ヒグマ(けものフレンズ)とは、スマートフォンアプリゲームやアニメなどのメディアミックス作品『けものフレンズ』に登場するアニマルガール・フレンズ(動物が擬人化したキャラクター)である。
概要
「ヒグマだよー。いわゆる一つのサイキョーってヤツかなぁ。こう見えて足もそれなりに速いしね、逃がさないよー。サイキョーであり続けるため、いつでもどこでも誰の挑戦も受けるよー、キミもどう?」
けものフレンズぱびりおんフレンズあーかいぶより引用
日本最大最強の獣・ヒグマのフレンズ。北海道に住むヒグマは正式にはエゾヒグマという亜種で、亜種であるハイイログマ(グリズリー)はヒグマと明確な区別がないほど近縁であり、ホッキョクグマとは交配出来るほど近い関係。
人を簡単に殺せるほどの筋肉・カミソリクラスの爪・高い学習能力・荒地をものともしない脚力・犬以上の嗅覚・ストーカーレベルのしつこさと、戦闘兵器の如き身体能力を誇るヒグマがフレンズ化した事により、人型サイズに強大なポテンシャルが凝縮された。見た瞬間に死を覚悟するほどの巨体は無くなり人間の女の子サイズにまで縮小したが、パワー・走力・嗅覚といった圧倒的な身体能力はそのまま引き継がれた。ヒグマの厳つさと恐ろしい風貌の代わりに女の子の可愛らしさを手に入れたぞ!
外見
髪型は薄茶色のショートヘア。前髪にクリーム色の模様が付いている。
白色の半袖シャツと黒色のミニスカートを着用。襟を留める青色リボンがチャーミング。こげ茶色のスパッツを履いており、浮き出されるお尻・太もものラインを楽しめる。
専用武器として、人を一撃で肉塊に変えるクマの手と爪を模したハンマーを所持。有事の際はハンマーを振るって勇敢に戦う。
ゲームでの扱い
パッション属性(赤)のレアリティレベル3のフレンズとして登場。コストは300・攻撃タイプは近距離・サイズはM。パワー自慢の草食・雑食系フレンズが所属しているグループ「パワフルっ娘連合」に加入している。専用スキル「最強クマクマスタンプ」は敵軍団のうち先頭1体に対してサイキョーな一撃をお見舞いし、自身の攻撃力の3倍のダメージを喰らわせる。
様々な逸話を持ち恐れられる事が多いヒグマだが、そのフレンズである彼女は怖いイメージを感じさせないユルそうな雰囲気の女の子。大岩すら楽々持ち上げられる自身の秘めた能力を自覚しており、自らをサイキョーと称している。サイキョーであり続けるために努力を怠らず、他者と戦い実力を磨き合うのを好む。どんな時でも挑戦者を絶賛歓迎中とのこと。
ストーリークエストではトラの「サイキョーとは何だ?」という言葉に「サイキョー?」と反応し、サイキョー談義を展開。話を逸らそうとするサーバルが提示した色っぽさ・大食いがサイキョーとして舌戦の末に、セルリアンとの戦いを見て両者共にサイキョーと言う事で決着がついた。サイキョーは一人じゃなくていいのか?と言うサーバルについては「まだまだサイキョーには遠いね」との事。
アニメでの活躍
ネコ目 クマ科 クマ属 ヒグマ Brown bear |
第11話「せるりあん」と第12話「ゆうえんち」で登場。セルリアンと戦う戦闘集団「ハンター」の一員。キンシコウ・リカオンとともにセルリアンを倒すべくジャパリパーク中を駆け回り、各地のフレンズ達を助けている。セルリアンが出現した所なら場所を選ばず何処へでも駆け付けるようで、砂漠地帯でも戦った事があるという。
生き死にを掛けた戦いに身を置いているためか、厳しい態度を持ち常にピリピリした雰囲気を纏っている。サーバルがセルリアン退治に協力すると申し出た際も小サイズのセルリアンに負けそうになった事を指して「足手まとい」とキッパリと切り捨てている。他者との交流時もキツい物言いを放ち、相手を突き放す態度を取っている。これら表面上の冷たさは仲間や他のフレンズ達を大事に思って・他者を守るという重圧のためであり、本当は優しく責任感の強い性格で、何かを守るために自身を危険に晒せる勇敢さの持ち主。しかし戦友であるキンシコウは本来の優しさを理解しているようで、サーバルに対する態度についてキンシコウから「本当は心配なんですよね」と指摘された際は、「なっ……」と言葉に詰まって目をそらしていた。
