ふはははは!見ろ!人がゴミのようだ!
天空城(てんくうじょう)とは、天空高くに浮かぶ城やそれを含む土地・敷地のこと。
天空城の初出は1726年のガリバー旅行記までさかのぼる。ガリバー旅行記では国王と国民がいる王宮を含む巨大な島『ラピュタ(Laputa)』として登場。
日本では1986年に上記のラピュタを題材に設定を改変した『天空の城ラピュタ』という映画が公開された。この作品以降日本で多くの天空城が創作作品上に登場するようになった。
ガリバー旅行記に出てくるラピュタは、長さ6ヤード、厚さは3ヤード以上もある巨大な磁石によって浮かんでいる。この磁石を操作する事により島を上下・前後に動かす仕組みをとっている。
また、映画・天空の城ラピュタにおけるラピュタは飛行石と呼ばれる特殊な石によって浮かんでいる。
現在の創作作品における天空城は作品によって呼ばれ方が変わり、「浮遊都市」「空中楼閣」「飛行要塞」等と多岐に渡るが、指し示すところはほぼ一緒である。当記事では便宜上記事名を「天空城」とさせて頂いたが、呼びやすい名称で呼んで頂いて構わない。
城だろうと要塞だろうと、巨大な塊を地上何百~何千メートルという上空まで浮遊させているため、当然ながら現代の科学力では実現できない。そのため、天空城を構成しているのは現代に存在し得ない未来の科学技術や大昔に滅んだ古代文明のロストテクノロジーなどが用いられている他、ファンタジー系作品であれば魔法の力で浮遊していると説明されている事が一般的だろう (もっとも、これらの建造物がどのようなメカニズムをもって滞空していられるのかを詳細に説明されているケースは少ないかもしれないが)。
また、超技術が盛り込まれている天空城には地上を広範囲に渡って焼き払う超兵器が搭載されていたり、城や遺跡を警護するロボット兵・防衛兵器などといった古代のロストテクノロジーが集められている事も多い。
そして、天空城の存在が明らかになっている作品の場合はそれらを我が物とするために様々な人物達が抗争を繰り広げており、特に天空城を起動するのに必要な人物(または、城へ入るための鍵・キーアイテムを持っている人物)は悪者に大抵追われる身となっている。
大空を見下ろしながら進んでいく舞台というだけを見ても浮世的な演出・ファンタジー色は充分強く、それ故かアクションゲームやRPG作品で登場する場合は多くが最終ステージ(ダンジョン)の舞台として登場する傾向にある。ラストステージ以外だと、最終ボスを攻略するためやラストステージへ進攻するための重要なアイテムが眠っている事が多い。
また、ダンジョン以外で登場するケースでは天空城そのものが移動手段として登場することもある。
(サイズ等の問題から、大陸や都市がこれらの役回りで出てくる事は専ら無いようだが)
そしてこの場合は、空飛ぶ城自体が最終ステージへ入るために必要なキーアイテムと成り得るという事になる。
逆に天空城自体が最終ステージとして登場した場合は、当然のことだが並大抵の方法では侵入すらできないために主人公達は頭を捻る事になるのだが、その結果出てくる侵入方法とは飛行船を用意したり魔法やワープ装置などで主人公達を城内へ転移させたり、はたまたファンタジー系作品だと地上と城を結ぶ橋を出現させるというケースも。
そして、城主(多くはラスボス)が倒されると崩壊を開始したり、浮力を失って地上へ墜落する。
基本的にバラバラに崩れながら落下していくが、墜落する場所も大体は海上や砂漠といった人がいない場所であることが嗜み一般的なので、墜落地点の心配がなされているケースもあまり無い。
もっともこちらについては全ての決着が着いた後、ラスボスが最後の足掻きに地上の都市へ要塞を落下させる暴挙に出るなどというケースも少なからず存在するようだが。
先述の通り、建物にしろ大地にしろ何百トン何千トンという物体を空の上へ浮上させるだけでもかなりの技術や、膨大なエネルギー(動力源)が必要となるので、現代の科学力では実現不可能と思われる。
もっとも可能であるとしても、「城を浮上し続けさせるためだけでもどれほどのエネルギーや人手が必要か?」「飛行機や隕石などの飛行物体が衝突する危険は無いのか?」「その他、不測の事故で地上へ墜落する(地上に被害が及ぶ)危険は無いと言えるか?」などといった問題が付いて回る運命を避けられないであろう・・・
→ 浮遊島を参照
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最終更新:2023/04/02(日) 15:00
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