『ボーダーブレイク』とは、セガが開発したアーケード設置型のオンライン対戦TPSである。
アーケードゲーム用新型汎用基板「RINGEDGE」第一弾のオンラインTPSゲーム。
2009年9月9日より全国で稼働を開始し、何度かのバージョンアップ・改題を経て2017年9月7日にVer.5.06「ボーダーブレイク X ZERO PLUS(エックスゼロプラス)」となっている。
現在ではアーケード版はサービス終了となり、PS4で基本無料のコンシューマー版がサービス中。
プレイヤーはボーダーと呼ばれる傭兵となり、ブラストランナー(以下ブラスト、BR)と呼ばれる人型ロボットを操る。四種類の兵装を選択し、それぞれの特性を生かしながら目的達成を目指す。
新しいエネルギー資源となる異星の鉱物「ニュード」が、事故により地上に大量にばら撒かれてしまう。ニュードの回収を巡り、ニュード研究機関「GRF」とそのGRFに対立する組織「EUST」の争いは武力衝突にまで発展してしまう…。
武力衝突の中、ニュードを動力とする汎用性と拡張性を追求した“ブラストランナー”と呼称される人型兵器が開発され、世の戦場は二陣営とブラストを駆る傭兵“ボーダー”によって支配されている。
そして第三勢力「エイジェン」の出現、突如起こり始めたニュード析出現象「ニュード・ブロウアウト」等、戦場はますます混迷をきわめていっている…
※より具体的なストーリーについては、アミューズメント施設などで配布されているガイドブックに掲載されている。あくまでゲームの世界観としてのストーリーであり、ゲーム本編などで語られること・必要になることはほぼ無い。書籍「Ver.1.5マスターズガイド」では本作品に関する世界観に触れている項目があるので機会があれば一読すべし。
本記事では「全国対戦」の内容を充実させ、他は割愛・要旨を記載するに留める。稼働開始時からある方式であり、他のモードの基盤となっているからである。詳細は公式ページ・BB専門のWikiなどを参照されたい。
プレイヤー10人vsプレイヤー10人のチーム戦である。前述のオペレーターの台詞通り、相手チームのコアを攻撃し合うことがゲームの主目的である。
両チームの本陣である「ベース」と前線基地である「プラント」で構成されたマップを舞台に、相手チームのベース中央にある「コア」を攻撃して耐久値を減らし、先にコアを破壊したチームが勝利となる(制限時間内に破壊できなかった場合は、コアの耐久値が多い方のチームが勝利となる)。
各プレイヤーは相手コアへの攻撃を行うために、戦況・マップ・敵味方の編成といった要素から「前線に立つ」「敵陣に奇襲する」「防衛に回る」「味方を支援する」といったあらゆる戦略を実行・分担することでチームの勝利へと結びつけてゆく。このような個々人のプレーとチームとしてのリアルタイムストラテジー的要素が本ゲームの面白さの核にある。
イベントバトルは全国対戦と同ルールで行われる通常戦と特殊ルールの大攻防戦と拠点制圧戦の3種がある。ここでは大攻防戦について述べる。
自チーム・相手チームについては最大10人同士で戦うものだが、その目的がそれぞれ異なる。
プレイヤー10人で協力して正体不明の敵軍(NPC)と戦うCo-opモード。敵は大型母艦を軸に攻めて来る。これを迎撃しながら戦母艦を撃墜するか制限時間内コアを守りきれば勝利となる。
迎撃フェーズでは主に敵母艦の砲台を破壊する。一定数破壊してから衛星ビーム「サテライトバンカー」を当てることで敵母艦が機能停止し、内部への進入が可能になる。内部にはプレイヤー側のベースと同じようにコアが存在するので、これを攻撃することで敵母艦へダメージを与えることができる。
時折、敵がプラントの占拠をしたりゴーレムを発進させるなどのイベント「ユニオンオーダー」が発生する。その間は戦艦に攻撃(サテライトバンカーを含む)が通らないのでイベントに全力を注ごう。
オーダーを達成すれば被害なし、失敗するとコアに甚大なダメージを受けることになってしまう。イベントによる敵の攻撃を完全に防げれば勝利時にボーナスが付加される。
オーダーの種類にもよるが、敵母艦の主砲攻撃ならば大体4発も撃たれればコアは破壊され、プレイヤー側の敗北となってしまう。
無事守りきれば勝利となり、コアの被害・敵戦艦のダメージ・個人スコアにより報酬が与えられる。
報酬には素材とともに「ユニオンキューブ」が入っており、これを10個集めればいくつかの素材・アバターパーツ・機体ペイントのどれかがもらえる。
