概要
昭島市 あきしまし |
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基本情報 | |
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国 | 日本 |
地方 | 関東地方 |
市役所所在地 | 東京都昭島市田中町一丁目17番1号 |
市町村コード | 13207-1 |
面積 | 17,34km2 |
総人口 | 114,546人 (推計人口、2022年5月) |
人口密度 | 6,606人/km2 |
木 | モクセイ |
花 | ツツジ |
区長 | 臼井伸介 |
行政区画テンプレート |
立川市、八王子市、福生市、日野市に囲まれており、周囲の市が比較的知名度が高いことも相まって、非常に影が薄い。都外の人間に「昭島市」と言って通じることはまずなく、「立川市の隣」「横田基地がある福生市の隣」と説明して理解してもらえればまだいい方で、「八王子市の隣(実際はそこまで結びつきは強くない)」「昭和記念公園の左半分(外部民は全域立川市だと思い込んでいることがある)」といった説明でようやく通じることがある。
市の東西をJR青梅線が横断しており、市民の足となっている。これに乗って立川や都心へ通勤する住民が多い一方、市内の工場等への通勤者もそれなりにいる。また、モリタウンというショッピングセンターがあるため、昭島以西の住民がわざわざ立川まで出るほどでもない買い物を昭島で済ませたりする。
昭島市の特色
上水道
昭島市は東京都の自治体で唯一上水道を100%地下水で賄っている。雨や雪が30年かけて染み込んだ地下70mの深層地下水を汲み上げるので、ミネラルウォーターと変わらぬ味で、美味しい。また、東日本大震災の際には放射性物質による水質汚染が各地で懸念されたが、地下水は降雨の影響を直ちに受けることはなく、さらに放射性物質は地層で濾過されるので、極めて安全である。そして、水道料金が全国で5番目に安い(水道産業新聞社調べ)。
こと水に関しては、昭島市は至れり尽くせりである。
エアコン
昭島市の公立学校は全てエアコン完備である。これは横田基地が近く、騒音が授業に影響を及ぼすのを避けるためで、教室の窓も二重になっている。もっとも、市の東部だと騒音の影響なんてこれっぽっちもないのだが。
アキシマクジラ
1961年に多摩川でクジラの化石が発見され、和名「アキシマクジラ」と命名された。100万年以上前のクジラの全骨格がほぼ完全な形で発見されたのは世界でも例がなく、国立科学博物館と昭島市役所に化石が展示されていたが、現在は群馬県立自然史博物館に移送して調査研究が行われているため、展示はされていない。
クジラは昭島市のシンボル的存在であり、市内のマンホールにはクジラが描かれているほか、毎年夏に開催されるくじら祭り、東中神駅前のくじらロードなど、至るところにその名前がある。
昭和記念公園
国内でも有数の規模を誇る国営公園。一般的に立川市にあると思われているだろうが、実はかなりの部分が昭島市にも跨っており、特にレインボープールは完全に昭島市内にある。
ちなみに市内には「昭和公園」もあるが、全くの別物である。とはいえ、昭島市民球場やスポーツセンターが併設され、ミニ動物園や蒸気機関車の展示があり、くじら祭りの会場にもなる、それなりの公園ではある。
交通
鉄道
市の北西に位置する拝島駅は市内鉄道の要衝となっており、JR東日本青梅線・五日市線・八高線、西武鉄道拝島線が乗り入れている。
JR青梅線はほぼ東西に走っており、拝島駅・昭島駅・中神駅・東中神駅が設けられているほか、西立川駅の一部が市域にまたがっている。
西武拝島線は拝島駅から市の北部を走り、市域を抜けた直後の西武立川駅も武蔵野・つつじが丘・美堀町域から利用できる場所にある。
