インクリング 単語

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インクリング

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インクリングとは、任天堂ゲームSplatoonシリーズ」に登場するキャラクターである。

概要

Splatoonシリーズ > インクリング
インクリング
???(調中)
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学名 ???(調中)
英名 inkling
鳴き マンメンミ
13591

プレイヤー分身となるキャラクターで、男の子ボーイ)と女の子ガール)が存在する。プレイヤー公式の間では通称である「イカ」や「イカちゃん」と呼ばれているようだ。

インクの中に潜り「すいすい」と泳ぐことが出来るイカの姿から、様々なブキを使うことが出来る人の姿に変身出来るのが特徴。しかし生まれた時からこのような行動が出来るわけではなく、14歳になって初めて人に変身することが出来るようになるらしい。ちなみにあくまでイカなので人の姿の時でもい。

イカの10本の足は、人に変身した時にもしっかりと引き継がれており、手足で4本、髪の毛らしき部分で6本となっている。そのうち2本の長い足(触腕)部分は性別を区別するため重要な役割を果たしている。Splatoon2ではゲソの形状もある程度調節可になり、ボーイガールも4種類から選ぶことができる。

その他にもヒーローモードで入手出来るミステリーファイルによると、イカ足はひと飛び150cmイカい、イカ眼は100m先のエモノも逃さない、イカは享楽的で単細胞インク袋はインクを高密度に圧縮貯蔵、とのこと。

ナワバリ意識を高く持ち、4体VS4体の2チームに分かれて3分間の試合の中で最終的にどちらのナワバリが多いかを競う「ナワバリバトル」が彼らの遊び?となっている。過去には宿敵であるオクタリアン(通称タコ)と「大ナワバリバトル」を繰り広げたこともあるようだ。

そもそもナワバリバトルというもの自体が不毛なナワバリ争いになんとかルールを設けることから始まったもので、禁止してしまうと闘争本が吐き出せなくなってホントに戦争になってしまうため「ナワバリバトルをすること自体は止められない」のだという。また、競技としてある程度は整備されているナワバリバトルだけでなく、サーモンランでは専ら資収奪を的に他種族を襲撃するという傭兵業をバイトでやってしまう。尋常ではないレベルの闘争本ガチで戦っても死亡する心配がない高すぎる再生力、撃つことも撃たれることも何とも思わない享楽的精神を併せ持った強力戦闘民族であり、Splatoonシリーズの楽しそうな雰囲気はこの性質によって成り立っているわけである。

名前の「インクリング」は英語でinklingる。この「inkling」はこのままでも「ヒント」「予兆」「予感」などを表す一単語であるが、この場合は「ink(インク)」と「-ling」の合成語であると思われる。「-ling」は語の後について「小さい~」を表す小語である[1]。それだけではなく「妖精」「小人」といった含意も持つ[2]日本語に直訳すると「インクの子」「インク小人」「インク妖精」と言った感じか。

キャラクターの誕生経緯

イカヒトにするという冷静に考えるとかなり突飛な発想キャラだが、これはゲーム性から要される機能面、それらを違和感なく説明しうデザイン面、相互にを受けながら、試行錯誤と苦難の末に誕生したものである。

1.豆腐プロトタイプ

初めSplatoonというゲームは、白と黒の四角い豆腐がインク弾で平面MAPの陣取りをするゲームexitで、「自分のインク上にいると塗った色と同化し、MAP上から見えなくなる」という部分がキモとなっていた。この時、メイン3D画面でも塗った色に隠れられるように「せる」と言う動作も用意されていた。

しかし、いざ高低差を含めた3DにするとMAP上で「せる」だけでらになる動作に違和感が生じ、「の塗りポイントは有効か効か」「は一塗れないようにすべきか、否か」といった、MAPだけの遊びの時には存在しなかった“ほころび”が発生する。加えて、商品化に向けた新キャラクター豆腐のままと言うわけにもいかないので、ヒトキャラや、マリオヨッシーといった既存キャラウサギモデルで試作が行われた。

