北斗神拳とは、「北斗の拳」に登場する架空の拳法であり、北斗の拳の流派のひとつである。
中国より伝わる恐るべき暗殺拳があると聞くその名を北斗神拳…
肉体の経絡秘孔に衝撃を与え内部の破壊を極意とした一撃必殺の拳法!
「北斗の拳」に登場する架空の拳法。
主に主人公の「ケンシロウ」が使っているほか、ラオウ、トキ、ジャギも用いている。
簡単に言えば、東洋医学で気や体液、血(けつ)の流れる道筋である経絡(けいらく)の要所、鍼灸や指圧で言うところのツボ(経穴、秘孔)を強烈に突くことで、内部から破裂させる拳法である。
秘孔の技は遅効性であり、「お前はもう死んでいる」の決め台詞と共に相手が特撮よろしく爆発していく様はあまりにも有名。
なお、漫画などの表現は大げさであるものの、実際にツボは強烈に突くことで強い痛みを与えることができる急所となる。また、禁鍼穴や禁灸穴といった、鍼や灸をすることで悪化するツボも存在する。
本編初期の頃は指の形を変えて指圧するような表現もあったのだが、中盤以降はケンシロウ達の技量が上がったのか作画の都合なのか振り抜いた裏拳1発で秘孔が発動するなど割と適当になった。
一方で北斗の拳本編には優しく突くことで治癒を行うシーンや、余命幾ばくもない人間を短時間のみ復活させる、相手の記憶を消してしまう、相手に無理やり自白させる、などの使い方も存在し、北斗神拳の使い手が単なる暗殺拳に留まらない経絡秘孔全般のエキスパートであることが分かる。
精密機械や重火器類がほとんど残っていない世紀末世界ではその強さと汎用性の高さ故に無類の強さを発揮した。
ある程度の解説は上述のとおりではあるが、それ以外にも
「一子相伝とされており、伝承者に選ばれなかった伝承者候補は拳を封じられたり、記憶を消されたりすることさえある。」
「戦いの中で奥義を見出し、常に進化を続ける拳法」
とも言われている。
余談だが、ラオウや北斗神拳の対極的ポジションにある南斗聖拳の使い手達が各地の覇者として名乗りを上げている影響なのか、北斗神拳は一子相伝の暗殺拳でありながら妙に作中での知名度が高い。
上記の長老やそこらのチンピラにすらその存在を把握されている。
ケンシロウ自身も序盤以外は態度を軟化させて自身で技を解説したり、聖帝十字陵の頂点で群衆が見守る中サウザーと決戦を行って秘奥義を繰り出すなどあまり本気で隠す気もない(あるいは単に天然で深く考えていない)のかもしれない。
ちなみに正規の修業を受けていないが伝承者候補達を模倣して北斗神拳を使う物もアミバやバラン、終盤のバットなど複数存在する。
このニコニコ大百科では、さまざまな作品で取り扱っている北斗神拳の奥義をまとめていく。
※どんどん追加していってください
登場:原作漫画、アニメ第1話、AC北斗の拳、北斗無双など
使用者:ケンシロウ
北斗の拳のある意味代名詞。
その名のとおり、多数の拳を食らわす技で、その一撃一撃は性格に相手の秘孔を突いているという。
また「百裂拳」の名のとおり、真・北斗無双やAC版などでは単発で出すとコンボカウント数がきっちり「100Hit」となっている。
つまり律儀に毎回100回数えているらしい。
文字通り「指先一つでダウン」出来るのに百発も入れる必要性があるのかは疑問だが、見栄えが非常に良いので外部媒体でもよく取り上げられている。
そして超高速のパンチラッシュは以後の様々なバトル漫画に絶大な影響を与えた。
余談ではあるが、掛け声「あたたたたたたたたたた………」のあと最後に「終わった」としゃべっているという話がトリビアの泉にて紹介されたことがある。
登場:原作漫画、アニメ、AC北斗の拳、北斗無双、真北斗無双、北斗が如く
使用者:ケンシロウ
敵の頭部に手刀を振り下ろして攻撃する奥義。
原作では2回使用され、1回目はスペードの部下に、2回目は牙大王に使用している。
どう見ても力技だが一応秘孔は突いているらしい。
登場:原作漫画、アニメ、北斗が如く、ほか
使用者:ケンシロウ
相手の拳を躱しながらその腕の秘孔を素早く突く技。
突かれた相手は拳から腕、肩と破壊されていき最終的に顔面が砕け、かの有名な「あべし!」という断末魔を残して死に至る。
北斗の拳を代表する断末魔を出させた技ではあるのだがカウンター系なためか非常にマイナーで、アニメでは省かれゲーム等でもあまり採用されていない不遇な技。
