この記事は、漫画「ゴールデンカムイ」に登場する料理を一覧にしてまとめたものである。
コミックス1巻の第5話に収録。ちなみに、このエピソードはニコニコ静画で無料公開中。
山刀で骨ごと細かく刻んだリス肉のつみれ(チタタプ)と、干したニリンソウのスープ料理。リス肉を骨ごと刻んだことで、塩味や出汁がしみ出ており、「山菜の中で肉と合う」とされるニリンソウが、その風味を一層引き立てる。
リス肉のつみれ汁を食べた杉本は、以下のように感想を述べている。
「肉は臭みが無くほんのりと甘くて木の実の香りがある。柔らかい肉のおなかに細かく刻んだ骨のコリコリした食感が良い!」
※なお、このエピソードでは、杉本がリスの脳みそを生で食べる様子も収録されている。
コミックス2巻の第8話に収録。ちなみに、このエピソードはニコニコ静画で無料公開中。
山刀で骨ごと細かく刻んだウサギ肉のつみれ(チタタプ)と、エゾマツタケ、オシロイシメジ、行者にんにくのスープ料理。
そのままでも十分美味しいが、味噌を入れて食べても美味しい。
ウサギ肉のつみれ汁を食べた杉本は、以下のような感想を述べている。
「リスより脂っこくなくてあっさりしてるな。行者にんにくの臭みが食欲を増す。エゾマツタケの香りがまたいい」
※なお、このエピソードでは、杉本がウサギの目玉を生で食べる様子も収録されている。
コミックス2巻の第13話に収録。ちなみに、このエピソードはニコニコ静画で無料公開中。
素焼きしたエゾハナカジカで出汁を取った汁の中に、ダイコン、ニンジン、ジャガイモ、ホウレン草に昆布を入れて煮込んだスープ料理。作中ではキナオハウと呼ばれている。
カジカと野菜の汁物を食べた杉本は、以下のような感想を述べている。
「んんん、うまいっ。カジカの濃厚でコクのある出汁がきいている」
コミックス2巻の第13話に収録。ちなみに、このエピソードはニコニコ静画で無料公開中。
カジカの塩焼きを食べた杉本は、以下のような感想を述べている。
「脂がのっていて香ばしい」
コミックス2巻の第14話に収録。ちなみに、このエピソードはニコニコ静画で無料公開中。
食べやすい大きさに切ったカワウソ肉と干した行者ニンニク、ニリンソウ、ダイコン、ゴボウのスープ料理。行者ニンニクで肉の臭みを打ち消し、ニリンソウを入れることによって、肉のうまみを引き出している。
カワウソ肉の汁物を食べた杉本は、以下のような感想を述べている。
「たしかにクセがあるが、行者にんにくのおかげでそんなに気にならない。やわらかいし、なにより脂身がトロトロでうまい!しつこさが無くて上品な味だな」
コミックス2巻の第14話に収録。ちなみに、このエピソードはニコニコ静画で無料公開中。
カワウソの頭を丸ごと煮込んだ料理。アシリパによると、肉をカジり取って食べるらしい。記録上では、非常に美味とされ頻繁に食べられていたとされている。
「あ……」「は……」「あ……」「早く食え」
コミックス2巻の第15話に収録。
関東風のつゆの蕎麦の上に、ニシンの甘露煮を乗せた料理。明治時代には小樽の発展に関わるほど、ニシン漁が盛んであったとされている。また、小樽の蕎麦文化は、関東風の濃い口のつゆが主流だった。
ニシン蕎麦を食べた杉本は、以下のような感想を述べている。
「ツユが濃い…関東生まれの俺好みだな。クチの中でほろほろとくずれるこのニシンの甘露煮、絶品だな」
コミックス2巻の第16話に収録。
小樽市の老舗和菓子店・新倉屋で製造販売されている串団子。小樽銘菓の一つとされている。鶴見中尉の好物。
花園だんごを食べた杉本は、以下のような感想を述べている。
「甘いものは久しぶりなんで、唾液腺がはじけそうだ」
コミックス3巻の第20話に収録。ちなみに、このエピソードはニコニコ静画で無料公開中。
砂糖、醤油、酒で味付けした味噌仕立ての汁の中で、キャベツとゴボウ、薄切りにした馬肉を煮込み、説いた鶏卵をからめて食べる鍋料理。作中で白石が「浅草の吉原で一度食べたことがあるんだ」と言っているが、桜鍋は東京の伝統料理であることはもちろん、精力をつける料理なので吉原など色街の近くに多かったとされている。
桜鍋を食べた白石は、以下のような感想を述べている。
「あっさりした馬肉にコクのある味噌との相性が抜群だな」