2.ウサギ没案

幾つかの問いを合理的に解決できるモデルとして“ウサギ案”が有力視された。操作キャラウサギである事の利点は、

といった機デザイン上の諸々が解消するためであると、アートディレクター井上精太氏が回答している。ところが、「なんでウサギなのか?」「なんでインクを発射するのか?」「ウサギ同士の勝負なら、駆けっこ、ジャンプスマブラのような蹴り合い乱闘…と、白黒つける勝負の形式は山程あるのに、自慢の足を使わずにインク塗り隠れんぼ合戦を優先するのはなぜなのか?」と言う根本的な問いに対して、イマイチしっくり来る合理的な理由が用意できなかった。

3.ヒトっぽいイカの擬人化

そこで、まず「このゲームプレイヤーとして必要な要素」を一度整理し、その要素成立にインクを用いることに違和感がないモチーフという要を再定義した。同じ頃、3DMAP上でどうやって隠れるかと言う問題解決のために「ZLでインク生命体」と「ZRでヒューマン体」を切り替えられるように、ボタン操作で出来る機を切り分けよう、という話が出てきていた。そこで、インク生命体とヒューマン体で出来ることを整理した結果、やはりウサギではなく、自然を吐くイカしかないと言う結論に至る。

初めはイカテン急便のような「ヒトっぽいイカ」だったのだが、インク生命体とヒューマン体のフォルム差異はハッキリ定義されておらず、どちらの動作も器用に行える多足なイカ人間デザインしようとすると、どうしてもウサギより近感が湧かない、キャッチーでない、かわいくならない、というにぶつかってしまう。クリオネウミウシのように、インクに溶け込めそうな他の可愛い海洋生物モチーフも検討されたが、

という機デザイン面でウサギ案の時よりも進歩した確かな手応えがあったため、試行錯誤は続いた。

4.ヒト形態とイカ形態の切り分け

突破口となったのは、ディレクター天野裕介氏の意識のつぶやきイカヒトを切り替えるんやから、イカイカっぽく、ヒトヒトっぽくしてもいいんじゃない」を、同じくディレクターである阪口氏が拾った時点であった。インク生命体とヒューマン体で別個にボタンと性を整理したように、デザインも整理すれば良いんだ、「ヒトっぽいイカ」単一の姿に多な機を詰め込むから設定がとっ散らかるけど、2つに分けて「イカっぽいイカインク生命体」「ヒトっぽいヒトヒューマン体」に整理すればいい、ヒューマン体がイカらしい顔をしてなくたって別にいいじゃない―この固定観念打破がブレイクスルーとなり、ヒト形態はイカゲソの意を散りばめただけの人で良い、制約がくなった効果は絶大で、ほとんど今のようなデザイン完成した。

インク体の動作も「せる」や「らになる」ではなくイカインクを「潜る」「泳ぐ」なんだ、だから歩いて走るより速いし回復もする事に説明が付く。3D化初期に立ちはだかった「塗り問題」も、「得点にはならないが、見らしの良い高台を取る登になる」という意義が生まれて解消。切り替え機構の完成によって宙に浮いていたゲーム内の他の仕様も迷いなく固まっていき、世界観やファッションなどの外装的な要素は最スタッフノリと勢いだけで完成していったという。尚、1の時点である程度髪型カスタマイズを可にする案もあったが、まずキャラクターイメージを統一して認識してもらうためにカスタマイズ要素は2まで見送られたそうである。

また、ウサギ案も駄にはならなかった。活発に動くウサギロップイヤー垂れ部分は、イカガールのはためくゲソという意に受け継がれ、アクション映え・スペシャル充填の視覚化に活かされている。マリオと同じように「プレイヤーキャラクターとしての必然性」を積み重ねイカになるべくしてイカになったという、グラフィック自由に作れるようになったこの時代においてはかなり稀有なキャラクターである。

