アストンマーチャンです。アストンマーチャン。
……ふふー、覚えていてくださいね?
アストンマーチャン(ウマ娘) とは、Cygamesのメディアミックスプロジェクト『ウマ娘 プリティーダービー』の登場キャラクター。
実在の競走馬「アストンマーチャン」をモチーフとするウマ娘である。
CV:井上ほの花
誕生日:3月5日 身長:152cm 体重:にんじん○本分 スリーサイズ:B86・W55・H80
マーちゃん人形を携えて、カメラがあれば寄ってくる。
趣味はボイスメモ録音と何ともヘンテコなウマ娘。
そんな彼女の夢は世界を股にかけるマスコットになること。
雲みたいにふわふわした言葉の裏には、なにか願いがありそうな気も……?
2022年2月22日に公開された、アプリ版リリース1周年記念のスペシャルショートアニメにて初お披露目となったウマ娘。
アニメ劇中では、チームスピカによる新歓模擬レースのシーンで登場。史実での同期であるウオッカ、ダイワスカーレットにゴールドシップを加えた3人がスピカの次期エースを目指して火花を散らし、その様子を他メンバーや新入生のキタサンブラック、サトノダイヤモンドらが見守る中、ニコニコ笑いながら背景でこれ見よがしにうろちょろし続けるという、やけに印象に残る顔見せを飾った。特に台詞もないモブとしての登場だったものの、公開直後にその正体がアストンマーチャンであることが発表された。
それから待たされること半年、2022年8月21日に配信した「ぱかライブTV Vol.20」の中で担当声優、プロフィールが公開。そして、24日に追加された1.5周年記念ストーリーの中でゲーム内初登場を果たした。
初登場時さながら、自分と全く関係ない番組撮影中だというのに(だからこそ?)当たり前のように無言で映り込み、指摘されても意に介さないという尋常ならざるマイペースぶりを発揮。
一人称から「マーちゃん」のようで、覚えてほしそうにカメラの前で何度も自分の名前を口にしている。
なお、プロフィールにある「マーちゃん人形」はまだ描写がない。
モチーフ馬の語り草なクリクリした目にグラマラスなナイスバディは彼女にもしっかりと反映されている。
王冠を頭に乗せているのは、名前の由来であるアストン・マーティンが英王室御用達のブランドだからだろうか。
歴史的名牝2頭とともに圧倒的なスピードで世代を牽引し、若くしてスプリント女王の座に就きながら病魔に倒れた悲運の天才少女。
父アドマイヤコジーン、母ラスリングカプス、2004年生まれの鹿毛の牝馬。父はテイエムオペラオーやアドマイヤベガらと同期で朝日杯を制した元2歳王者。度重なる大怪我によりクラシックシーズンを丸々棒に振り、その後3年半に及ぶ未勝利という苦難を越えて6歳で安田記念を制し復活を果たした不屈の根性馬である。アストンマーチャンは彼の初年度産駒であり、イギリスの自動車メーカー「アストン・マーティン」に馬主の学生時代のあだ名「まーちゃん」をかけて名付けられた。
2006年7月にデビュー。2戦目で初勝利を挙げると、3戦目の小倉2歳ステークスを早め先頭から突き放す強いレースぶりで快勝し重賞タイトルを獲得。秋には更に本格化を迎え、11月のファンタジーステークスを5馬身差の圧勝。勝ち時計1分20秒3は1400mのJRA2歳レコードを0.5秒も縮めるとんでもないタイムで、一躍世代の筆頭候補に登り詰めた。
2歳女王の座を賭け、1.6倍の圧倒的1番人気を背負って阪神ジュベナイルフィリーズへ出走。だがここには言わずと知れたのちのダービー馬、女傑・ウオッカが待っていた。先行抜け出しの必勝パターンで一時は独走態勢に持ち込みながら、とんでもない勢いでぶっ差してきたウオッカの末脚に屈しクビ差の2着。とは言え3着以下は3馬身半突き放しており、世代筆頭の力は存分に見せた。
続く3歳シーズン、前哨戦のフィリーズレビューを圧勝し、ウオッカに次ぐ2番人気で桜花賞に参戦。3番人気はダイワスカーレットで、のちに揃って牝馬の歴史を塗り替えていく同期2頭との最初で最後の「3強決戦」を迎えた。だがこのレースはパドックで興奮し入れ込んでしまい、レースでも掛かりまくってダイワスカーレットの7着と完敗を喫する。
ここで陣営はアストンマーチャンの適性はスプリントにありと判断。ウオッカ・ダスカとは路線を分かって秋のスプリンターズステークスへ舵を切る。前哨戦の北九州記念こそ6着に敗れたが、本番では大雨による不良馬場の中でロケットスタートからの大逃げを選択。最後は追いすがる後続を振り切って粘り勝ちし、ニシノフラワー以来史上2頭目となる3歳牝馬でのスプリンターズステークス制覇を達成した。
その後はスワンステークス(14着)での調整を経て、日本のスプリント王者として年末の香港スプリントに参戦を検討。だが、世界的な馬インフルエンザの流行により検疫に1か月も時間を取られることが判明してやむなく断念。そのまま3歳シーズンを終え、翌4歳シーズンの高松宮記念を次なる大目標に定める。
ところが、4歳初戦のシルクロードステークスを10着に敗れた後、高松宮記念を1か月前に控えた3月に体調が急変。原因不明のまま酷い下痢や内臓出血が続く「X大腸炎」という馬特有の難病だった。懸命の治療が続けられたものの実ることなく、4月21日に息を引き取った。
よく宝塚の男役に例えられるウオッカやダイワスカーレットとは対照的に、可愛らしい顔立ちやスプリンターらしいムチムチな体形(厩舎でのあだ名は「柳原可奈子」だったとか)、歩幅の小さいピッチ走法で必死に走る姿から、3強の中でもアイドル的な人気はひときわ高かったアストンマーチャン。生きていれば同期の2頭とともにスプリント界で牝馬の新時代を築き上げていたかもしれない。あまりにも惜しい夭折だった。ウマ娘で必然的に描かれる「ifの物語」が果たしてどのようなものになるのか、今後の展開に目が離せない。
詳細は当該記事へ→アストンマーチャン
初登場したショートアニメの公式Youtube。
ゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』1st Anniversary Special Animation(Youtube)
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最終更新:2025/12/07(日) 00:00
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