「Salut~私はシュルクーフよ!なんで巡洋艦体形なのに潜水艦の装備を持ってるのかって?って、違ーう!こう見えてもれっきとした潜水艦よ!とにかく、これからよろしく~」
シュルクーフとは、STGアプリゲーム『アズールレーン』に登場する、第二次世界大戦時のフランス海軍所属潜水艦「シュルクーフ」をモチーフとしたキャラクター(KAN-SEN)である。
KAN-SEN名 | |
---|---|
シュルクーフ FFNF Surcouf |
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基本情報 | |
所属 | 自由アイリス教国 |
艦種 | 潜水艦 |
レアリティ | SR |
CV | 沼倉愛美 |
イラスト | 雲桑 |
艦歴 | |
国籍 | フランス(自由フランス) |
出身地 | ノルマンディー地域圏, マンシュ県 シェルブール=アン=コタンタン |
造船所 | シェルブール工廠 |
艦級 | 同型艦無し |
進水日 | 1929年11月18日 |
就役 | 1934年-1942年(自由フランス軍) |
最期 | 1942年2月18日(沈没) |
備考 | |
マイペースで気分屋なアイリス潜水艦。 同じ「海賊」の名を預かった仲間からの評価は「覇気なさすぎ」。
アイリス(自由アイリス教国)に所属する潜水艦。2018年7月26日のアップデート以降実施されたイベント『光と影のアイリス』の期間限定建造の潜水艦である。建造時間は0時間35分。他にない建造時間なので、これが出たらじっくり建造完了を待つか、次の建造を急いでいるなら高速建造材を投入しよう。8月9日をもってイベントは終了したため、現在は入手不可能となっている。未入手の人は次の機会を待とう。
2019年6月27日~7月11日に『光と影のアイリス』が復刻開催されているため、未入手の人は今度こそ入手しよう。
2020年5月14日に『光と影のアイリス』が「作戦履歴」に常設実装となり、同時に特型艦建造に常設となっている。
赤髪にグリーンの瞳。白色系統のホルターネック型ハイレグワンピース水着を身につけ、潜水艦型艤装に足を投げ出した姿勢で座っている。手にはアイリスのトリコロールカラーの国旗を掲げている。
容姿の特徴は、見た目の通り艦種詐欺と言いたくなる見事なわがままボディ。鉄血陣営のU-47らのパンク的な危ない色気とは違った、フェロモンを垂れ流しているかのような艶っぽさである。特に水着から零れそうなハミ乳がフェチ度を全開にしており、デザイナーの性癖こだわりが垣間見られる。下半身も例に漏れずムチムチであり、ハリのあるお尻と肉付きのいい太ももから目が離せない。お前のような潜水艦がいるか。まぁ史実が単なる潜水艦というより「潜水する重巡洋艦」なので、較べるのは潜水艦の面々ではなく愛宕やプリンツ・オイゲン、ポネキやサフォークといった面々にすべきかもしれないが……。
余談ながら、大陸版では水着からはみ出た膨らみが抑えめになっており、股の部分も魚雷が重なるように描かれていて巧みに隠されている。日本版における実装の際には、当初この大陸版のグラフィックになってしまっており、運営が「シュルクーフのイラストが想定と違う(原文ママ)」と公式で発表して間もなく修正された。
性格面は、極めてあけっぴろげで色々とオープンな娘。男から好色の目で見られることも厭わず、むしろ積極的にさそってくる。局部タッチすら「先に言ってくれれば」OKとのこと。基本的にズボラで、「よく食べてよく寝てよく戦う!それ以外は指揮官に丸投げ♪こういう生活もいいよね~」と雑務は指揮官に任せっきりである。結構気が短いのか、寮舎に入れると時々イライラしたような仕草を見せる。
指揮官への接し方も当初からフランクだが、親密になると一緒に遊ぼうとしたり、二人だけの秘密を作ろうとしたりする。「愛」に至ればどうなるかはぜひ指揮官みずからご確認を。
キャラストーリーも実装されており、非常に姦しくもマイペースな彼女の活躍が見られる。ゲーム上では敵となるはずのヴィシア聖座所属であるダンケルクとも仲良くしているようだ。
2019年9月26日のアップデートで、バイク着せ替え「シュルクーフの休日」が実装された。
髪をサイドのアップにまとめ、軽いオレンジのサングラス、黒いマスクをして黄色いスクーターに乗るお出かけスタイルである。いつもの姿とのあまりの違いに「お前誰よ」と真顔で聞いてしまう指揮官もいることだろう。
そして傍らには可愛いパグ犬がいる。パーティー着せ替えでのクリーブランドといい、犬を飼うKAN-SENは結構多いということかもしれない。ところで、このパグ犬。恐るべきことに戦闘画面にもしっかりついてくる。シュルクーフ自身も潜水艦型艤装に跨がらず、身一つで海中を進んでいる。その手に握られたリードにはパグ犬がいつも一緒。このパグ犬、本当に普通の犬だろうか?
