金剛型四姉妹とは、艦隊これくしょん~艦これ~において、史実の金剛型戦艦4隻を擬人化した艦娘達である。
声優はいずれも東山奈央。
金剛型戦艦の四隻、金剛、比叡、榛名、霧島の4隻を擬人化した艦娘。3人以上の同型艦では、基本的に互いの言及がないのだが、金剛型の場合は例外的にそれがある。またひとりひとりの個性が特に2chでの霧島ネキとか非常に立っており、下記の理由もあわせて、非常に知名度は高い。
ゲーム内においてはこの四人を揃えることが第四艦隊開放の条件となっている。レア度はやや高め、例によって物欲センサーにより四人とも集めるのが非常に困難であり、「金剛ちゃんイギリスから早く来て」「比叡が来ない・・・」「榛名を迎える用意は出来てるのに」「50Lvになっても霧島が」とか言う提督の嘆きがちらほら見受けられる。ステージ2でも出現するが、諸々の条件によりステージ2までに揃えるのは苦行に近いので、むやみな出撃や建造で資源をすりつぶすよりは、特にこだわりがなければ物欲センサーをカットし、3-2-1で経験値稼ぎのついでに狙うのがオススメである。
実は、史実ではその快速と使い勝手の良さ故に、最も活躍した戦艦たちである。また、就役年を基に考えると艦これに登場する艦艇で最も高齢な部類に入る。
史実で高速戦艦として活躍したことを踏まえ、回避は高め、速力は高速となっている反面、火力や装甲は他の戦艦にやや劣る。また、戦艦には搭載できる武器のうちいくつかは搭載できない上、初期スロットは3つとなっている。とはいえ、火力やスロット数の問題は改造することで解決できる。
肩を出した巫女服のような格好に、艦橋を模した頭の飾り(ヘアバンドあるいはカチューシャ?)が共通。袴(あるいはミニスカート)の色が各々違っており、金剛は黒、比叡は緑、榛名は赤、霧島は灰となっている。比叡はこれに加え袴に格子状の模様が施されている。これは、比叡を除く3隻の由来の山が山岳信仰が中心なのに対し、比叡はご存知比叡山延暦寺があり仏教要素が強いこと、また比叡は他の艦に比べ、御召艦となった回数が抜群に多いことの影響だと思われる(比叡は5回なのに対し、金剛は0、榛名・霧島はそれぞれ1回ずつ)。
髪色は金剛・比叡が茶色に近いのに対し、榛名・霧島は黒色。これは、金剛がイギリスで建造され、比叡もまたイギリスの部品が数多く使われたのに対し、榛名・霧島は日本製部品によって作られているからだと思われる。
髪の長さと背中の武装は、史実で行動を共にすることが多かった事を踏まえてか、金剛・榛名、比叡・霧島で前者2人と後者2人では別になっている。金剛・榛名が長髪・主砲を水平の構造物に搭載、比叡・霧島が短髪・主砲をアームに搭載(正面から見ると×字型に装備)である。
この組み合わせは改二では変更され、金剛と比叡の艤装は船型の共通するものとなる。提督LOVE勢。胡散臭い英語交じりの日本語を喋り、時間と場所をわきまえればお触りもOKとか宣う非常に積極的で元気はつらつな女の子。そのノリはどう考えてもアメリカ人のものだが、イギリスで建造されたためにイギリス帰りの帰国子女ということになっている。但し、公式四コマにて料理は出来る事が判明した(いわゆるスープカレーだが)。公式から家具(その名も「金剛の紅茶セット」。あと「真っ赤な高級絨毯」「クラシックシェルフ」も説明文から金剛絡みと思われる)が出るくらい紅茶大好き。その濃いキャラ設定で艦これの中では非常に人気の高いキャラであり、ピクシブやニコニコ静画のタグ数では上位に入る。2013年11月1日のアップデートで改二仕様が実装され、名実ともに姉妹で頭一つ抜きん出た存在になっている。
戦艦三笠が艦これに出てくれば絡みも有るだろうが、当分ないだろう。
詳しくは金剛(艦これ)を参照。
姉LOVEのシスコン艦娘。下二人に比べ、姉金剛への愛を隠さない。金剛が提督LOVEなため、提督も恋敵である。もっとも目の敵にしているわけではなく、むしろ上官として敬意を持って接してくれる、素直でやさしい子である。どこか抜けた言動が有るが憎めない子である。四姉妹の中ではない方だと思われたが、中破絵を見るとやっぱり姉妹であった。えっ、なにがって?それは勿論アレですよ。
史実では、命名したのが大正天皇(天皇が軍艦を命名するのはこれが初)だったり、御召艦の回数が多かったり、満州国皇帝を載せたことがあったり、実は大和の新装備の試験艦として使われたりと、二次創作のネタには事欠かない。つまり、実は作法完璧語学優秀で、大和から師匠とか姉様とか呼ばれる可能性が有る。姉の金剛に続き、2013年11月20日のアップデートで彼女にも改二が実装された。
