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秀吉の「ハゲネズミ」はねねへの信長直筆の手紙で残ってなかったっけ？

>>1381
ありがとう、これは確かに史料ありの史実だな

ちなみに秀吉をハゲネズミと呼んだのは、多指症の「六つ」と利家ら同僚から言われていた(と同時代正史資料がある)のに対して、ある程度差別的で無いどこにでもいるハゲ痩せブサイクというものに転嫁した信長の気遣いと言えなくもないかもしれない
秀吉を多指症呼びした史料が結構多いが、ハゲネズミというあだ名は信長しか使っていない

>>1379
外交下手いうか、複雑怪奇なだけやろ
秀吉の四国征伐と九州征伐だって
元は「長宗我部VS毛利」「大友VS島津」の
外交問題から拗れてる

そもそも大勢力に外交だけで終わらせれるはずがないだろ？
相手も一所懸命なんだよ？

「武」は戈を止めると書くので天下布武とは戦なんかやめてラブ＆ピースしようぜという意味の可能性

信長って他家に比べて家臣や部下を攻め滅ぼすのはほとんどないけど代わりに他に比べて例のないくらい多く追放の沙汰下してる気がしてる

でも荒木一族の虐殺と浅井万福丸(10)の処刑とか、やることはやっているよね
まぁ荒木一族は城明け渡せば本丸の家族と家臣助けると講和したのに、逃亡した村重は応じず、講和取り交わした池田知正は妻子見捨てて逃亡という体たらく。万福丸は立場上無視できない存在で、いずれも仕方ないんだけどさ

なんなら講和持ち掛けるだけ優しいまであるよなぁ。実際のところ、荒木一族虐殺の惨状どんな気持ちだったんだろ信長。当時基準でも凄惨じゃないのかあれ

まああの時点の荒木村重は既に実権がなくなっていて
尼崎城は毛利氏に接収同然にされていたから、
村重自身の思惑で開城なんて無理だったと思うけどね
残虐といえば残虐だけど、義昭の意向を受けた荒木ついでに多分別所の
謀叛が相次ぐ中で、味方したらこうなるぞ、と示威行動するのはわかる

荒木が逃亡したにしても離反する兵や逃亡兵出なかったから城兵や家族も同意のうえでの転進（尼崎が落ちたら畿内への毛利の補給ルート断絶するので救援）っぽいし、毛利や本願寺に人質出してるし雑賀や毛利の援軍も籠城してるから一存では決められない（顕如が後に信長と和睦した際に尼崎・花熊開城が条件だけど二城とも顕如の命令無視で抗戦）
伊勢長島も降伏を許さず鏖でこの辺から鏖が普通になってきた節あるから降伏しても…という感情があったんかな
水野守隆（佐久間信盛と共に天王寺砦守った将）の書状では信長は有岡と三木から助命嘆願出ても許さない旨伝えてたり、宇喜多直家への脅迫か三木城降伏した城兵妻子鏖にしたと秀吉が喧伝してたり
吉川経家や清水宗治辺りの城兵と妻子の命と引き換えに腹切るってのは意外と確立されてなかったり…？

荒木の件だが信長と本願寺の和睦交渉で何故か荒木領の尼崎や花隈の話が出てくるんだよね
それらの城に本願寺が援軍を送り込んでいたとすれば不思議はないが、荒木家中や籠城軍を本願寺に取り込まれていたのかもしれない。妻たちの実家は本願寺の門徒説あるし
もしそれなら村重が離れても統制は続けられただろうが、逆に村重が信長からの提案を呑んで切腹しなかったのも納得できる
信長としては荒木の謀反を村重の切腹でケジメつけさせて荒木の家族と家中を許すことで荒木家と本願寺の分離を図ったが、村重から見たらそれもう不可能だった…？

信長って徹頭徹尾、戦術者で、戦略者ではなかったんじゃねぇかな感は結構ある

政治に関しても戦争に関しても政策システムとか戦場判断は日本人最強クラスなんだが、視野広くした誰が誰に敵味方になるみたいなポイントは疎い。
だから最初から最後まで敵対者ばかり増えて、そいつらを天才的な戦術眼で全員殺していくような人生になった。
守成者として優秀だったかってと結構怪しいんよな

敵ばかり増えてというが調略も結構やってるぞ
美濃の斎藤家臣とか浅井滅ぼした後の磯野とか元幕臣の細川たちとか
近畿の大名たちとか（結構な数裏切られてるけど）

つうか仮に戦略的に考えて天下統一に動いたとしてもやっぱり敵ばっか増えるだろ、どいつもこいつも大人しく人の下につくようなタマじゃないんだから
敵が多いから戦略的じゃないということにはならんだろ

不安定な簒奪体制から短期間で惣無事を成功させた秀吉と比較するとやはり戦略的に欠陥があったのではないかという疑いがぬぐえず

>>1392
陰謀渦巻く畿内の混沌の中じゃ、信長に限らず有力者は似たような境遇に陥ってる
信長以前の大内に細川と三好もみな、回りは敵だらけの中、どこかで息切れして退潮した
信長が最初から最後まで敵だらけだったのは、勝ち続けて伸長を止めなかったから

残忍な方に誇張された逸話と弟と殺し合った経緯からフィクションで過激な気難しい人間にされがちだけど、史実の本人は部下にも気安い態度の陽キャなのよね
まぁ他の大名と同じく殺ることは殺る人間だから、現代基準だと陽キャで明るい人間と描くのは難しいだろうから仕方ないのかもしれない

