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妖怪ウォッチ シャドウサイドとは、『妖怪ウォッチ』を原作としたレベルファイブによるメディアミックス作品である。
概要
本作では従来のシリーズから世界観やキャラクター設定を一新し、これまでの原作ゲームやアニメで描かれていた現代から30年後を舞台としており、ケータの子供であるナツメとケースケの姉弟を中心に、妖怪探偵団が街の至る所で起きる怪奇案件を解決していく。
ギャグやコメディ要素の強かったケータ編とは違って、ホラー的演出や妖怪同士の激しいバトルが協調して描かれている。ストーリーもシリアス重視であるが、妖怪と人間との交流や絆といったハートフルな展開や、ケータ編のようなギャグやコメディ要素も含まれている。
登場人物
妖怪探偵団
- 天野ナツメ（あまの ナツメ）
- CV：上白石萌音（映画） / 悠木碧（アニメ・ゲーム）
- 本作の主人公で「妖怪ウォッチエルダ」の使い手。前作の主人公であるケータとフミちゃんの娘でケースケの姉。さくら第2中学校2年B組の13歳。
正義感が強く、困った人を放っておけない性格。
鬼王・羅仙との戦いの後はトウマやアキノリと共に「妖怪探偵団」の一員として活動する。
その正体は、鬼族の姫にして妖魔王の息女・朱夏の生まれ変わり。 - 天野ケースケ（あまの ケースケ） - CV：戸松遥
- 本作のもう一人の主人公。ケータとフミちゃんの息子でナツメの弟。さくら元町第一小学校の5年生で11歳。
怖がりな性格で、当初はUFOや幽霊といった非現実的な類を全く信じていなかった。
ナツメの「妖怪ウォッチエルダ」を一時的に身に付けてからは妖怪が見えるようになる。 - 月浪トウマ（つきなみ トウマ） - CV：千葉雄大（映画） / 長谷川芳明（アニメ・ゲーム）、佐藤はな（幼少期）
- 「妖怪ウォッチオーガ」の使い手。さくら第2中学校2年A組の13歳。
どことなく物憂げだが、心優しい性格。物憂げで孤独な境遇だったが、鬼王・羅仙との戦いを経てナツメやアキノリと友人になった。
その後は「妖怪探偵団」の一員として活動する。
その正体は、嘗て朱夏に仕えていた一本角の鬼・玄冬の生まれ変わり。 - 有星アキノリ（ありほし アキノリ） - CV：田村睦心
- 自称「妖怪探偵団」のリーダー。もみじやま中学校の13歳。
ふくよかな体型で楽天的なムードメーカー。鬼王・羅仙との戦いの後に「妖怪探偵団」を結成した。五芒星を切り描いて攻撃・防御に使う妖空術を得意とする。
当初はウォッチを所持していなかったが、後に幻獣・朱雀から「妖怪ウォッチアニマス」を授かる。
その正体は、嘗て朱夏に仕えていた二本角の鬼・白秋の生まれ変わり。 - 姫乃アヤメ（ひめの アヤメ） - CV：村川梨衣
- トウマのクラスに転校して来た「十万年に一人の美少女」。愛称は「ヒメアヤ」。
人に優しく包容力や感受性と優しさを併せ持ち、後に「妖怪探偵団」の一員となる。
無意識に妖怪を視認出来、アキノリと同じ妖空術が使える。ハルヤからは「姫」だと思われてるらしい。
彼女は姫ではなく女郎蜘蛛を封印した「伝説の男」の子孫であり、その因縁から女郎蜘蛛が彼女に取り憑いて自らを「姫」と偽ってただけである。 - ウィスパー
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- CV：関智一
- 自称「妖怪執事」。執事らしいタキシードの様な服と紫色の頭髪が生えている。
現在はエンマ大王から妖怪ウォッチに関する全般を任されている。 - ジバニャン
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- CV：黒田崇矢、小桜エツコ（過去の姿）
- 嘗て数々の大妖魔を倒し、伝説の存在となった猫妖怪。一人称は「俺様」。
強面で高圧的な態度だが情に厚い性格。シャドウサイドの姿はトラックを真っ二つにする程のパワーを持つ。
当初は記憶を失っていたが、エミちゃんに再会した事で彼女の事を思い出し、一時的に30年前（本家）の姿に戻った。
コミカライズ版ではケータに召喚された事で、彼との思い出や過去の記憶を完全に取り戻した。 - コマさん
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- CV：平川大輔
