- 扉を開けしめする時の道具。中にはそれの必要ない鍵もある。
- また他の人が扉を開けれないようにする事。
(例:カギをかける。カギを手に入れる) - 重要な内容を解く・容易にするためのためのヒント・手がかり。
(例:カギを握る・キーワード)
特に任意で開閉状態を切り替えられるものを指す。
対象をロープや結束バンドで拘束しただけでは、逃げ出せないが鍵とは呼ばれづらい。
鍵を開くものを開錠・アンロック(Unlock)
鍵をかけるものを施錠・ロック(Lock)と呼ばれる場合もある。
鍵を差し込む場所は鍵穴とも呼ばれ、前方後円墳のような形で表される場合も多い。
広義には英語でのKeyといった呼称も普及しており、○○キーと呼ばれる場合も。
曖昧さ回避
概要
身近な例では扉など、留守や在宅時、泥棒・空き巣・強盗などに入られないよう用いられる。
扉や窓に限らず、それを持ち去ったり動かせないよう施錠する場合もある。
博物館やイベントにおける触れられる展示品など、金属製のワイヤーと併用される場合もある。
貴重品・個人情報・企業秘密・重要文化財・危険物・兵器・銃火器・弾薬・薬品(劇薬)のある場所や引き出し・金庫・現金輸送車、容疑者の手錠、刑務所や猛獣の檻など、容易に盗まれたり開かれ逃走されては騒ぎになるものに用いられるなど幅広い。
門戸や物置も施錠できるが、面倒だったり大したものがない場合は施錠されない事も多い。
また盗難を防ぐため金庫やノートパソコン、自転車などを柱や机などに物理的に連結してしまうものもある。後者は地球ロックとも呼ばれる。
パソコン・スマホ・銀行口座など、物があってもパスワードを入力しなければ機能を利用できないのも一種のカギ代わりである。指定された回数を間違えると一定時間ロックされてしまう場合もある。
顔・指紋や声・網膜といった生体認証(項目参照)が用いられる場合もある。
- 開錠に時間がかかるよう、2つ以上の鍵を備えるドアも多い。
- ドアチェーン・U字ロックなど、開錠状態においても一定の防犯能力を補助するものもある。
- 番号錠など、鍵がなくとも番号で開錠できるものもある。
- 近年は自動車のカギなど、電波送信によって直接触れずともロックを解除できるものもある。
- 特に厳重なものは鍵だけでなく警備員や監視カメラが見張っている場合もある。
- 片側からのみ開錠できる、ドアを閉めた際に自動で施錠されるオートロックもある。
- つっかえ棒などで物理的に開放不可にする場合もある。
- 検問・改札・受付によって代用している場合もある。
特に強固なものは鍵だけでなく、戦車のような分厚い鋼鉄の扉を備えているなど面白い。
むしろ移動を目的としていない分、戦車の装甲より分厚い。
装飾品
キーホルダーのように鍵自体を装飾したり存在を目立たせるものもある。
水中に落とすと回収困難であるため、船舶の鍵にはフロートを兼ねている例もある。
「理科室」「102号室」など名称が書かれたネームプレートがついている事もあるある。
小さなライトやGPS、鈴が付属し、落失や暗所での実用性を上げたものもある。
物理的に破壊する
厳密には鍵があっても扉等を物理的に破壊する手もなくはない。開錠(物理)
ただしリスクが高すぎる。
- 騒音や振動で居住者・周囲に犯行を気付かれる。
- 破壊に時間がかかる可能性がある。
- 専用の特殊機材・技術が必要になる。
- 重機・重車両などで突っ込む場合、隠密性がない。
- 特殊機材・重車両など、購入元やレンタル元が特定されてしまう。
- 労力に見合わない報酬では割に合わない。
- 労力に見合う報酬があるなら、そもそもセキュリティが充実している可能性がある。
- 対戦車兵器や爆薬などを使うと、盗みたかった中身ごと破壊してしまう場合もある。
軍事作戦・特殊部隊などは爆薬でドアや壁ごと吹っ飛ばしたり、破壊用の弾薬を使用したショットガンで破壊する、高層階でも窓をぶち破って突入する場合もある。空き巣には無理だな。
フィクションにおいて
鍵そのものが探されたり、入手することで行動範囲が広がる場合も多い。
部屋に鍵が掛かっており先へ進むことができないシーンはあるある。
どう見ても薄い木の扉で、手に持っている銃や思いっきり蹴飛ばせば壊せそうなものもある。
RPGなど宝箱が施錠されている場合もある。盗賊や専用スキルの出番。
