これは…
俺のデッキに眠るサイバースの新たな鼓動。
お前はまだ消えていないのか?
モンスターをリンクマーカーにセット!
サーキットコンバイン!
これがサイバースの新たな可能性だ!
現れろ、LINK-4!
《ファイアウォール・ドラゴン》!!
ファイアウォール・ドラゴンとは、アニメ「遊☆戯☆王VRAINS」に登場するカードである。
遊戯王OCGでは、2017年4月15日発売のCODE OF THE DUELISTにて登場。
後に週刊少年ジャンプにて絵柄違いのカードが収録。この絵柄については後述する。
リンク・効果モンスター(2019/1/1から禁止カード)
◤ ▲ ◥ ◀ ロ ▶ ◣ ▼ ◢
LINK-4/光属性/サイバース族/攻 2500
【リンクマーカー:上/左/右/下】
モンスター2体以上
(1):このカードがフィールドに表側表示で存在する限り1度だけ、
このカードと相互リンクしているモンスターの数まで、
自分または相手の、フィールド・墓地のモンスターを対象として発動できる。
そのモンスターを持ち主の手札に戻す。 この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):このカードのリンク先のモンスターが、戦闘で破壊された場合、
または墓地へ送られた場合に発動できる。手札からモンスター1体を特殊召喚する。
モンスター2体以上が要件とされているが、LINK-4であるため、召喚補助なしで出すためには4体ものモンスターを用意しなければならず、極めて重いモンスター。
これを苦も無く行うことのできる程の展開力がある【インフェルニティ】では、普通に展開するのは勿論、効果を使い切った後のエクシーズモンスターを素材としてどかすことができるため有用である。
しかし、普通のデッキでは素の召喚自体が困難であるため、複数のモンスターを容易に展開できるトークン、或いはLINK数だけリンク素材を軽減できるリンクモンスターを素材に使用して出すのが基本である。
また、このカードをEXモンスターゾーンに置くと、左右が無駄になる上に正面に相手の召喚を許してしまうリンクマーカーの扱いづらさがどうしてもネックになってしまう。一方メインモンスターゾーンであれば、下のマーカーは無駄になるが上と左右のリンクマーカーで相互リンクが最大3つ狙え、横に展開していくことでエクストラリンクまで視野に入るため、基本的にメインモンスターゾーンに居てこそ活躍できるモンスターである。
その上、効果的に相互リンクが要求されるため、リンクモンスター特化デッキの【星杯】や、リンク採用型【インフェルニティ】で使用されることが多いが、【トリックスター】等遅いスピードのデッキでも捲りとしての手段や展開札からのリターンを重視して採用されていた。
(1)の効果は、表側表示で存在するときに一度だけ発動できる効果。
相互リンクしているカードの数だけ、自分・相手問わずフィールドか墓地からカードを選択し、それらを全て手札に戻す効果。
対象に取る効果だが、破壊ではない除去効果であり、相手ターンでも発動できるフリーチェーン効果。
単純に相手モンスターを除去する、自分の墓地からカードを回収するといった使い方だけでなく、相手の墓地利用を阻害する使い方も可能。
(2)の効果は登場後の展開を補佐する効果。
条件こそあれど、戦闘破壊のフォローや、リンク素材で墓地に送った場所に再度展開など、非常に応用がきく効果。
難点として手札消費が荒くなってしまうが、(1)の効果を自分のカードの回収に使用していた場合、その消費を補うことができる。
総じて、重い条件の代わりに確かなリターンを与えてくれる、応用性の高いモンスター。
リンクモンスターを主軸としたデッキならば大活躍してくれるだろう。
しかし、(1)の効果の縛りが「表側表示で存在するときに一度だけ」、即ち展開をやり直せばそれだけ発動回数が増えるのが問題となる。
このカードを3体並べ、回収効果をフルに使い、必要パーツを手札に戻し、このカードを一旦除去し再度並べ直し……を繰り返すことでループコンボを発生させることが可能になる。
そして、素材に使えるカードの指定がないこともこのループコンボの実用性に拍車をかけ、遂に2017年11月後半からは手札誘発モンスターによる相手の妨害がなければどのような初手でも先攻1ターンキルが可能なデッキが開発されてしまう。
下手をすれば今後近いうちに、主人公のエースカードとして初の制限がかかる可能性がある。かけられた。
2018/1/1からのリミットレギュレーションにてその強力さから制限カード(デッキに1枚まで)となった。
主人公のエースカードが規制されるのは初の事態であり、エースカードで無ければ禁止だったろうとまで言われることもある。このカードの強力さがよくわかる出来事である。
