人類に逃げ場なし。
スーパーロボット大戦αとは、バンプレソフト開発、バンプレストが発売したシミュレーションRPGである。
後に「αシリーズ」と呼ばれるようになったシリーズの第一作でもある。発売日は2000年5月25日。
今回が初参戦となった作品は「CCA-MSV(ゲーム中でのクレジットはなし)」「機動戦士ガンダムF90(同上)」、「超時空要塞マクロス(愛・おぼえていますか含む)」、「マクロスプラス」、「新世紀エヴァンゲリオン劇場版」。
概要
今まで開発は提携していたウィンキーソフトに多く依存していたが、今作からは自社の子会社であるバンプレソフトが開発を担当した。またプロデューサーである寺田貴信がシナリオ面で大きく介入している。
没になった第五次スーパーロボット大戦と新スーパーロボット大戦2の流れをくんだものらしく、登場作品が旧シリーズと新スパロボが混ざったような構成なのもそのせい。
参戦作品一覧
赤太字はスパロボ初参戦
●マークは機体のみの参戦
★マークはDC版のみ参戦
カッコ付きは機体が参戦しているが参戦リストにはクレジットされていない作品
パッケージに記載される機体
- マジンガーZ(マジンガーZ)
- ライディーン(勇者ライディーン)
- コン・バトラーV(超電磁ロボコン・バトラーV)
- V2ガンダム(機動戦士Vガンダム)
- VF-1Sバルキリー(フォッカー機)(超時空要塞マクロス)
- ダンクーガ(超獣機神ダンクーガ)
- ガンバスター(トップをねらえ!)
- ジャイアント・ロボ(ジャイアントロボ THE ANIMATION~地球が静止する日~)
- エヴァ初号機(新世紀エヴァンゲリオン)
バンプレストオリジナル
主人公
以下の男女8人の中から選択。
彼等以外にもSRXチームやマサキ・アンドーといったお馴染みの面々が味方キャラとして参入。マイ・コバヤシ/レビ・トーラー、イングラム・プリスケン、ヴィレッタ・バディムは本作がスパロボ初出演となる。『第4次』や『F』の主人公候補であるイルムガルト・カザハラとリン・マオも登場するが年齢が20代後半に引き上げられており、OGシリーズではこちらの設定が採用されている。
主人公機
今作から追加・変更されたシステムなど
- 戦闘アニメーションの質が向上したと共に、戦闘アニメオン・オフ機能が初めて搭載された。
- 熟練度システムが本格搭載された。
- 多くの機体で合体・分離が行えるようになった。
- レベルアップだけでなく格闘武器・射撃武器を命中・使用して撃破することで格闘・射撃ポイントなるものが蓄積していき、一定値たまると格闘・射撃が上がるというシステムが搭載されている。プレイヤーの武器使用傾向で多少値が変動する要素ではある。
- 原作再現度を上げる一環として、原作でヘルメットを被っている者は極力ヘルメットを被らせ更にパイロットスーツを着るなどの処置が施されている(キャラクターアイコンも今作からヘルメット装着のキャラがかなり増えている)
- その代わりインターミッションではバストアップとして私服などの新規絵が導入されている。
- デフォルト主人公候補は男女4人ずつの8人。この中から男女1人ずつを「主人公」「恋人」として選んでプレイする。系統をスーパー・リアルのどちらかから選択する形式も含め『第4次』や『F』の形式を踏襲したものになっているが、今作では外見と声を自由な組み合わせにする事が可能。なのでたとえば「声が杉田智和のリョウト」みたいな事も出来るわけである。
彼らの一部は、後作となる第二次スーパーロボット大戦αや第三次スーパーロボット大戦αでも登場している(と言うよりは、公式でのαシリーズ主人公はクスハとブリットと設定されている)。
- 今作で精神コマンドが多数誕生した。
- スーパーロボット大戦シリーズで最も売れた作品である(70万本オーバー)。
新もそうだがPS版スパロボは新要素を入れるという挑戦のため制作が難航し、バンプレスト倒産寸前まで行ったという。 - マクロスが初参戦。すなわち、あの柿崎速雄の初参戦作品でもある。柿崎ぃぃぃぃぃ!!!
ドリームキャスト版での追加要素
後日DC版がリメイク版という形で発売された。
戦闘シーンを全てフルポリゴンにして3D化という売りで制作が始まったが、開発は難航しα外伝が先に発売、当作の発売時には既にセガがゲームハードからの撤退を発表し、ドリームキャストは生産中止になった後であった。結果的にドリームキャストでのスパロボはこれが最初で最後となった。
- 新規作品としてサンライズ英雄譚から機甲世紀Gブレイカーが参戦。
- 戦闘シーンが3D化しフルポリゴン化。
- インターミッションでの立ち絵も一新。なおこれはIMPACT等PS2作品にも使用された。
- PS版にあったポケステ連動は当然ながら廃止されている。
- 合体攻撃が追加された。
- 戦闘バランスがα外伝準拠になり、全体的にユニット・パイロットの能力が見直されている。
「信頼」「激励」はα外伝と同じ効果に(それぞれHP2000回復・隣接ユニット全ての気力+10)
「魂」「捨て身」はダメージ3倍から2.5倍、「激闘」も1.5倍から1.2倍へと効果量が減らされた。
全体的に味方の精神ポイントが20ほど減らされ、精神コマンドでごり押しがしにくくなった。
よって難易度はPS版よりやや上がった。 - 恋人ポイントが機能するようになり、主人公の恋人の記憶が戻るようになった。
- シナリオが変更され、α単独で完結するエンディングも追加された。
関連動画
プレイ動画
攻略本
ウィンキー時代のようなボロクソさは影を潜めたが、それでも自重していない。
関連コミュニティ
スーパーロボット大戦αに関するニコニコミュニティを紹介してください。
関連項目
- スーパーロボット大戦シリーズの一覧
- αシリーズ
- スーパーロボット大戦α ←いまここ
- スーパーロボット大戦α外伝
- 第2次スーパーロボット大戦α(ニルファ)
- 第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ(サルファ)
- それも私だ←αを一言で解説するとこうなる
- バンプレスト
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