CATMANとは、青池良輔氏が制作するFLASHアニメーションシリーズである。
孤独でイージーゴーイングな一匹狼の猫「CATMAN」がスカに乗せて送る、スタイリッシュかつクールでハードボイルドなFLASHショートアニメーションである。
2001年、shockwave.comにおいて公開開始。2006年に公開が終了したものの、2007年以降はフジテレビ・お台場ランドにて公開されている。
制作は脚本からコンテ、動画制作に至るまでほぼ全て青池氏が行っている。CATMANは青池氏のデビュー作。
音楽はカナダで有名なスカバンド、ThePlanetSmashersが担当している。
3シリーズあり、全22話(そのうち2話がEpisode-0とされ、予告編である)、番外編が2話、ミュージッククリップが1つある。
シリーズ2はGrafikaアワードデジタルアニメーションシリーズ部門グランプリを受賞、ミュージッククリップは2002年度ベストミュージッククリップオブザイヤーにノミネートされている。
かっこいい男を目指すなら是非観ておくべきである。目指さなくても観るべきである。もっと評価されるべきである。
ちなみに、シリーズ1の初期の作品は驚くべきことにタッチパッドで製作されている。
なお、このシリーズでは各話の最後にCATWOMANが友人に宛てた手紙を見ることができた。
このシリーズは2008年3月1日、深夜ではあるもののフジテレビ系列で放送された。
shockwave.comで公開されていた頃は、フロントページとしてCATTOWNが用意されていた。
FLASHの特性を十分と生かした動画連動型コンテンツであった。
CATTOWN内では壁紙のダウンロード、キャラクターの紹介やミニストーリー等が楽しめた。
series2になってからは、CATTOWNが拡張されて占いや、series1のストーリーになぞらえたカクテルのレシピ集、series1のミニゲーム、本編に連動した肉屋など、豪華になった。
今ではもうフロントページとしてのCATTOWNは存在しないので、BARより、カクテルのレシピを転載しておく。
このカクテルはそれぞれ、Series1の各話をモチーフにされている。
shockwave.com時代には、各エピソードの最後にミニゲームが用意されていた。
ミニゲームを攻略することでコミック調の一枚絵がダウンロードすることができた。
また、series1も2も共に最終回にはミニゲームではなくメールアドレスを記入する形式で、記入したメールアドレスにCATMANからの手紙が送られるようになっていた。
現在はミニゲームのコーナーが別に用意されており、クリアすれば壁紙をゲットすることができる。
難易度は難しいぞって人と余裕じゃんって人がいる程度。
ヌンチャクとかジッポートリックはそこそこ難しいと思う。最難関はコインと缶とボーリング。
先述の通り、shockwave.com時代の最終回はCATMANからメールが届くというものであった。
現在は入手できないため、ここにそのメールを綴っておくことにする。
(あくまで、ひろゆきとFLASH50は代替です。ここには入力した名前が入ります。)
Dear ひろゆき
I have noticed that you have been watching me all the time.
There is something new that will happen.
Whether it is good or not, everything here is very exciting to me.
Even though I was unknowingly drugged causing me to become part
of this situation, I realize the power that this “CHANGE” gave me,
and the love for the surroundings of my town.
This “CHANGE” has made me think about my Lifestyle.
I don’t think anything has changed inside of me who has always had
a vague dissatisfaction or uneasiness while life goes by.
Well, I kind of feel like making a change to myself since I have started
to live in the new town and meeting new friends.
I’ll keep my mind, my heart and soul sharp.
To be the CATMAN -and keep on Jumping.
CATMAN
親愛なる ひろゆき さん
いつも見守っていてくれたのは気がついていたよ。
こっちでは何か新しいことが始まりそうな気配がある。
良いにしろ悪いにしろ、すごくエキサイティングな毎日。
アクシデントとはいえ、新しい環境に飛び込んでみて気がついたのは、
「変化」が与えてくれる力。そして、自分を包んでいてくれていた環境への愛着。
この「変化」で今までのライフスタイルを考えさせられている。
絶えず流れてゆく時間のなかで、曖昧な不安や不満を抱えていた自分が
変わったとは思ってないけど、新しい街に住み、新しい出会いを通じて、
少し自分を変えようか。って感じです。
マインド、ハート、ソウルを研ぎ続けて。
飛び続けるCATMANでいるために。
CATMAN
Dear FLASH50
I can't accept myself.
