権だのデリケートすぎる話題が国際間条約の協議の俎上に上がるか？という疑問もある。
そしてさらにいうなら、もしTPPによって法律を統一される可能性があったとしても、それがアメリカの思い通りになる訳がないってことだ。10カ国以上が参加する会議が、1国の思惑通りに進むと思っているのか？

もしも日本経済に対して著しく不利益な条項が結ばれて、それに政府が万が一賛成してしまったとしたら(そんなの杞憂だと思うんだけど)、その時に初めて反対すればいい。

まだ内容も煮詰まっていない現段階で、「自国に不利益があるかもしれませんから参加しません」ってのは論理として破綻している。

少し身近な話。
TPPに参加するとコンタクトレンズを買うときの診療が無くなるのかね？
だったら賛成なんだが。
細かい話だけど医者に無駄な金を吸い上げられてるような気がするんだ。

連投すみません。
［無駄な⇒無駄に］ですね。

日本医師会もTPPに反対でしたよね。

TPPで輸出増は不可能。日本の輸出が抑えられているのは円高のせいで関税のせいではなく、アメリカは輸出を増やすと言っている。一体どこに輸出を増やすのか。輸入が増える一方じゃないだろうか。

メリットがまるでないのがなぁ
推進派が言ってるメリットは話にならないくらい小さいかもしくは完全な嘘だし

>>1759
アメリカ側は全品目が交渉範囲になると認識している。もちろん保険も金融もだ。入ってもメリットが全く想定できないものに拒否反応を示すのは当然だろう。しかも交渉するのは「民主党」だぞ？危機感を持たないほうがおかしい。

>>1757
何だかこの三つがすべて成り立ってないと、成立しないものみたいね。
◆セイの法則：供給が需要を産み出す（逆じゃないです）
◆完全雇用
◆資本移動の自由がない

>>1757
机上の空論が数百年以上教えられ続けると思っているのか？比較優位論が万能だと言う訳ではないが、経済学では「常識」の一つであることは確かだ。
>>1758
プラザ合意は貿易赤字増大によるアメリカのドル危機を防ぐための政策だ。当時の先進国全員が参加した会議の結果だぞ？
残りの2つに関して言えば、金融ビックバンは護送船団方式の解体、郵政民営化は民営化による業務の効率化と財政投融資の資金源排除を図ったものだ。アメリカからの要請が無かったとは言わないが、それだけで行った政策じゃない。
>>1760
TPPに関連して医療制度改革が起こった場合、無くなるかどうかは分からないが、選択の幅は広まると思う。
例えば、「これまで通り3か月ごとに診療を受けてから買う」という選択肢と、「診療を受ける回数を減らして費用を抑える」という選択肢が産まれる。
安心の為に検査を受けることも出来るし、安く済ませる為に検査を受けないことも出来るわけだ。
あと同じ医療分野で言えば、海外の新薬の日本でも審査がやりやすくなって、日本の患者が最新の薬を使いやすくなるってメリットもある。

>>1765
現実には資本移動は自由だし完全雇用(笑)状態。これが少なくない学者に支持されるってどうかと思う。正直。

>>1767
比較優位論っていうのは、要するに
「それぞれの国が自分達が他国に比べてより生産性の高い産業で生産を行い、それを貿易という形でお互いに分配しあえば、社会全体の生産性が高まる」って理論なんだ。
もっと簡単に言うなら「お互い自分の国の長所を活かしましょう」ってこと。
こう言い換えた場合、現在の世界で適用出来るってのはさすがに分かるよな？日本が現在工業に特化しているのは、「日本にとって、工業という産業が他国に比べて優位であるから」なんだ。
ここまで言ってまだ机上の空論とか言うやつがいるのなら、経済学を最初から見直せと言いたくなる。
どうしてこんな経済学の初歩の初歩でかみつくやつがいるんだ…

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>>1760>>1766
それらは保険が効いたらの話だってことを忘れないでくれよ。