- 白い狛犬の妖怪。一人称は「俺」。マイペースでのんびりした口調で話す。
生前は有星家の飼い犬「信繁」で、神社の狛犬像の下敷きになり死んで妖怪になった。 - コマじろう
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- CV：遠藤綾
- 生前のコマさん（信繁）と兄弟の様に仲が良かった黄色のカエルが、一緒に狛犬像の下敷きとなって妖怪化した。
一人称は「オラ」で口癖は「もんゲーロ」。 - ミッチー / ミツマタノヅチ - CV：小野坂昌也
- 自称「ナツメのストーカーナイト」。ノリの軽いコメディリリーフ。一人称は「私」で口癖は「シュピーン」「はひ～ん」。
ヒーロー然とした筋肉ムキムキの人型だが、戦闘力はそんなに高くない。 - ジュニア / レッドヘッド - CV：小桜エツコ、伊瀬茉莉也（レッドヘッド）
- 猫の様な右耳を持つ赤い球状の妖怪。片言で話し、やや毒舌。一人称は「ジーたん」で口癖は「～だぜ」。
ジバニャンがミホを守る為に戦った際に抜けた体毛が集合して誕生した。
当初は「レッドヘッド」という人間の姿でカードゲームを挑んではどこぞのグールズよろしく負けた相手からレアカードを奪っていた。 - オグ、トグ、モグ - CV：藤原夏海（オグ）、佐藤はな（トグ）、佐藤恵（モグ）
- 元々は鬼まろリーダーの配下であり、当初はリーダーの命令でトウマを闇に陥れようとしたが情が移り、リーダーがトウマを処刑しようとした際にトウマを庇う。
その後は改心してトウマ達と友達になった。 - 不動明王（ふどうみょうおう） - CV：津田健次郎、大河元気（ボーイ）
- 王族。
妖魔界の最高賢者により妖聖剣の一つである「フドウ雷鳴剣」に封印されており、「妖怪ウォッチオーガ」に妖聖剣を挿す事で憑依させる事が出来る。
後に妖力を吸収されて幼い少年の姿をした「不動明王ボーイ」になる。
酒吞童子とその配下
- 酒吞ハルヤ（さかみ ハルヤ） / 酒吞童子（しゅてんどうじ） - CV：遊佐浩二
- ナツメのクラスに転校して来た謎の少年。その正体は鬼族の妖怪「酒吞童子」。
人間界で「姫」と呼ばれる存在を探しているらしく、その復活に必要とされる五本の妖聖剣を求めている。
序盤こそシリアスキャラを演じていたがアヤメが現れてからは彼女を姫だと思い込み、彼女の発言の趣旨を誤解してズレた行動をするギャグキャラに成り下がってしまい、ナツメが姫だと発覚してからは今までの態度を一変させ彼女に付き纏うようになった。 - 島之内巌流（しまのうち がんりゅう） / 洞潔（どうけつ） - CV：森川智之
- ナツメのクラスの担任である体育教師。その正体はハルヤ（酒呑童子）の配下の妖怪「洞潔」。
妖聖剣の一つである「アシュラ豪炎丸」を所持している。
空亡ウイルスからナツメを庇った事で自身が空亡に支配されてしまい、駆け付けた酒呑童子と激闘の末に敗れ意識を取り戻した後、彼にアシュラ業炎丸を託して消滅した。 - フクロウ - CV：佐藤健輔
- ハルヤに付き従う、着物姿に顔を御札で覆った妖怪。
人間や妖怪の悪意を増幅させる妖毒が塗られた「兆しの矢」を所持しているが、技量は低い。
ハルヤから無能扱いされた汚名を雪ごうとフドウ雷鳴剣を使い自身に不動明王を憑依させるがトウマ達に敗北し、消滅した（第14話の放送終了後にはTwitterで「フクロウ」がトレンド入りしていた）。
ゲーム『妖怪ウォッチ4』ではイナホを姫と間違えて連れ去っている（一応、本当の姫であるナツメと中の人が同じという共通点はあるが）。
その他のキャラクター
- 有星光江（ありほし みつえ） / おばば - CV：真山亜子、田村睦心（少女時代）
- アキノリの祖母。
占いや霊視、妖怪に纏わる道具開発を得意としており、アニメでは冒頭のナレーションも担当している。
若い頃は周囲でも評判の美少女だった。 - ナツメの父 - CV：佐藤健輔
- 成人したケータ。
今は「普通」の生活が気に入っているらしいが、妖怪の事は忘れてしまっているらしい。
コミカライズ版ではグデングデン熱に感染した事で妖怪に関する記憶を失っていた事が判明し、ナツメに説得された事で妖怪の事を思い出した。 - ナツメの母 - CV：遠藤綾
- 成人したフミちゃん。
映画では鬼まろに取り憑かれ「カオデカ鬼」と化した。 - 町田早希（まちだ さき） - CV：安野希世乃
