スティルインラブ(ウマ娘) 単語


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スティルインラブ

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ふふ……ずっとおりましたよ?
トレーナーさんのすぐ傍に……

スティルインラブ(ウマ娘)とは、Cygamesのメディアミックスプロジェクト『ウマ娘 プリティーダービー』の登場キャラクター。

実在の競走馬「スティルインラブ」をモチーフとするウマ娘である。CV:宮下早紀

概要

誕生日:5月2日 身長:153cm 体重:魅惑的 スリーサイズ:B72・W50・H76

一見、おしとやかで良識的、特徴といえばお菓子好きなところくらいの、影が薄いウマ娘。
だが、ひとたびレースとなると強者と競い合い、喰らうことに愉悦を感じる獰猛な顔を見せる。
普段は、そんな本能を理性で抑え込んでいるが、衝動に耐える姿は悩ましげで、謎の色気がある。

プロフィール(ウマ娘ポータルサイト)より

2024年2月22日放送の「ぱかライブTV Vol.38」にて発表されたウマ娘。また、Nintendo Switch等で発売予定の『ウマ娘 プリティーダービー 熱血ハチャメチャ大感謝祭!』のロゴシルエットが彼女であることも明かされた。
無敗三冠馬コントレイルなど数々の名馬を生産・所有するオーナーブリーダー、ノースヒルズ(およびその代表である前田家)の所有馬からは、同時に発表されたノーリーズン・トランセンドとともに初のウマ娘化となる。

史実

2003年の牝馬三冠を全て2番人気で勝利した、メジロラモーヌ以来となる2代目牝馬三冠馬にして、鉄人・幸英明を作った最愛の馬。

2000年5月2日生まれ。ノースヒルズの所有馬だが、生産は下河辺牧場である。父*サンデーサイレンス、母*プラダマンテ。トウカイテイオーやフラワーパークを管理した栗東の松元省一厩舎に所属した。

主戦騎手は幸英明。当時はデビュー9年目、重賞はそれなりに勝っていたがまだGⅠは勝てておらず、松元厩舎は幸騎手に目をかけていたが、本来は有力馬主のSS産駒の鞍上が回ってくるような立場ではなかった。しかし厩舎の調教助手の勧めもあって調教につきっきりで乗っていると、そのことが前田オーナーに伝わり、新馬戦から鞍上を任されることになった。

後に天皇賞(秋)を勝つヘヴンリーロマンスもいた新馬戦を断然人気に応えて圧勝すると、2戦目の紅梅Sも快勝し牝馬クラシックの有力候補に躍り出、幸騎手も初めてのGⅠを意識するようになる。

だが、トライアルのチューリップ賞で安藤勝己の騎乗するオースミハルカに完璧に進路をブロックされてしまいクビ差の2着。実績の少ない若手騎手が、大一番を前に有力馬を騎乗ミスで負けさせてしまったら、本番では実績あるベテランに乗り替わりというのは競馬界の常である。
「桜花賞では、もう僕は乗っていない…」と絶望した幸騎手は「嫌だ、戻りたくない。この背中の上にずっといたい。このまま、この子と、遠くへ逃げたい」と、検量室に戻ってきたのは出走馬の中で一番最後だった。しかし松元師と前田オーナーはあくまで幸騎手に任せる方針であり、幸騎手は無事にスティルインラブとともに桜花賞を迎えることになった。

迎えた桜花賞、主役とみられていたのは3連勝で乗りこんできた、武豊が騎乗する父SS×母エアグルーヴの超良血馬アドマイヤグルーヴ。スティルインラブは3.5倍の同オッズながら2番人気である。
しかしアドマイヤグルーヴが出遅れた一方、前目のインでレースを進めたスティルと幸英明は、前走ブロックされた安藤勝己の騎乗するヤマカツリリーを弾くように進路を確保するとスムーズに抜け出し、内のシーイズトウショウ、最後方から猛然と追い込んできたアドマイヤグルーヴを寄せ付けず快勝。幸騎手は10年目で悲願のGⅠ初勝利を飾り、2着シーイズトウショウの池添謙一と馬上でタッチを交わして喜んだ。

続くオークスでは前走の末脚が評価されてアドマイヤグルーヴが1.7倍の断然人気。スティルは距離延長も不安視されて5.6倍の2番人気と桜花賞馬なのに評価を下げていた。しかし中団待機から上がり最速33秒5の末脚を繰り出して完勝(アドマイヤグルーヴは後ろ過ぎて7着)。無事に二冠を達成する。

秋はローズSから始動、アドマイヤグルーヴと三度目の対決となったが、ここではまさかの5着。アドマイヤグルーヴがここで勝ったことで、本番の秋華賞ではまたしても1番人気はアドマイヤグルーヴ。スティルは二冠牝馬にもかかわらず3.2倍の2番人気であった。
レースは中団でアドマイヤグルーヴが前のスティルをがっちりマークする展開。外を回った2頭はそのまま直線へ向き、大外で前を捉えにかかる。アドマイヤグルーヴがぴったり後ろから追いかけてきたが、最後までスティルは前を譲らず、追撃を振り切ってメジロラモーヌ以来17年ぶり、秋華賞ができてからは初となる牝馬三冠を為し遂げた。

だが、スティルはローズSの頃から調教を嫌がるようになり、折り合い不安が露呈し始めていた。アドマイヤグルーヴと5度目の対決となったエリザベス女王杯ではついに1番人気に支持されたが、直線で馬体を併せて必死の追い比べにハナ差競り負けて2着に敗れ、牝馬三冠のリベンジを果たされてしまった。

古馬になってからは気持ちが切れてしまったのか惨敗が続き、牝馬三冠以降は勝利を挙げることなく2005年の府中牝馬S最下位を最後に引退。通算16戦5勝。

引退後は繁殖入りしたが、初仔の牡馬を出産したあと、その年の夏に腸捻転から腸重積を併発し、僅か7歳で急死。唯一の産駒も種牡馬入りはできず、三冠牝馬の血は途絶えてしまった。
ライバルのアドマイヤグルーヴが繁殖牝馬としてもドゥラメンテを産んで現在も日本競馬に大きな存在感を示しているのに対し、スティルは2代目牝馬三冠馬にもかかわらずJRAのヒーロー列伝が作られていないなど、三冠牝馬の中では最も影が薄いという印象は否めない。

しかしデビューから引退まで一貫して手綱を取った幸英明騎手は、スティルで牝馬三冠を獲ったことで騎乗依頼が大幅に増え、2010年には史上初の年間1000回騎乗を達成。以降も幸騎手を含めて4人しか達成していないこの記録を4回達成しており(2024年現在)、「鉄人」として名を馳せている。

「スティルがいなければ、今の自分はありません」と語る幸騎手にとっては紛れもない生涯最愛の馬であり、その後もブルーコンコルドやホッコータルマエといった名馬の主戦を務めたが、東スポで騎手人生を振り返る連載を持ったときには全28回のうち実に11回がスティルの話だった。
スティルインラブ――その馬名の意味は「今でも愛してる」。そしてスティルの忘れ物――エリザベス女王杯を2022年に幸騎手に贈ったのは、運命のアカイイトであった。

詳細は当該記事へ→スティルインラブ

関連項目

  • ウマ娘 プリティーダービー
  • ウマ娘の関連項目一覧
  • 2003年クラシック世代
  • 幸英明
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