STAR GAZER(スターゲイザー)とは、かの有名なファミコンソフト「星をみるひと」に因んで作られた(作者談)フリーゲーム。要するにクソゲーの有志リメイクである。ちなみに「star gazer」とは直訳すると「星を見つめる者」であり、原作タイトルの直訳でもある。パワーゲイザーの親戚ではない。
これに影響を受けて、同じく「星をみるひと」のリメイク同人ゲーム「ロマンシングステラバイザー」も制作された。
以下、記事中にコントローラーのボタンの説明がある場合、プレイステーション系のコントローラーパッドを接続して使っている場合のボタン名称である。
星をみるひと リメイク計画 にて現在も配布中。
元のゲームのクソゲーテイストを要所に残しているが、あくまで風味でありゲームバランスやテンポなどはむしろ神ゲーと言っても過言ではないほど高いレベルでまとまった良ゲーである。
一言で言うなら「星をみるひとを骨に、Sa・Ga2で肉付けしたゲーム」である。
当時にしては斬新かつ先進的と言われたストーリーを持ちながらも、あまりにもクソすぎたバランスやシステムのせいで伝説級クソゲーになってしまった星をみるひとを、根強いファンの多いSaGaのシステムで復活させたもの。
色んなところ(主にアイテム)に他ゲー・アニメのパロディ小ネタが仕込まれているのもSa・Ga2譲りである。
例1:シティーハンマー 説明文「もっこりを たたきのめす 1000トン ハンマー」 ちなみにこのハンマー、STARGAZERのアイコンにもなっている、奇抜な名前で有名なモンスター「もっこし」に特攻効果を持っている。
例2:クリムゾン 説明文「しょうじゅんが みぎしたに ずれている しんくの じゅう」
逆に以下の点は原作に忠実である。
Sa・Gaシリーズ(特にSa・Ga2)そのままと考えて良い。
攻撃・防御・素早さ・精神とHP・PPの6つの能力値に分かれ、経験値とレベルと言う概念が存在しない。(PP=ESP等を使うためのポイント)
戦闘中の行動によって能力値が少しずつ上昇している。
防御は防具を装備する事によっても一定値上昇し、その他の能力も一部の装備品やESPを装備すると上下する事がある。
それらの例外を除くと、基本的に使わない能力はいつまで経っても成長しない(PPやHPは何もしなくても勝手に成長する事もあるので、まず成長しないままと言うのは無いが)。
特に攻撃の命中率は相手と自分の素早さの差によって決まるので、攻撃依存の武器ばかり使わせるパワーファイター的な育成をしていると、後半になって攻撃が当たらなくなって行き詰るというSa・Gaシリーズ同様の落とし穴があるので注意。
素早さ依存の武器で素早さだけを上げ続ければいいのかと言うとそうでもなく、素早さ依存の武器はダメージのばらつきがとても大きいという欠点を抱えているため、これはこれで使いにくい。
武器ではなく攻撃用ESPならば命中率は関係ないので精神だけ上げ続けていってもそれなりに通用するが、素早さが低いと先手を取れないどころか、あまりに素早さに差があるとこっちが1回攻撃する間に相手が2回攻撃してくると言った事も起こり得るので、やはり素早さはある程度は欲しい。
こちらもSa・Gaシリーズのシステムをほぼそのまま採用している。
「武器」「防具」「消耗品」「ESP」を全て合わせて11個まで任意の組み合わせで装備する。ただし、各キャラの固有ESP能力(ブレイクやジャンプなど)が固定で1つ装備されており外せないため、実質的に10個。
なお、武器防具を含めたアイテムの効果はいずれかの画面でカーソルを合わせて△ボタンを押す事で詳細を見る事が出来る。
「ナイフ」「サイコウェポン」「むち」「ブーメラン」「銃火器」等の分類があり、それぞれで単体攻撃用か全体攻撃用か、どの能力に依存するかなどが決まっている。中には特定の属性を持っていたり、「サイコブーメラン」のようにサイコウェポンでありながらブーメランの特徴を持つ、なんてものも存在する。
武器は複数個装備する事も出来、戦闘中自分のターンが来るたびにどの武器を使うか選んで攻撃する。
武器には使用回数が設定されており、1回その武器を使って攻撃すると回数が1減る。0になるとその武器は使えなくなる。
武器を使い続けるには新しい物を買うか、ある場所にいる修理屋に頼んで修理してもらうしかない。ただし銃火器と消耗品の攻撃アイテムは修理出来ないので、切れたら新品を買うしかない。
なお、Sa・Gaシリーズと違って、残り回数が0になっても(消耗品以外は)そのアイテムは消滅せず、修理で復活させられる。そのため1つしかない貴重品でも安心して使う事が出来る。
体・頭・足・腕の4箇所に加えて「盾」がある。
「盾」はダメージを減らす目的で使う防具ではあるが、使い方は武器に準じている。
自分のターンに選んで使用する事により効果を発揮し、残り回数が1減る。0になると使えなくなり、修理で回数を回復出来る。
それ以外の防具は残り回数が無く、装備しているだけで効果を得られる。
基本的に防御を上げるだけだが、中には特定の属性へ耐性や弱点を持っていたり、攻撃・精神・素早さの能力が同時に上がるものもある。
このゲームではESPも同様に装備して使うものとなっている。
戦闘終了時に、能力が上昇するのと同様に一定確率でESPを手に入れる事があり、武器や防具と同様に装備して使う。アイテムではないので売ったり買ったり出来ないが、持っている数だけしか装備出来ないというのは武器と同じ。
