真田の人とは、主に「信長の野望」シリーズを始めとした歴史シミュレーションゲームのゆっくり実況動画の作者であるアシェ氏のことである。
妻のレシル氏とアカウントを共有しているため、アカウント名は「アシェ&レシル」となっている。
初投稿は2014年。以降、主に信長の野望を真田家でプレイするゆっくり実況動画を数多く公開している。信長以外では三國志シリーズやCivilizationなどもプレイしている。
初期はもっぱら早解きクリアを行っていたが、やがて上田城(と沼田城)から領地拡大せずに敵の大軍を撃退する引き籠りプレイを投稿するようになった。引き籠るだけ引き籠った後、一転攻勢して早解きするパターンも多い。プレイでは用兵の上手さに定評があり、圧倒的戦力差を真田一族固有の強スキルなどを駆使して鮮やかに駆逐してみせる。特に森での戦いにめっぽう強く「おいでよ真田の森」と呼称されている。
信濃一国では内政に限界がある為、金銭収支が圧倒的赤字にも関わらず米を買いあさったり、敵城を落としてはそこで兵を補充して再出陣したりと常にギリギリと戦いながらのプレイを見せてくれる。
このページを見ている人には最早説明不要かと思われるが、一応解説する。
真田家は滋野氏の一族で、北信濃の小領主だった。だが滋野一族は戦に敗れ滅亡、四散してしまう。その一人、真田幸隆は武田信玄の家臣となり、「攻め弾正」の異名をとる城攻めの名人として名を馳せ、旧領を回復した。
幸隆の息子・真田昌幸の時代、1582年に武田家は滅亡し、真田家は織田家に降った。しかし直後に本能寺の変が起こり甲斐・信濃は混乱に陥る(天正壬午の乱)。昌幸は新たな拠点・上田城を築城するとともに、北条→徳川→上杉と巧みに寝返りを繰り返して生き残りをはかる。この際、徳川家の7000の大軍を寡兵をもって打ち破った(第一次上田合戦)。その後素早く豊臣秀吉に臣従し、大名としての地位を確立する。これらの動きは秀吉から「表裏比興の者」と評された。
その後、昌幸の長男・真田信幸に、徳川家重臣・本多忠勝の娘である小松姫が家康の養女となって嫁ぎ、徳川との関係も一応好転した。
しかし秀吉死後、1600年の関ヶ原の戦いでは昌幸は西軍につく。家康の養女を妻とする信幸は東軍につき、真田家は分裂する。そして東海道を進む徳川家康とは別に、中山道を進む徳川秀忠の軍と衝突。昌幸は約40000の兵をまたもや寡兵で打ち破り足止めに成功する(第二次上田合戦)。
関ヶ原の戦いは東軍の勝利に終わる。真田家は信幸が東軍についていたため、昌幸の領地である上田城を与えられ大名として生き残った。一方、西軍の昌幸と次男・真田幸村(信繁)は紀伊の九度山に流刑となった。昌幸はそこで1611年に没したが、1614年、大坂の陣が始まると幸村は大坂城の豊臣軍に参加。「日ノ本一の兵(つわもの)」と称賛される活躍を見せた末に討死した。
信長の野望シリーズでは、武田滅亡および本能寺の変が起こる1582年シナリオから武田家より信濃で独立(同盟状態)して、プレイヤー勢力として選択できるようになっているのがお約束。豊臣家や徳川家、北条家といった大国相手にどう立ち回るのかが問われる。ただ昌幸、信幸、幸村といった一流武将が揃っているので他の小勢力と比べれば楽な方である。以前は真田十勇士も登場していたが、近年の作品には登場しなくなった。
概要で述べた通り他ゲームのプレイ動画もあるが、ここでは真田家プレイに絞って紹介していく。難易度設定は基本的に最も高いものである。
アシェ氏の記念すべき初投稿作品。そのためまだ動画作成に慣れていないところもみられた。縛りは会戦なし。プレイ方針としては、まず北条とは停戦して、北関東の小勢力(宇都宮、那須、佐竹など)を素早く飲み込み、あとは関東→東北→北陸→畿内と進軍してゴールイン。
本作からゆっくり実況に字幕が付いた。前作視聴者の要望を受けてプレイ。今回も会戦なし。イベントなしなので本能寺の変が発生せず、強力な織田家と戦う事を強いられる。
今回も合戦なし。前二作ではまず北関東の小勢力を倒していたが、それを縛って別ルートで攻略することに。まず飛騨を取って濃尾を目指し、羽柴家と激突する。
会戦を解禁。具体的目標はないが早解きを目指す。ゲーム開始直後に全勢力との関係が「断絶」になってしまい、外交が全くできない状況からのスタート。朝廷を使っての停戦などあらゆる手段が用いられる。関ヶ原シナリオなので、イベントで信幸兄さんが徳川に移ってしまう。徳川を滅ぼして兄さんを取り戻すことはできるのか? 迫る昌幸の寿命(1611年没)は?
