メイショウドトウ(ウマ娘)とは (メイショウドトウとは) [単語記事]

「私の存在意義なんて、走ることくらいしかないですから」

メイショウドトウ（ウマ娘）とは、Cygamesのメディアミックスプロジェクト『ウマ娘プリティーダービー』の登場キャラクター。

実在の競走馬「メイショウドトウ」をモチーフとするウマ娘である。CV：和多田美咲

概要

誕生日：3月25日　身長：164cm　体重：一部微増　スリーサイズ：B99/W61/H89

自分に自信が全く持てない、弱気な垂れ耳ウマ娘。
典型的なドジっ子で、何をやってもうまくいかず、それでもどこかで「自分を変えたい」「諦めたくない」と願い、未来が上向きになるきっかけを探している。
テイエムオペラオーの過剰な自信に憧れている。

_{メイショウドトウ｜ウマ娘プリティーダービー公式ポータルサイトより}

引っ込み思案でネガティブ思考のウマ娘。性格はかなり控えめであり、いつもビクビク周りを気にしている。そのせいかイマイチ勝ちきれないレースが多く、ネガティブ思考に陥ってしまいがち。自信がないためすぐに人の顔色をうかがってしまう。

_{（リニューアル前）}

その気性とは裏腹に、競走馬メイショウドトウのトレードマークである大流星を模った前髪の広いメッシュと、ヒシアケボノと並ぶ最大値のB99を誇る大変豊かな胸が目立つウマ娘。瞳をよく見ると渦か輪のような模様があるぐるぐる目になっている。

勝負服は清楚なイメージながらスタイルの良さも強調する童貞を殺す服フリル付きのブラウスにハイウエストのスカート。着崩したピンクのカーディガンと襷がけにしたバッグは元ネタの勝負服の袖と襷模様の再現か。

アニメでの活躍

第6Rのファン感謝祭で初登場。マチカネフクキタルの占いの助手をしていた。同話のサイドストーリーでは控えめながら結構言いたいことを言う面を見せている。

Season2でも引き続きフクキタルの助手としてたびたび登場。「救いはないのですか～？」という相槌がお約束。どうも、ドトウさん…
また、10話ではファン大感謝祭の実行委員として仕事をしていたが、トウカイテイオーのミニステージ中、ツインターボの意を汲んだチームカノープスの面々がモニタージャックを図ったため、舞台裏で機材対応にあたっていたドトウは拘束の憂き目に遭ってしまった。

ゲームでの扱い

育成ウマ娘

ステータス(☆3)
スピード	スタミナ		パワー		根性		賢さ
93	95		85		96		81
バ場適性
芝				ダート
A				E
距離適性
短距離		マイル		中距離		長距離
G		F		A		A
脚質適性
逃げ		先行		差し		追込
F		A		B		E
成長率
スタミナ +20% 根性 +10%
固有スキル『I Never Goof Up!』
レース終盤のコーナーで中団以降のポジションから追い抜くとあきらめない心を発揮して前を目指す
ウマ娘テンプレートボックス

習得スキル
- ペースキープ…レース中盤に追い抜かれると持久力がわずかに回復する
- 抜け出し準備…最終コーナーでわずかに抜け出しやすくなる＜作戦・先行＞
- 中距離コーナー○…コーナーで速度がわずかに上がる＜中距離＞
- 非根幹距離(覚醒Lv2)…非根幹距離（400mの倍数以外）が少し得意になる
- スピードスター(覚醒Lv3)…最終コーナーで抜け出しやすくなる＜作戦・先行＞
- 先行けん制(覚醒Lv4)…レース序盤に作戦・先行のウマ娘をけん制してわずかに疲れやすくする
- 不屈の心(覚醒Lv5)…レース中盤に追い抜かれると持久力が回復する
育成目標
- ジュニア級6月：メイクデビューに出走
- クラシック級4月前半まで：ファン数6000人
- クラシック級10月後半まで：ファン数15000人
- シニア級1月前半：日経新春杯(G2)で3着以内
- シニア級3月前半：金鯱賞(G2)で1着
- シニア級6月後半：宝塚記念(G1)で2着以内
- シニア級10月後半：天皇賞(秋)(G1)で2着以内
- シニア級11月後半：ジャパンC(G1)で2着以内
- シニア級12月後半：有馬記念(G1)で1着

