ランバ・ラルとは、アニメ『機動戦士ガンダム』、 『ガンダムビルドファイターズ』 に登場する違いの分かる男である。
声優は広瀬正志 、喜山茂雄(ガンダムネットワーク大戦、THE ORIGIIN)
『ガンダムビルドファイターズ』 → ラルさん
概要
ジオン公国軍において“青い巨星”の異名を取ったエースパイロット。階級は大尉。
パイロットとしての能力もさることながら、MSを用いない白兵戦、とりわけゲリラ戦を得意とした生粋の職業軍人であり、本編においても歴戦の戦士としての風格を漂わせている。また、自らの出世が部下の生活の向上に繋がると発言するなど、指揮官として部下を慮る一面も見られる。
このようにMSパイロットとしても指揮官としても優秀な人物ではあったが、公国軍内での立場は不安定であり、出世コースからは外れていた。
これは彼の父、ジンバ・ラルがジオン・ズム・ダイクンと繋がりが深かった事に起因しており、ダイクン派を排斥して権力を掌握したザビ家との関係がそのまま軍内部での立場に繋がっている。特にキシリア派からは冷遇されており、戦馬鹿とも酷評されている。
ただし、ザビ家の中でも政治面には関与しない軍人であったドズル・ザビは例外的に彼を評価しており、ガルマ・ザビの仇討部隊としてラル隊が抜擢されたのもそれ故である。
作中での活躍
第12話『ジオンの脅威』にて、ドズル・ザビよりガルマ・ザビの仇討ちという任務を帯び、ホワイトベース隊の追撃のためザンジバルで地球へ降下する。この際部下が雷(コロニー内では発生しない現象である)に怯える中、彼は平然としていた。また、この降下の際にホワイトベース隊に攻撃を仕掛けている。
この時座乗していたザンジバルはマ・クベに渡った模様であり、降下完了後はギャロップを母艦としてホワイトベース隊を追撃、新型のMSであるグフを駆り、アムロ・レイの操縦するガンダムを追い詰めるも、一歩及ばず機体を失うこととなる。
その後僅かばかりの補給を受けるもMSでの正面切っての戦闘は困難であったため、白兵戦によるホワイトベースの制圧を画策。ゲリラ屋の本領発揮とばかりにホワイトベースの第2ブリッジの制圧にまで至る。
しかし、その際の戦闘でジオンの遺児であるアルテイシア(セイラ・マス)と遭遇したことにショックを受け、その隙を突かれ負傷。ホワイトベースの完全占拠には至らず、部下に撤退を命じた上で自決した(第20話『死闘! ホワイト・ベース』)。
ちなみに、この際に十分な補給が受けられていれば、ラル隊は当初の作戦を完遂できたとも言われている。この背景にはジオン内部のキシリア、ギレン、ドズルの対立関係があり、ラルがドズル配下であったことからキシリア配下のマ・クベが十分な補給をしなかったとも言われる(これを反映してか、『ギレンの野望』ではラル隊にドムを補給するとホワイトベース隊に勝利し、鹵獲できる)。
このように、登場したエピソード自体は12話~20話と決して長いものではない。しかし、先述のようにガンダムとホワイトベースを追い詰めた強敵ぶり、また、その最期やアムロとのやり取りから垣間見える“漢らしさ”とも評しうる人間的魅力から、他のキャラクターに劣らぬ人気を持つ。
また、アムロ・レイに与えた影響は少なくなく、当時ホワイトベースから脱走するなど精神的に荒んでいた彼をして「あの人に勝ちたい」と言わしめ、成長するきっかけを与えている(ちなみに、ラルを演じた広瀬正志は、『機動新世紀ガンダムX』においても、役柄こそ違うものの主人公の精神的成長に一役買うキャラクターを演じている)。
ゲームでの扱い
『ギレンの野望』では、本編にて乗機であるグフを「ザクとは違うのだよ!ザクとは!」と評していたことを受け、ドムやゲルググ、ギャンに登場している際にも同様の台詞を言う。
『スーパーロボット大戦』シリーズでは一年戦争が描写されることが少ないため登場回数が少ない。ただしステータス的に優遇されている場合もあり、『スーパーロボット大戦α』に登場した際には、アムロ・レイよりも技量値が高く設定されている。
スピンオフ作品での活躍
『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』では、一年戦争以前のラルが描かれ、ジオン勃興以前のムンゾ自治共和国時代では、レジスタンスに身を置いて大学教授だったダイクンを擁護していた。ダイクン急死、ラル家没落後の政争の中にあって、幽閉状態にあったダイクンの遺児キャスバル(シャア)とアルテイシア(セイラ)の奪取を画策・実行しつつも、あくまでダイクン毒殺説を主張してザビ家と対立しようという父ジンバ・ラルを疎み、兄妹と共に地球に逃がす算段をつける。父が暗殺された後もマス家に養子入りしたキャスバルとアルテイシアの養育を続けていた。
2013年に放映されたガンプラによるバトルアニメ『ガンダムビルドファイターズ』及び続編『ガンダムビルドファイターズトライ』にてそっくりさんの「ラルさん」が登場。ランバ・ラル同様広瀬正志氏が担当(『~トライ』5話より広瀬氏の体調不良の為、宝亀克寿氏に交代)原作の名セリフをコメディータッチで語るとともに卓越した操縦とガンプラ制作技術を披露し、同作で屈指の存在感を示した。
2021年ガンダムエースにて谷和也氏執筆の『ラル飯-ランバ・ラルの背徳ごはん-』が連載。『THE ORIGIN』でランバ・ラル隊のたまり場だった「クラブ・エデン」を舞台にランバ・ラルが深夜に高カロリーの夜食を食べる、所謂「食の軍師」的作品。基本谷氏の「ハイブリッド4コマ劇場」同様のギャグ作品だが、料理監修を「妖怪大戦争」「神食の料理人」の鈴木小波氏が担当するという本格派。連載及び単行本巻末にレシピも掲載され再現も可能。ただし、劇中でも語られている通り夜に食べるのはハイリスクだという事を努々自覚して挑戦するべし。
名言
- 「この風、この肌触りこそ戦争よ」
- 「ザクとは違うのだよ!ザクとは!」
ランバ・ラルと言えばこれ、といっても過言ではない台詞。ギレンの野望ではグフやドムとの違いをアピールするようになるのは御愛嬌。 - 「ランバ・ラル、戦いの中で戦いを忘れた……」
ホワイトベース内部でセイラと遭遇した際。彼女が乗艦していなくとも、鉢合わせなければ制圧は出来ていたのかもしれない。 - 「君たちは立派に戦ってきた!だが、兵士の定めがどういうものか、良く見ておくのだな」
TV版における末期の台詞。 - 「見ておくがいい、戦いに敗れるとは、こういうことだ!」
劇場版はこちら。世間的にはこちらが有名か。
関連動画
関連静画
関連項目
- 機動戦士ガンダム
- ジオン公国軍
- グフ
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- ドズル・ザビ
- アルテイシア・ソム・ダイクン(セイラ・マス)
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- ラルさん
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