ユニオンバトル中は通常NPCよりも強いエース機、いわゆるボスが現れる。敵エース機は強力無比であるが、撃破すると敵NPCが一時行動不能になるというメリットがある。危険を承知でエースの撃破を狙うか交戦を回避するか、これもプレイヤーの判断力が問われるところである。
謎の勢力「エイジェン」の指揮官。突如現れ、「地球環境の改変とニュード耐性を持たない生命体の根絶」を掲げ、各地で破壊活動を開始した。
大型浮遊戦艦ツィタデルを始め、無人攻撃機ドローンや特殊ブラストを駆る強化戦闘兵の指揮を執りながら、戦況が悪化すると自ら専用のブラストに乗り込み連合軍に襲いかかる。
普段は高慢な態度だが、劣勢になると苛烈な性格に豹変する。
専用デザインの機体を操り、機体名など詳細は未だ不明。二丁のニュード式サブマシンガンや飛翔機能などプレイヤー側には無い装備を持ち、火力も機動力も高く非常に強い。
のだが、自ら照射中のサテライトバンカーに突っ込んでしまったり、水におぼれて\大破/してしまったりと少々どじっこな面も存在する。基本的に1人で勝つのは難しいので放置推奨である。
ゼラと似たデザイン(露出が高いが)のスーツを身にまとうエイジェンの指揮官。通常は冷静沈着な態度だが、ゼラと同様にエイジェンが劣勢なると苛烈な性格を露わにする。こちらはゼラと違い、大型多脚戦艦「アルド・シャウラ」の指揮を執る。
機体についても同様に、ジーナ専用機体を駆る。ホバー型をベースにしたブラストで常時飛翔状態。ミサイル系の武器を高い位置から放ちプレイヤーを苦しめる。
このモードは個人戦モードであり10人のプレイヤーがバトルロイヤル方式で戦う。味方は一切存在せず、周りは全部敵である。
ゲーム目的はニュードポイント(以降NP)をいかに多く集めるか、である。
NPはマップに存在するニュード結晶を破壊することで得られる。また、敵プレイヤーを撃墜すると敵の持っているNPを奪う事も可能。1位のプレイヤーが規定値までNPを集めるかタイムアップでゲームが終了し順位が確定する。
通常の全国対戦と違いベースやコアが存在しない上、エリア移動に制限がかかり出撃待機画面で一定時間が経過すると強制的に出撃させられるなど、全国対戦とはかなりルールが異なる。
普段「ミカタガー」とお嘆きのあなたにもおススメのモード。ぜひ自分個人の戦闘力と戦況判断力を試し、そして鍛えてみよう。
これまでの非対称マップ・20人対戦とは異なり点対象マップ・4on4の小規模戦闘を行う。
マップは基本的に六角形の形をしたフロアを5個繋いだものが使用される。
プレイヤーが乗ることになるブラストランナーには4つの兵装があり、その中から一つを選択して出撃する形式である。試合開始前の出撃時・撃破後の再出撃の際に選択可能であり、戦局の変化に応じて兵装を交換することが勝利への鍵となる。
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ゲームプレイ開始時にゲームポイント(以降GP)を購入する。そのGPをプレイ中に1秒につき1GP消費し、その間は戦闘終了あるいはコアの破壊までは何度でもリスポンが可能。リスポン時にリスポン地点の選択と兵装の変更が可能となっており、どの兵装でどこからリスポンするかも勝利に重要な点となっている。
また、カスタマイズにもこのGPを使用するので、所持していない武装やパーツを購入する際にはそれに応じたGPが必要になる。
GP制のため、マッチングについても独特な形式を取っている。戦闘時間は600秒だがフリーイン・フリーアウトに近い。「全国対戦」を選ぶと参加者枠がある戦闘に即座にマッチングされ、ゲームが開始される。そのため待ち時間は非常に短いものの、最初の一戦はほぼ確実に途中参加となってしまう問題もある。
マッチ終了後に再戦を選択すると、継続プレイをするプレイヤーをシャッフルし、再度陣営分けをして対戦がスタートする。前の試合では味方だったのに次は敵、という風にゲームのストーリー的にも傭兵という立場が反映されている模様。
画面左上の×字アイコンをタッチすると試合中でも退出・ゲームを終了できる。しかし途中退出に対しては戦闘評価にペナルティがあるため、本当にGPが切れるまで戦い続けると(特に交代制の店では)評価を大きく下げて階級を下げやすくなるという困った設計になっている。ただし、Ver.2.0への移行に伴いこのペナルティは幾分軽減され、より気軽に途中参加・途中退出できる仕組みが整えられた。
ちなみに、1試合を完全消化するためには590GP(コンティニュー待ちを利用して試合終了まで居座る場合でも580GP)必要であり、交代制の店舗でプレイ中にGPがこの値以下の場合は個人練習やカスタマイズに消費するのが無難である。