- ナツメの親友。お節介焼きで好奇心旺盛で友達思いな性格。
髪型が未空イナホと似ている事からイナホの娘という説もあるが、詳細は不明。 - ミホ - CV：日高里菜、石上静香（妖怪学園Y）
- エミちゃんの娘の女子高生。母の遺伝で妖怪が見える。
死神の勘違いで命を狙われそうになるがジバニャンに助けられる。
アニメ『妖怪学園Y』に登場するミホとは同一人物であり、シャドウサイドの時代から数年後にジンペイを出産した直後に亡くなっている。 - ミホの母 - CV：安野希世乃
- 成人したエミちゃん。
ファッションデザイナーの夢を叶えており、第11話ではジバニャンと再会した。 - エンマ大王（エンマだいおう） - CV：木村良平
- 妖魔界の王。
映画では蛇王カイラの謀反によって幽閉され王の座を奪われたがぬらりひょんに救われ、最終的には妖魔界の王の座を蛇王カイラに譲った。
アニメでは空亡の謎を追うべく世界を旅している。 - ぬらりひょん - CV：子安武人
- エンマ大王の側近の妖怪。
映画では蛇王カイラの手によって囚われたエンマ大王を救出した。
アニメではエンマ大王の旅に同行している。 - 蛇王カイラ（じゃおうカイラ） - CV：福山潤
- エンマ大王のライバルで、妖怪と人間の血を引いている。
映画ではエンマ大王を罠に嵌めて王の座を奪い、鬼まろの力をも利用して人間界への進出を企てたが後に改心し、旅に出たエンマから妖魔界の王の座を任された。
アニメでは空亡ウイルスに取り込まれて「真魔」と化した。 - ウーラ - CV：緒方賢一
- 蛇王カイラの参謀。
カイラがエンマから大王の座を受け継いでからもカイラの参謀を務めている。 - 鬼まろリーダー（おにまろリーダー） - CV：下山吉光
- 鬼まろのリーダー的存在。
より良い「器」を求めてトウマに近付いた。 - 鬼王・羅仙（おにおう・らせん） - CV：石塚運昇
- 鬼まろが集めた悪意の力によって永い封印が解かれ復活した、最凶最悪の鬼王。
ナツメ達と激闘を繰り広げ、最期はトウマに止めを刺されて消滅した。 - 女郎蜘蛛（じょろうぐも） - CV：沼倉愛美
- 五百年前に若くて美しい男を好み、魂すらも食らっていたという人食い妖怪。
自らを「姫」と名乗り、自身を封印した「伝説の男」の子孫であるアヤメに取り憑いていた。 - 空亡（そらなき） - CV：村上裕哉→内田直哉
- 本作のラスボス。邪悪の化身と呼ばれる存在。
分身体である「空亡ウイルス」を妖怪等に取り憑かせて姿形を変化させると共に、闇の感情を暴走させる。
以前は空天という朱夏に仕えていた妖怪の一人だったが、謀略によって投獄され、朱夏に真相を伝えられない無念と自らを陥れた者に対する恨みから空亡になった。
用語
- さくら元町
- 本作の舞台となる町。本家の舞台である「さくらニュータウン」とは別の町である。
- さくら第2中学校
- ナツメやトウマが通っている中学校。登校シーンは何度か描かれているが授業シーンが描かれたのは第15話のみ。
制服は男女共に青のブレザーとクリーム色のベストで、男子は黒のネクタイ、女子はピンクのリボンを着用している。 - さくら元町第一小学校
- ケースケが通っている小学校。
第5話ではジンタという人体模型の妖怪が巨大化し、ジンゲキとなって暴れ回った。どう見ても進撃の巨人です本当にありがとうございました。 - 妖怪探偵団
- ナツメ、トウマ、アキノリの3人（後にケースケとアヤメも加入）から成る探偵団。
街中に起こる怪奇案件を探り、解決するのが目的。 - うすらぬら
- さくら元町で起きる怪奇案件の投稿サイト。
妖怪探偵団はこのサイトの書き込みから妖怪の情報を掴む。 - ライトサイド
- 本作に於ける妖怪の普段の姿。
- シャドウサイド
- 妖怪が闇の力を増幅させ戦闘に長けた姿。
- 妖怪ウォッチエルダ
- ナツメが所有する妖怪ウォッチ。正式名称はエルダ魔導鏡。
妖怪の居場所をサーチ出来る他、妖怪アークを差し込むと蓋が開き、その上に妖怪アークを翳す事で所持者の足元から影が伸びて妖怪が召喚される他、妖怪アークを差し込んだ時に右に回すとライトサイド、左に回すとシャドウサイドの妖怪が現れる。
召喚中にアークを反対に回す事で妖怪のサイドチェンジも可能。 - 妖怪アーク
- 妖怪と「ともだち」契約する事で入手出来る鍵状の石板。
表面はライトサイド、裏面はシャドウサイドの絵と妖怪の名前が描かれており、妖怪ウォッチエルダで召喚出来る。 - 妖怪ウォッチオーガ
