「しえらたん様」とは、MikuMikuDance(以下MMD)のモデル職人&動画制作者である(※「様」まで名前に含む。niconicoのユーザーネームは「愛のしえらたん様」)
他に「しえら(だれとくモケイ)」という名前がある。
MMDのモデル制作者としては既存のモデルとの互換性を保ちつつ、独自のギミックを盛り込むことに定評がある。
人型モデル以外にも、車などメカ物の製作を行っている(本人曰く小物が得意分野)。初期の投稿動画ではラジコン動画もあげている。
MMDを始めた当初から、にがもんさんのコミュニティ「MMDモデル下町工場」に出入りし、にがもんさん及びnakaoさんらとコラボレートしたモデルも製作している。
また、にがもん式のアリス・魔理沙・霊夢・諏訪子・幽々子及び、みくにゃん、BDDプロジェクト関連等、にがもん式のモデルセットアップ担当として製作に協力する。
並行して、他の作者のモデルのセットアップも行う。(ビームマンP、瓜ミク、サカイト式妖夢など)
ででPさんとも協力関係が強く、ででPの発案したアイデアを応用する例も多い。
第7回MMD杯の「SweetMagic」、第8回MMD杯の「東方TheMovie」では、制作チームとして、にがもん式モデルを、動画制作者の要望にあわせ仕様変更する役割を担い、また、第9回MMD杯「MMDスーパーロボット大戦Z」では、ビームマンPのリクエストにあわせ、数々のモデルの仕様をエフェクトに最適化するほか、一部のモーション製作としても携わっている。
Moe-1GP及びMOOSTA/OMP向けのキャラクターモデル「あいの えま」を、にがもんさんと共同制作。
2013年 総MMDアニメ「直球表題ロボットアニメ」に於いて、一部のモデリングとキャラクターモデリング班の総括を担当。
2013年 「初音ミクのミクミクメイクミク」MMDセットアップ、背景モデル製作
2014年 「リカちゃんHGS(PV)」キャラクターモデリング総括
「こんな私たちがなりゆきでヒロインになった結果www」協力
「Hi☆sCoool! セハガール」協力
「キュートランスフォーマー 帰ってきたコンボイの謎」(OP映像)MMDセットアップ
2015年 「アイマリンプロジェクト」キャラクターモデリング(~2017年)
ポリゴンピクチャーズ「シドニア堂」MMDモデルセットアップ
2016年 「なりあ☆ガールズ」協力 「ひらがな男子」協力 「VR世界遺産ドライブ」協力
2018年 「 東京150年祭 初音ミク プロジェクションマッピング」協力
「初音ミクシンフォニー」協力 ほか
●早すぎたバーチャル司会者
かつて存在した「スターゲートネットワーク」社制作のニコ生公式番組「いっしょにMMDを作ろう♪」内に存在した10分ほどのコーナー「無知の泉」は、kinectを利用したリアルタイムキャプチャで、声優の「尾崎えり」がアクターになりMMDモデルを動かし進行する、後のバーチャルユーチューバーのスタイルに近いものだった。
kinectとMMDを利用したコンテンツとして社内で企画されたもので、使用されたキャラクター「むっちー」は当時同社に所属していたしえらが、社の広報にも使えるようにとデザインし製作したもの。
番組MCである尾崎・小西らのキャラクター付けなどの工夫で、機材の不調をものともしないコンテンツとして昇華させていた。
社の事情による番組の終了に伴い、同コーナーも終了した。
また並行して「ミュージックジャパンTV」チャンネルの番組「アニメ大好き!アニソン カウントダウンONEランキング」のMCとして採用されており、こちらは内田彩がCVを担当した。
作品としては、比較的マイナーなキャラクターのモデルが多いが、技術的側面では、ユニークな試みをしているところが特徴的である。MMDエンジンを取り入れ、生物的動作にも応用したモデルの他、球体関節構造の考え方に於いては、他のモデル作者にも影響を与えた事、ででP発案のX軸回転キャンセルボーン構造をメジャーモデルに採用してPMDEやMMMの開発にも影響を与えた事もある。
「SS式初音ミク」に於いて、初音ミクモデルの作者としても名を連ねた。
●低コストCGアニメーション向けのモデル
KEIさんデザインのキャラクター「フジイちゃん」の商用CGアニメ向けモデル。アニメ製作スタッフにキャラクターモデリング担当として参加。
モブロボットは、全体の仕様決定及び共用フレームのデザインと製作、担当モデル(シュツルムゲベ、デモンカイゼル)のデザイン/製作、エクスキャリバー、グングニール2、厳武、ラピッドファイア、ラピッドクロウのセットアップ全般を担当している。
(映像中に使われているのと同じモデルが、公式サイトからDL可能になっている)