詳しくは比叡(艦これ)を参照。
丁寧な言葉遣いと控えめな言動が特徴。基本的には性格も優しいが、夜戦時などには、「勝手は!榛名が!許しません!」という積極的な言動をしたりする。金剛ほどではないが提督好きであり、「はい!榛名でよければお相手しましょう」という台詞が一部の提督の間で、勝手な方向に解釈されてたりする。
出生の際、つまり史実において建造されている間に、下の妹霧島と一悶着起こしている。2隻はほぼ日本製の部品で作られた初の戦艦であり、しかも日本で初の民間で作られた戦艦となる予定だった。そのため、2隻を造っていた造船会社2社が建造競争を繰り広げ、工期が遅れたことにより片方で自殺者まで出る始末となる。これはまずいと、海軍は2隻を同日に竣工させることとなった。このため、榛名と霧島は双子であるという見方もできる。
史実では、他の姉妹が沈んでいく中、大破着底という形では有るが辛うじて戦没を免れ終戦を迎えたためか、他の姉妹より運が高い。
余りに完璧なために、腹黒とかヤンデレとか色々設定を付けられたりするが、あくまで二次創作である。
詳しくは榛名(艦これ)を参照。
眼鏡をかけた知的な雰囲気をまとう女性。眼鏡をくいっと直す立絵からしっかり者の委員長といった感じである。公式4コマでも姉たちを止める役割を担っている苦労人といったところ。自身のことを艦隊の頭脳派といっている。
しかし、史実では、太平洋戦争で唯一の戦艦対決を行い戦艦サウスダコタをタコ殴りにするも、サウスダコタの影に隠れていた機を窺っていたワシントンによって大破後自沈したという過去から、一部では、「実は滅茶苦茶乱暴者」とか、「キレて眼鏡を取ると本性を表す」とか、「頭脳派とか言いつつ武闘派」とか言われたりする。マイクチェックの時間だ、オラァ!二次創作では有るが、夜戦時の台詞を聞くと一概には切り捨てられないところ。
詳しくは霧島(艦これ)を参照。
艦これにおいて、金剛型は史実に則り4姉妹として実装されているが、時として金剛型3姉妹と呼ばれるときがある。これは金剛型が揃いにくいことに由来する。上述のとおり、第四艦隊開放のため、多くの提督が奔走した(あるいはすることになる)のだが、後1隻という状況で妖怪1足りない次々に他の姉妹が重複し、挙句の果てに長門型が先に揃うといった提督もいる始末で、この状況からもしかして俺の艦これには金剛型の××は実装されてないんじゃね?→実は金剛型は4姉妹じゃなくて3姉妹だったんだよ!な、なんだってー!という話になったわけである。
勿論、金剛型は3姉妹ではなく4姉妹なので、まだ揃っていない提督は早く姉妹に会わせてあげられるよう各員一層奮励努力して欲しい。また、4姉妹揃った提督は姉妹揃って愛でてあげて欲しい。
とある雑誌で他の3姉妹は絵が載せられたのに、比叡だけハブられたことから金剛3姉妹と言われた。もしかしたら、一時期戦艦としては4姉妹の中では1人艦隊から外され練習艦とされていた史実を踏まえているのかもしれない。
上述のとおり、太平洋戦争唯一の戦艦対戦艦の戦いを敢行し、そのうえで大破自沈という壮烈な戦歴から、武闘派のイメージが付けられた挙句、「霧島って金剛型じゃないだろ。強すぎだろ。」「霧島って、霧島型戦艦一番艦だろ。」と言われたことが原因で金剛型は3姉妹と呼ばれることが有る。
日本が太平洋戦争を開始した段階で(むしろ、日本が戦争を始めたために)、航空機の戦艦に対する優位と大艦巨砲主義の終焉が確実なものとなっており、他の戦艦が活躍できなかったのは仕方のないことなのだが、それがためによりこの戦いが注目されることとなった。
但し、戦艦対戦艦という場がなかっただけで、他の姉妹も活躍はしている。
日付 | 出来事 |
---|---|
大正2年(1913)8月16日 | 「金剛」竣工 (英国・ヴィッカース社) 11月15日、横須賀着・就役 |
大正3年(1914)7月28日 | 第一次世界大戦 開戦 |
8月4日 | 「比叡」就役 (横須賀海軍工廠) |
8月18日 | 第一艦隊第三戦隊(2代目)を編成 巡洋戦艦「鞍馬」「筑波」「金剛」「比叡」 |
大正4年(1915)4月19日 | 「榛名」就役 (神戸川崎造船所) 「霧島」就役 (三菱合弁会社三菱長崎造船所) |