2020年9月17日のアップデートで、水着着せ替え「Loisirs balnéaires」が実装されている。
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https://twitter.com/azurlane_staff/status/1301814762787934208
しどけない水着姿で、水辺に横たわるシュルクーフ。この艶姿がLive2Dで動きまくる。諸事情により当初の発表から実装まではかなり時間がかかったが、その甲斐は十分にある。彼女が欲しくなった指揮官はダイヤをもっていらっしゃいにゃ。
ステータスは史実の艦種である「巡洋潜水艦」を反映した数値となっており、潜水艦でありながら耐久値が軽巡洋艦相当と他の潜水艦の倍に設定されている。水上戦闘においても火力は軽巡洋艦並、砲の射程は重巡洋艦並となっており、そこそこのダメージが期待できる。他と比べて異色の水中・水上の両方で活躍できるという唯一無二の特徴を有する潜水艦と言えるだろう。
スキル1『偵察支援』は、一定時間前衛艦隊の攻撃の命中率をアップしてくれるバフスキル。砲の命中率が低い重巡洋艦のサポートや、雷撃やスキルのクリティカル発生率の向上に寄与できる。20秒間という制限はあるが、ボス戦で用いるには十分と言えるだろう。なお文面では「戦闘開始時」となっているが、実際は戦闘画面で潜水艦隊を呼び出した瞬間からのカウントなので注意。
スキル2『浮上戦闘』は、浮上戦闘が始まってから画面外に撤退するまでの時間を延長することができる。
① 呼び出された潜水艦は酸素ゲージが無くなるまで水中戦闘(雷撃戦)を続行。
といった流れで潜水艦の戦闘が進む。スキル『浮上戦闘』は③の浮上後の滞在時間を伸ばすことができ、最長で12秒間滞在することができるようになる。潜行時間を伸ばせる「改良型シュノーケル」を装備させれば、潜水艦の中では最も長く画面内に居座ることも可能。
シュルクーフは装填が低い関係上、魚雷発射の回転率が悪いことから、水中戦だけではダメージ効率が悪く燃費に見合った活躍が難しい。水上戦闘では雷撃に加えて砲撃による戦闘も行うことができ、総合的なダメージ量が増えることから、彼女を十全に活躍させたいならば強化必須のスキルである。ただし水上戦闘が長引くほど被弾ダメージも増えることから、設備で耐久や回避を補強することが望ましい。
あと注意しなければならないのは、初期装備の203mm連装砲Mle1924T0は限界突破などで不要になった分以外は決して破棄しないことである。シュルクーフは一般的な重巡砲を載せることができないため、うっかり破棄してしまうと装備するものがなくなってしまうのだ。
さて、2019年7月11日のアップデートでデイリーチャレンジの新規課題「通商破壊」が追加された。これが思わぬ形でシュルクーフの能力を生かせる舞台となっている。魚雷の使用数が制限される中で、実は浮上しての砲撃は無制限。他の潜水艦が駆逐艦砲しか搭載できないのに、シュルクーフはまさに重巡相当の砲撃が可能なのである。プレイヤーがうまく操縦すれば、どんどん敵の哨戒艇や輸送艦を沈めることが出来る。腕に覚えのある方はぜひとも彼女を育ててみればいい、「通商破壊」が別ゲーに化けること請け合いだ。
元ネタはフランス海軍の巡洋潜水艦スルクフ(Croiseur sous-marin Surcouf)。1929年10月18日(文献によっては11月18日の場合もある)進水、1934年5月9日竣工。