登場:原作漫画、アニメ、AC北斗の拳、北斗無双、真北斗無双、北斗が如く
使用者:ケンシロウ
頭部の秘孔を両親指で左右から突くことにより、3秒間経ってから相手を殺す北斗神拳の代表的な技。
きっちり解説が終わって相手が後悔した瞬間に死ぬので、流石に短すぎたのかアニメでは7秒に変更されている。
首の両横の秘孔を突き、顔面に膝蹴りを放つ奥義。
敵は数秒後に顔が縦に裂け死亡する。ダイヤに対して使用した。
登場:原作漫画、アニメ、旧劇場版、北斗無双、真北斗無双など
使用者:ケンシロウ
敵の分厚い脂肪に連続蹴りを打ち込み、秘孔を突く奥義。
敵は腹が爆発した後全身が爆発して死亡する。
自分は「拳法殺し」だと豪語したハート様に対して使用し、「ひでぶっ!!」の断末魔を上げさせた。
ゲームにおいては対ハート様以外にも使えることが多い。
敵の額にある秘孔を突く奥義。敵は体から全ての骨が飛び出し死亡する。
まさに「指先一つでダウン」を体現する(上にかなりグロい)いかにも北斗神拳らしい奥義。
カーネルに対して使用した。
登場:原作漫画(北斗の拳)、アニメ、ほか
使用者:ケンシロウ
特殊な呼吸法により潜在能力を全て覚醒させ、筋力などを大幅に上昇させる補助技。
使用すると筋肉のパンプアップと共に上半身の服が弾け飛ぶ。
技名が登場したのはデビルリバース戦のみだが、ケンシロウが衣服を弾き飛ばすシーンは北斗の拳を代表するシーンの一つであり原作だけで十数回に及ぶため使用頻度は高いらしい。
上半身の服がなくなりズボンは無事、という状況はドラゴンボール等でもよく見られるバトル漫画のお約束となっている。
なお肩パッド付きの同じ服を世紀末世界で毎度新調するルートは不明である。
登場:原作漫画(北斗の拳、蒼天の拳)、アニメ、AC北斗の拳、ほか
使用者:ケンシロウ、ラオウ、霞拳志郎
ボウガンの矢やナイフなどの飛び道具を人差し指と中指の二本で掴み、そのまま相手へ打ち返すという攻防一体の防御技。
初速で時速300キロにも達するというボウガンの矢を無傷で捉える動体視力は尋常なものではなく、ケンシロウ達伝承者はまともな重火器類がジャギのショットガンか聖帝軍の火炎放射器くらいしか残っていない世紀末世界で飛び道具をほぼ無効化できる。
アミバにとどめを刺して「うわらば」と言わせた技。
残悔拳のバリエーションらしく、後ろにしか歩けなくなるというえらく限定的な効果でアミバを高層ビルから落とし、さらに落下中爆破させた。
登場:原作漫画、アニメ、AC北斗の拳、北斗無双、北斗が如く
使用者:ジョインジョイントキィ、ケンシロウ(※「北斗が如く」のみ)
ニコニコでたびたびネタにされている奥義。
両腕から闘気を出し、その闘気で相手の秘孔を突く。
ケンシロウ曰く「この拳をかけられた者は、死ぬ間際に天国を感じる」
その解説のとおり、作中ではかけられた二人は「いいきもちだぁ~…あひっ…うひっ…!」と言う断末魔を残して爆発した。(※アニメでの場合。)
ゲーム作品においてもファンにはネタにされる奥義である。
格ゲーにおいてはその闘気が画面端にまで届くことで有名である。
更に北斗無双では、あぐらしたまま宙に浮く。
原理的に秘奥義である天破活殺の亜種か上位版なのかもしれない。
「北斗が如く」ではトキから伝授される形でケンシロウが使用。
その際はあぐらをかかず立ったままの姿勢で闘気を放つ。
登場:原作漫画(北斗の拳、蒼天の拳)、アニメ、北斗無双ほか
使用者:ケンシロウ
これまで戦ったり目撃したりした強敵たちの技、動きを再現できる技。
盲目のシュウを相手にユダの使用した南斗紅鶴拳の奥義である伝衝裂波を再現して地面を切り裂き、その音でシュウを追い詰めた。
この技に限らず北斗神拳伝承者は相手の技を見切り、模倣する能力に長けており、ケンシロウの他にもトキやラオウ、南斗聖拳を習得していたジャギ、過去の霞拳志郎なども含めて他者の技を模倣する展開がしばしば見られる。
登場:原作漫画(北斗の拳、蒼天の拳)、アニメ、AC北斗の拳、北斗無双、真北斗無双、北斗が如く
使用者:ケンシロウ、霞拳志郎
元は北斗孫家拳の奥義であった、闘気で秘孔を突くというものを、第62代伝承者である霞拳志郎が芒狂雲との戦いで会得し使ったもの。
天破の構えという構えをとることで…何かが強化される。
