討鬼伝2とは、コーエーテクモゲームスより2016年7月28日に発売されたハンティングアクションゲームである。
開発は同社の無双シリーズでおなじみのオメガフォース。
概要
討鬼伝2は2013年に発売された討鬼伝、2014年に発売された討鬼伝 極の続編にあたる。
前作でもおなじみの巨大な“鬼”との戦いや部位破壊アクションはそのままに、新たに「オープンワールド」へとシステムを変更。
PS4・PS3・PSVITAという違うハード同士でもマルチプレイが楽しめる。
舞台は前作と同じ中つ国であるが、時間軸は前作の2年後であり里や領域も一新されている。
当初の予定では6月30日発売だったが、さらなるクオリティアップを図るため7月28日へ発売を延期した。
ストーリー
時は明治――
世界を滅ぼしたオオマガドキの災厄。
連綿と続いてきた「表の歴史」が滅び、
魑魅魍魎が闊歩する「裏の歴史」が世界を飲み込み始める。
遥か北の地に大量の“鬼”が出現し、人里を蹂躙しながら南下を始めた。
それを迎え撃つために横浜に展開した“鬼”を討つ戦士モノノフたちは、
“鬼”と激闘を繰り広げながら横浜の市街を防衛していく。
その最中、巨大な“鬼”が上空に現れ、
一人のモノノフが“鬼”が開いた鬼門に飲み込まれる。
そして十年後――
西の果てにある「マホロバの里」に、
一人の記憶喪失のモノノフが流れ着く。
(討鬼伝2公式サイトより引用)
戦闘システム
新武器
無印では太刀・双刀・槍・手甲・鎖鎌・弓・銃・薙刀・金砕棒の9種の武器だったが、2で新たに盾剣と仕込鞭が追加され合計11種類となった。前作までの9種類の武器にも新しいアクションが追加されている。
- 盾剣
攻守にバランスの取れた武器。盾を剣として扱える機構を持ち、盾で防御をしながら堅実に戦う「守ノ型」と、盾を剣に変形させ双剣として怒濤の連撃を叩き込む「攻ノ型」という二つの型を切り替えることで攻防に優れた多彩な近接戦闘が可能となる。
- 仕込鞭
鞭に様々な仕掛けを仕込み、変幻自在の立ち回りを得意とする武器。苦無を発射し、それに鞭を括りつけて飛びかかったり、空中に飛びながら攻撃出来るトリッキーな武器。苦無は爆発させることも出来、幅広い立ち回りが可能。
鬼ノ手
博士が開発した“思念を実体化する”装置。また、その装置によって実体化する巨大な手のこと。 鬼ノ手による攻撃は、“鬼”の部位を塵も残さず粉砕するほどの威力を秘めている。“鬼”以外にも自然物や霊的な存在など、様々なものに干渉することもできる。
戦闘での利用
- 飛びかかり攻撃
鬼ノ手で“鬼”の部位を掴み、その部位に向かって飛びかかり、攻撃を繰り出す。 武器によっては空中連続攻撃が可能。
- 鬼返(おにがえし)
鬼ノ手を使った対“鬼”の闘法。赤いオーラを纏った攻撃を繰り出してきたときに鬼ノ手を使用すると、鬼の体勢を崩すことができる。
- 鬼葬(おにはぶり)
鬼ノ手を使った対“鬼”の滅闘法。鬼ノ手のゲージが最大までたまった時に鬼ノ手を使用すると鬼の部位を完全に破壊することができ、破壊された部位は復活することはない。ただし完全破壊出来る部位は鬼ごとに決まっており、すべての部位を完全破壊できるという訳ではない。
フィールドでの利用
- 鬼絡(おにがらみ)
鬼ノ手を伸ばして対象を掴み、その場所へ素早く移動する。これを使用することによって崖を上ることもできる。空中で連続使用可能。
- 鬼喰(おにぐらい)
自然を構成する五大属性の元素が集まる「地脈」に干渉し、自然の力を鬼ノ手に取り込む。□で射出、△で自分の武器に属性を付与することができる。
- 鬼潰(おにつぶし)
障害物に鬼ノ手を使用することによって取り除くことができる。
ミタマ
日本史上に名を残す200名以上の英雄の魂。前作までの8種類と2で追加された1種類の計9種類の戦闘スタイルに分かれており、モノノフはミタマを武器に宿すことで、「鬼祓い(Rボタン)」+□or△or〇or×ボタンで戦闘スタイルに応じた“タマフリ”という特殊な力を発動させることができる。