コミックス3巻の第23話に収録。
熊の心臓焼きを食べた二瓶は、以下のような感想を述べている。
「うまい!! 噛めば噛むほど血の味がするッ」
コミックス3巻の第23話に収録。
良く洗った熊の小腸に、熊の腹腔で溜まった血の塊を詰め、ブラッドソーセージにした料理(ただしこれは100%血)。
熊の血の腸詰を食べた二瓶は、以下のような感想を述べている。
「血の味がしてうまいッ!!」
コミックス3巻の第25話に収録。ちなみに、このエピソードはニコニコ静画で無料公開中。
コミックス3巻の第25話に収録。ちなみに、このエピソードはニコニコ静画で無料公開中。
鹿の背中の肉に塩をふって炙った料理。鹿の肉の中でも、背中の肉は一番いい部分とされている。
鹿肉の塩焼きを食べた白石は、以下のような感想を述べている。
「多少の臭みはあるが柔らかい肉だなぁ~。これは酒に合うぜ!!」
コミックス4巻の第30話に収録。ちなみに、このエピソードはニコニコ静画で無料公開中。
鹿の肉とニリンソウと行者にんにくを煮込んだ鍋料理。作中ではユクオハウと呼ばれる。そのままでも十分おいしいが、味噌を入れて食べても美味しい。
コミックス4巻の第30話に収録。ちなみに、このエピソードはニコニコ静画で無料公開中。
凍った鮭を小刀で切り分け、火で炙って融けかけたところで塩をふりかけて味わう料理。作中ではルイペと呼ばれているが、現在では一般的にルイベと呼ばれる。生の肉や魚を冷凍することで、保存性が高まる他にも、寄生虫を死滅させ、生食でビタミンを摂取できる利点が上手く合わさった料理である。
鮭のルイベを食べた白石は、以下のような感想を述べている。
「半分凍っていて、不思議な食感だ」
コミックス4巻の第32話に収録。ちなみに、このエピソードはニコニコ静画で無料公開中。
オオワシを鍋で煮込んだ料理。詳細な説明は無かったが、アシリパによるとオオワシは足まで煮て食べるらしい。
コミックス5巻の第39話に収録。
ニシンの干物とキャベツ、ダイコン、ニンジンを米麹で発行させた漬物。作中では、ごはんといっしょに食べている。
ニシン漬けを食べた杉本は、以下のような感想を述べている。
「やっぱりニシンはうまい!程よい酸味と麹漬けの野菜の甘み…白米に合うな!」
コミックス5巻の第42話に収録。ちなみに、このエピソードはニコニコ静画で無料公開中。
酒と醤油で下味をつけたシャチの肉を片栗粉にまぶして、シャチの脂肪から採れた油で揚げた料理。酒と醤油で下味をつけることで、シャチの肉の臭みを打ち消している。また、明治時代の北海道では、ジャガイモの栽培が盛んなことから、片栗粉の原料にはジャガイモが使われた。
シャチの竜田揚げを食べた白石は、以下のような感想を述べている。
「下味がうまくいったな!それに動物の油で揚げたから外がパリパリだ」
コミックス5巻の第42話に収録。ちなみに、このエピソードはニコニコ静画で無料公開中。
子持ち昆布を片栗粉にまぶして、シャチの脂肪から採れた油で揚げた料理。明治時代の北海道では、ジャガイモの栽培が盛んなことから、片栗粉の原料にはジャガイモが使われた。
子持ち昆布の串揚げを食べた杉本は、以下のような感想を述べている。
「外はサクサク、中はプチプチ。自然な塩味でメッチャ美味いぜ」
コミックス5巻の第48話に収録。ちなみに、このエピソードはニコニコ静画で無料公開中。
イトウを生のまま食べやすい大きさに切り、醤油で味を付けて食べる料理。
「確かに川のトロだな」「鮭より臭みが少なくて、上品な味だね」
コミックス5巻の第48話に収録。ちなみに、このエピソードはニコニコ静画で無料公開中。
皮をつけたたまま豪快にイトウを焼いた料理。皮を付けたまま焼くことで、肉の旨味が逃げることを防いでいる。作中でキロランケは「鮭は大きければ大きいほど美味い。イトウは鮭の仲間だから、このイトウの主も美味いはずだ」と推測している。
「めちゃくちゃ分厚い皮だけど、焼くと柔らかくなるな」「香ばしくてとってもヒンナ」
コミックス6巻の第52話に収録。
エゾシカ肉を使ったカレー料理。札幌のレストラン水風亭にて出された。詳細な説明は無かったが、とても美味しい料理であると見受けられる。
「ヒンナすぎるオソマ……」
注)ヒンナは食事に感謝する言葉です。