まだアニメにもあまり出演できておらず、この先《マジシャン・オブ・ブラックカオス》や《E・HERO ゴッド・ネオス》のような進化系が出ることが予想される中、制限カードとなるのは中々に幸先が悪い出来事となった。
実際、このカードが最も凶悪性を発揮していたのは先述の「このカードを3枚並べて、同名カードを使い回していく」戦術であるため、制限となったことでこの使い回しが厳しくなる。
なお、【インフェルニティ】の場合、(2)の特殊召喚、(1)の回収効果が「墓地から特殊召喚できない展開用モンスター」である《インフェルニティ・ミラージュ》と非常にマッチしているため、展開を支えるキーパーツ兼相手ターンの妨害要員として機能していた。
そして同年12月に発表された2019/1/1からのリミットレギュレーションでは遂に禁止カードへ指定される。海外では日本に先んじて禁止となっており、それに追随した形となっている。
主人公のエースモンスターとしては初の出来事であり、それだけ環境に対する脅威が大きかったということが伺える。
果たしてメディアミックスにおいてこのカードの扱いはどうなっていくのであろうか……。
通称は「FWD」「火壁竜」「しょごりゅう」など。アニメに於いての略称は「ファイアウォール」。
前述の【インフェルニティ】に於いての暴れ具合から五代目「満足龍」と呼ばれることもあるが、ドラゴン族では無いため満足龍ではないと主張する派閥もある。
ファイアウォール・ドラゴン/Firewall Dragon
リンク・効果モンスター(2021年1月1日から制限カード)
リンク4/光属性/サイバース族/攻2500
【リンクマーカー:上/左/右/下】
モンスター2体以上
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがフィールドに表側表示で存在する限り1度だけ、
このカードの相互リンク先のモンスターの数まで、
自分または相手の、フィールド・墓地のモンスターを対象として発動できる。
そのモンスターを持ち主の手札に戻す。
この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):このカードのリンク先のモンスターが、
戦闘で破壊された場合、または墓地へ送られた場合に発動できる。
手札からサイバース族モンスター1体を特殊召喚する。
素材は相も変わらず「モンスター2体以上」という緩いものだが
それぞれの効果に名称でターン1がついたことにより、ループコンボ自体が不可能になった。
また、(2)における展開効果もサイバース族モンスターのみとなった。
今後、【コード・トーカー】の類のデッキで《アクセスコード・トーカー》との相互互換として活躍が予想される。最も【コード・トーカー】自体、型が広いため、それぞれどのような活躍するかは変わってくるが。
また、多く展開出来るデッキなら展開効果は使えずとも(1)効果のみ目当てとして使うことも出来なくはないか。
アニメに於いて、主人公・藤木遊作のエースモンスター、歴代エースと並ぶ攻撃力2500のモンスターであり、事前告知からOPまでしっかりと登場していた。
…が、実際のアニメ内に於いては9話まで何の音沙汰も無し、10話で遊作のスキル「Storm Access」によって手に入れたもののリボルバーによって引き分けに持ち越された為に召喚できず、その間遊作はエースモンスターとして《デコード・トーカー》と《エンコード・トーカー》を使用していた。
真打エースモンスターが中々登場せず、その間攻撃力2300のモンスターがエースとして大活躍をしていた!というのは遊☆戯☆王ファイブディーズの《スターダスト・ドラゴン》と《ジャンク・ウォリアー》の関係性を思い起こさせる。
しかし満を持して11話、ライバル・リボルバーとのデュエルで窮地に立たされた遊作/Playmakerが召喚。
召喚と同時に《天火の牢獄》が破壊され、Aiも同時に帰還するという最高のシチュエーションで登場……したのはいいが、攻撃後の相手ターンに即座にコントロールを奪われ、対抗して遊作が自分でファイアウォールを破壊して自分で再度呼び出すと、エース初登場にも関わらず豪快な展開が続いた。
そして12話では遂に「このターンで決着をつけないと確実にやられる」という状況まで追い込まれた上、戦闘に対してのカウンターで立て続けに2体のモンスターを破壊され、更にファイアウォール自身も攻撃権を使用し、挙句の果てに《ヴァレルロード・ドラゴン》が破壊耐性を得る[1]…という絶体絶命状態に於いて、罠カードにより追加攻撃能力を得た上で《エンコード・トーカー》と永続魔法《バトル・バッファ》の効果で上がった7200の攻撃力で破壊耐性の上からぶん殴ってワンショットキルという怒涛の展開でエースの貫禄を見せつけた。効果自体はあまり活躍できなかったけど
