白雪ひめ(しらゆき ひめ)とは、『ハピネスチャージプリキュア!』に登場する架空の人物である。CV:潘めぐみ
概要
ブルースカイ王国の王女かつ次期女王。初の外国人プリキュア。本名は「ヒメルダ・ウインドウ・キュアクイーン・オブ・ザ・ブルースカイ」という、王族にありそうなやたらと長い名前で、通称が「ひめ」。「白雪」の姓は舞台となるぴかりが丘で名乗る通名と言える。なぜに「白雪」という姓なのかといえば、案の定絵本の「白雪姫」から取ったとのこと。
鮮やかなスカイブルー色の外はねロングヘアーと、ふっくらした前髪、太い眉毛が特徴的。ファッションセンスが高くお洒落で、それを褒められると調子に乗りやたらと饒舌になる。口癖は、「(褒められて)そんな事・・・あるけどっ!!」や、「すごごごい!!」「やばばばい!!!」など三文字の中を連続して言う。
学業は意外にも超優秀。特に英語は学年唯一の満点をとったり、地理など他教科もめぐみやゆうこに教鞭をとった。やはり王族なので、英才教育を受けていたのだろうか。
王女様という生まれからかなりの箱入り娘だったためかかなりのわがまま娘で、拗ねたり駄々をこねたりするのは当たり前。極端な人見知り…どころかほぼコミュ障同然で友達と呼べる人間もない上、過去に男子とまともに会話したことがあるかも怪しい状態。
一応友情に憧れはあるようだが「友達は便利な物捕まえる物」という認識。その友達を見つけるためにブルーからもらった愛の結晶を投げ、それが当たっためぐみをストーキングし、会話しようとするもしどろもどろになりなかなかマトモに話せない。転校初日にはあまりにも上がりすぎて逃走するわ失神するわ保健室やトイレ、体育倉庫に逃げ込んでしまうほど。さらには恐がりであるためサイアークとの戦闘では逃げようとする……と、まぁ放送開始時点から歴代でも類を見ないほどに難がありすぎる性格の持ち主。
なお「お人形みたいな服がこれだけ似合う人は初めて見た!」と初対面のめぐみに言われる。また、ゆうこやクラスメイト達にも「可愛い!」と絶賛された。一応お姫様らしく美少女なのだろう、黙って微笑んでさえいれば。
コミックで明かされた、ブルースカイ王国健在時での趣味は、オペラ鑑賞・乗馬・バレエ。靴は100足以上持っている。ハリウッドセレブとのディナーの約束も多々あるらしい。職人手作りのフランス製ブラシで毎日100回ブラッシングをしており、イタリア製オーガニックシャンプーを使用。月に一度はヘッドスパへ行くというセレブ全開の生活ぶりであった。本物の王女様の財力マジパネェ。
ブルー様も言っているとおり、彼女の弱さは能力面よりも精神面に大きく由来している(事実、プリキュアとしての戦闘能力はそれなりにあるし、勉学についても歴代青キュア同様に実力はある。柴田P曰く「めぐみよりも全体的な能力は高いが、性格的な問題でその殆どが発揮されてない」とのこと)ため、今後めぐみや他の友達との交流によりどんどん弱さを克服していくものと思われる。もう少しひめさんは自信を持ってもいい。
最近はめぐみや誠司、ゆうこやいおなの影響を受けてか、日常生活や幻影帝国との戦いを通じて成長し、どんどん勇敢になってきている。お姫様らしからぬ性格は相変わらずとは言え、それでも内面は王族にふさわしくなって来ていると信じたい。
因みに、ひめのキャラクターデザインを手掛けた佐藤雅将は『ハートキャッチプリキュア!』の来海えりかを意識して描いたことを公言しており、性格や特徴もどことなくえりかに似通っていることから、えりか役の水沢史絵もひめにその臭いを感じた模様。
キュアプリンセス
白雪ひめがプリチェンミラーを使って変身するプリキュア。イメージカラーは空色で、青系を基調としている。淡い空色のツインテールで毛先はくるくるとカールしている。頭部右側にはリボンと、王族らしく王冠が施されている。
オールスターズ方式で35人目(オールスターズ映画のキュアエコーを含むと36人目)のプリキュアになるが、主人公のめぐみ(キュアラブリー)より先にプリキュアになっているため、キュアフォーチュンの順番次第で作中時系列の中での順番は1番目か2番目となる。(ブルースカイ王国が幻影帝国の手に堕ちた時プリキュアになっている描写がある為、姉の変身アイテムを継いで変身したいおなより早かった可能性が高い。)