この時点ではまだ滅ぼされていない滋野氏本家である海野家でプレイ。タイトル通り、海野家家臣にいる真田幸隆を主役として、外交工作・援軍などを駆使して早解きを目指す。序盤で武田家を滅亡させ、あとは武田の優秀な家臣たちを駆使して多方面作戦による超スピード攻略。本来の大名である海野さんは空気で、途中で幸隆を婚姻させ隠居、勢力名は真田家に変わる。終盤、クリア目標を7年にすると宣言するが、果たして達成できるのであろうか?
ゲームは創造・戦国立志伝。シナリオは独眼竜、起つ(1584年)。
引き籠りシリーズ第一弾。上田城と沼田城をひたすら強化し、攻めてくる敵を撃退していく動画。外交や諸勢力懐柔も禁止。本作より「茶番」(紙芝居)が初登場。豊臣・徳川連合20万が攻めてくるが真田家は耐えられるのか?
上の続き。1612年まで守り切った真田昌幸が死去。残された信之・幸村兄弟がこの状況から天下統一を目指す。目標は幸村が死ぬ前に惣無事令を発すること。当初は特に縛りはなかったが、途中から会戦禁止。
新作・大志でもやっぱり引き籠りプレイ。本作より「真田忍軍」(=視聴者)のアドバイスもふんだんに利用する。合戦では森を最大限活用し、キルレが凄いことになった(18000の敵を損害82で撃退など)。途中から同盟禁止、隣接国との外交関係一切禁止、兵数制限ありとマゾい縛りが追加された。北条家が東北へ進出して巨大化していくが、無視して引き籠りを続ける。最終的に、本来江戸幕府が開かれるはずの1603年までは籠り、そこから攻勢に移って昌幸の寿命(1611年)までに惣無事令を出すという目標が設定された。
信勝伝説の始まり(後述)。
上の続き。一転して縛りを全て解除しての本気プレイで昌幸が死ぬ前にクリアを目指す。相変わらず森での戦いが冴え渡る。紙芝居では信勝の評価がどんどん凄いことになっていく。
講和以外の外交禁止。今回は引き籠る訳でも高速クリアを目指す訳でもなく、巨大化する徳川家に純粋に立ち向かっていく。が、結果的にはかなりの早解きクリアとなっている。森で奇襲を連発・撃退する姿は「おいでよ真田の森」と呼ばれ視聴者を楽しませた。真田家臣・河原綱家が非常に使い勝手の良い挑発戦法「逆撫で」を持っているため活躍し「煽りの河原」の異名をとる(後半戦では結城晴朝にその座を譲っていたが)。紙芝居に関しては好き嫌いがあるだろうという事で、別動画になっている。信勝伝説は続く。
不朽の名作、信長の野望・革新PKに舞台を移してもやっぱり引き籠る。目標としては引き籠りながら技術を極めること。技術習得のためには「学舎」を建てる土地と、優秀な適性を持った武将が必要なので、信濃一国という限られた土地で金銭・兵糧収入を削りながら学舎を建てざるを得ない苦しい状況となる。もう一つの目標は武田家を可能な限り生き残らせることで、最終的には滅亡してしまったが、かなりの期間武田家を守りぬいた。
本作では幸村が「人さらい幸村」の異名をとるほどに敵将を捕らえまくり、捕虜返還の際に金銭を要求する捕虜経済で金銭収入を補っている。徳川家は金5000程度しか貰えなかったが、織田家は200000もの金銭をくれるためODA(織田家開発援助)と呼ばれ重宝した。また優秀な武将の忠誠が100未満と見るや、引抜工作を大量に送り込んで将の忠誠をどんどん揺るがせ、最終的には登用に応じさせるというやり方を駆使した結果、上田城が梁山泊と化していった。学舎を建てる都合で収入が少ない為、大赤字になっているのだが、ODAで大量の金銭をもらうことで赤字なのに米を買いまくるという無茶をやり通している。なお今作の信幸兄さんは影が薄く、同盟の人質に出されたりと不憫。
最終的に攻勢に転じる条件を視聴者から募った結果「昌幸が病気になったら医書(寿命を延ばす家宝)を渡し、そこから攻勢に出て昌幸が死ぬ前に天下統一」ということになった。
上の続き。
1612年8月に昌幸が病気になったため、ここからスタート。医書は等級が高いほど延命効果も高いが、あまり延命しては緊張感もないので、七等級の医書が昌幸に渡された。そして五等級医書を持つ浪人・小野忠明を登用することが目的となった、のだが忠明が奇妙な動きを見せ始めて……?