- トウマが所有する妖怪ウォッチ。正式名称はオーガ封珠鏡。
妖怪アークを使って召喚する事は出来ないが、ベゼルを合わせ中央のボタンを押すと、自身に四体の「幻魔（五右衛門・お松・義経・弁慶）」を憑依させて変身出来る他、妖聖剣を挿す事で剣武魔神を憑依させる事も出来る。
憑依には時間制限がある他、バトルで体力を消耗した際にも憑依が解除される。 - 妖聖剣
- 世界に五本しか存在しないとされる伝説の剣。
剣武魔神の力が封印されており「フドウ雷鳴剣」「アシュラ豪炎丸」「スザク蒼天斬」「ゲンブ法天斧」「ビャッコ大霊槍」の五種類が存在する。
ナイフ程のサイズにも縮小出来る他、妖怪ウォッチオーガに挿し込む事で自身に剣武魔神を憑依させる事が出来る。 - 妖怪ウォッチアニマス
- アキノリが所有する妖怪ウォッチ。正式名称はアニマス天承鏡。
幻獣ディスクを使用する事で、幻魔と同等の存在の「幻獣」を呼び出す事が出来る。
召喚中は持ち主のカロリーを消費する為、身体が次第にやせ細ってしまう。 - 幻獣ディスク
- 幻獣と仲間になる事で入手出来る三角形のディスク。
幻獣の絵が描かれており、妖怪ウォッチアニマスで召喚出来る。 - 妖魔レーダー
- おばばがアキノリに与えたレーダー。
妖怪から出る妖気を探知する機能があり、妖怪探偵団はそれを元に怪奇案件の要因である妖怪の探索を行う。 - 妖術
- 有星家の血を引く者が代々使われている能力。幼い頃からの修行を経て体得する。
一般的には占いの能力が知られているが、霊視および妖怪と話したり、五芒星を切り描く妖空術で妖怪に攻撃したり、バリアを張る事も可能。
アヤメは有星家ではないが先祖の血の影響からか、アキノリの見様見真似で使用出来た。 - 鬼まろ
- 数千年に一度、忽然と発生し、妖魔界は疎か人間界をも含め地球全体を滅ぼそうとする妖怪ウイルス。
人間の悪意を苗床として無限に増殖する特性を持つ。 - 姫
- 嘗てエンマ大王よりも前に妖魔界を率いていた妖魔王の娘で、次代の妖魔王。
ハルヤ達はアヤメが姫の生まれ変わりだと思っているようだが…？ - 空亡ウイルス
- 空亡が発する分身体。
人間や妖怪に取り憑いて、恨みや憎しみといった闇の感情を暴走させる特性を持つ。
更に闇の力を取り込む事で「真魔」と呼ばれる黒龍のような姿となる。
劇場版
穏やかな日常は終わりを告げ、運命の日が始まろうとしていた。
数千年に一度、地球を襲う最悪の妖怪ウィルス・鬼まろ。
人の“悪意”に感染して無限に増殖していく…。いちはやく異変に気づいたエンマ大王は人間と妖怪の滅亡の危機を救うため、いにしえの力を秘めた『妖怪ウォッチ エルダ』に選ばれし者を見つけだした。
なんとそれはケータの娘・ナツメだった！
ウィスパーから『エルダ』を受け取ったナツメは、妖気を操る少年・アキノリ、そして伝説の猫妖怪・ジバニャンたちと鬼まろ退治にのりだした。いっぽう鬼まろは、闇を抱える少年・トウマと契約を交わし、“悪意”を増殖させる邪悪な『鬼眼ギア』を与える。
トウマを利用し、次々と人の心を食らっていく鬼まろ。
そして、鬼まろが集めた“悪意”が力をあたえ、最も恐ろしい鬼王・羅仙を蘇らせてしまった！妖怪史上最大の戦いが今、はじまる！
映画『映画 妖怪ウォッチ シャドウサイド 鬼王の復活』が2017年12月16日より公開。劇中では国民的妖怪アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』とのクロスオーバーが展開された。
前2作は『スナックワールド』の短編映画との同時上映だったが、今作は第1作『映画 妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン！』以来の単独での上映となっている。
製作総指揮・脚本を務めるレベルファイブ代表取締役社長・日野晃博は、本作でのビジュアル・作風の変化について、「これまではコメディとして面白いものを作ってきたのですが、原点と言うか、妖怪の持つホラー要素があるのも良いなと思ったんです」「勿論『妖怪ウォッチ』は数字も出ていて、子供達には依然人気なのですが、大ヒットしていた時期と比べると、やや上の年齢層は減ってきているのも事実なんです。子供への目線はしっかり持ちつつ、もう少し上の世代でも楽しめるものを作っていこうというのが今回の取り組みですね」と語っている。
