ウマ娘(種族) 単語

ウマムスメ

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ウマ娘(Horse girls)とは、メディアミックス作品『ウマ娘 プリティーダービー』に登場する架空の種族である。

概要

耳と尻尾の生えた、人間とちょっとだけ異なる神秘的な種族。生まれつき「別世界の名前」と共に生まれ、時速60km以上という超人的な走力を持つ。彼女たちの多くは国民的スポーツ・エンタテイメント<トゥインクル・シリーズ>で活躍するために「日本ウマ娘トレーニングセンター学園」通称「トレセン学園」で日々切磋琢磨している。中でも素晴らしい実績を誇るスター・ウマ娘たちは全国民から尊敬と羨望を集めるアイドル的な存在になっている。ウマ娘たちは世界中に遍在し、海外でも同様の競技が行われている。

アニメ『ウマ娘 プリティーダービー』用語集

『ウマ娘』の世界に登場する亜人種。

別世界(現実世界)における競走馬の名前と能力を引き継いで生まれ、馬の耳と尻尾、そして馬に匹敵する走行能力やパワーを持つ。この世界における馬型亜人種は女性に限られ、男性は存在しない。

ウマ娘は人間とはかけ離れた身体能力を持つため、スポーツなどは人間とウマ娘で分けられているという。中でもその走行能力を活かしたウマ娘のレースは、世界各国に専用の施設があるほどの人気スポーツとなっている。

この世界には「ウマ娘」が存在する代わりに、現実世界における「馬」が存在しない[1]。そのため、現実にもある施設について、馬を模したオブジェクトはすべてウマ娘に置き換えられている。

身体的特徴

馬の耳と尻尾が生えており、代わりに人間の耳がある部分は髪の毛などで隠れていて見えない。

耳は自在に動かすことができ、音の聞こえる方向や感情に合わせてめまぐるしく動く。

尻尾も感情に合わせて動く描写があり、驚いた時に尻尾がピーンと張ることがある。これらは現実の馬では見られない行動である[2]

これらの身体的特徴から、服などはウマ娘専用のものが売られていたり、耳や尻尾用の穴をあけてくれるサービスがあったりする。また、ヘッドホンや電話なども、人間用とウマ娘用が別に用意されていたり、伸び縮みするなどして両方に対応できるものが置かれていることが多い。スマートフォンは主にスピーカー機能を使うようである[3]

このように、人間とウマ娘は耳や尻尾を見れば容易に区別がつくようになっているが、逆に人間の耳がある部分が見えず、常に帽子をかぶっているため頭の上も見えない女性はどちらだか区別がつかない。一部にそのような登場人物がおり、ファンからは正体がウマ娘ではないかと疑われている。

現実で牡馬だったか牝馬だったかによる身体上の違いはないが、服装および選択するレースに違いが出る。
具体的には、現実世界で牡馬だったウマ娘は耳飾りを右につけ、体操服をスクウェアパンツにする。牝馬だったウマ娘は耳飾りを左につけ、体操服はブルマーである。なお、2024年1月時点では、騙馬(去勢された馬)が実在馬名で登場したことはなく、実在馬名でないウマ娘でも前述の牡馬牝馬の区別に当てはまらない例外は登場していない。
また、牡馬は朝日杯フューチュリティステークス・皐月賞・日本ダービー・菊花賞の「クラシック路線」、牝馬は阪神ジュベナイルフィリーズ・桜花賞・オークス・秋華賞の「ティアラ路線」を選ぶ傾向にあるが絶対ではなく、ゴールドシチーなどのように阪神JFからクラシック路線を選んだり、ウオッカのようにティアラ路線から日本ダービーを選ぶウマ娘もいる。[4]

身体能力

現実のサラブレッドと同じく、時速60kmほどのスピードで走ることができる。道路には歩道・車道とは別にウマ娘専用レーンが存在し、制限速度も設けられている。走行中のウマ娘の前に飛び出すことは車と同じく大変危険なこととされており、現実における軽車両(自転車など)と同等かそれ以上の扱いを受けている。

この身体能力から、特に自転車などは「自分で走った方が速い」としてウマ娘の間ではあまり人気がない。車や公共交通機関は使う描写があるが、バイクを趣味とするウマ娘は珍しいという。

超巨大タイヤやトラックを牽引する描写もあり、現実世界のばんえい馬に匹敵するパワーも持ち合わせていることがわかる。

この世界では、その身体能力を活かしたウマ娘によるスポーツが盛んであるが、中でもスピードを活かしたレースが最も人気である。しかし、他のスポーツも盛んであり、劇中ではウマ娘の格闘技を観戦に行く描写がある。一方、メジロマックイーンは人間の野球チームを応援しているなど、ウマ娘の側にも人間のスポーツのファンがいる。

血縁

ウマ娘が女性しかいない関係上、父親は必ず人間である。ウマ娘の母親はウマ娘であることが多く、今のところ人間の母親からウマ娘が生まれている描写はない。一方、ウマ娘の母親から人間の子どもが生まれている描写はある。

