森のホモォ。とは、絵師:冬見坂氏が作成した一連の嘘映画ポスター、およびその漫画化作品である。妄宝系配給。
概要
妄想の化身ともいえるホモォは常に理想の世界を考え想像しそして表現する生き物であるが、妄想は成長すると次の段階へと進み哲学となる。そこまで成長するホモォは稀であり一般的なホモォ達からは異質に感じられてしまう。そして山奥や森の奥深くへ行き独りでさらなる高みを目指す。 ―――そして哲学まで成長したホモォが住まう深い森で一人の少年と出会う・・・これは不思議で切ないかもしれない物語。
漫画版
ポスターの人気を受け、2012年8月4日より待望の漫画版の連載が始まった。
舞台は西暦2012年の日本(ただし佐賀は空中浮遊中)。小学4年生になったばかりのユーダイが、春休みに出会った不思議な生き物について友達に話すところから物語は始まる。
ついに書籍化。2015年8月31日発売。ニコニコ静画の電子書籍版には限定おまけページあり。
作者Twitterにて不定期投下されている、元1の2分隊(ユーダイ達の元クラス)の日常小ネタはこちら。
作中作『オージと世界の終わりの樹』のコミカライズも連載開始。
主な登場人物
- ユーダイ(佐咲 雄大)
- 「……あれは今から36万……いや先週の出来事だ」
都立梅の木川小学校(梅小)の4年1組の生徒で、この物語の主人公。
春休みに叔母の家に行ったとき、樹海の奥深くで暮らす巨大なホモォと遭遇する。
タコツボ小隊のリーダーであり、責任感と正義感が人一倍強いが、自身に対する危機感に欠ける一面もある。
また、細かいことを他人に説明するのが苦手で、よく大事な部分を飛ばしたりフリーズしたりする。 - シューヘイ(棚花 周平)
- 「だから謝るなっての 良いことなんだからいいんだよ」
- ユーダイのクラスメイト。タコツボ小隊所属。
小隊内の他メンバーに比べてやや落ち着いた性格で、天然・暴走キャラの巻き込まれ役になることも。
ラッカースプレーを買ったり、七夕の短冊に「厳島神社のジオラマ」と書くなど、美術・工作系の趣味を持つ。
図工の授業になるといきいきする。ポケモンは対戦よりも育成が好み。(Twitterより) - タカシ(葦田 貴志)
- 「マスター カルーアミルクアルコール抜き頼むぜ」
ユーダイのクラスメイト。タコツボ小隊所属。
他の男子2人より感情の起伏が大きめだが、緊急事態や他メンバーの暴走に即応できる行動力を持っている。
アコースティックギター・エレキギターが趣味で、隣町の楽器店によく出入りしている。
ヒガっちゃんとはしょっちゅう殴り合う仲で、体育の授業でもよく競争している。(Twitterより) - ナッちゃん(喜四 なつめ)
- 「それ ニホンホモクレヒトモドキじゃない!?」
ユーダイのクラスメイト。タコツボ小隊所属。
ユーダイに春休みに遭遇した生き物が「ホモォ」であることを教える。
頭の回転が速く、筋道立てた分析が得意。その一方、必要とあらば実力行使も辞さない。
クールな性格で大抵のことには動じないが、お化けと雷は涙目になるほど苦手。ホモォへの耐性は人一倍強く、対処法も熟知している。
小4にしてノート5冊分もの小説を書きためる、未来の小説家。 - ヒガっちゃん(日ヶ崎 初美)
- 「任せろ きっちり返り討ちにするから!」
ユーダイのクラスメイト。タコツボ小隊所属。
自他共に認める脳筋で、男らしく力で物事を解決することを好む。
事件時には最前線で暴れるため怪我が多いが(タカシ曰く「手負いの状態がデフォルト」)、回復も人一倍早い。
時折口ずさむ歌や戦闘時に繰り出す技から察するに、相当な特撮好きの様子。 - ヨッコ(入江 理与子)
- 「雰囲気に飲まれなければ平気だよ 安心して」
ユーダイのクラスメイト。タコツボ小隊所属。
祖父が古い神社の神主で、自身も非常に強い霊感を持つ。
オカルト関連のエキスパートで、除霊(物理)はもちろん、目的に応じて霊を使役することもできる。
基本的に穏やかで人当たりの良い性格だが、悪人や変質者に対しては非常に辛辣。
こと心霊に関しては、悪魔や妖怪にさえ冷や汗をかかせるほどの力を持つ。 - ナッちゃんのお姉さん(喜四 かずら)
- 「おこさま仕様で出来るだけ詳しく教えたらぁ SAN値減っても知らねえぞ」
- ナッちゃんにホモォの存在とその撃退方法(精神攻撃)を教えた人物。
ユーダイが見たという巨大なホモォに興味を持ち、彼にもホモォの知識(おこさま仕様)を教える。
軽そうな見掛けや口調によらず、良識ある立派な高校生。特技はお菓子作りと機械いじり。
また、ある種の護身術の使い手でもあり、小学生のユーダイたちにとって非常に頼もしい存在。 - みかちゃん(上梨 美夏)
- 「ねえユーちゃん 森いこう! 森!」
- ユーダイの従妹。その大半が大自然である、小さな離島で暮らしている。
日々樹海の中を駆け回ることで鍛えられた、常識外れの俊足を持つ。
用語
- ホモォ
- 和名ニホンホモクレヒトモドキ。植物の光合成のように、自分の妄想を栄養として生きている。
遅くとも平安時代には存在したとされ、ヒトとの接触を避ける性質から特に害はないと考えられていた。しかし、近年の情報社会の進展・モラルの低下に比例して、「平気で人前に姿を現す」ホモォによる被害が増え出した。 - 小隊
- クラス内の「班」のようなもの。1年生のときの班分けが元だが、4年生になった今も付き合いが続いていて、困ったことがあれば小隊同士で協力したりする。小隊は各6名構成で、タコツボ小隊の他にザウルス小隊・ホエール小隊・ポーラー小隊・ユーフォー小隊が存在する。
- なお、各キャラクターのフルネームが書籍版(紙・電子いずれも)で発表された。
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男子1(リーダー) 男子2 男子3 女子1 女子2 女子3 タコツボ ユーダイ シューヘイ タカシ ナッちゃん ヒガっちゃん ヨッコ ザウルス ムカイギ カラスマ マサキ はな モミジ リューコ ホエール ぐっちゃん キリヤ やなぎ シド ミカゲ ヨル ポーラー カシザワ タイチ ダン サチ ヒメ ミズキ ユーフォー シンイチ アリムラ てっちゃん シンディ みっちゃん メーコ マウスオーバーで本名と特殊技能を表示。緑は分析・判断力、ピンクは腕力・戦闘力、水色はオカルト系、黄は技術・技工分野に優れる。(Twitterの情報含む)
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関連項目
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