1943年(昭和18年)
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| 年 | 1931年 | 1942年 | 1943年 | 1944年 | 1955年 |
| 干支 | 未 |
午 |
未 |
申 |
未 |
1943年の事柄
学徒出陣
大東亜戦争の戦局が悪化し、戦死者数増加による兵力不足を補うため、在学生の兵役延期を撤廃する「在学徴集延期臨時特例」が公布される。戦争継続のため主に文化系学生が徴用、徴兵され、理科系学生は兵器開発のため軍の研究所などに勤労動員された。
→学徒出陣
野球用語が日本語化される
戦時下の敵性語排除の一環で「セーフ」→「よし」、「アウト」→「引け」、「グラブ」→「手袋」などに言い換えられる。武士道に反するという理由で、玉を避けてはいけない、隠し玉が禁じられるなどルールの変更もなされた。戦時下で職業野球を守るための選択であったが、評判は悪かったらしい。
政府による私鉄の買収が始まる
軍事生産力の拡充を目的とし、鉱山と工業地帯をつなぐ路線・攻撃で幹線が普通となった際に迂回ルートとなり得る路線など、戦略上重要な路線を持つ私鉄が政府に多く買収されるようになる。この年には山口県宇部周辺や石川県富山港周辺、福岡県筑豊の産業セメント鉄道など12鉄道・543km、翌年には現在の阪和線、青梅線、相模線など10鉄道・524kmが買収された。
サン=テグジュペリ「星の王子さま」刊行
初版発行以来、現在に至るまで200以上の国と地域で2700以上の言語に翻訳、1億4500万部を超える大ベストセラーとなる。発刊の翌年、作者のサン=テグジュペリは空軍でパイロットとして従軍中、偵察飛行に出たのを最後に消息を絶った。
1943年の出来事
| 1月13日 | 内務省情報局が米英の音楽約1000種の演奏を禁止する |
| 1月14日 | カサブランカで連合軍の首脳会談(カサブランカ会談)が行われる ~23日 |
| 1月17日 | 戦費調達のためタバコの税金が値上げ、唱歌「紀元二千六百年」の替え歌で「金鵄上がって15銭~」と歌われるように(金鵄は銘柄「ゴールデンバット」を敵性語排除で改名したもの) |
| 2月 | 敵性語排除の影響を受け、英米語の雑誌名が禁止となり改名が相次ぐ |
| 2月1日 | ガダルカナル島撤退作戦開始、連合軍の反抗が本格化 →ガダルカナル島の戦い |
| 特急「鷗」が廃止される | |
| 2月2日 | ドイツ軍が降伏しスターリングラードの戦いが終結 |
| 2月9日 | 大本営がガダルカナル島撤退を「転進」と発表、以後「退却」が「転進」と言い換えられる |
| 2月15日 | ダイヤ改正で「臨戦ダイヤ」と銘打った改正が行われ、優等列車が大幅に削減される |
| 2月23日 | 陸軍省が「打ちてし止まむ」のポスター5万枚を大々的に配布 |
| 2月28日 | 南満州鉄道の特急あじあ号がこの日を最後に運行を終了する |
| 3月2日 | ビスマルク海海戦(日本軍は甚大な被害を受け、「ダンピール海峡の悲劇」と呼ばれる) |
| 3月17日[1] | 日本海軍、駆逐艦「秋風」の艦上で子供を含む民間人多数を処刑 →駆逐艦秋風虐殺事件 |
| 3月25日 | アニメ映画「桃太郎の海鷲」公開(37分に渡る日本初の長編アニメ) |
| 4月18日 | 山本五十六がソロモン諸島上空で撃墜され戦死。6月5日に国葬が行われる |
| 5月25日 | 米軍の軍用機の音を集めたレコード「敵機爆音集」発売(空襲の際に敵機を聞き分けるため) |
| 5月27日 | 第1期キスカ島撤退作戦が開始される |
| 5月29日 | アッツ島で日本軍守備隊2500人が玉砕 |
| 5月31日 | 政府が東南アジア圏の占領地統治方針として「対東亜政略指導大綱」を決定 |
| 6月 | 米軍のマッカーサー、ニミッツが2方面から日本本土へ進軍を開始(カートホイール作戦) |
| 6月8日 | 瀬戸内海で戦艦「陸奥」が突如爆発し沈没 |
| 6月25日 | 政府が「学徒戦時動員体制確立要綱」を決定 |
| 7月1日 | 東京市と東京府が合併し、東京都が誕生 |
| 7月12日 | コロンバンガラ島沖海戦 |
| 7月25日 | イタリアでムッソリーニ首相が失脚 |
| 7月29日 | 日本海軍、キスカ島から撤退 →キスカ島撤退作戦 |
| 8月1日 | ビルマ国が独立を宣言(日本の傀儡政権) |
| 8月2日 | 駆逐艦「天霧」が米軍の木製魚雷艇と接触、船体を真っ二つにして沈没させる(生還した乗組員の一人が、のちのアメリカ大統領であるジョン・F・ケネディ) |
| 8月~9月 | 空襲時の混乱に備え、上野動物園でゾウやライオンなどが殺処分される →かわいそうなぞう |
| 8月14日 | カナダで英米の秘密軍事会合(第一次ケベック会談)が行われる(日本への本土爆撃が決定) ~24日 |
| 8月17日 | 第1次ベララベラ海戦 |
| 9月8日 | イタリア、枢軸国側ではいち早く無条件降伏 |
| 9月10日 | 鳥取で地震発生。火災が拡がり1083人が犠牲となる |
| 9月22日 | 大学生の徴兵猶予の停止が発表される |