公式サイト→http://www.robotanime.jp/
公式チャンネル→http://ch.nicovideo.jp/robotanime
●上海人形Mk3と遂になる蓬莱人形
上海人形MK3のペアになるバリエーションモデルとして製作された蓬莱人形。
ベースは上海人形であり、体格もほぼ同じに統一されているものの、蓬莱人形独自のエクステリアが与えられている。また顔も含め頭部は完全新規に製作されたもので、上海とは異なる。(本人曰く、顔はにがもん式アリスに似せてあり、デッドコピーのようなものであるとの事)
他にも上海Mk3で特徴的であった、ウエストのIK構造が廃止され、一般的なボーン構成となっている。これはスカートの動作位置について、かんなPさんの意見を踏まえ見直しを行ったためである。
第10回MMD杯の少し前から、一部のユーザーにテストのため渡され、そこで出た意見をもとに改良された後、杯期間中に配布が開始された。
また配布告知のための動画を、屍愛好癖さんが杯動画として制作、エントリーしている。
●ゴリアテ人形の再モデル化
上海人形同様、極初期のモデルであるゴリアテ人形も、よりグレードの高いモデルとして再度制作されている。lessさんの依頼による。
実際には、ハルG2がベースになっており、基本的なプロポーションはこれに準じている。PMXフォーマットの採用により、新たなギミックが可能になったためか、いくつかのオプションパーツを、ボーンモーフで扱えるようになっている。
第9回MMD杯で、ぺんぎんさんの作品「T4U」にて使用され、その直前にニコニコ静画にて配布が開始された。
※(製作段階から「今川版の鉄人かジャイアントロボふうに使ってほしい!」と本人が述べていたことから、ビームマンPの勧めにより、杯予選直後にぺんぎんさんとの相談の結果、プロトタイプが提供された。
T4Uにて使われているモデルは、このプロトタイプをベースに、ぺんぎんさんが動画にあわせて改造したもの。)
同モデルでは原作通りの双剣装備に加え、折り畳み可変式のマスパー・ランチャーや、指が銃身になっている銃手など銃火器による兵装も用意されている。
また大きさは3種類準備されており、そのうち最大のものでは身長16mにも及ぶ(人間程度の身長1.7mサイズや、原作程度の身長4mサイズもある)。その威容は人形というよりすでにロボット兵器の域に達しているが、それだけにロボ好きの心をくすぐる。
●上海人形の再モデル化
旧作「上海人形Mk2」は、基礎練習的な意味合いのあるモデルであったのに対し、その後に得たキャラクターモデリング技術を活かし、よりグレードの高いモデルとして製作されている。にがもんさん、せっけんPらの依頼により製作。
エクステリアにより勢いを求め、思い切った形状を造っている他、当初からフルテクスチャを前提につくられている。
また、新規に製作された新しい素体をベースにしており、ウエストまわりのボーン構造には、IKを応用した特徴的な構造が見て取れる。(uauaさんのモデルの影響もある)
開発段階から、せっけんP、kirikoさんらにティベロップメントのために渡され、配布前から、両Pの第8回MMD杯動画で使用された。
また第7回静止画選手権では、決勝を争った。
尚、配布は、本人の第8回MMD杯エントリー動画の説明文にて、動画公開と同時に始められた。
●AHS社のキャラクターである、天音カナのMMD用モデル。むせるP(2代目)の依頼により製作。
AHS社認可済で、同社からも紹介される予定ではあるが、公式ではない。
SSミク/秋音ナツの発展型であり、後にSSミクも同様の機能にバージョンアップ予定としている。
また、楽器操作用に、ハンドル操作手IKの技術を転用した構造が採用されているのが特徴。
メインでスポットがあたることは少ないが、バックバンドのベーシストとしては、他のjamバンドモデル同様に稀な存在である。
●Voc@loidMaster15へのサークル参加(ストリークPさんらと共同)を記念して製作されたSS式(ストームしえら式)初音ミクと、このミクとコーディネイトされた、にがもん式ネル及びN式18歳ハクの改造モデル。並み居る多くの初音ミクモデルに並び、超えることを目指し、ハルG2で培ったモデリング技術を投入しているだけでなく、髪型などが大胆にアレンジされ、華やかさも特徴のシリーズ。
SSミクは、ストームPさんのモデル「みりんちゃん」をベースに、ハルG2ベースの新規頭部、新規髪型、新規服など、半分以上の部分に手を加えて、初音ミクとしてある。また、ハルG2に続いて、肩に球体関節構造を持つ。
登場以来、それほど目立った活躍は無いものの、danchoPさんのPVへの起用、背中Pさんによる専用モーションでの杯動画への起用、ラジPさんのモーション(作成途中)等、一部では秘かな人気もあるようだ。