ブラストは機体(頭・胴・腕・足の4種)と武器(4兵装×4種)のパーツで構成される。機体パーツ・武器を購入するには下記の要件を満たす必要がある。
もちろん、上位のパーツを入手するにはそれなりにレア度の高い素材と勲章が必要なため相応の戦果を上げなければならない。
パーツにも特性があり、高機動軽装甲なもの・重装甲低機動のもの・その中間的性能を有したものなどがあり、中には水上を移動できるホバー型の脚部や、射撃能力に特化した物なども存在する。それら機体パーツの組み合わせで好みの動きや機能を組み合わせることが出来る。
また、同ブランドのパーツのみで機体を構成するとセットボーナスと呼ばれるものが付加される。
(例:リロード速度上昇、重量耐性アップなど)
機体が持つチップ容量に応じて、特殊な効果を付与することができる。
チップは下記の三種類に分けられる。これらのチップを全身パーツのチップ容量の合計値に収まるようにセットすることで機体能力を向上させることができる。チップ容量の傾向としては「特化型」とでも言うような偏った性能のパーツ程多く、逆にバランスが良く高性能なパーツ(=人気のあるパーツ)程少なめに設定されている傾向がある。
通常装備を超えた第5の兵器。 もしかして→オーバードウェポン
要請兵器はカスタマイズ画面から装備・切り替えができる。
試合中ポイントの取得や時間経過などで要請ゲージが溜まり、満タンになると使用することができる。
規格外の威力を持つ機関砲や前方を焼きつくす爆撃機、ロケット弾を高速連射する大型セントリーガンなど、扱い方次第で戦況を覆すことすら可能な代物揃い。
使用中(要請兵器を持っている間)は足元に円状のエフェクトが表示されるため他のプレイヤーにはすぐわかる。
また、設置タイプの要請兵器には耐久力が存在するため、攻撃を行うことで破壊することも可能。
欠点として、呼び出し中や呼び出した後の設置中は完全に無防備になる。
また、呼び出し後に撃破されてしまうとその時点で使用が終了してしまう。(設置するタイプなら設置仕切る前に倒されてしまうとその時点で終了)再始動すると持った状態で復活することができるが、大破してしまうと完全に残り時間やゲージが無駄になってしまうため、使うタイミングや場所をよく見極める必要がある。
また、持っている時に武器切り替え(ON,OFFのスイッチタイプの装備を除く)を行うと、その場で使用を即中断し、通常の武器、装備に持ち替えることができる。中断すると残り時間や弾数は破棄される。
ブラストに3つのシステムが加えられ、それに伴い4つの機体パラメーターが新たに追加された。
いわゆるプレイヤーカードを使用できる。プレイヤーカード無しでもプレイできるが、必須と考えてよい。プレイヤーのランキング・機体・アバターのカスタマイズ情報が保存される。プレイヤーカードは大抵の店で筐体隣の販売機より¥300(度数100)にて販売中。 以前はカード一つにつき使用回数が限られていたが、「武」から廃止され一枚のカードをずっと使い続けられるようになった。
SEGA公認チャンネル「セガちゃん」において他のゲームに混じって公式動画が配信されている。
外部出力については、「ボーダーブレイク外部出力」を参照。
現在、様々な動画が投稿されている。必要とされている動画として一例を挙げるなら「チームの勝利に貢献する的確な動き」「武器の比較」「新MAPのルート探索」「遠方から敵コアに攻撃できるポイント」等である。例え高いクラスにいてもポイントを稼ぐだけの自己満足動画は嫌われる傾向にあるので注意。
MADも数多く投稿されており、面白い動画ほど再生・コメ・マイリストが多い。
ボーダーブレイクの動画投稿についてかつてはグレー扱いであったが、2011/11/18にセガから動画の扱いに関する発表がなされた。このセガサイドの規定を守った動画であれば運営から『白』のお墨付きが付くようになった。もっともこの発表以前から牛マン等のスタッフも動画を楽しんでいたが。
みんながニコニコできるよう ルールはキチンと守ってプレイ・投稿・視聴を行いましょう!!
恐らく初投稿動画。 | かつて存在していたAC慣性(現在のVer.ではできない) |
「Hi☆sCoool! セハガール」の該当回 | 替え歌 |
総合兵装・武器戦場 |
プレイヤーその他 |
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最終更新:2023/06/04(日) 12:00
最終更新:2023/06/04(日) 12:00
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