今作では少数だが海外で有名な英雄の魂も獲得可能である。
新ミタマ
ニギタマフリとアラタマフリ
今作から登場した新しいタマフリの種類。前作まではメインに一つ、サブに二つの合計三つのミタマを装備していたが、今作では武器に装着するミタマ、防具に装着するミタマ、鬼ノ手に装着するミタマで合計三つのタマフリを装備できる。
戦闘スタイルは武器に装備したミタマによって決まり、ニギタマフリ、アラタマフリは影響しない。
- ニギタマフリ
防具に装着し、発動条件を満たすと自動で発動する。条件はミタマの戦闘スタイルによって決まっている。
防御的な効果を持つものが多い。攻撃を受けると発動までの時間が短縮できる。
- アラタマフリ
鬼ノ手に装着し、任意のタイミングで発動できる。ニギタマフリ同様、戦闘スタイルにより効果が決まっている。
攻撃面を強化する効果を持つものが多いが代償に様々はデメリット効果が発動する。鬼葬を成功させることにより使用間隔が短縮する。
“鬼”
大型鬼
- 森羅睺(シンラゴウ)
強靭な体躯とすさまじい豪腕を持つ大型の“鬼”。
十年前のオオマガドキの際“鬼”たちの先頭に立って,世界を蹂躙する姿が目撃されている。
その名は日食を起こす凶星「羅睺」に由来し,すべてを飲み込むものの意味を持つ。
- 呪詛(カシリ)
紅い鱗に覆われた、翼持つ大型“鬼”。その爪や吐息には、人間を“鬼”に変えてしまう恐ろしい呪毒が含まれていると言われ、その名の由来となっている。
- 隠這蠱(オヌホウコ)
硬い外殻と大きな爪を持った蟲のような姿をした“鬼”。マホロバの里近くの領域に生息する為か新米モノノフに犠牲者が多いが、冷静に対処すれば新米モノノフでも十分に対処可能と言われている“鬼”。
ミタマ強化や新武器試し斬りで大人気な苦労“鬼”。
- 大刃断(ダイバタチ)
犬のような四肢と名のとおりの刃のような尻尾を持つ“鬼”。タマハミ時にはさらに尻尾が凶悪なものになる。
- 天津光束(アマツミツツカ)
女性のような姿をした“鬼”。
里の結界による守りが薄い部分を見極める高い知能を持ち、その穴を突かれ滅ぼされた里も多いと言われている。
名の通り天の光を集め束にして攻撃してくる。
- 千山王(センザンオウ)
マガツミカドのそっくりさん。
「戦」の領域の最奥に生息しており、強さを求め挑むモノノフが多いが、皆返り討ちに遭っている。
腕が四本ありタマハミ時には腕を強化した上で逆立ちする。お前もか
- 潮大魚(ウシオキナ)
牙が生えたナマズのような姿をした“鬼”。
主に沼地に生息し、牙を使って泥の中を自由に泳ぐ。タマハミ時に姿が変わる。クエヤマさんもビックリ。
- 白面僧都(ハクメンソウズ)
猿のような姿をした“鬼”。ずる賢く、罠を設置したり攻撃のテンポをすこしずらしてきたりといやらしい行動をする。
この“鬼”の素材で作られた武具は持ち主に知恵をもたらすとされ、困難と知りつつもあえて討伐に挑むモノノフが後を絶えない。
- 白炎(ビャクエン)
RPGでお馴染みのドラゴンの姿をした“鬼”。グウェンの持つ剣・ネイリングと何か関係があるらしいが・・・
- 時輪大蛇(トキワノオロチ)
封印されていた超古の“鬼”。古代文明を滅ぼしたとされる。
中型鬼
- ヒダル
長い腕と極度に突き出た腹を持つ中型の“鬼”。年経たガキであるとされる。ガキの群れを統率しており,指示を出して人間を襲わせることがある。
- 狗賓(グヒン)
大きく裂けた口と扇のような尾を持つ中型の“鬼”。風を纏い突進してきたり、風の玉を連続で吐きながら暴れまわる。
- 骸招(ムクロマネキ)
蟹のような姿の中型“鬼”。現実のシオマネキと似た見た目をしており、右手の鋏が大きい。殻を部位破壊できるが、他の“鬼”の亡骸を引き寄せ、失った自身の殻を再生することができる。
キャラクター
- 主人公
オオマガドキで横浜防衛戦を戦ったモノノフ。その戦いの折に鬼門に飲み込まれ、記憶喪失となってオオマガドキから10年後のマホロバの里に流れ着く。
マホロバのモノノフ
マホロバの住人
霊山
関連動画
関連項目
関連リンク