翌年の2018年4月からは本作の続編となるテレビアニメ『妖怪ウォッチ シャドウサイド』が放送され、同クールには『ゲゲゲの鬼太郎(第6期)』の放送も開始された。
BD・DVDは2018年7月14日に発売され、初回特典には不動明王の特製アクリルキーホルダーが付属された。
次作『映画 妖怪ウォッチ FOREVER FRIENDS』の公開を1週間後に控えた2018年12月7日にはテレビ東京系列で地上波初放送され、同日から12月13日、及び2019年12月6日から12月12日まで、YouTubeの「コロコロチャンネル」内で期間限定で配信された。
スタッフ
製作総指揮 / 原案・脚本：日野晃博
原作：レベルファイブ
連載：月刊コロコロコミック
監督：ウシロシンジ
妖怪&キャラクターデザイン原案：長野拓造、田中美穂
キャラクターデザイン：寺澤伸介
総作画監督：寺澤伸介、新村杏子、武内啓
設定協力：本村健
アートコンセプト：梁井信之
美術監督：釘貫彩
美術設定：青木薫、天田俊貴
色彩設計：角野江美
撮影監督：柚木脇達己
編集：小野寺絵美
音響監督：はたしょう二
音楽：西郷憲一郎
アソシエイトプロデューサー：臼井照裕、奥野敏聡、佐上靖之、川崎由紀夫、沢辺伸政、和田誠、梶原清文
プロデューサー：李尚鎭、古澤泉、長岡道広
アニメーションプロデューサー：井上たかし
制作会社：OLM TEAM INOUE
製作：映画「妖怪ウォッチ」プロジェクト 2017（レベルファイブ、電通、小学館、東宝、オー・エル・エム、バンダイ、テレビ東京、テレビ愛知、テレビ大阪、TVQ九州放送、テレビ北海道、テレビせとうち、KADOKAWA、キッズステーション、ジェイアール東日本企画、小学館集英社プロダクション、エイベックス・エンタテインメント、GYAO、BIGFACE）
配給：東宝
主題歌
エンディングテーマ『雪の日の再会』
作詞：高木貴司
作曲・編曲：菊谷知樹
歌：岡本幸太
エンディングテーマ『ようかい体操第一 ゲゲゲの鬼太郎Ver.』
作詞：ラッキィ池田＆高木貴司
作曲・編曲：菊谷知樹
歌：キング・クリームソーダ
テレビアニメ
ケータの息子・ケースケは、幽霊やUFO、ましてや妖怪の類は信じないタイプ。
しかし、ひょんなことから姉のナツメ、 トウマ、アキノリが結成した「妖怪探偵団」と共に、 世にも不思議な怪奇事件へ巻き込まれることに...街の至る所で起きる不可思議現象は、今も昔も妖怪の仕業だった！？
新たに"シャドウサイド"と"ライトサイド"の姿を手に入れた妖怪たちが、 妖怪探偵団の前に立ちふさがる！
そして、忍び寄る怪しい影の正体とは...妖怪ウォッチ新章、ここに開幕！
TVアニメ『妖怪ウォッチ シャドウサイド』が2018年4月13日から2019年3月29日までテレビ東京系列にて放送された。
映画『映画 妖怪ウォッチ シャドウサイド 鬼王の復活』のその後の物語が描かれている。基本的に三本立てで1話の構成だったケータ編とは異なり、1話ごとに一つの物語となっている（第12話から第14話、第30話から第32話、第43話から第49話のように、数話に渡って物語が展開される場合もある）。全49話。
第6話からはCパートのおまけコーナーとして、アキノリが本作に登場する物事についてペープサート風のアニメで解説する「アキノリの妖怪ウォッチシャドウサイド豆知識」の放送が開始された（テレビ東京系列のみ映画に関する情報「映画妖怪ウォッチニュース」の放送期間中は休止された）。
テレビ東京ライツビジネス本部の紅谷佳和プロデューサーは、前作を4年に渡って放送して来た過程で「視聴者層に偏りが見られるようになり、低年齢層向けアニメとして定着し始めていた」という事情があった上で「『妖怪ウォッチ』という大きな柱はそのままに、幅広い層に向けた色々な作品を提供していこう」として本作の展開を決断し、作風の変化に伴う賛否はあったものの、ゲーム・玩具販売や世帯視聴率も「狙いとしていた7〜12歳の小学生層の数字は好調でした」と語っている。
なお本作は『妖怪ウォッチ』の派生シリーズの一つであり、ゲーム・漫画・キャラクターグッズ等では従来の妖怪ウォッチシリーズも並行して展開された。
余談だが、小学館が出版する雑誌『小学一年生』による小学生を対象とした「好きなキャラクター（作品そのものも含む）」の調査では男子部門や男女共通の総合部門で本作が6位にランクインした。