ウマ娘の母親は、現実の母親をモチーフとした描写が多いが、現実の母親の名前を持ったウマ娘であるかどうかは不明である。例えば、エアグルーヴの母親は現実の母・ダイナカールと同じくオークスウマ娘であるが、名前が「ダイナカール」であるかどうかは不明である。もっとも、そうであった場合、アドマイヤグルーヴ(母エアグルーヴ・産駒ドゥラメンテが共にウマ娘として登場している)が登場した時に変なことになるのでそうではないと考えられる。

ウマ娘の父親は、現実の父が反映されていることはあまりない代わりに、馬主の要素が反映されている場合が多い。例えば、キタサンブラックの父親は演歌歌手である。また、主戦騎手の要素が反映されている場合もある。特にわかりやすいのはスイープトウショウだろうか。(好物があんみつなど)

現実で親子であるウマ娘同士に特に血縁関係はない。本作では現実における親子も同じトレセン学園での学生同士であり、子どもがいてはまずいためと思われる。代わりに、子が親に憧れているなど、特別な縁を感じる存在として描かれている。

現実で同母であるウマ娘同士は、この世界でも姉妹である。例えば、ビワハヤヒデとナリタブライアン、ヴィルシーナ・シュヴァルグラン・ヴィブロスはウマ娘としても姉妹である。同父は現実ではきょうだい扱いされないので[5]、例えばスペシャルウィークとサイレンススズカ、メジロドーベルとメジロブライトなどは姉妹ではない。

名前

本作は主に日本を舞台とするが、ウマ娘たちの多くは日本人の名前とは大きくかけ離れた名前を持つ。彼女らは「別世界の名前を持って生まれる」と説明されるが、この「別世界の名前」をどのように持って生まれるかは詳しく語られていない。

実在の競走馬の名前を持つウマ娘

「スペシャルウィーク」「トウカイテイオー」といった、実在の競走馬の名前を持つウマ娘たち。非公式に「ネームドウマ娘」と呼ばれる。

彼女らは、名前だけでなくその競走馬や関わった人物の魂も受け継いでおり、基本的には史実と似た運命を辿る。しかし、それを覆す活躍を見せることも…?

同じ冠名を持つウマ娘たちの関係については場合によって異なる。メジロ家・サトノ家などは一族として描かれているが、「ナリタ」冠を持つナリタタイシン・ナリタブライアン・ナリタトップロードの間には特に関係性がない。一方、姉妹(現実では兄弟)同士で冠が異なるビワハヤヒデ・ナリタブライアンの名前の扱いについても特に言及されていない。

実在の競走馬の名前を持たないウマ娘

何らかの理由で、実在の競走馬の名前を持たないウマ娘たち。非公式に「モブウマ娘」「オリジナルウマ娘」とも呼ばれるが、ラスボスとして登場する場合もあるので「モブ」とは言いがたく、「オリジナルウマ娘」という用語はファンが非公式に考えたウマ娘(幻覚ウマ娘)を指す場合もあるため、適切かどうかは議論の余地がある。

まだウマ娘になっていない、またはウマ娘化の予定がない競走馬の代役として、劇中のモブキャラとして、ゲームオリジナルレースのライバル役としてなど、様々な場面で現れる。

ウマ娘だと疑われている人物

本作には、髪の毛などで隠れていて人間の耳が見えず、帽子をかぶっているためウマ耳も見えない女性の登場人物が数名存在する。公式には語られていないが、ファンの間では彼女らはウマ娘であるが、何らかの事情で正体を隠しているという説が一般的である。

このような人物は、ウマ娘としての名前ではなく、人間の日本人の名前を名乗っている。ファンの間では元となった競走馬も予想されており、劇中でそれをほのめかす描写もあるが、いまだ正体は不明である。

職業

競走ウマ娘

その他の職業のウマ娘

関連動画

関連静画

関連リンク

関連項目

  • ウマ娘 プリティーダービー
  • ウマ娘の関連項目一覧

脚注

  1. *プロジェクト初期において、古代の壁画などに描かれていることはある。
  2. *現実の馬は、尻尾は虫などを振り払う時に動かすものである。また、馬の尻尾の骨は根元部分にしかないので、全体をぴんと張ることはできない。ただし、馬は緊張や興奮によって臀部の筋肉に力が入ることで尻尾の根元部分が大きく持ち上がる事はある。
  3. *ガラケーを使うウマ娘もいるが、サイズが人間用でありどのように通話しているかは描写がない。
  4. *なお、ウオッカは純粋に牝馬でダービーを勝利した歴史的な存在だが、ゴールドシチーは阪神JFの前身となる阪神3歳ステークスが1990年までは牡馬出走可能で、中山で行われる朝日杯3歳ステークスと対で東西の旧馬齢表記3歳のチャンピオンを競うレースであったことに由来する。
  5. *理由は「産駒」のページを参照。
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最終更新:2025/12/15(月) 08:00

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