百戦錬磨の猛者で戦闘の経験は豊富。高い身体能力と併せて実力は確かでリーダーシップもあり、戦闘時にキンシコウやリカオンに指示を出したりとハンターチームの中でもリーダー的立場にあるようだ。直感や思い付きで動く傾向が多いフレンズにしては理知的な行動が出来るタイプで、状況判断能力に優れている。サーバルが超巨大セルリアンに取り込まれてかばんちゃんが助けに行こうとした際には制止し、単独では救出は不可能・今は作戦遂行をするべきと説明しており、必要なら冷徹な決断を下せる。一方で友達を助けようとする一心で動くサーバルの姿を見て感じたモノもあったのか、「お前たちの目線で動いてみよう」と同行し一緒に戦っている。
かばんちゃん一行と別れた後は超巨大セルリアンを追跡し、そのまま戦闘に突入。戦いは一進一退でコアを露出させたがキンシコウが負傷し戦闘不能になってしまう。しかし、火口から噴き出たサンドスターローを取り込んだセルリアンが更に巨大化してしまい、苦労して露出させたコアも再び隠れてしまう。パワーアップしたセルリアンの前に追い詰められるが、火口にフィルターが掛けられサンドスターローを封じ込められた事で巨大化は停止し、セルリアンは夕日に反応して戦闘から離脱した。
あのまま超巨大セルリアンを野放しにしていては他のフレンズに被害が出ると、ヒグマ達はかばんちゃん一行やアライグマ・フェネックコンビと協力してセルリアン撃退作戦を展開する事に。その作戦会議の際、本来なら守るべき対象で戦いとは無関係の者達を戦いに巻き込んでしまった事を謝罪している。またかばんちゃんが作戦に火を使う事を提案した時、サーバル・アライグマ・フェネックなどの他のフレンズらがマッチの火に驚く一方、ヒグマはあまり火に恐れを感じなかったので巨大セルリアンを火で誘導する係を受け持つことになった(もともとヒグマは火を恐れない動物である)。
そして、超巨大セルリアンを水没させるべく作戦が開始するのだが・・・。
超巨大セルリアンに取り込まれたかばんちゃんを助けに向かうサーバルに同行し、たった2人での無謀な戦いに挑み、ハンマーが折れたらパンチでひたすら殴るというがむしゃらな戦いを繰り広げる。アフリカオオコノハズク(コノハ博士)とワシミミズク(ミミちゃん助手)率いるフレンズ軍団が援軍として駆け付けてからは、友軍が敵の動きを封じている隙にキンシコウ・リカオンとのコンビネーションで強烈な一撃を放ってかばんちゃんを敵の脚ごと切り離し、救出に貢献した。
なお、この一撃の時に折れたはずの武器で攻撃しているが、よく見るとこの時の武器の柄は青い。折れる前の武器の柄が茶色だったので、どうやら取り換えたらしいことがわかる。そして、フレンズらが援軍として駆け付けるシーンではシロサイやオオアルマジロと共に崖から滑り降りて来るニホンツキノワグマの足と武器がほんの一瞬だが映っており、この武器の柄の色は青い。つまり画面に映っていないところで、同じくクマのアニマルガールであるニホンツキノワグマからヒグマが武器を借りたものと推測される。
超大型セルリアンが海に沈んだ後はラッキービーストの探索に協力。1ヵ月後に廃遊園地にて開催されたセルリアン撃退&かばんちゃんが何のフレンズか判明記念祝賀会にも参加しており、コノハ博士とミミちゃん助手に料理作りを手伝わされ、火を怖がらないという特性故にガスコンロの火力調整係をやらされていた。新たな冒険の旅に出発するかばんちゃんの船出式にも立ち会った。
ぱびりおんでは
・第2世代
「さて、見回りでもするか。」
リリース時の初期メンバー。けもトークアイコンの背景色は青。一人称は「わたし」、他のフレンズのことは「お前」もしくは敬称を付けないフレンズ名で呼ぶ。
アニメと同じくキンシコウやリカオンとセルリアンハンターとして活動している。サイキョーの自覚はこの時代でもあるようで、リカオンからもサイキョーのハンターと言われていたり「サイキョークマすくい!」というワザを繰り出したこともある。実は甘い物には目がないらしい。
