ヤマニンゼファー(ウマ娘)とは、Cygamesのメディアミックスプロジェクト『ウマ娘 プリティーダービー』の登場キャラクター。
実在の競走馬「ヤマニンゼファー」をモチーフとするウマ娘である。
誕生日:??? 身長:??? 体重??
スリーサイズ:???
勝負服は未発表。額の真ん中にある丸みのある流星と右耳についた百日草のような髪飾り、やや丸みを帯びたひざまで届きそうな長い髪を二つに分けているのが特徴。
2022年2月25日時点では未実装、未登場。
アニメ2期にてイクノディクタスが出走した安田記念にて水色と赤色の服のウマ娘が勝利している。トウカイテイオーと同時期かつイクノディクタスの出走した安田記念の1着、勝負服の色も踏まえて、関連動画にもある通り、どう考えてもヤマニンゼファーと思われていた。
ただ、正式に登場が発表されたウマ娘の風貌がアニメで登場したウマ娘と明らかに異なっている。キンイロリョテイの例もあるので、こちらもアニメに出ていたのはセンニンニシカゼとかだったのかもしれない。
そよ風(ゼファー)、というには強烈過ぎた。
JRAヒーロー列伝 No.37 ヤマニンゼファー
父ニホンピロウイナー、母はヤマニンポリシー、母の父はブラッシンググルーム。
父は後にマイルの皇帝と呼ばれた、短距離路線の開拓者。母は1勝馬。馬名は冠名+ギリシャ神話の西風の神ゼピュロスの英語読みゼファーから、とされているが、本当は資生堂の化粧品ゼファーから。同世代の1991年クラシック世代には「皇帝」の仔トウカイテイオーがいるが、父たちと違い一緒に走ったことはない。
美浦のトレセンに入厩した直後に骨膜炎を発症した関係で、デビューは旧4歳3月と遅かったものの、この新馬戦を勝って続く条件戦も勝つとクリスタルカップ(GIII、芝1200m)を3着と好走。然し、ここでまた骨膜炎が再発。復帰後の条件戦を勝利し、スプリンターズステークス(GI、芝1200m)7着とすると、翌年の安田記念を目標にする。明けて、オープンクラスに昇格すると、京王杯スプリングカップ(GII、芝1400m)3着、本番の安田記念(GI、芝1600m)では並み居るGI馬、重賞馬を抑えて初重賞初GI優勝、父子制覇。鞍上田中勝春にとっても、初のGI勝利。
秋には、セントウルステークス(GIII、芝1400m)2着から始動。輸送による疲れもあったか、マイルチャンピオンシップ(GI、芝1600m)ではダイタクヘリオスのレコード駆けに敗れ5着。スプリンターズステークス(GI、芝1200m)ではほぼほぼ勝ちのところを天才少女ニシノフラワーの強烈な末脚に敗北し2着。
翌年、当然目標は安田記念連覇だった。だが、それに加えてマイラーズカップ(GII、芝1600m)と中山記念(GII、芝1800m)での好走からこの時の鞍上田原成貴が天皇賞(秋)でも走れると判断。これにより、陣営は天皇賞(秋)を当年の大目標として見据えることととなる。柴田善臣が鞍上となり、京王杯(GII、芝1400m)を勝利すると、この年から国際GI競走となった安田記念(GI、芝1600m)を連覇。再び、鞍上に初のGIをプレゼント。なお、この時の2着がイクノディクタス。秋、毎日王冠(GII、芝1800m)で6着となるも、天皇賞(秋)へ出走する。
さて、本番の第108回天皇賞(秋)(GI、芝2000m)。大本命だったメジロマックイーンが4日前に繋靱帯炎を発症し引退。骨折していたトウカイテイオーは調整が間に合わず有馬記念へ直行。他にGI馬はライスシャワーがいたが、距離が短い上にこの頃ライスは絶不調に陥っていた。重賞馬は他にもいたが、抜けた存在はいなかった。そんな中、徹底してスタミナをつけたゼファーは5番人気。なお、ナイスネイチャが2番人気、ツインターボが3番人気。
レースは爆走するツインターボの逃げが直線に入るところで壊滅すると、ゼファーが先頭に立つ。しかし、そこにかつての鞍上田中勝春を乗せたセキテイリュウオーが襲い掛かった。直線300mの攻防で一度は交わされるものの、そこからゼファーは自ら根性で差し返し、写真判定の末にハナ差勝利で父が成し遂げられなかった天皇賞制覇を果たした。
疲労からマイルチャンピオンシップは回避し、引退レースはスプリンターズステークス(GI、芝1200m)と決まった。勝てば史上初の三階級GI制覇となったのだが…ここには史上最強スプリンターとして覚醒し始めていたサクラバクシンオーがいた。2馬身半差の2着。生涯戦績20戦8勝。2021年にグランアレグリアが3階級制覇に挑戦し、大阪杯4着、天皇賞(秋)3着で話題になったが、現在に至るまで最も3階級制覇に近づいたのがヤマニンゼファーである。1993年のJRA賞最優秀5歳以上牡馬、最優秀短距離馬、最優秀父内国産馬を手土産に種牡馬入りすることとなった。
活躍した産駒は少ないが、熱烈なファンは存在し、父ヤマニンゼファーの馬や母父ヤマニンゼファーの馬が出走する際にはゼファー魂という横断幕がファンの手によって掲げられていた。
鞍上柴田曰く素直な馬だったが、一方、競り合えば一歩も引かない根性を発揮した。特に天皇賞は「ゼファーの完璧な勝利だったよ。あんなレース、もう一度できるかどうか分からない」と語る。JRAヒーロー列伝はゼファーを語る名文であろう。そよ風のような性格と疾風のようなレースを走ったゼファーは、果たしてウマ娘の世界でどのような活躍をするのだろうか。
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最終更新:2025/12/11(木) 04:00
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