ワシントン条約で大型艦船の建造が制限される中、条約に小型艦船(魚雷艇、駆逐艦、フリゲート艦、駆逐艦)や潜水艦が含まれていないことに目を付けたフランス海軍は、「それなら潜水艦に大型艦船の代わりをさせればよくね?」という大変英国面に染まった発想により、大型潜水艦艦隊の建設に踏み出した。
フランス海軍は潜水艦に「自国と海外植民地を行き来が可能」で、かつ「艦隊と協力して敵船舶を追跡・砲撃による破壊ができる」性能を追求。その結果生み出されたのが「巡洋潜水艦」という艦種であり、「シュルクーフ」はその第一号として建造された。艦名はナポレオン時代の国家公認海賊ロベール・スルクフから取られており、「シュルクーフ」は「スルクフ(Surcouf)」を英語読みで発音した場合のもの。日本ではフランス語読みの「スルクフ」の方がメジャーである。(なお「シェルクーフ」と書いている文献もあるが、これは誤りである)。
上記の要求を満たすために船体は排水量3300トンに到達。当然ながら当時の潜水艦としては最大級の大きさであり、後に日本が伊400型を作るまでは世界最大の大きさだった。偵察用の飛行機「パスパルトゥー」を格納でき、203mm連装砲という潜水艦用としてはあまりにもゴツイ主砲(本来は重巡洋艦に載せるもの)を搭載していた。考えた人絶対紅茶ならぬワインがぶ飲みしただろ。とは言え、魚雷は非常に高価な兵器であり(日本のケースだが、当時で1発5万円で「魚雷1発で家が建つ」と言われた)、大型艦艇はともかく民間船にいちいち撃っていては採算があわないので、浮上しての砲撃というコンセプト自体は正しい。現にUボートなども拿捕した民間船を沈めるときは備え付けの88mm砲を使っている。
当初フランス軍はこれを70隻以上も作る気だったというが、このシュルクーフ1隻にとどまった。というのも、実際運用してみると……
といった欠点が明らかになり、実戦で砲撃を行ったことはついに一度も無かったという。
また、もう一つの特徴である偵察機「パスパルトゥー」も、日本の伊400型のようにカタパルトで射出するのではなく、「組み立ててからクレーンで海上に降ろし、自力で海上から離陸させる/帰ってきたら海上に着水したのをクレーンで引っ張り上げて分解・収納」という方式で、実用性には欠けていた。
どうしてこうなった……。
第2次世界大戦勃発時には、それでももう一つの特徴である長大な航続距離を生かして、大西洋で船団護衛に就くことになった。1940年にドイツがフランス本土に侵攻した時、シュルクーフは折悪しくブレスト軍港にて修理中で、機関が1基のみしか稼働せずに舵も満足に動かない状態のまま、這々の体でイギリスのプリマス港に逃げ込んだ。フランスの降伏に伴い現地で武装解除されたが、後に修理されてシャルル・ド・ゴールの立ち上げた自由フランス軍に組み入れられることになった。
自由フランス軍でもやはり船団護衛を続けたが、1942年2月18日にカリブ海で航行中によりによって味方であるアメリカの商船トムソン・ライクスと衝突。それによって艦長以下130名と共に沈没してしまった。
動画節にある解説動画の通り、現代においては珍兵器扱いされてしまうことが多い模様。また福井晴敏著「終戦のローレライ」の主役艦である伊507は、このシュルクーフが実は沈没前にナチスドイツに拿捕されて改造され、ナチスの降伏後日本に接収されたという設定である。
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最終更新:2024/04/24(水) 20:00
最終更新:2024/04/24(水) 20:00
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