2021年8月11日に育成ウマ娘として実装。テイエムオペラオーと同じく☆3。

王道を征く中長距離先行・差し型であり、初期ステ配分や成長率もスタミナが強い。オペラオーと比べればバランス寄りの初期ステで、10%の成長率補正は根性に乗っている(あっちは賢さ)。
固有スキルは「レース終盤のコーナー」で発動するため実は第3コーナーでも発動する。説明の文面からだとわかりにくいが速度・加速度両方にプラス補正がかかっている。「中団以降」とはいうが3位以下ならどこでも発動するので先行でも出やすい。
覚醒Lv2で持ってくる「非根幹距離○」は宝塚記念や有馬記念と相性がいいがそれ以外の目標レースでは使えないのが難点。
「非根幹距離○」、「スピードスター」は実はオペラオーも持ってたりする。しかも後者に至っては同じ覚醒Lvで持ってくる。デジタル殿がまた死んでおられるぞ！

育成目標は史実でデビューも旧4歳(現3歳)と遅く、条件戦を抜け出すのも遅かったためかクラシック級の間は目標となるレースがなく、最初にあるのはシニア級1月前半の日経新春杯。逆に言えばそれまでの間は比較的自由であり、当時○外未開放だったクラシック路線はおろか、ティアラ(牝馬三冠)路線へ出走することも可能である。牡馬やぞ。ただしメイクデビュー～クラシック10月後半まではバッドコンディション「まだまだ準備中」が付与され、レースに出走すると高確率で体力が-5されてしまう。しかもクラシック路線ではテイエムオペラオーやアドマイヤベガが立ちふさがり、勝つのは一筋縄ではいかない。なお目標ではないが皐月賞とダービーは特殊イベントも存在する。

また、皐月賞、天皇賞春秋、シニア級のジャパンカップ、春秋グランプリ制覇を成し遂げるとオペラオーに代わり覇王となるイベントが発生、全ステータスが大幅に上がるうえに「抜け出し準備」「テンポアップ」のヒントが貰える。ただし皐月賞がかなり難しいのでそれまでにスキルやステータスが万全の状態で挑んでおきたい。皐月はともかく春天は目標外かつ見逃しやすいので注意。
固有二つ名は「不屈の挑戦者」。春天、宝塚、有馬を含めて重賞9連勝することが獲得条件。オペラオーの固有二つ名より1勝多い。上記の皐月賞と育成目標を含めるとあと1つどこかの重賞を勝つことが必要。史実再現ならオールカマー(G3、9月後半)あたりだろうか。^[1]

シナリオには同期のテイエムオペラオーやアドマイヤベガはもちろん、アニメでも共演したマチカネフクキタル、同室で1年後輩のエアシャカール、ウマ娘ヲタクアグネスデジタル、さらに夏合宿ではタヌキ(!?)まで登場する。金鯱賞ではマチカネフクキタルが5～6分の滝行と100均のアイテムで強化したフルアーマーフクキタルと化して登場する。なおG2レースのため出走時は体操服。新衣装の実装の伏線か？

もちろん、アニメでも発言していた「救いはないのですか～～？」は健在。

また、テイエムオペラオーのレースライバルとしても登場しており、宝塚記念やジャパンカップで固定ライバルとして出走してくる。概ね史実再現で２着につけられるくらいには強いので油断しないように。

オペラオーの育成シナリオでは冒頭より登場する中心人物で、基本的にドトウがいない事のほうが少ないくらい出ずっぱり。トレーナーとともに３年ずっとオペラオーに振り回される事になる。