凄腕の強盗団や怪盗、それらに対する防御側など
開錠/破壊、それらからの防衛/死守などが目的となる場合も多い。
「生体認証だから、本人の指や目玉だけを持ってきた」なんてエグいものもある。(ヒエッ
「密室殺人」「密室トリック」など、施錠された部屋の中で被害者が死んでおり、鍵も部屋の中といったネタも探偵・推理モノなどではあるある。隙間からワイヤーで器用に鍵を滑り込ませたり、そもそも別途に脱出路がある、元から鍵が機能してない場合もあるなど柔軟な発想が必要になる。
表現として
- 「大切なものを守る」ことから鍵や鍵穴がセキュリティのシンボルとして用いられる場合もある。
- ゲームなどの「アンロック」。条件を満たして新しい要素や武器・装備・スキル特性などが利用できる状態になったもの。要素に対して施錠/開錠された南京錠マークが並んでいる場合もある。
欠点
防犯に便利な反面、物理的・機能的特性に起因したトラブルも多い。
大まかに分けると開錠/突破される、開かなくなるといったトラブルが多い。
- 鍵自体を紛失・盗難・忘れてくるリスクがある。
- 必要に応じて、数多くのカギを持ち運ぶ必要がある。(鍵束など)
- 鍵番号がバレてしまうと複製でき侵入できてしまう。
- 番号錠(ナンバーロック)など、番号さえ分かれば即席で開錠できてしまう。
- 古い鍵などピッキング対策がされていない場合、開錠されてしまう場合もある。
- オートロックであることを忘れ、ホテルの部屋などから閉め出されるトラブルもある。
- オートロックマンションは意外と役に立たない。
- 大人数が出入りするマンションなど、他人と同時に入ってきやすい。
- 自動車など、鍵を閉じ込めてロックするトラブルはたまにある。(キー閉じ込み)
- つっかえ棒など、片方からしか解放できない。
- 検問・改札・受付によって代用されている場合、人件費がかかる。
- うっかり油断
- 窓・扉自体を破壊して侵入される場合もある。(バールのようなものなど)
- 特に強固なものは防犯能力が高い反面、緊急時や救助が必要な際に大きく手間取る。
- 鍵自体・鍵穴内部が変形・破損・劣化してしまうと機能を失う。
- 鍵の差し込み先に異物があり刺さらない場合もある。
- ドアチェーン・U字ロックなどそれ単体では施錠より大きく劣り、開錠方法もある。
- 手錠などは基本的に構造が単純で、近隣の物品と一定の知識で開錠される可能性がある。
外出後「鍵かけたっけ?」といった一種の不安がよぎる場合もあるある。
本人が部屋の鍵を開けるのを待ち、一緒に入ってくる押し込み強盗などの実例もあるので要注意。
帰宅時・開錠時は手元だけでなく周囲・背後も良く見よう。歩きスマホなんてしてる場合じゃない。
それでもするだろうけど。
電子的な鍵の欠点
- 生体認証など、本人の顔写真などで開錠されてしまう場合がある。
- 電子的な鍵の場合、停電・故障などによって使用不能になる場合もある。
- ネットワークと接続された鍵など、不正アクセスによって開錠・操作されてしまう可能性もある。
- リレーアタックなどで不正に自動車を遠隔開錠されてしまう場合がある。
- 自動車など、暗証番号等で開錠するイモビライザーを開錠するキットも発売されており悪用される。
- パスワードなど忘れてしまうと利用できない。
- パスワード事態を机に貼っていたり全員共通にしている場合もある。
- パスワードなど使いまわしていると悪用された際の損害が大きい。
- ネットワークに接続されたものは、不正アクセスによって開錠されるリスクもある。
- 限られた人しかパスワード等を知らない場合、急死によって開錠の手段を失う。
非常用に通常の鍵が併用されている場合もある。
最後に
- 鍵があるから大丈夫・安心ではないので要注意。
- 相手やその所属を確認せず、うかつに開けてはいけない。
- 開いてしまった鍵に鍵としての効力はない。
- 複数の鍵や種類を併用したり、開錠/破壊困難、開錠状態を認識しやすくする手も。
関連項目
関連項目
曲名 |
名称・作品名小説 |
その他、音読みで「けん」と呼ばれ名前等に用いられる場合もある。
(例)鍵盤ハーモニカなど。
鍵の検索結果 - ニコニコ大百科 (nicovideo.jp)
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