ソーピードアンナ(Thorpedo Anna)とは、2021年生まれの
アメリカ合衆国の競走馬である。黒鹿毛の牝馬。
主な勝ち鞍
2024年:ケンタッキーオークス(
GI)、エイコーンステークス(
GI)、コーチングクラブアメリカンオークス(
GI)、コティリオンS(
GI)、ブリーダーズカップ・ディスタフ(
GI)、ファンタジーS(
GII)
2025年:アップルブロッサムハンデキャップ(
GI)、パーソナルエンスンS(
GI)、アゼリS(
GII)、フルールドリスS(
GII)
父Fast Anna、母Sataves、母父Uncle Moという血統。
父ファストアンナは3歳にデビューしその年の3戦目GIキングスビショップSで2着になるもその後伸び悩み重賞未勝利で終わった馬。しかしその父がサドラーズウェルズ系が米国で通用する事を知らしめたMedaglia d'Oroという事もあり後継種牡馬となった。
母は不出走だが母父アンクルモーは2010年BCジュヴェナイル優勝馬。日本だとウィルソンテソーロの血統に名を連ねている。
ケンタッキーのジュディ・ヒックスによって生産され、ファシグティプトン・オクトーバー1歳馬セールで4万ドルで取引された。
馬名はニューヨーク州ルイビル出身の水泳選手アンナ・ソープから名付けられた[1]。
2002年SaravaでベルモントS、2020年に牝馬Swiss SkydiverでプリークネスSなどの実績があるケネス・マクピーク調教師に預けられた。
10月26日キーンランドの未勝利戦でデビュー、道中は中団に控えながら、コーナーで徐々に順位を上げ最後には直線で8馬身1/2突き放してデビューを飾った。
11月10日のチャーチルダウンズのオプショナルクレーミングでも9馬身差で優勝した。
初重賞挑戦となる11月25日のゴールデンロッドS(チャーチルダウンズ・ダート8.5f・GII)では出遅れ、道中で立て直すも勝ち馬(Intricate)に5馬身1/4離された2着に終わった。
約3か月の休養を挟んで3月30日のファンタジーS(オークローンパーク・ダート8.5f・GII)ではスタートからスムーズに先団につけ、道中2~4番手から直線で4馬身差のセーフティーリードで勝利、ケンタッキーオークスに名乗りを挙げた。
5月3日のケンタッキーオークス(チャーチルダウンズ・ダート9f・GI)、このレースでは好スタートからハナに立ち、前年の2歳女王Just F Y Iにマークされる形になるも、そのJust F Y Iに4馬身3/4差をつけて快勝。
マクピーク師は翌日のケンタッキーダービーにもMystik Danで勝利し、52年ぶり3人目の同年にケンタッキーオークスとケンタッキーダービーの両方を勝利する調教師となった。
6月7日ニューヨーク牝馬三冠の初戦エイコーンステークス(ベルモントパーク改修のためサラトガ・ダート9f・GI)、Just F Y Iが逃げソーピードアンナは2番手に付けると、第3コーナーにはもう先頭に立ち、Leslie's Rose以下に5馬身1/2差をつける圧勝。
7月20日ニューヨーク牝馬三冠の2戦目コーチングクラブアメリカンオークス(サラトガ・ダート9f・GI)、このレースではソーピードアンナに恐れをなしてか4頭立て[2]となった。道中2番手からコーナーで仕掛け、4馬身1/2で危なげなく勝利した。
次走はもうニューヨーク牝馬三冠には興味がないとばかりに8月24日牡馬混合戦の「真夏のダービー」トラヴァーズステークス(サラトガ・ダート10f・GI)を選択。牝馬の出走は2018年にあったが、そのとき出走した*ワンダーガドットは最下位に敗れている。その前になると1979年のDavona Dale(4着)まで遡らないとならない。このレースには昨年の2歳牡馬王者Fierceness、ケンタッキーダービー2着Sierra Leone、ベルモントS馬Dornochといった牡馬の強豪も満を持して出走してきた。
レースではBatten Downがペースを作り、ソーピードアンナ、Fierceness、Dornochが2番手のポジションを競った。直線でFiercenessが抜け出し、ソーピードアンナは追いすがるもアタマ差届かず惜しくも2着。
9月21日に3歳牝馬限定のコティリオンステークス(パークスレーシング・ダート8.5f・GI)に出走。当然圧倒的1番人気に支持された。しかしこのレースでは126ポンドの斤量も響いたためか少し手ごたえが悪く直線に入っても4番手で、ブラックアイドスーザンS優勝馬Gun Songにクビ差で辛勝した[3]。
陣営はBCクラシックも視野に入れていたが、この辛勝で次走はディスタフを選択。