主なキャラクター

3号


Splatoon」におけるプレイヤー自身。上京(?)した際、偶然出会ったアタリメ司令に「New!カラストンビ隊隊員」の4人メンバー3号)へと一方的に任命される。…が、特別な格好にされたからか、言う事を聞いてその気になり、オクタリアン達によって奪われていたデンチナマズの奪還に成功。ハイカラティ危機をひっそりと救った。
その後、「オクト・エキスパンション」にも登場。また「Splatoon3」ではアタリメ司令にかわって新たな官として出世した模様。

アタリメ司令


自身のブキ「14式竹筒銃」をのように持つイカおじいちゃん。好物はオハギで、趣味ラップ
Splatoon」ではハイカラティマンホールの下に潜み、怪しい雰囲気を醸し出していた。彼の後についていくと、彼の前線基地であるタコツボバレーとつながっており、プレイヤーは「New!カラストンビ隊」の3号に任命され、オクタリアンたちからデンチナマズを取り返すことになる。
オクト・エキスパンション」「Splatoon3」にも登場する。

シオカラーズ


「アオリ」「ホタル」のふたりによる、歌唱力バツグンのイカトップアイドルハイカラティにある大液晶モニターで放映される情報番組「ハイカラニュース」の会も務めており、ユルイトークナワバリバトルなどの対戦に関する情報フェスに関するお知らせや各種アップデート情報などを発信している。普段はイカスツリー右のビル2階のスタジオにおり、見つめていると気が付いて手を振ってくれる。
実は「New!カラストンビ隊」の1と2は彼女たちが務めている。

ヒメ(テンタクルズ)


テンタクルズ」という人気ユニットのうちの片割れにして、天才ラッパーピンクハイライトが入ったショートヘアい肌に白いワンピース。一般的なイカべてかなり小柄で、見た可愛いが、それとは裏にかなり毒舌でクレイジーな性格。
Splatoon2」および「オクト・エキスパンション」に登場。

大乱闘スマッシュブラザーズシリーズへの登場

大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U」では、Miiファイターに着せ替える「Miiファイターコスチューム(有料)」としてガール&ボーイ(ぼうし・ふく)/イカ(ぼうし)が登場。色は最初に登場したSplatoonシリーズamiiboと同様。なお、このコスチュームを買うことでガールフィギュアが手に入る。

Nintendo Switchスマブラ大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL」では正式発表の初報という大役を担い、その後参戦ファイター紹介PVで正式に参戦が確定した。

メイン武器スプラシューターだがサブスプラッシュボムを使用している。各スマッシュにはパブロバケットスロッシャーホットブラスター必殺技スプラシュータースプラローラースプラッシュボムを使用。流石原作のようにステージを塗れるわけではないがインク概念があり、スプラシューターやブキ攻撃で相手にインクを塗ることができ、たくさん塗るほどにその相手に対してのダメージ量が増加していく。またインク残量の概念があり、タンクになるとインクを使用する攻撃が弱体化する。

色替えによりガール/ボーイが選択できギアも全て異なるため色変えによる見たの変化が大きい。当然発射されるインクの色は色替えによって変わる。

最後の切り札は「メガホンレーザー」。ド手な演出でファイター達をはじき飛ばす。

イカ研究用関連動画

イカ研究用関連静画

お絵カキコ

イカ研究用関連項目

脚注

  1. *例えば「duck(アヒル)」に「-ling」を加えた「duckling」は「アヒルの子」という意味になり、童話「みにくいアヒルの子」は英語では「The Ugly Duckling」というタイトルである
  2. *J・R・R・トールキン小説ダンジョンズ&ドラゴンズなどで小人族に使われる呼称「ハーフリングhalfling)」や、妖精の「取り替え子」をす「チェンジリングchangeling)」などが知られる
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