JR八高線は南北に走っているが、市内で利用できる駅は拝島駅以外になく上川原町・大神町・宮沢町などを素通りしていく。この素通り区間に新駅を設ければ昭島市役所へのアクセスが劇的に改善される見込みで市は毎年のように設置要請をしている[1]が、いまだ音沙汰はない。
道路
国道
市内の国道は国道16号のみ。東京都道29号と重複し、堂方上交差点で南に屈折し、拝島橋で多摩川を超えると八王子市に入る。
主要地方道
バス
市内のバス事業は立川バスがほぼ独占している。一部区間に西武バス、西東京バスが乗り入れる。
コミュニティバス
くるりんバス
くるりんバスは立川市のコミュニティバスだが、西砂ルート(旧・西西ルート)のうち美堀橋、フォレスト・イン昭和館、昭島駅北口の3停留所が昭島市内に設置されている。
Aバス
昭島市はコミュニティバスとしてAバスを運行しており、東ルート・西ルート・北ルート・中央ルートの四種類がある。実際の運行は立川バスに委託しており、各ルートをそれぞれ1台ずつのバスが受け持っている。名前の由来はAkishimaのAから。
- 東ルート
- 昭島駅南口→保健福祉センター→中神駅→和田橋交差点→多摩大橋交番→新道福島→玉川小学校東→(昭島市役所→多摩大橋交番→新道福島→玉川小学校東→)八清通り南→(竹口病院→)東中神駅→中神立体南→中神駅→保健福祉センター→昭島駅南口→昭島郵便局→松原高齢者センター→昭島駅南口
- 西ルート
- 昭島駅南口→八高線ガード西→医師会館→拝島駅東→拝島駅→拝島会館→下林→(昭島市役所→)昭島駅南口→保健福祉センター→昭島駅南口
- 北ルート
- 昭島駅南口→保健福祉センター→朝日町交差点→アキシマエンシス→中神駅北口→仲町公園北→昭島病院→日本航空電子工業→(うしお病院→)日本電子→中神駅北口→朝日町交差点→保健福祉センター→昭島駅南口
- 中央ルート
- 昭島駅南口→松原高齢者センター→堀向→美堀町四丁目→松原高齢者センター→昭島駅南口→保健福祉センター→清泉中学→諏訪神社交差点南→(昭島市役所→)清泉中学→保健福祉センター→昭島駅南口
2001年12月より運行されており、当初は往復系統の東ルート(松原高齢者センター~昭島駅南口~中神駅~新道福島~東中神駅)と循環系統の西ルート(保健福祉センター→昭島駅南口→昭島郵便局→拝島駅東→第三小学校→拝島郵便局→(昼便:昭島市役所)→拝島中学校→昭島郵便局→昭島駅南口→保健福祉センター)の2ルートのみだった。
その後2008年5月から循環系統の北ルートの運行がスタート。中神駅北口・昭島駅南口を軸として青梅線の北側地域を走行する。
2012年7月には大規模なダイヤ改正が実施され、玉川小学校(東ルート)・会津鉸工業(北ルート)・エビスビル(北ルート)などいくつかの停留所が廃止され中神立体南(東ルート)・栗の沢(西ルート)が新設された。特に栗の沢停留所は下林~昭島市役所という長い無停車区間に設置されたため利便性が向上した。
同時に北ルートのうち堀向方面(西半分)のルートが東ルートに移管され、東ルートの半数は堀向経由となった。しかしこの移管で、なぜか北西に行く東ルートが爆誕してしまった。
2016年4月に拝島駅のロータリーが完成したことから、西ルートも駅ロータリーへ乗り入れるようになった。
2020年4月、新たなルートの新設および現行ルートの変更を含めたAバスのルート見直し案が発表された。市はこれについてパブリックコメントを募集[2](同年5月29日午後5時に終了)し、これをもとに12月16日にダイヤ改正が行われた。
なお、変更内容は以下の通り。
この改正で、東ルートでは北西部を走ることがなくなったものの、こんどは玉川小学校東から昭島市役所まで約2.7kmにわたってバス停がないコミュニティバスが爆誕してしまった。
出身者
関連動画
関連商品
いずれも昭島市が舞台の作品。
関連項目
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脚注
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