コミックス6巻の第56話に収録。
沢庵を細かく刻んで乗せた以外はいたって普通のお茶漬け。
土方歳三の好物。
コミックス6巻の第56話に収録。
カズノコに細切りした昆布とスルメイカを加え、醤油で漬けたもの。
コミックス7巻の第63話に収録。
本当はニリンソウ(プクナキサ)と一緒に茹でるつもりだったが手持ちが尽きてしまったので肉だけを茹でたもの。
それでも十分柔らかくて美味しいらしい。
コミックス8巻の第73話に登場。
サクラマスの切り身と焼いて皮を剥いたフキノトウの茎、フキ、行者ニンニクを入れて塩で味付けした汁物。
春に食べる汁物で一番美味しいものだそうである。
「うまいッ 辛かったプクサがすげー甘くなってる」
コミックス8巻第75話に登場。
マタギの非常用携行食で、製法が厳格に定められており、村によっては入れてはいけない食材もある。
戸沢という村では味噌は厳禁とのこと。
谷垣の村では米粉に水を加えて味噌か塩を混ぜ、よくこねて丸型と楕円形に成形して葉っぱに包んで囲炉裏の灰の下で蒸し焼きにして作る。
形の違いは太陽と月を意味しているとのこと。
コミックス8巻第77話に登場。
ヤツメウナギを背割りにして串に刺した後、蒲焼きを作り御飯の上に載せ、薬味にすりおろした山わさびを入れる。
白石曰く、「ウナギよりちょっとかたいけど ぷりっぷりだね ヒンナヒンナ」。
コミックス9巻第81話に登場。
馬の腸を味噌で煮込んだもつ煮で、空知地方の郷土料理で炭鉱夫を中心に広まったとのこと。
コミックス9巻第83話に登場。
コミックス10巻第91話に登場。
オオウバユリの澱粉の一番粉で作った団子。オオウバユリの澱粉汁をヨブスマソウの茎に流し込み、表面が焦げるまで火に当て、蒸し焼きにする料理。見た目は葛きりに似ているようだ。
アシリパ「ヨブスマソウの香りがうつって甘くて美味い ヒンナヒンナ」
クトゥマと同じ話に登場。
オオウバユリの二番粉で作った団子をフキの葉で包んで焼いたもの。サクラマスの筋子を潰して作ったタレやヒグマの脂を付けて食べる。
杉元「うんうん♪ 団子の甘さに筋子ダレのしょっぱさがあいまって とぉ~ってもヒンナ!!」
味噌とも相性がいいらしく、アシリパが「杉元のオソマは何にでも合う!!」と言いながら美味しそうに食べていた。
酒。ヒエ、アワ、キビなどの雑穀で作るお酒。地域によって差があり、物語の舞台であった釧路では馬鈴薯や麦などからも作っていた。
ちなみにトノトと言うのは「殿(トノ)」+「ト(乳汁)」と言う意味で、松前藩など、和人の有力者から酒をもらっていた時代の名残である。
(作中に出てくる樽にもどこかの家の家紋が刻まれている)
釧路のコタンの出発前にキラウシから勧められるが、変態けものフレンズがウコチャヌプコロしたヒグマの肉とあっては食いたくなかったのか、先を急いでいるのでと断り食べなかった。
ちなみにキラウシはウコチャヌプコロの瞬間を目の当たりにしているが、いいのか。
アオウミガメは肉だけでなく腹側の甲羅も食用になるらしく、細かく刻んで肉や内臓と一緒に煮込む。
汁の味付けとして、海水を水で薄めて、昆布や干し魚で出汁を取る。
谷垣「なかなか変わったニオイだな 汁はトロトロだ」
杉元「このプリプリしてるのは手足の皮の部分かな?肉の方は鶏肉みたいであっさりして美味いよ」
ラッコの肉には性欲を刺激する効果があるらしく、それがためにバッタの大群から逃げ込んだ番屋を薔薇の園にしてしまった魔性の料理。
作り方、味などは一切触れていないが、翌日には鍋が空になっていたことからそれなりに美味いようだ。
ニコニコ静画 となりのヤンジャン!内にて、本編の試し読みができる。
2015年12月にとなりのヤングジャンプ内で公式に行われた『アシリパごはんグランプリ2015』
12月1日~13日にこれまで掲載されたジビエの中から食べたいと思う料理のアンケートが行われた。
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最終更新:2024/12/18(水) 17:00
最終更新:2024/12/18(水) 17:00
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