状況は西を島津が、東を伊達が押さえており、両者は戦争中。そこに真田家が乱入していくことになる。本作では水軍を活躍させたいという目標があり、諏訪湖水軍が大砲を乗せて海へと乗り出していく。一流の武将を大量に引き抜いていたこともあり、多方面に向けて出撃した部隊が大暴れ。結果的には1616年でクリアと流石の早解きぶりを見せた。
HDリマスター版が発売され、ここでも真田昌幸で引き籠りたいと考えたアシェ氏であったが、いくつかの条件があったため、まずはそれをクリアすることになった。条件は「札を500種類集めて1598年シナリオ・太平の章を出現させる」「真田幸村の主人公札を取る」「幸村で1598シナリオをプレイし、昌幸死亡のイベントで昌幸の主人公札を取る」というもの。
という訳でまずは真田幸隆を主人公にしてプレイするが、長篠の戦い、天目山の戦い、そして本能寺の変といった歴史イベントが発生するように、全国各地に介入しては勢力図を史実通りにしようとする「歴史の守護者」としてやりたい放題を尽くす(例:当主に無断で同盟を結んだり破棄したり)。果たして史実通りにイベントは進むのであろうか?
新作・新生発売から間もなく、やっぱり引き籠りプレイをスタート。しかし今回は自領から出ずに引き籠りながら天下統一を狙う、という一見意味不明な内容。これは新生には「威風」というシステムがあり、一定数以上の敵部隊を相手に合戦で勝利すると敵の領地や城が寝返ってくれる。この威風を活用して、こちらからは一切攻撃を仕掛けずに領土拡大を狙うのが今回の方針。従属させて取り込むのも可。相変わらず合戦の用兵が上手く、騎馬突撃を車懸かり的に交代で当てて敵兵を一気に削っていく。が、これが強すぎたのか途中でゲームがアップデートされて、騎馬が弱体化するという誤算もあった(まあ相変わらずのキルレで倒していくのだが)。
相性の良い(一緒に出陣すると能力が強化される)武将が多い徳川家康のステータスを盛り盛りにした通称・ガンバスター家康が鎧袖一触の勢いで進軍したり、戦線が広がるにつれて小松姫や奥平信昌といった籠城に強い武将が重用される。だが他シリーズと違ってこちらから攻められない関係上シリーズが長期化。次第に真田家を支えてきた武将たちが次々と病没していく中、遂に昌幸も天寿を迎え、信之が覇業を継ぐことになる。
なお、いつの間にか田村家大名の「田村さん」こと田村宗顕が動画のアイドルと化していた。何故なのかは信之編#1を見ていただければ分かるだろう。
本作品の大きな壁として、全国の過半数の城と畿内の全ての城を押さえれば惣無事令の条件を満たせるのだが、豊臣家の本城である大坂城は威風で寝返らせることが出来ない。これをどうやって解決していくのかがシリーズ後半の見どころとなっていく。
新生の「攻めずに天下統一」が相当コーエーの評価を得たのか、新生PK発売の際には発売2週間前に特別にソフトが与えられ、先行での動画配信が行われることになった。今後もその活躍が待たれる。
上の続き。関ヶ原で勝利した徳川が圧倒的勢力を持つ中を掻いくぐり、昌幸たちが勢力を広げていく。今回も鮮やかな合戦で威風の匂いを敏感に嗅ぎ取っては被害ゼロで風を吹かせていく。徳川家にいる信之兄さんの胃と寿命が心配。信勝は今回も(誰かのせいで)伝説の人になる。
信長の野望・天道PKでの引き籠りプレイ。目標としては、真田昌幸が寿命を迎えるまで家を守り続けること。1枚マップのリアルマップ進行という点ではシリーズ前作・革新と同様だが、櫓・鉄砲櫓の弱体化、人質と引き換えに金銭を得る通称・ODA(織田家開発援助)の廃止など、引き籠りの難易度は高め。道の撤去による敵軍進行妨害、教練による武将育成、同盟や包囲網参加による他国との技術共有を駆使し、戦国の世を駆け抜けていく。
革新PK同様、本作でも幸村が「人さらい幸村」の異名をとるほどに敵将を捕らえまくり、数年間上田城に監禁。忠誠度が下がった武将を引き抜くことで、優秀な人材を次々と迎え入れていった。その人材とプレイングで北条家・徳川家の大軍を退け続ける。
初回プレイ時は昌幸の死から半年後に徳川家を滅ぼしたアシェ氏であったが、その立ち回りに疑問を抱き、記録を縮められるんじゃね…?と、過去の自分の記録と戦うプレイを決意した。目標はタイトル通り、昌幸の寿命までに徳川家を滅亡させること。序盤からハイペースで城を奪い、江戸から浜松へと遷都させることに成功。威風によって徳川の内政をごっそりと奪っていく。あと伊達政宗がこき使われる。
…が、このペースならやれるんじゃね?と氏は途中から目標を変更。昌幸の寿命までに全大名家を滅亡させることを決意する。果たしてそんな事が可能なのか…?