休む間全くないにも関わらず信長自身戦滅茶苦茶強すぎたから何かしら制度やら見直す機会がなかったのもあるかなぁ
大雑把な方針命令を出して、家臣たちがそれを具体的な形にするスタイルでノブヤボでいうオール７０以上で万能な奴しかついていけない（幹部格は最低限丹羽長秀クラスは求められそう）
武田や北条みたく何万石なら何人分兵役用意しろよみたいな禄高や金銭収入に応じた動員規定が明確に制度化されてないのよね　信長自身部下らの所領高把握できてたのかも定かではないどんぶり勘定な節もあるし（秀吉はこの辺反省を踏まえたんかな？）
光秀らからしたら現地領民らの不満ガン無視してでも限界以上の動員して極端な成果主義・競争を煽る仕組みだから佐久間信盛みたいに脱落してしまう人もいたり…（信長の気分次第で後で他の家臣らに引き合い出されて言われたら終わり）

敵に対する苛烈さは戦国大名として当然というのも今だから言える話で、室町から信長以前ぐらいの大名はもっと甘いことが多く、ゆえに足元が崩れてメチャクチャになるというケースが多かった
殺るべきことを殺っておかないと後でひどい目に遭うという先人からの残酷な教訓をちゃんと受け取っていたからこそ周りと違うキャラだった人

女信長ってドラマで信長が光秀とヤってるところを障子越しに秀吉が目撃するシーンの
地上波とは思えない障子に映ったキレイな種付けプレスの影に爆笑したのは良い思い出

>>1398
長島一向一揆とかの対応みると信長の対応はかなり甘いと思うけどな。
「泣きついてきたから許した（書状意訳）」→降参したはずの一揆衆に帰り路襲撃されてるし

>>1392
そうそう。この人は戦術的に激強（少なくとも日本で１，２を争うくらい）だったから
戦国乱世を終わらせた、って人物で政治システムとか
大局観自体はそんなに他の大名と変わらなかったと思う。

本能寺の変だって「信長殺すにはもうあれしかねーな」
っていうシチュエーションだったし、
大勢力になっても天王寺合戦みたいな無茶して跳ね返したりしてるし
他の人が三好の例をあげてるけど、仮に信長にあの鬼のような戦術的な
強さがなければ、どこかで三好みたいに押し返されて岐阜に叩きだされてたような気がする。

なんかもう最後までずっと格好良い人だなと思う
尾張の大名から実質天下人にまで成り上がって栄華を極めに極めまくって、最期についても炎と共に消えて生死不明…って上手くいえないけど本当に格好良い

信長が日本帝国下で正一位になったのは知ってたけど、
メンツ見てくと天皇の功臣と天下人ばかりな中でただの群雄でしかない毛利元就が浮きすぎだろ。
長州藩というここ100年の日本の害悪が見えてくる

>>1393
敵が増える関して関東もそうだが足利家の権威が武士の大義名分として強いから苦戦する。
織田は斯波の家臣からの成り上がりだから、名門血筋(源氏)の家からしたら何や？お前？になって頭を下げてくれない。

信長消えたと思えば、マジで何処の馬の骨か分かんねえ奴に天下取られてんじゃん

>>1400
しかも最後は一揆を殲滅した筈が、残党が内陸に逃れて子孫が生きてる藤原町みたいな地域結構あるもんな
詰めが甘かったのか、無害になったと判断したのか

>>1403
元就は大内家に代わって明銭輸入し後奈良天皇や正親町天皇にとっては大功ある忠臣だからまあいいんじゃないかな…御所に向けて発砲した逆賊の仲間に子孫を脅され自身の名前まで利用されたのは絶許だろうけど

信長が謀略に長けていて、もう少し冷酷で優し過ぎなかったら天下統一はできるかもしれないんだよな～

柴田勝家、前田利家、松永久秀といった裏切ったりお気に入りの茶坊主殺した部下でも、ちゃんと功績上げてくれりゃ再雇用する寛容さがあるし（佐久間はまあ……仕方ないけど）。比叡山の焼き討ちや浅井の小谷城攻めの時にもちゃんと事前に避難勧告や降伏勧告の文章送ってるから、ヒステリーさえ起こさなきゃわりと優しい人だと思うんだがな。

秀吉にも「オレは信長に比べて優しくないぞ」、って言われてる程だし。

若き日のうつけエピソードは当時まだ側に仕えていなかった太田牛一が敵対者が流したネガキャンそのまま書いてしまったのでは無いかって聞いたけど、信長公記って首巻だけは信憑性落ちる感じ?。

元亀3年に織田信長から細川藤孝に宛てた書状の現代語訳
八朔（8月1日）の祝儀の詞を承りました。
分けても帷子2着を送っていただき、その懇切ぶりに感謝します。
今年は「京衆」は誰一人として手紙や贈物をよこしてきません。
その中にあってあなたからは、初春にも太刀と馬をお贈りいただきました。
例年どおりにお付き合いくださり、この上なくめでたいことです。
鹿毛の馬を贈ります。
乗り心地は悪くないと思います。
あなたには方々で骨を折っていただき心苦しいのですが、いまこそ大事な時です。
「南方辺」（山城・摂津・河内方面）の領主たちを、誰であっても、信長に忠節してくれるのであれば、味方に引き入れてください。
あなたの働きこそが重要なのです。
なお、具体的には他の案件と一緒にお伝えします。
8月15日　信長から細川藤孝殿へ