I have come to realize that. I can't imagine being satisfied with myself.
Have you ever gotten that kind of feeling ?
Now, I feel good. It's not so bad to not have found my ideal self.
I can have fun searching for that.
I'll look forward to the time when I can feel good about myself for while.
Everything I see, I'll get, bite, and take those experiences into myself.
I have decided that my lifestyle has not been leading towards anything.
I will quit that habit for while to see what happens.
Since I have started to get to know myself, many possibilities have become
more realistic.
This town is starting to look interesting again.
I feel the freedom I may find in the future will be very exciting,
and will be hard to understand with the word "Freedom".
Have you found yourself yet?
We all do our best until we feel good.
See you till I see you again.
I'll keep my heart and soul sharp.
CATMAN
P.S. I don't wanna see her yet. She knows too much about the bad aspects
of my character.
I may see her again, or I may not.
親愛なる FLASH50
自分がどうしようもない。
それに気が付いた。満足のゆく自分の姿のイメージが浮かばない。
そんなことないか?
おかげでずいぶんすっきりした。自分の理想が無いってのも悪くない。
探す楽しみが残っている。
しばらく、自分なりの「気持ちのいい自分」を探してみる。
出会うもの全て、一個ずつ、取っ捕まえて、噛み砕いて、自分のものにしながら。
斜めに構えて向かい風をかわすのが自分のスタイルだと決めていた。
しばらく、それ、やめてみる。
少し自分のことが分かってきたら、いろんな可能性が具体的になってきている。
街も面白くなってきた。
その先にある自由は、自由って言葉じゃまとめられないぐらい
エキサイティングな気がする。
もう「自分」を見つけたか?
気持ち良くなれるよう、お互いがんばろう。
いつか会える時までに。
ハートを、ソウルを研ぎ続けて。
CATMAN
追伸:彼女とは、まだ会う気がしない。彼女は駄目な俺を知り過ぎてる。
また会うことがあるかもしれないし、無いかもしれない。
2chFLASH板の本スレに青池氏が降臨したことは先述の通りだが、盛り上がった住民達はオンラインイベントを開くことにした。
そんな開催されたイベントがCATMANIAである。
住民が作成したFLASHを投稿した他、FLASHを作成できない住民も音楽を作ったりキーホルダーを作ったりと何らかの形で参加したりした。
青池氏本人もスペシャルゲストとしてトリを飾る作品を投稿した。
ちなみに2回開催されており、1回目は盛況に終わったものの、2回目はイマイチだったようである。
しかしながら2回目は、CATMANのshockwave.comにおける公開終了を惜しんで開催されたものであり、準備期間も非常に短かった上、既にFLASH板が過疎化の一途を辿っていた時期でもあったのであれはあれで仕方ないと言えよう。
現在、本スレにて3回目やるの?どうする?えー?そもそも人がいないじゃん?そしたら色んなところへ宣伝してファンを増やす方が先決じゃない?それもそうだよなぁ、でもどこで宣伝するのよ?YouTubeかニコ動じゃないか?でもニコ動なぁ、世界的な超大物アーティストよりミクが人気なようなところだぜ?どうするよ?
とかいう談義が行われているとかいないとか。
ファンとしてはもっとファンが増えて欲しいという人と、ファンとしてはあまりメジャーになって欲しくないなって人がいるようである。
作者の青池氏曰く、「いやいやいや。沢山の人に知ってもらいたいです。」とのこと。
2008年10月31日、ようやくDVD化が成された。
内容は、全シリーズの全エピソード、Series3の全エピソードのフルボイスバージョン、番外編4つと、青池氏のインタビューと音楽担当のThe Planet SmashersのPVが特典映像として収録されている。
その他、Series3の予告編のFLASHソースファイルも納められている。
つまり、これを見て勉強するなりMAD作るなりしてくれってことですね?
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最終更新:2024/05/10(金) 01:00
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