ESPの効果の詳細も、武器防具等のアイテムと同様に、いずれかの画面でカーソルを合わせて△ボタンを押す事で確認可能。
「サイコボール」「バドテレポート」「ヒーリング」等、戦闘中にコマンドとして選択して使っていくESP。
これらのESPにも名前の横に残り使用回数が出るが、これは残りPPを消費PPで割って算出したただの目安であり、ESPごとに個別に残り回数が設定されている訳ではない。(この数字はデフォルト設定ではかなり暗く見づらい色で表示されているが、設定を変えると明るく見やすい色に出来る)
システム自体はドラクエや1・3・8以外のFFの「MP」と同じく、自分の残りPPからESPごとの消費PPを引く方式であり、同じESPを2つ装備しても全く意味は無い。
これらのESPは「サイコキネシス」や「パイロキネシス」「エレクトロキネシス」「エアロキネシス」「ヒーリング」「テレポーテーション」等の分類(属性)がある。敵の弱点や耐性を見極めて使おう。
攻撃・回復のためにPPを消費して使うESPのほかにも、「特殊効果」という分類のESPがある。
これは上記のPP消費ESPが「武器」ならばこちらは「防具」に相当するものであり、装備しているだけで効果を発揮するもの。
Sa・Gaシリーズ経験者なら名前を見ただけで何か分かると思われるが、一例を挙げるならば「○ねつ」「○マヒ/どく」「×じゅうりょく」など。
「○ねつ」ならば熱属性の攻撃に対して耐性を持ち、「○マヒ/どく」ならば状態異常のマヒと毒を防ぐ。
他にも「ダッシュ」等、フィールド上で特定の行動が出来るようになるESPもある。
Sa・Gaシリーズと違う点として、これらも任意に付け外し出来るものであるからか、全て何らかのステータス補正を持っている。
例えば「○マヒ/どく」は耐性として優秀だが、装備するとPP最大値が5減る。逆に、弱点を増やすだけのESPは、例えば「×じゅうりょく」ならば装備すると防御+2・素早さ+1・精神+1・PP最大値+13と言う多大なステータス補正を得られる。
これにより、単なるお邪魔でしかなかった弱点ESPも利用価値のあるものとなっている。
「ブレイク」「ジャンプ」「テレパシ」「シールド」の4種で、キャラごとの固有の特殊能力。能力欄を常に固定で1つ占有しており、並べ替えは出来るが外す事は出来ない。このゲームで唯一「レベル」の概念を持つと共に、戦闘によって自然に成長する事が無い。キーアイテムの宝石を入手し、それを使う事によってのみレベルが上がる。
みさのシールドを除いて、能力を使いたいキャラを先頭(隊列の先頭ではなく、Lボタンでフィールド上に表示するキャラクターを変える)に持ってきて□ボタンを押すことで発動する。
原作では1人のキャラにつき「1番得意なESP」と「2番目に得意なESP」が設定されていた。例えばみなみは一番得意なのはブレイクだが、2番目にジャンプの能力も得意であり、レベルを上げるとジャンプのレベルも僅かに上がるため、みなみが先頭でもちょっとした場所なら飛び越えられる。
しかしこのゲームでは完全にキャラごとの固有能力になっており、例えばジャンプをするならばその大小に関わらず必ずしばを必要とする。
また原作と違い、フィールド上のアクションとしての効果だけでなく、戦闘中にも使えるスキルとなっている。戦闘中に使ってもPPなどは消費しないが、ESP能力の一種なので使うと精神やPPが成長する。
これらのESPレベルを上昇させる宝石は基本的に、ストーリーの進行に合わせてダンジョン等で拾ってくるものだが、「闇市」で大金を出せばいくつでも買える。と言っても、いずれの能力も基本的にレベル4までしか意味は無く、そしてレベル4までならば拾える宝石だけで足りる。
レベル4以上に上げても意味があるのはみなみのブレイク(みなみの項参照)と、しばのジャンプのジャンプ登録最大数の上昇の2つ。
存在する全てのジャンプ登録ポイントに加え、ジャンプ登録ポイントが無い船着場や行政区をフィールド上のすぐ横で登録して網羅しようと思うと、J・エレメントを闇市で幾つか買わないと足りない。
あまりにも様々な要素が追加・変更されており隠し要素とカテゴライズするのもナンセンスな気がするが、他ゲーで言う所の隠し要素に当たるパートを以下に紹介。
ネタバレ要素を含むため文字を反転させて読んでください。
掲示板
48 ななしのよっしん
2021/04/20(火) 16:50:16 ID: 4HdFjdNxB2
メニュー画面開いた時、何気にR押したらセーブ⇔ロード(R押しっぱなし)と切り替わるのに気付いたわ…わざわざ×押してから再起動しなくても良かったのな
49 ななしのよっしん
2023/08/16(水) 19:47:46 ID: Cxk8JHXwwt
パロネタ武器にデスクリムゾン(命中率が低い)があったのがちょっと面白かったなあ
50 ななしのよっしん
2023/12/03(日) 05:48:34 ID: 4fayDxzRQ5
配信者のページのプレイレポートにある
>耐熱ミトンのおかげで4ターン目の左大文字まで無傷。(ミトン無しでも倒せる)
こんなこと可能?
普通に1ターン目にサイコバインドかフリクションが来て終わりだと思うが。
急上昇ワード改
最終更新:2024/04/25(木) 02:00
最終更新:2024/04/25(木) 02:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。