12月13日 | 「比叡」「榛名」「霧島」で第三戦隊を編成 以後、大正10年まで第三戦隊、昭和3年まで第四戦隊を 金剛型戦艦のローテーションで編成 |
大正11年(1922)2月6日 | ワシントン海軍軍縮条約成立 「長門」「陸奥」以外の八八艦隊戦艦建造が中止され、 金剛型・扶桑型・伊勢型戦艦の近代化改修が始まる |
昭和3年(1928)12月4日 | 昭和天皇御即位御大礼観艦式 先導艦「金剛」 御召艦「榛名」 供奉艦「比叡」 |
昭和5年(1930)4月22日 | ロンドン海軍軍縮条約成立 「比叡」を廃艦にする代わりに訓練艦へ改装を許可 (昭和8年、一部武装撤去して練習戦艦へ) |
10月16日 | 特別大演習観艦式 御召艦「霧島」 |
昭和6年(1931)12月1日 | 「金剛」、連合艦隊旗艦 |
昭和8年(1933)8月25日 | 大演習観艦式 御召艦「比叡」 |
11月15日 | 「金剛」、連合艦隊旗艦 |
昭和9年(1934)11月15日 | 「榛名」、連合艦隊旗艦 |
昭和11年(1936)6月1日 | 「榛名」「霧島」で第三戦隊(4代目)を再編 |
10月29日 | 大演習観艦式 御召艦「比叡」 |
12月31日 | ロンドン軍縮条約失効 「比叡」の戦艦復帰を計画(翌年4月より開始) |
昭和15年(1940)1月31日 | 「比叡」再武装、戦艦に復帰 |
10月11日 | 紀元二千六百年記念特別観艦式 御召艦「比叡」 |
昭和16年(1941)9月1日 | 「金剛」「比叡」「榛名」「霧島」で第三戦隊を編成 戦隊旗艦は「比叡」 |
11月26日 | 「比叡」「霧島」は第一航空艦隊(南雲機動部隊)へ配属 真珠湾攻撃のため択捉島・単冠湾を出撃 |
12月4日 | 「金剛」「榛名」は南方攻略部隊へ配属 台湾を出撃 |
12月8日 | 真珠湾攻撃 太平洋戦争開戦 |
12月10日 | マレー沖海戦 「金剛」「榛名」は英艦隊との砲戦を企図するも、 航空隊が英戦艦を撃沈したため、会敵せず |
昭和17年(1942)4月5日 | セイロン沖海戦 第三戦隊は4艦そろって第一航空艦隊へ配属 |
6月6日 | ミッドウェー海戦 「榛名」「霧島」は第一航空艦隊へ配属 「金剛」「比叡」は第二艦隊へ配属 |
7月14日 | 第三艦隊編成(機動部隊再建) 「比叡」「霧島」は第十一戦隊として第三艦隊へ配属 「金剛」「榛名」は第三戦隊で第二艦隊へ配属 |
8月24日 | 第二次ソロモン海戦 第十一戦隊が参加 |
10月13日 | ヘンダーソン飛行場攻撃 第三戦隊はガダルカナル島の飛行場を艦砲射撃 |
10月26日 | 南太平洋海戦 第十一戦隊は第三艦隊(空母部隊)で参加 第三戦隊は第二艦隊(巡洋艦部隊)で参加 |
11月13日 | 第三次ソロモン海戦第一夜戦 「比叡」戦没 ほか、駆逐艦「暁」「夕立」戦没 |
11月15日 | 第三次ソロモン海戦第二夜戦 「霧島」、「サウスダコタ」に損害を与えて後退させるも 「ワシントン」の急襲に遭い、戦没 ほか、駆逐艦「綾波」戦没 |
12月20日 | 所属艦全滅のため、第十一戦隊は解隊 |
昭和18年(1943)4月1日 | 第三戦隊、第三艦隊へ編入 |
昭和19年(1944)6月19日 | マリアナ沖海戦 第三戦隊は機動部隊前衛 「榛名」、空襲の爆撃により 推進機関を損傷 未修理のままレイテ沖海戦へ |
8月15日 | 第三戦隊、第二艦隊(栗田艦隊)へ編入 |
10月23日~27日 | レイテ沖海戦 第三戦隊は第二艦隊第2群を構成 サマール島沖海戦で 「金剛」が空母「ガンビア・ベイ」と駆逐艦「ロバーツ」に 命中弾を与える |
11月21日 | 「金剛」、日本本土へ帰投中に台湾沖で米潜水艦の 襲撃を受け、戦没 |
12月15日 | 第一戦隊が解隊され、「長門」が第三戦隊に移籍 |
昭和20年(1945)1月1日 | 第三戦隊、解隊 「榛名」は呉鎮守府、「長門」は横須賀鎮守府の予備艦へ |
3月19日 | 呉軍港空襲 「榛名」、命中弾あり小破 |
7月28日 | 呉軍港空襲 「榛名」、江田島沖で大破着底 |
8月15日 | 玉音放送 事実上の終戦 |
昭和21年(1946)7月4日 | 「榛名」の解体処分終了 |
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最終更新:2024/05/04(土) 11:00
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