箱庭内政の金字塔と名高い天下創世でもやっぱり真田で引き籠もる。シナリオは政宗反攻(1591年)。
本作は城と城下町がそのまま攻城戦マップとなる仕様で、下手すると略奪で内政を破壊されるため引き籠もりには向いていないのではないか…と心配されたが、ふたを開けてみたらいつもの真田の人であった。「人さらい」の幸村を筆頭に次々と妙ちくりんな異名を付けられる名将たち、根絶やしにされる徳川家、やたら重宝される今川氏真など見どころ満載。
新生PK・コンプリートエディションでもやはり大暴れ。シナリオは九州征伐(1586年)。
タイトルそのまんまである。既に関白に就任している秀吉と手を切って、圧倒的戦力差を覆して決戦に挑むといういつもの真田。信之兄さんの胃がやっぱり心配になるが、途中から兄さんの圧倒的籠城戦能力が発揮される。救護所って強い。
同じく新生PKCE、シナリオは信長誕生(1534年)で勢力は海野家。今回はこれまでのシリーズで芸術的なプレイを魅せてきた「合戦」を封印するという無茶なプレイ。なお攻城戦・籠城戦は可能である。合戦ではない通常の野戦では時間も被害も大きいのだが、途中から十年以内に天下平定というまた無謀な目標が加わる。果たして海野家は、各地に散らばる10年計画三本槍(何人いるかは知らない)を集めつつ、日ノ本に六文銭の風を吹かせることができるのだろうか…?
「親の顔より見たフェードアウト」のこと。前回のあらすじのラストで何故かゆっくりボイスがフェードアウトしていくことを略してこう呼ぶ。どこが始まりか分からないが、いつのまにか完全に定着していた。なお親のフェードアウトではないと思われる、あまり見たくないぞ。
真田信勝。
昌幸の三男(信長の野望における列伝では四男)。江戸幕府に仕えるが1609年に刃傷沙汰を起こした……ということくらいしか伝わっていない。信長の野望には創造PKより登場するが兄たちと違って平凡なステータスである(それでも人材難の真田家ではありがたいが)。
だが大志「真田家でまた引き籠りを始めるぞぃ」より伝説が始まる。この時、真田家は北の上杉と南の武田の両面から上田城と沼田城を延々と攻められており、昌幸らは行ったり来たりを繰り返して戦っていた(これには大志の設定ミスがあり、この2つの城の間が真田領ではなく上杉領と武田領で分断されていて、領地に侵入するたびに両国が警戒して攻めようとしてしまう、という現象が発生してしまう。PK版では修正され、上田と沼田の間に城が建てられて領地が繋がっている)。流石のアシェ氏も辟易し、沼田方面は見捨てるという決断をした…が、沼田城に元服したばかりの信勝と、捕虜から登用された武将4人がいることに気付き、信勝率いる部隊で敵を撃退することに成功した。
以降、紙芝居では昌幸の策もあって、凡人の信勝を勘違いしている周囲が高く評価する、という図が描かれるようになった。特に榊原康政は副将となって心酔している。信勝は緊張すると現実逃避して眠くなってしまうのだが、それが逆に大物と思われたり…。凡人と自覚しているために変な命令はせず、各将に任せた結果上手くいったり…。だがそんな信勝には常人にはない、ある特殊能力を備えている事が後々明らかになる。
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最終更新:2025/12/12(金) 15:00
最終更新:2025/12/12(金) 14:00
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