インティ・クリエイツとは、日本のゲームメーカーである。愛称はインティ、淫帝。
概要
元々カプコン所属だった會津卓也氏が退社に際し、気の会いそうなメンバーを誘って1996年に有限会社として設立。2003年に株式会社化した。
かつては『可変走攻ガンバイク』『LOVE & DESTROY』といった、(色々な意味で)斬新な3Dロボゲーを作るメーカーとして極々一部にのみ認知される存在だったが、2002年、津田祥寿氏(カプコン在籍時代にロックマンX2やロックマン7の企画を担当した人)が稲船敬二氏に「自分達でロックマンを作りたい」と話を持ちかけたのがきっかけで『ロックマンゼロ』の企画・開発を担当して以降は、良質な2Dアクションを作るメーカーとして注目を集めるようになった。
また、自社レーベル「III」としてサウンドトラックCDの製造・直販も行っている。基本的にオリジナル音源をそのまま収録せず、全曲をリマスタリングした「リマスター版」が主流。
主な制作タイトル
- 可変走攻ガンバイク
記念すべきデビュー作。体当たりが主武装のバイク型可変ロボで、ステージを安全速度(たまに全速力)で駆け巡る。生産本数わずか5000本程という事もあってドマイナーだが、その荒削りかつ癖のあるゲーム性に魅了される人も少なくない。電波全開なエンディングも一部で有名。 - LOVE & DESTROY
インティのオリジナル作品第二弾。ロボを操作しつつ女の子と会話をしなければならない忙しいゲーム。ファミ通のレビューでは19点という低評価に終わったが、実際にプレイしたユーザーからは地味に高評価だったりする。
因みに、キャラクターデザインは「ウイングマン」等で有名な漫画家の桂正和氏、アニメムービーの製作担当はProduction I.G。 - ロックマンゼロシリーズ
インティ・クリエイツの出世作。従来のシリーズと方向性の違う画風や癖の強いシステムには賛否両論が生まれたものの、暗黒期真っ只中だった当時のアクション系ロックマンシリーズ(本家沈黙、X駄遺産時代突入)を救った存在として、今でも根強い人気を誇っている。
一応4にて完結とされているが、スタッフ内でも「また作りたい」という声はあるらしい。 - クレヨンしんちゃんシリーズ
あの国民的アニメをモチーフとしたアクションゲーム。対象年齢を考慮してか、手堅くヌルめな作りに終始している。が、「オマケの都ショックガーン」だけは難易度が高めに設定されており、一部からは「ロックマンゼロ5」とも呼ばれた。 - ロックマンZXシリーズ
ゼロシリーズの後継作。流星のロックマン同様、変身ヒーローモノっぽいテイストになっている。リザルトを廃止するなどして取っ付きやすさをアピールしてはいるものの、ゼロシリーズ程の人気を得るには至っていない。
現在、2作目のZXAで新展開を匂わせる隠しEDを見せつけたまま、続編の音沙汰無し。…なんという生殺し。 - ロックマンシリーズ(9~)
2008年からは、まさかのファミコン風テイストでまさかの復活を遂げた本家シリーズの開発も担当する様に。
企画から開発までほぼ一任されているゼロ・ZXシリーズとは異なり、カプコン側が提示した企画案を元に製作している模様(9アレンジCDブックレットより)。 - ぎゃる☆がん
LOVE & DESTROY以来、約11年振りとなるインティ完全新作。企画立案から発売までには3年余の月日を費やしたという。
その内容はと言うと、超モテ男になった主人公が言い寄ってくる女の子を眼力で昇天させつつ、意中のヒロインを目指して突き進む「3D眼シューティング」…という、インティ始まって以来の凄まじい変態バカゲーであった。
あまりのぶっ飛びっぷりに当初は「淫帝何やってんだ」といった困惑の声も聞かれたが、ある意味ではガンバイクやラブデス時代の「やりたい事をやってやったぜ!」的な突き抜けたノリへと原点回帰したとも言える。
というか、「メガネで半ズボンの男の子。(*´Д`)ハァハァ」等と書かれたデザイン画を惜しげもなく公開する変態紳士集団である事を思えば何の問題も無い。 - 蒼き雷霆ガンヴォルト
初めてインティ・クリエイツが販売まで一貫して行ったタイトル。稲船敬二が関わる2Dアクションという点ではゼロ、ZXシリーズの流れをくむが、プレイ感覚はかなり異なる。ライトノベル2Dアクションを謳うだけあって初心者でもストーリーを追うための措置がある一方で、スコアアタックの要素があるためゼロシリーズ以上にやり込みの余地が大きい。 - ブラスターマスター ゼロ
サン電子(SUNSOFT)のFCゲーム『超惑星戦記メタファイト』のリニューアル作品。Switch版はインティ初のSwitchタイトルであり、同ハードのローンチタイトルの一つでもある。 - BloodStained: Curse of the Moon
『Bloodstained: Ritual of the Night』(以下、本家)の前日譚。探索型悪魔城ライクな本家に対し、こちらは8bit風のステージクリア型がベース。元々はKickstarterストレッチゴールでありながら、本家の開発の遅れにより先に発売されることになった。本作のせいで本家が遅れたわけではない、はず。
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関連項目
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