祖国であるブルースカイ王国が幻影帝国に侵略、支配されたのを受けて、地球の神・ブルーによってプリキュアに指名され、祖国解放のために戦う……はずであったが、前述のように恐がりであるため、(逃げ)足の速さは抜群で、敵前逃亡の成功率は異常。そのため第1話時点で、サイアーク相手に全戦全敗という、最初期のキュアブロッサムよりもさらに弱い、最弱のプリキュアのお目見えとなってしまった。そのせいか、初期はキュアフォーチュンからもサイアークを蔓延させた原因として叱責、毛嫌いされてしまっていた。おかげで、上記の厄介な性格から「ウザかわいい」と評判のキュアマリンの後継者(もしくはそれ以上の逸材)として「キュアマリンセス」、以上のようにブロッサムの弱さとマリンの性格が合わさっていることから「一人ハートキャッチ」(マイナス方向)等のあだ名を早くも贈呈されている。
そんな彼女もパートナーとなる愛乃めぐみ、キュアラブリーとコンビを組む事となった。本作は一部 ひめの成長物語となっており、ラブリーのピンチにはそのスピードを生かし一目散に駆けつけ、身を挺して庇う。仲間や大切な人を守る勇敢な少女に成長する。
なお、本作ではフォームチェンジが取り入れられているが、開始時点では「シャーベットバレエ」と「マカダミアフラダンス」の2つが公開されていた。第34話からは「イノセントフォーム」が登場。
通常技
- プリンセス・弾丸マシンガン
- 両拳から連続で光弾を発射する。
- プリンセス・ボール
- 光球を敵に投げつける。1話で使った際にはあっさりサイアークに弾き返されてしまった。第24話で特訓により他のメンバーとの連携技を習得した。
- プリンセス・トルネード
- 風をまとった球を両手から放ち、突風を起こす。地面に手をついて突風を発生させるタイプもある。
- プリンセス・爆弾ボンバー
- 両拳に形成した光球を連続で投げつける。光球は着弾すると爆発する。
- プリンセス・バリア
- 両手を前方にかざして円形のバリアを形成する。
- プリンセス・急降下ダイブ
- 高空から急降下し、足を揃えて敵をキックする。
- プリンセス・カッター
- ツインテールから光の刃を無数に放ち敵を切り裂く。
- プリンセス・ゲンコツツインマグナム
- 巨大な拳を作り出して敵を殴り飛ばす技。ラブリーのパンチングパンチと異なり、両方の拳を2つ同時発射する事できる。
- プリンセス・ガチンコヘッド
- 要は頭突き、おでこパンチ。とはいえ相手が硬すぎて効かなかったが。こらそこ区切りの場所をずらさない。
フォームチェンジ時の使用技
シャーベットバレエ
- プリキュア・アラベスクシャワー
- 第4話で初使用。キュアプリンセスが「シャーベットバレエ」フォームの時に使用する技で、バレエを舞いながら雪の結晶を降らせて、チョイアークをバレエの舞姿で凍らせる。
- プリキュア・ブリザード・アン・トゥールナン
- 第22話で初使用。シャーベットバレエフォーム時に使用する技で、足下に雪の結晶を発生させ、その上でバレエを踊ることで猛吹雪を起こし、サイアークをバレエの舞姿で凍らせる。
マカダミアフラダンス
- プリキュア・ハワイアンアロハロエ
- 第6話で初使用。キュアプリンセスが「マカダミアフラダンス」フォームの時に使用する技で、フラのリズムに乗って周囲を呆けさせ踊らせてしまう。チョイアークだけでなくサイアークや幹部たち、果てはプリキュアや妖精でさえも巻き込んでしまう(なぜかキュアフォーチュンには効かないが)。
イノセントフォーム
- プリンセス・ウインディウインク
- 第34話で初使用。キュアプリンセスが「イノセントフォーム」の時に使用する技で、コスメチップで円を描いてシャイニングメイクドレッサーに映し出し、アイシャドウを塗ってウインク、直後に風を巻き起こしてサイアークを取り囲む。シャドウが濃いだのけばいだの言ってやるな。
必殺技
- プリキュア・ブルーハッピーシュート
- 「勇気の光を聖なる力へ、ラブプリブレス!」の掛け声で作り出した中心に円のある輪状のエネルギー弾を右の拳で撃ち出し、「勇気よ、天に帰れ!」という掛け声と共に左の拳を天に突き上げてサイアークを浄化する。
関連静画
白雪ひめ
キュアプリンセス
シャーベットバレエ
マカダミアフラダンス
イノセントフォーム
関連立体
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関連項目
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