DVD化（全13巻）もされているが一般販売はされておらず、レンタル限定となっている。
スタッフ
クリエイティブプロデューサー・企画・シナリオ原案：日野晃博
原作：レベルファイブ
掲載：月刊コロコロコミック
妖怪&キャラクターデザイン原案：長野拓造、田中美穂
アートコンセプト：梁井信之
企画設定協力：本村健
シリーズ構成：加藤陽一
キャラクターデザイン：山田俊也
総作画監督：山田俊也、武内啓
美術監督：釘貫彩
色彩設計：角野江美
撮影監督：山道奈保美
編集：小守真由美
音楽：西郷憲一郎
音響監督：はたしょう二
音楽協力：テレビ東京ミュージック
アニメーションプロデューサー：井上たかし
アニメーション制作：OLM TEAM INOUE
スーパーバイザー：奥野敏聡、久保雅一、佐上靖之、川崎由紀夫、梶原清文
アドバイザー：村上孝雄、和田誠
プロデューサー：紅谷佳和（テレビ東京）、李尚鎭
プログラムマネージャー：飯田将太（テレビ東京）、丸茂礼（テレビ東京）
監督：北條史也
製作：テレビ東京、電通、OLM
放送局・配信情報
| 放送局 | 放送日 | 曜日 | 時間 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| テレビ東京 テレビ北海道 テレビ愛知 テレビ大阪 テレビせとうち TVQ九州放送 |
2018年4月13日 | 金曜 | 18:25 - 18:55 | 初回は17時55分から1時間スペシャルとして放送 |
| BSテレ東 | 2018年4月14日 | 土曜 | 7:00 - 7:30 | BS/BS4K放送 |
| AT-X | 2018年4月17日 | 火曜 | 22:30 - 23:00 | CS放送/リピート放送あり |
| 岐阜放送 テレビ和歌山 |
2018年4月20日 | 金曜 | 17:30 - 18:00 | |
| 長崎放送 | 2018年4月22日 | 日曜 | 10:30 - 11:00 | |
| 奈良テレビ | 2018年4月26日 2019年4月4日 |
木曜 | 17:29 - 17:58 17:00 - 17:30 |
|
| びわ湖放送 | 2018年4月26日 2019年4月7日 |
木曜 日曜 |
18:55 - 19:25 10:00 - 10:30 |
|
| 山陰中央テレビ | 2018年5月8日 | 火曜 | 16:20 - 16:50 | |
| 高知さんさんテレビ | 2018年6月3日 | 日曜 | 5:00 - 5:30 | |
| IBC岩手放送 | 2018年6月23日 | 土曜 | 5:45 - 6:15 | |
| KBS京都 | 2018年7月2日 | 月曜 | 19:00 - 19:30 | |
| キッズステーション | 2018年7月15日 | 日曜 | 8:00 - 8:30 | CS放送/リピート放送あり |
| テレビユー山形 | 2018年8月26日 | 日曜 | 5:15 - 5:45 | |
| 福島中央テレビ | 2018年9月23日 | 日曜 | 6:30 - 7:00 | |
| 三重テレビ | 2018年12月7日 | 金曜 | 17:00 - 17:30 | |
| 秋田放送 | 2018年12月14日 | 金曜 | 10:55 - 11:25 | |
| 信越放送 | 2018年12月16日 | 日曜 | 6:15 - 6:45 | |
| 福井テレビ | 2019年1月12日 | 土曜 | 10:40 - 11:10 |
| 配信サイト | 配信日 | 曜日 | 時間 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| dアニメストア | 2018年4月20日 | 金曜 | 12:00 - | |
| ニコニコチャンネル | 2018年4月20日 | 第1、2話常設無料 最新話1週間無料配信 |
主題歌
前期オープニングテーマ『時を待とう』（第1話 - 第26話）
作詞・楽曲プロデュース：高木貴司
作曲・編曲：菊谷知樹
歌：Hard Birds
後期オープニングテーマ『進め少年！ヒューイヒュー』（第27話 - 第49話）
作詞：高木貴司
作曲・編曲：菊谷知樹
歌：Hard Birds
前期エンディングテーマ『ファンキー・ブギブバー』（第1話 - 第26話）
作詞：motsu&高木貴司