人気シリーズ「初音の花道」にも、第4回から出演していたが、第11回に於いて主演を果たした。
従来、テクスチャを殆ど用いていないモデルであったが、Ver.3にて、遂にフルテクスチャ化が発表されている。しかしその作業は遅々としている。
にがネルModは、にがもんさんの「にがもん式ネルV1.00」をベースに、頭身、体型などを調整し、髪型・スカートの変更、各部材質設定の変更、パーツの追加など、SSミクに近い質感を持たせたもの。肩も球体関節につくりなおしてある。
NハクModは、nakaoさんの「N式18歳ハク」をベースに、頭身と顔を調整し、各部材質設定変更、パーツ追加などで、SSミク相当の質感を持たせたもの。改造範囲は比較的軽微で、顔とヘッドホン、髪のサイズ・向き、色の変更以外は、ほとんど変わっていない。
●再度新規製作された秋音ハル。
秋音ハルモデルとして、キオ式などのユーザーモデルに比類することを目指して製作された。
有機的な造詣をスカルプ造詣ソフトによって行った(バイクPさんの“タッキー”を参考にした)ことと、腕を高く上げる、捻り動作をさせる等の挙動でも、ポリゴンの縮みが発生しない球体関節構造を、前作“しえら式秋音ハル”に続いて採用し、より洗練させているのが特徴。
また、N式モデルの製作者「nakao」さんに、バストの製作協力を得ている。
キップの良い女性という雰囲気と、力強いプロポーションを持つモデルであり、出演回数は多くないものの、硝子顎班でのパイロット役等、独自のポジションを確立している。
ヨッシーGさんの「ボカロハウス優待版」に起用され、さらにそれをアレテコしたバージョンでは、ハル役CVのメイさんの好演も相まって、代表作のひとつとなった。
●しえら式の特徴を活かしたバリエーションモデル
SSミクのバリエーションモデルとして製作され、主要コンポーネントのほとんどを、SSミクから継承している。
但し、目のパーツに関しては旧作の「秋音ハル・しえら式」からパーツを流用し、SSミク用の顔素体にフィッティングして使用しており、本人は「秋音ハルの発展型」であると述べている。
●すっしーPのアバター用モデル
すっしーPからの依頼に基づき、すっしーP自らデザインして使用していた「すっしーたん」をモデル化した。
ただし、必ずしもすっしーPのデザイン通りという訳ではなく、独自の解釈を加えて製作されている。
頭部は、SSミクのようなスカルプ造形ではなく、メタセコイアの曲面化を利用して造形されており、他のモデルとはポリ割が全く異なっている。
体は、ひいらぎP作の「雪歩_水着ver.1.0.pmd」の球体関節多用ボディを流用して、服を変更して使用している。
すっしーPの動画「カガミネマンボウ」シリーズにて、主に尺余りタイムに使用されている他、ニコニコ動画のすっしーPのアカウントや、ボーカロイドにゃっぽん内のすっしーPのサムネイル画像として使用されている。
ぐみきちMSは、すっしーたんの頭部と、マシシPさん作「gumi2_ver1.5_masisi」の体を流用して製作されたモデル。
●新規製作された秋音ハル
元来の秋音ハルは、あにまさ式ボカロモデルを改変したモデルだが、このキャラクターを新規にモデリングした。
頂点数が少なく、あにまさ式ミクと同程度に収まる軽量モデル。
バージョンアップ時に、独自開発の球体関節構造を初採用した。
●ニコニコ技術部キャラクターのリメイク版
ニコニコ技術部にてマスコットキャラクターの製作を推進するL2さんの依頼に基づき、マスコットキャラクターのひとつ「手久野キキ」を、モデル化した。
実際には、頭部を新規造形し、体は従来の「手久野キキVer.2.1」をベースに、プロポーション調整やテクスチャの新造など手を加えて流用している。
●にがもんさん製作の「ベス子」をベースにしたコラボモデル
にがもんさんが製作したオリジナルモデル「ベス子」をベースに、飛行形態へ可変する脚部を新造して組み合わせた、コラボモデル。飛行形態への可変機構が特徴。
●にがもん式アリスとのコラボモデル(仮)
にがもん式アリスとのセット運用を前提に製作された。
材質の透明度と設定順序のトリックを、顔のパーツに応用したのが特徴。
旧式ではあるが、MMD用の上海人形モデルとしては一定の評価を得て(後継のMk3が独特の仕様でもあることから)おり、nyaさんの「上海人形66」とシェアを二分するポジションにある。
「上海達のEveryBody」でもわかる通り、意外にも表情が豊かで、支持を得ている要因と思われる。
顔を、googleSketchUpで新規モデリングしてあるのが特徴。
モデル配布時に、それらを紹介するための背景として製作された、模型店風の背景セット。