去年の優勝馬でこの年も前哨戦を勝ったIdiomaticが1週間前に故障でリタイア、日本から参戦の7戦無敗*オーサムリザルトも当日に歩様の異常で除外となり、ライバル不在の模様を呈した。
11月2日のブリーダーズカップ・ディスタフ(デルマー・ダート8.5f・GI)ではスタートから積極的にハナを取り、そのまま道中1馬身をキープし、2着以下を2馬身1/2のセーフティーリードで逃げ切り勝ち。古馬混合戦でもアメリカ最強牝馬であることを証明した。
この年は7戦6勝でGI4勝。ブリーダーズカップでの古馬相手の完勝や同世代牡馬相手のトラヴァースSでの活躍もあり、エクリプス賞最優秀3歳牝馬並びに年度代表馬に選定された。
明けて4歳はアップルブロッサムハンデキャップ(オークローンパーク・ダート8.5f・GI)とドバイワールドカップ(メイダン・ダート2000m・G1)の両睨みで3月8日のアゼリステークス(オークローンパーク・ダート8.5f・GII)から始動。ここを3馬身半差で完勝すると、アップルブロッサムハンデキャップへ向かう。124ポンドとトップハンデになったが、4と4分の1馬身差で完勝。5月のラトロワンヌステークス(チャーチルダウンズ・ダート8.5f・GI)へ向かう。実績から当然1番人気に支持されるが、最終直線ではすでに失速しまさかのしんがり負けに終わった。
立て直しのため6月28日にフルールドリスステークス(チャーチルダウンズ・ダート9f・GII)に出走すると、ここは早めに先頭に抜け出すと、124ポンドの負担重量などものともせず3馬身差で圧勝した。8月23日のパーソナルエンスンS(サラトガ・ダート9f・GI・4歳上牝限別定[4])は先行策をとり、Dorth Vaderの追い込みをハナ差しのぎ切り勝利した。なお、このレースはブリーダーズカップ・ディスタフのステップレースであり、優先出走権を獲得したが、そこへ向かうのか、牡馬との混合戦のブリーダーズカップ・クラシックへ向かうのかは不明。だが、結局ディスタフへ向かう前提でスピンスタースS(キーンランド・ダート9f・GI・3歳上定量[5])へ向かうも、5頭立て4着と惨敗、陣営は引退を発表した。今後は繁殖牝馬になる予定。
| Fast Anna 2011 黒鹿毛 |
Medaglia d'Oro 1999 黒鹿毛 |
El Prado | Sadler's Wells |
| Lady Capulet | |||
| Cappucino Bay | Bailjumper | ||
| Dubbed In | |||
| Dreaming of Anna 2004 栗毛 |
Rahy | Blushing Groom | |
| Glorious Song | |||
| Justenuffheart | Broad Brush | ||
| Kitten's First | |||
| Sataves 2015 黒鹿毛 FNo.2-d |
Uncle Mo 2008 鹿毛 |
Indian Charlie | In Express |
| Soviet Sojourn | |||
| Playa Maya | Arch | ||
| Dixie Slippers | |||
| Pacific Sky 2004 鹿毛 |
Stormy Atlantic | Storm Cat | |
| Hail Atlantis | |||
| Aldebaran Light | Seattle Slew | ||
| Altair |
クロス:Seattle Slew 4×5(9.38%)
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掲示板
13 ななしのよっしん
2025/08/24(日) 05:23:17 ID: aodOI4KZpi
14 ななしのよっしん
2025/08/29(金) 11:16:26 ID: 5GlE+WGczz
結局BCディスタフに行くみたい
オーサムリザルトは5歳に入って気持ちが切れかかってるし、アリスヴェリテは芝メインなので、ダブハートボンドが行けば日本勢は戦えそうだがどうだろうな
15 ななしのよっしん
2025/10/16(木) 02:06:14 ID: aodOI4KZpi
正式に引退が発表!お疲れ様でした!
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最終更新:2025/12/16(火) 13:00
最終更新:2025/12/16(火) 12:00
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