不調だとパドックで本記事冒頭のような頼りない表情をしているが、好調だと勇ましく(｀・ω・´) ﾌﾝｽﾌﾝｽしているので必見。また、G1の勝利演出では転ぶ。

サポートウマ娘

サポートではSR［幸せと背中合わせ］・R［トレセン学園］で初期実装。サポートイベントではやはりフクキタルに振り回されながらも彼女なりに努力する姿が見られる。

所持スキルは中距離・差し型だが、イベントでは共通・SR用の両方で先行用スキルのヒントが貰える。ヒントボーナスもないので実質的には先行寄りと言えるか。
記念すべきあの勝利を含む現役後半の勝ち鞍が軒並み内枠だったためか「内枠得意○」、人気薄で勝利を収めた馬というわけではないがイメージ的になのか「伏兵○」という味わい深いスキルも見られる。

史実

G1競走でテイエムオペラオーと6度のワンツーフィニッシュを決めた雑草魂の外国産馬。

1996年生まれの牡馬。父Bigstone、母プリンセスリーマ、母父Affirmed。アイルランド生まれの外国産馬だが、500万円という破格値で日本に輸入された。競走馬としては遅咲きで、3歳秋にオープンに昇格し、4歳春のG3中京記念で重賞を初制覇する。

4歳時の宝塚記念でG1に初挑戦するも、テイエムオペラオーの2着に敗れた。その後も天皇賞（秋）、ジャパンカップ、有馬記念、明けて5歳の天皇賞（春）を全てオペラオーの2着に敗れ、オペラオーの古馬中長距離G1完全制覇（当時）の影で古馬中長距離G1全部2着。丸一年に渡ってオペラオーの2着、いないレースなら1着（G2を2勝。宝塚の前哨戦である金鯱賞も足せば3勝）という記録的な二番手となってしまう。

デビューから手綱を取り後半3つのG1に騎乗した主戦騎手の安田康彦は惜敗続きに責任を感じ、負けたら降板する覚悟で臨んだ5歳時の宝塚記念では早めに勝負を仕掛け4コーナーで先頭に立つと、厳しいマークもあって抜け出すのが遅れたオペラオーの追撃を振り切って完勝。6度目の対戦で宿敵を破り、念願のG1初制覇を果たした。

しかし5歳秋はオペラオー共々新世代の台頭を許し、有馬記念で4着に入ってオペラオー（5着）に先着したのを最後に引退。翌年、オペラオーと合同という異例の形で引退式が行われた。

世代最強馬に泣かされた馬なんてどこにでもいるが、ここまで泣かされた馬はそういない。しかし、1年強にわたってオペラオー以外の先着を許さず、他のライバル候補を蚊帳の外に追いやったのも十分ただならぬ実績ではあり（この結果からオペラオーごと「世代レベル低い疑惑」を唱えられてしまった負の側面もあるが）、もっと評価されるべき的な向きで語られることも少なくはない。

引退後は種牡馬として活動した後、引退馬協会の要請により同協会に譲渡され、フォスターホースとして活動を広める役割を担っている。協会の担当者が会いに来た際にオペラオーの名前を口にしたところ、愛想よくしていたドトウに途端にそっぽを向かれた、というほどオペラオーのことは嫌いらしい。ただ、オペラオー自身に対してはそこまで塩対応ではなかったことから（合同引退式やってるくらいだし）、どうやら、現役の頃それが聞こえてくると周囲の人間が悲しむ「オペラオー」という単語が嫌いになったという説もある。

現在は同じくフォスターホースのタイキシャトルと同じ牧場に繋養されており、仲もいいようだ。

引退後の微笑ましい話題として、狸と同居していたというエピソードがある。牧場付近に生息していたタヌキがいつの間にか馬房に住み着いてしまっており、伝染病などの悪影響もないのでそのまま仲良く暮らしていたとのこと。現在はドトウ（およびシャトル）が牧場を移った事もあり、この奇妙な同居は解消されている。そう言えばウマ娘のデザインもどことなくタヌキっぽいような…。

詳細は当該記事へ→メイショウドトウ