自他のマイナーなMMDモデルを、プラモのパッケージやポスター風にアレンジした小物が配置されるなどのネタが特徴的。
MMDユーザーの中でも密かな人気がある。
後に、しえらたん様自身の製作物配布のための、ブランドネームとしても使われるようになった。
MMDのクルマモデルに、車体とボディを別々に製作・読込を行う事で、セットアップの簡素化によるバリエーション展開の充実を行うという考え方を持ち込み、データを公開した。
また、ドリフト挙動を再現させるためのボーン増設、更に物理演算を応用して自動的にドリフト挙動を再現させる研究を行い、動画を公開した他、ハンドル操作をモデルに行わせるための、手IKを研究し動画を公開した。
更に、パスメイカーの生成モーションを利用して、二輪車のモーション作成を半自動化する研究を行い、この研究成果は、NOBさん製作のラビットS301モデルに搭載され、二輪車のモーション製作の簡便性を良くした。
MMDのバグを利用した自動回転機構「MMDエンジン」の積極的な利用をアピールすることを目的としたモデル。
物理的要素を一切使用せず、回転連動・IKといったボーン構造による連動機構を使うことで、確実かつ完璧な動作を実現している。また、随所に、ボーン構造の巧みな工夫(カム機構、IK偏向機構など)が見られる。
その技術の内容、また、キャラクターモデルが中心であるMMDモデルの従来の概念から逸脱していることなどで、一部から注目を集めた。
本人曰く「貧弱なMMDの物理エンジンはあてにできない」「PMDでも、まだまだいろんなことができる可能性があることを示したかった」だそうである。
尚、モデルとなっているのは、Ducatiのデスモドロミック(ツインカム)システムであるが、実物に完璧に忠実という訳ではない。また、カムトレーンがべベルになっているのは、タイミングベルト機構がMMD界で未だ開発されていないためである。
PACさんの発表した、機械式時計ステージの無可動部分の再現を契機に、ボーン構造を利用したいくつかの基礎原理モデルを研究した。
同時期、furiaさんが、物理演算を利用したギミック再現を試みているのに対し、IKと回転連動を主体にしているのが特徴。
汎用シャーシモデルで培った技術に、回転連動を利用した変形ギミック等を加えた、高機能自動車モデル。
アニメコンテンツである、サイバーフォーミュラの車両をモデル化した経緯には、マゾドラPの影響もある。
(動画での紹介は、上記エンジンモデルに付随)
MMD-OMF(俺得モデルフェスティバル)出展作品。
第8回MMD杯に於いて発表された、やじろべえさんの「物理演算プラレール」のモデルを、ででPさんらと解析した結果生まれた、新感覚の自走モデル。
従来のモデルと大きく違うのは、MMDエンジンの動力を物理演算で地面剛体に伝え、モデルそのものが自走する点で
ある。この技術は、プラレールモデルの原理を解析し応用したもの。
この原理を使ったボーン構造を、ラジコンのモデルにあてはめ、実際の車輪を動力として使い、さらに操舵を可能にした事が、独自の点である。
動画ではこれに、MMEを使った車載カメラ視点を組み合わせ、あたかもMMDの背景マップをドライブしている感覚を味わえると紹介している。
また、モデル配布にあたり、エフェクト作者であるわたりさんの協力を得て、車両の方向を示す専用のエフェクトを添付した。
MMD-OMF2(第2回俺得モデルフェスティバル)出展作品。
車体とボディを、別々に扱う考え方にのっとり製作されたモデル。
4輪のタイヤのみのモデルだが、銀匙Pのクルマモデルの構造を参考に、ホイルベース可変機構、ドリフトボーンなどを追加してある。
MMD支援ツール「パスメイカー」には、このモデルの使用を前提にした専用プラグインが存在する。
パスメイカーのCar&Driverプラグインによって生成されるモーションの、ハンドル操作機能を、他の部分(ハンドル操作、横Gによる傾斜など)にも連動させるボーン構造を製作した。
汎用シャーシモデルの使用を前提に、ドリフト挙動を実現させるための研究を行った。
ハンドル操作を半自動化するために、適した手IK化を研究した。
MMD作品の投稿以前には、ラジコン(RCロッククローリング)に関する動画を投稿していた。
MMD用のモデル同様、独自のギミックを盛り込んだ自作改造が特徴で、ニコニコ技術部タグも得ている。
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最終更新:2025/01/14(火) 11:00
最終更新:2025/01/14(火) 11:00
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