その後、「Playmakervs財前晃」においても使用。主にアタッカーとして利用されていた。
同デュエルでは、魔法カードによる直接攻撃効果付与だけで勝敗をつけられる状態だったが、遊作は敢えてこのカードの効果を使用。相互リンク2枚の状態で、晃の墓地に存在することで《ティンダングル・アキュート・ケルベロス》の攻撃力を上げていた《ティンダングル・ハウンド》と《ティンダングル・エンジェル》を墓地から晃の手札に戻し、《ティンダングル・アキュート・ケルベロス》を攻撃し決着をつけた。
墓地から手札に戻された2枚は、晃と財前葵の二人の関係に見立てられていたカードである。勝敗を崩さず、その上で「そのカードが墓地にあってはいけない」=「二人には己の行く闇の道に関わってほしくない」という遊作の決意と優しさをデュエルで証明したのである。
ちなみに、スキルで入手したためか、遊作はこのカードを1枚しか所持していないものと思われる。
2018年からの制限カード化はある意味原作に準拠した制限といえるのかもしれない。
攻撃名は「テンペスト・アタック」、(1)の効果名は「エマージェンシー・エスケイプ」。
攻撃名の元ネタはコンピュータ周辺から漏洩する微弱な電磁波を傍受し、パスワード等のセキュリティデータを不正に得る"TEMPEST Attack"だろう、ファイアウォールって名前してる割にどうなんだ
なお"TEMPEST Attack"は略称で、正式名称は"Transient Electro Magnetic PulsE Surveillance Technology Attack"となる。長い。
攻撃時には翼が分離し、背後に円を描くようにエネルギーフィールドを展開、赤く変色したファイアウォール・ドラゴンから必殺のブレスが放たれるというプロセスとなっている。
CM中に赤くなる様子が描写された以外は不明だった、雑誌付録における絵柄違いのファイアウォールの様子だったが、ここで攻撃プロセス中の状態だということが漸く明らかになった。
…なお、見事に11話での汚名を返上した12話「鉄壁の守護竜 ファイアウォール」なのだが、ニコニコ・あにてれで配信された際、配信動画タイトルにはルビが振られており、以下のようになっていた。
遊☆戯☆王VRAINS 12話「鉄壁(てっぺき)の守護竜(しょごりゅう) ファイアウォール」
し ょ ご り ゅ う
「KONMAI」などでお馴染みのKONAMIのタイポの系譜に連なる新たな誤字である。
ニコニコに於いては8月8日0:00配信から、同日11:49に修正されるまでこの状態であったため、学生は夏休み、社会人は深夜配信を見られる状態だった。修正されようが時既に遅し。
以上の経緯から、12話配信以降は「しょごりゅう」と呼ばれることが多くなってしまった。
一応彼(?)や公式の名誉の為に記しておくが、この「しょごりゅう」はあくまで弄りネタであり、このオチも含めて本作やファイアウォールが好意的に受けとめられている証である。この誤植の響きがやたら可愛いこともあり、むしろさらに人気が出る要因となった。
なお、あにてれの方の修正はそれから数日遅れて漸く成された。
あにてれの修正が遅れた理由は不明。
掲示板
864 ななしのよっしん
2022/11/15(火) 19:34:12 ID: 1uLk+CsfOF
アニメが続いてたら+ファイアウォール・ドラゴンが禁止にならなかったら出てたんかなぁ?→シンギュラリティ
Aiが取りこぼした仲間たちを救えるような蘇生効果持ちかつ鏡合わせで互いにアライバルとリンク先繋ぎ合うとか尊いし、歴代フルードらと役割被らないのと最終形態が順当進化っぽくて良い!
ファイアウォールカテゴリーなんてのも出てくるみたいね
865 ななしのよっしん
2024/09/26(木) 01:15:17 ID: KHrxBz+koY
なんやかんやでアニメはともかくOCGではデコードからエースの座完全に奪い返してるよね
元々強過ぎて禁止された訳だしエラッタされてなお
こっちの方がカードパワーが高いので当然といえば当然だけども
866 ななしのよっしん
2024/09/26(木) 01:39:52 ID: 7WjXzbGj/Z
デコードなんざOCGじゃ精々リンクルール最初期にマーカー要因として使われた程度
エースだった期間なんざ無いと言って良いんで奪うも何も無い
ファイアウォール禁止された頃にはとっくにコードトーカーですら使われなくなってたし
急上昇ワード改
最終更新:2024/10/06(日) 19:00
最終更新:2024/10/06(日) 19:00
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