作曲・編曲：菊谷知樹
楽曲プロデュース：高木貴司
歌：キング・クリームソーダ
後期エンディングテーマ『お休み賛歌』（第27話 - 第49話）
作詞・楽曲プロデュース：高木貴司
作曲・編曲：菊谷知樹
歌：キング・クリームソーダ
各話リスト
| 話数 | サブタイトル | 動画 | dアニメ |
|---|---|---|---|
| 第1話 | 亡霊番長 | 
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| 第2話 | 死者の乗る自転車 | 
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| 第3話 | 略奪魔 レッドヘッド | 
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| 第4話 | もったいない男 | 
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|
| 第5話 | 恋する人体模型 | 
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|
| 第6話 | わらうドッグマン | 
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| 第7話 | 顔さけ女 | 
|
|
| 第8話 | オーの反乱 | 
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|
| 第9話 | 人食いマグロと呼ばれて | 
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|
| 第10話 | 戦慄の切裂きジョーカー | 
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|
| 第11話 | オレさまはネコ妖怪である | 
|
|
| 第12話 | 捕らわれのトウマ | 
|
|
| 第13話 | 祈り山の怪奇 | 
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|
| 第14話 | 不動明王 邪と天 | 
|
|
| 第15話 | 十万年にひとりの美少女 | 
|
|
| 第16話 | あぶない海水浴 | 
|
|
| 第17話 | たたりギツネとコックリさん | 
|
|
| 第18話 | 顔どろぼう | 
|
|
| 第19話 | 逆襲の蝉ファイナル | 
|
|
| 第20話 | 幻の0番スクリーン | 
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|
| 第21話 | 復活!剣武魔神朱雀 | 
|
|
| 第22話 | トウマと鬼王のかけら | 
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|
| 第23話 | ドクターCの闇カルテ | 
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|
| 第24話 | 夢見るハナぽんちょ | 
|
|
| 第25話 | さらばミッチー | 
|
|
| 第26話 | 悪魔の丸呑みトイレ | 
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|
| 第27話 | さまよえるコマじろう | 
|
|
| 第28話 | 呪いのAIアシスタント | 
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|
| 第29話 | 悲劇のブラッディクローバー | 
|
|
| 第30話 | アヤメ、散る | 
|
|
| 第31話 | 激闘!朱雀VS玄武 | 
|
|
| 第32話 | 命を喰らう女郎蜘蛛 | 
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| 第33話 | 慌てん坊のサタンクロース | 
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| 第34話 | 妖怪だけの妖怪探偵団 | 