ACでは、この「天破の構え」は、次の技に1つ分星取り性能を追加するという、天破活殺に関係ない技である。一体なんだったのだろうか。
構えの後に闘気を用いて遠隔で秘孔を突くことで、正対した相手の背中を突くことも可能。
あまりにも便利すぎる技だったせいか本編ではサウザー戦以降ほとんど出番がない。
霞拳志郎は、パンチのラッシュを繰り出しながらこの技を使うという器用なこともしていたりする。
登場:原作漫画(北斗の拳)、アニメ、AC北斗の拳、北斗無双ほか
使用者:ラオウ、ケンシロウ、バラン
名前の通り掌を突き出して闘気をビームの如く放出し相手に叩き付ける。
本編ではイメージほど使われていないのだがパチスロや格ゲーなどではラオウの主力技として使用される事が多い。
原作終盤でラオウから技を盗んだというバランも使用し、それに対してケンシロウが同じく剛掌波で返している。
なおラオウはこの技の上位版とも言える天将奔烈を使用するが、こちらは名称や作中人物たちの反応からラオウの編み出した独自技である可能性もある。
登場:原作漫画(北斗の拳)、アニメ、北斗無双など
使用者:リュウケン、ケンシロウ(アニメ版)、ラオウ(アニメ版)
伝承者にのみ伝えられる北斗神拳の奥義。
人間の死角である北斗七星の形に動きながらその七点より同時に相手へ七撃を叩き込む超大技。
相手は死角からの防御不能攻撃により成すすべもなく倒される。
ラオウの師であったリュウケンがラオウを破門し葬るため使用し封殺しかけたが、心臓発作によりトドメを差しきれず敗れた。
またケンシロウはこの技を無意識レベルにまで極めているらしく、この死角の位置に障害物を配置する北斗逆死葬というメタ戦法を受けてカイオウに追い詰められた。
登場:原作漫画(北斗の拳)、アニメ、AC北斗の拳など
使用者:ケンシロウ、ラオウ
北斗神拳の究極奥義。
無より転じて生を拾う技で、北斗神拳の歴史の中でもこの奥義を体得した者はいないとされており、深い悲しみを抱く者のみが使用できるとされる。
分身のようなものを繰り出しつつ様々な強者の動きで相手の攻撃を無意識の内に回避しそのまま回避不能の反撃を繰り出す攻防一体の超大技である。
ケンシロウとラオウの最終決戦ではお互いに無想転生を使用したため、お互いに技も回避もままならないノーガードの殴り合いと化した。
「至高の領域に至り相手の技が効かなくなる」「お互いに使用すると全ての技が無効化され原初のノーガードバトルになる」といった展開は以降の様々なバトル物やスポーツ物に影響を与えている。
シンにとどめを刺した技。
原作、アニメ共にトドメとして「血の十字(ブラッティクロス)」と称し、十字の形に秘孔をつくのだが、この名前がついたのはアニメ版だけである。
北斗無双オリジナルの奥義。
宙に浮いた上体で、両掌から闘気を出しつつ回転し、周りの敵を一掃する奥義。
別名「北斗有情ローリングバスターライフル」
ううお!!
掲示板
48 ななしのよっしん
2025/10/29(水) 23:00:22 ID: nYTES2cvVa
水影心で波紋法をラーニング出来れば秘孔術医療がかなり発展しそう
というか探せばそういう二次創作ありそうだな
49 ななしのよっしん
2025/11/13(木) 19:40:07 ID: Vs80PdCpJf
個人的な印象なんだが水影心は伝承者にしか教えられない奥義なんじゃないかと思うわ
ラオウは天破の構えという秘奥義知っているにも関わらず七星天心は知らない辺り、派手さはないが暗殺者の極意だったり北斗神拳を最強たらしめている影の奥義みたいなのは伝承者にしか伝えられないのではないかと
50 ななしのよっしん
2025/12/01(月) 21:46:48 ID: Ag7dfAnsiw
水影心は奥義と言うより北斗神拳の使い手の頭脳と身体能力の高さで自然習得できる特性みたいなもんじゃないの?
ゴリゴリの筋肉マッチョに鍛え抜かれたボディをさらに転龍呼吸法で30%→100%に引き出せるチートな身体に708ある秘孔を把握して破壊って医者並に人体に精通する頭脳が組み合わさったらその他の流派の拳法なんて理論見破って即再現もできるよなと
急上昇ワード改
最終更新:2025/12/12(金) 15:00
最終更新:2025/12/12(金) 15:00
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