リリース時に登場していたのはヒグマのみだったが、キンシコウやリカオンが登場した後は3人全員が揃うけもトークも増えていき、後にはアイアイもハンターの仲間入りをしている。他にも承諾こそされなかったが、タイリクオオカミやチベットスナギツネをハンターに勧誘していたりする。ちなみにラッキービーストⅢ型のデータには「ハンター」についての情報が無いようで、ハンターだからといってアトラクション内でセルリアンを倒せるなどのボーナスも特になかった。
キンシコウのことは「ちょっと気が弱いとこがあるがハンターとしては優秀だ。頼りになる。」と評価しており、リカオンのことは「リカオンはなー、文句が多いんだ、あいつは。」と言うように、リカオンからは「見回りのシフトもギュウギュウ」「いっつも私が走り回ってばっかり」とシフトやオーダーがきつい事への軽口を叩かれている。アイアイに対する長期的な評価は加入が途中だったこともあり不明。
けもトークは全体的に平和な日常の切り取りが多い中、セルリアンハンターという立場からかセルリアン退治など少し物騒な一面を切り取ったものがいくつか見られる他、けもトーク内で「野生解放」という単語が出るのも実は珍しい事である。また数は少ないがアニメと同じく博士や助手の料理担当になっている様子が見られるけもトークやボスが登場するけもトークが存在する他、けもトーク内で「人騒がせ」のニュアンスで「フレンズ騒がせ」という表現を使用しているのが確認されている。
リカオン曰く昔のヒグマについて「常にサイキョーを追い求めていて、強そうなフレンズとの腕試しをよくやってたみたいです。」と言われており、実際にけもトーク内でも様々なフレンズとちからくらべをしている様子があるが、「……ヘラジカ。もうお前とは勝負はしないぞ。」と言うなど意外と好戦的ではない様子も見られ、ホワイトタイガーの修行を見たリカオンが「ヒグマさんやキンシコウさんに比べると少し迫力が無いような気もします」と言うのに対し「こういうのは力任せにやればいいってもんじゃないんだぞ。」というなど、実は力任せだけではない様子も見られる。
寒さに弱い…というよりも眠気を催してしまうようで「こう寒いと眠くなってくるぞ。」というような発言が何度か見られる。またリカオンのあーかいぶトークでホワイトボードを使用して動きの連携を確認していた際に、黒いマグネットでヒグマの動きを示していたところ、赤の方が強そうだと言って変えさせて「やはり赤はかっこいいな。」と言うなど、意外拘りの強さを感じさせる一面も見られる。一方で木にどーぐで爪痕を残して縄張りアピールをすることがあるが、他の縄張り系の話題が出てくるフレンズと比べると縄張り意識が極端に強いわけではないようである。
珍しい行動をするあそびどうぐである「たき火」はリリースから引き寄せ対象がヒグマのみの非常に珍しいあそびどうぐだった。「キャンプファイヤー」も当初ヒグマのみだったが、後にシロサイとホワイトライオンの引き寄せが追加された。またあーかいぶ7では「タイヤ」というあそびどうぐを開発するのだが、タイヤに関係する遊び道具はいくつか存在する者の「タイヤ」という名称のものは存在しない。
第2世代
「私はサイキョーだからねー。」
2021年1月27日から観察可能になった。けもトークアイコンの背景色は赤。一人称は「私」、他のフレンズのことは敬称を付けないフレンズ名で呼ぶ。
第二世代ではネクソン版の設定に準じており、ややフレンドリーでユルめな感じになっているが、サイキョーを目指しつつセルリアン退治に勤しむフレンズである。
ちなみにこの時代では基本ソロ討伐だが、観察トーク3では一人での限界を感じて他にもセルリアンを倒せる力を持った子と力を合わせるのもよさそうだと〆られている。ちなみに観察を除くけもトークはすべてジャイアントパンダと一緒に登場している。
関連動画
関連静画
関連お絵カキコ
関連立体
関連チャンネル
関連項目
- 7
- 0pt