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| 第35話 | すすり泣くバレエシューズ | 
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| 第36話 | シャドウサイドクリスマス | 
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| 第37話 | 姫はそこにいる | 
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| 第38話 | 待ち人、来たる | 
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| 第39話 | 駄菓子屋のウマ男 | 
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| 第40話 | 振り返れば暗黒騎士 | 
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| 第41話 | 魅惑のバニートラップ | 
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| 第42話 | 怨みのバレンタイン | 
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| 第43話 | 洞潔、炎の決別 | 
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| 第44話 | エンマと失われた城 | 
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| 第45話 | 白虎の試練!トウマVSハルヤ | 
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| 第46話 | 闇に堕ちたカイラ | 
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| 第47話 | 背中合わせの絆 | 
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| 第48話 | スピリットの真実 | 
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| 第49話 | 神話 その果てに | 
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漫画
コミカライズ版『妖怪ウォッチ シャドウサイド』が月刊コロコロコミック2018年5月号から2019年5月号まで連載された。作者は小西紀行。
こちらはナツメではなくケースケを主人公としており、アニメとは異なる独自の設定やストーリーが加えられている。
ゲーム
Nintendo Switch専用ソフト『妖怪ウォッチ4 ぼくらは同じ空を見上げている』がレベルファイブより2019年6日20日に発売された。
ストーリーはアニメ版シャドウサイドをベースに、本家『妖怪ウォッチ』や映画『FOREVER FRIENDS』のキャラクターが介入したゲーム版独自の展開となっている（例として、ナツメが本家の時代にタイムスリップして小学生時代のケータと出会い、自身がケータの娘である事を告げている）。
2019年12月5日には追加要素を加えた『妖怪ウォッチ4++（ぷらぷら）』がNintendo Switch及びPlayStation 4向けに発売された。
関連動画
関連チャンネル
関連項目
外部リンク
- 『映画 妖怪ウォッチ シャドウサイド 鬼王の復活』アーカイブページ
- TVアニメ「妖怪ウォッチ シャドウサイド」公式サイト
- 映画『妖怪ウォッチ』公式Twitter（@eiga_yokai）
- ヨロズマート公式Twitter（@yokai_yoroz）
- 妖怪ウォッチ シャドウサイド | 小西紀行 – 小学館コミック
- ゲーム「妖怪ウォッチ4++」公式サイト
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