| 9月23日 | 徴兵を進めるため、特定の職業に対し男子就労を禁止する「国内勤労必勝対策」が閣議決定 |
| ムッソリーニを元首とするイタリア社会共和国がイタリア北部で建国宣言(ドイツの傀儡政権)、イタリアは南北分断され内戦状態に | |
| 9月30日 | 政府が本土防衛のため「絶対国防圏」を決定 |
| 10月1日 | ダイヤ改正で「決戦ダイヤ」と銘打った改正が行われ、急行列車が削減され貨物列車が増発された |
| 10月6日 | 第二次ベララベラ海戦 |
| 10月14日 | フィリピン第二共和国が独立を宣言(日本の傀儡政権) |
| 10月17日 | 連合艦隊の空母3隻、戦艦4隻を含む血栓部隊がトラック島沖を出発、敵機動部隊を発見できず26日に帰投する(これにより大量の燃料を消費し身動きが取れなくなる) |
| 10月21日 | 明治神宮外苑競技場で出陣学徒壮行会が行われる |
| 10月25日 | インパール作戦の兵士・物資輸送を目的にタイ~ビルマ間で泰緬鉄道が開通(無理な建設で捕虜や労働者が数万人死亡し「死の鉄道」と呼ばれ、映画「戦場にかける橋」のモデルとなる) |
| 11月1日 | 企画院、商工省、逓信省、海務院が廃止され、軍需省、運輸通信省、農商省が設置される |
| 11月5日 | 大東亜共栄圏の戦争協力体制を強化するため大東亜会議が開催、6日に大東亜共同宣言を採択 |
| 11月11日 | 戦意喪失を狙った連合軍向けラジオに女性DJが起用され、「東京ローズ」として人気に |
| 11月14日 | レナード・バーンスタインの指揮するコンサートがラジオで放送され全米に評判を呼ぶ |
| 11月22日 | ルーズベルト、チャーチル、蒋介石がカイロで対日方策、戦後処理を合議(カイロ会談) |
| 11月28日 | スターリン、ルーズベルト、チャーチルがイランで対独方策、戦後処理を合議(テヘラン会談) |
1943年生まれの著名人
| 1月1日 | 尾崎紀世彦 | 歌手 |
| 1月15日 | 樹木希林 | 女優 |
| 1月25日 | トビー・フーパー | 映画監督。『悪魔のいけにえ』 |
| 1月29日 | ちばあきお | 漫画家。長兄は漫画家のちばてつや。『キャプテン』『プレイボール』 |
| 2月1日 | 吉村作治 | 考古学者 |
| 2月13日 | 森本レオ | 俳優 |
| 2月20日 | アントニオ猪木 | プロレスラー |
| 2月23日 | 北大路欣也 | 俳優 |
| 2月25日 | ジョージ・ハリスン | ミュージシャン |
| 3月1日 | 加藤茶 | ミュージシャン、コメディアン |
| 3月8日 | はらたいら | 漫画家 |
| 3月11日 | 周富徳 | 料理人 |
| 3月12日 | 林家こん平 | 落語家 |
| 4月21日 | 輪島功一 | プロボクサー |
| 4月27日 | ジョージ秋山 | 漫画家。『アシュラ』『浮浪雲』 |
| 6月4日 | 梓みちよ | 歌手。『こんにちは赤ちゃん』 |
| 6月10日 | 米長邦雄 | 棋士 |
| 6月20日 | 上村雅之 | ハードウェア技術者。ファミコン、スーパーファミコンの開発に携わる。 |
| 7月3日 | 池乃めだか | 芸人 |
| 7月13日 | 関口宏 | 俳優、司会者 |
| 7月16日 | 桂文枝(6代目) | 落語家。「いらっしゃ~い!」のギャグで知られる。 |
| 7月26日 | ミック・ジャガー | ミュージシャン |
| 8月1日 | 田村正和 | 俳優 |
| 8月7日 | 山本圭子 | 声優。「サザエさん」花沢さん役など。 |
| 8月17日 | ロバート・デ・ニーロ | 俳優 |
| 10月1日 | うつみ宮土理 | 女優 |
| 10月22日 | ヤン・デ・ボン | 映画監督 |
| 11月18日 | 出崎統 | アニメ監督 |
| 11月22日 | 尾藤イサオ | 歌手。『あしたのジョー』主題歌などを担当。 |
| 12月5日 | 車だん吉 | タレント |
| 12月11日 | 加賀まりこ | 女優 |
| 12月24日 | 小松原一男 | アニメーター |
| 12月27日 | 加藤登紀子 | 歌手 |
1943年に亡くなった著名人
| 1月7日 | ニコラ・テスラ | 発明家 |
| 1月18日 | 大原孫三郎 | 実業家。クラレ、大原美術館創始者 |
| 3月22日 | 新美南吉 | 児童文学作家。『ごん狐』 |
| 4月1日 | セルゲイ・ラフマニノフ | 作曲家 |
| 4月18日 | 山本五十六 | 連合艦隊司令長官 |
| 8月22日 | 島崎藤村 | 詩人、小説家。『夜明け前』 |
| 9月20日 | 鈴木梅太郎 | 化学者。ビタミン(オリザニン)を発見。 |
| 10月9日 | ピーター・ゼーマン | 物理学者。ゼーマン効果の発見でノーベル物理学賞を受賞。 |
| 11月13日 | モーリス・ドニ | ナビ派の画家。 |
| 12月14日 | ジョン・ハーヴェイ・ケロッグ | 医学博士、菜食主義者。ケロッグ社の共同創始者。 |
関連動画
関連項目
脚注
- *18日とする資料もある
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