基本データ | |
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正式名称 | モーリシャス共和国 Republic of Mauritius République de Maurice Repiblik Moris |
国旗 | |
国歌 | 母国 |
公用語 | 英語、フランス語など |
首都 | ポートルイス(Port Louis) |
面積 | 2,040km²(世界第170位) |
人口 | 約126万人(世界第157位) |
通貨 | モーリシャス・ルピー(MUR) |
政治体制 | 共和制 |
時間帯 | UTC +4 |
モーリシャス(モーリシャス共和国)とは、アフリカのマダガスカルの東に浮かぶ島国である。
概要
と言われる。WHOが発表したランキングでは空気の質は世界2位とされており、美しい国として言及されることが多い。自然環境を利用したバカンス中心の観光業も栄えている。
面積は大阪府や香川県より大きく、東京都や神奈川県、沖縄県より小さい程度。西にはフランス領のレユニオン島があり、さらに西に行くとマダガスカルがある。人口は約120万人。
レユニオン島と合わせて「マスカリン諸島」の一部をなしている。モーリシャスに所属している島は
となっている。これに加え、モーリシャス政府はイギリス領チャゴス諸島とフランス領トロメリン島の領有権も主張している。
なお、「モーリタニア」は名前が似ているが、アフリカ大陸西岸にある別の国である。
歴史
もともとアラブ商人によってこの地域の存在は知られていたが、人が定住することは無かった。モーリシャスは無人島であり、ドードーなどが多く生息していた。
16世紀にポルトガル人によってこの島が発見され、17世紀からオランダがこの島を植民地とし、サトウキビや黒人奴隷を導入した。しかし、農地開発に伴う森林の減少や、人間が持ち込んだイヌ・ネズミなどの卵の捕食者の増加、見世物としての捕獲などによりドードーは絶滅してしまった。
オランダはモーリシャスを襲うサイクロンや疫病に悩まされ、植民地経営に失敗し1710年に撤退した。続いてフランスがこの島を植民地とし、サトウキビ栽培中心のプランテーション農業を発展させた。
19世紀はじめのナポレオン戦争の際にイギリスに占領され、戦後にイギリス領となった。この時期から、サトウキビ農園の労働力として、当時イギリス領だったインドからインド人が大量に移住した。
1968年にモーリシャス共和国として独立を達成し、1971年に輸出加工区を設置して繊維産業・観光業を中心に発展していった。しかし近年では、2020年のコロナ禍に加え、沖合での貨物船「わかしお」の座礁事故により石油流出がおこり、観光業に大きな被害が出ている。
民族
…と、かなり複雑な民族構成となっている。
フランス語をもとに英語やアフリカの言語などを取り込んで発達したモーリシャス・クレオール語は家庭や日常生活を中心に話されている。テレビや新聞・ビジネスなど、公的な場ではフランス語が話される。なお、憲法は英語で書かれており、政治の場では英語が使われることも多い。他にもインドの言語であるヒンディー語やタミル語、ポージュプリー語なども一部で話される。
関連動画
関連静画
関連項目
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